行成薫のレビュー一覧

  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    飲食業のみなさんの苦労と喜びが詰まった一冊。本日のメニューは。読後、こちらを読んだが、もう繋がりがすごい。料理は食べる人を想って作らなければ、ただの作業になってしまうという言葉が響いた。個人的にはヒーローになりたい池田さんはじめ、パン屋の兄ちゃんなど、熱い男達が好きだった!

    0
    2025年02月03日
  • ジンが願いをかなえてくれない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い話だらけで、共感できる話も多い。

    ジンが願いをかなえてくれない
    →ジンは最終的に彼氏かなんかの比喩話かと思いながら読み始めてみれば、本当に魔人だった。そして良い人。
    子供部屋おじさんはハグがしたい
    →ダンスゲームに取り組む子供部屋おじさん。真剣に取り組むうちに、色んな人と関わったり容姿も変わったりいつの間にか捻くれた性格も改善が。1番共感し、1番好きな話。
    屋上からは跳ぶしかない
    →ビルからビルへ。人間関係で距離を感じても、ちょっと歩み寄れば意外と大したことないものである。言葉を交わして仲良くはなるが、この話の中で下手に2人がくっつかないのが良かった。
    ユキはひそかにときめきたい
    →とき

    0
    2025年01月27日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    読んでる最中からカレーを食べたくなる。
    小麦アレルギーの子とパン職人の出会いの話が好き。アレルギーについて改めて気付かされることが多く、もっとグルテンフリーやアレルギー対応の食べ物が増えていったらいいと感じた。

    0
    2025年01月05日
  • 稲荷町グルメロード

    Posted by ブクログ


    面白かった!幸菜ちゃんが素直な性格というか、とっつきやすい子だったのでスラスラと読めました。お店の人もクリスも、それぞれの主張がはっきりしていて筋も通っていて、よくある対立話だけどワンパターンじゃなかったのも良かった。グルメの説明も無駄なく分かりやすくて、実物見たい!と思ったし食べたい!と思った。やっぱりグルメ小説好きだな。

    0
    2025年01月01日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    商品開発(レシピ考案)は人生の真理を教えてくれる小説。
    料理を食べ、みんなが笑顔にそして幸せになってもらうためには・・・

    すべての話が心に刺さり、読んで気持ちよく読みを終える小説でした。
    個人的には「ほほえみ繁盛」が好きです。
    お二人の関係性が本当に優しくて心が温まります。

    あんまり細く描くレビューするとネタばりになりますが、
    全ての話には意味があって読み価値があります。
    レシピ考案は人生の全てがひっそりと詰まっている感じがしてよかった。

    前作の「本日にメニューは。」も読みたくなる魅力のある小説です。

    0
    2024年12月30日
  • 明日、世界がこのままだったら

    Posted by ブクログ

    生と死の「狭間の世界」
    死に向かう人が死ぬために過ごす経過の世界
    なぜ二人はここに来たのか
    なぜここで過ごすのか

    この二人はどんな世界で生きていたのか
    ゆっくりと見えてくる社会があって
    あなたたちはそこで、そんなふうに生きて来たのねと思う

    そして こんな終わり方も有るのねとも思う

    0
    2024年11月29日
  • 本日のメニューは。

    Posted by ブクログ

    色んなご飯が出てきて美味しそうで、食べたくなる本!食を通して色んな繋がりや絆があってとてもほっこりする一冊でした!

    0
    2024年11月17日
  • スパイの妻

    Posted by ブクログ

    3年半の積読を経て。

    いわゆるスパイものとは少し違い切なさが残る。
    あの時代、意外とこんな風にスパイになっていく人もいたんじゃなかろうか。
    人の想いは複雑だから、結果的に騙し騙されたことになってしまうのかもしれない。

    夫婦どちらの気持ちも理解できるがゆえに、最後の展開は引きずるな。。。
    本当に、いつでも自由でいられる世の中でありたいと願う。

    それにしても、優作さんの手際が良すぎてスパイ向き。

    0
    2024年11月15日
  • ジンが願いをかなえてくれない

    Posted by ブクログ

    叶えてくれねぇなぁ!ジン!!本当になかなか叶えてくれない、気遣いが辛い!!!短編集だからそれ以外もあるけど、ジンが本当に叶えてくれないのが1番面白かった!

    0
    2024年10月30日
  • 本日のメニューは。

    Posted by ブクログ

    人情味たっぷりの物語、それに連なる美味しい料理に勝るものなし。長い歴史に幕を閉じた洋食店の何ともいえない切なさ、最初の一歩を踏み出したキッチンカーの店主の物語が胸に染みる。人生に迷う友人の存在も良い。

    0
    2024年10月14日
  • ジンが願いをかなえてくれない

    Posted by ブクログ

    6話収録。ファンタジー要素があったり今どきの言語感満載だったりと一見突飛に思えたが、ストーリーそのものは至ってオーソドックス。若者向け風な装丁の雰囲気とは裏腹に結構万人受けするかもしれない。私もじゅうぶん面白かった。お気に入りは『ジンが魔法をかなえてくれない』→アラジンの魔法のランプの類似品をゲットした女子高生。精霊は意外と融通が利かず、お金も美貌もかなえてくれない。さあ、どうする?『屋上からは飛ぶしかない』→わりと結末が読めるストーリーが多いなか、この話はハラハラしたし臨場感もバッチリ。

    0
    2024年09月22日
  • ジンが願いをかなえてくれない

    Posted by ブクログ

    様々な世代、様々な人々の日常のままならない部分に焦点を当てた短編集である。
    文章が上手いだけでなく、構成も実に良い。読んでいて情景や、登場人物たちの関係がスっと頭の中に浮かんでくるのだ。
    ここに描かれているのは大きな夢でなく、ちっぽけな夢だが、そのどれもが胸に迫る。なかなかによい短編集だった。

    0
    2024年09月21日
  • 本日のメニューは。

    Posted by ブクログ

    美味しいものタップリの短編集。

    連作になっていてちょっとずつ話が繋がる感じです。

    それにしても著者の美味しい料理の表現が上手で、読んでいるだけでニコニコしてしまうほど。

    どの短編もホッとできる優しい話ばかりでいい感じ。
    何か問題点があっても美味しいものパワーで突破できそうで、美味しい料理が持っている力は素晴らしい!

    作中のどの料理も食べてみたいなぁ。
    朝はおむすび、早めの昼に定食、おやつ時はロコモコ、夜は飲みながら洋食で締めにラーメン!

    確実に太るな(笑)

    0
    2024年09月13日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    誰かを思って作る食べ物。
    作ってもらったら、やはり「いただきます」「ご馳走様」は言わないと!
    自分で作った時は、自分自身に!

    0
    2024年07月26日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    ん〜!飲食店の皆さんの試行錯誤があるからこそ、美味しい料理を頂けることを痛感!笑子さんも璃空もすみれも照星にも共通する「目の前の誰かを喜ばせたい」という想いがステキ。あと、瀧井朝世さんの解説が多角的で面白く、作品の見方が深まってよかった。

    0
    2024年07月06日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    『本日のメニューは。』の登場人物や場所も多く出てきて、続けて読んだからより楽しかったと思う。
    今回の印象としては熱い男が多かったなぁ、というのと、アレルギーに対応させるのって大変だよね…といったところ。
    相変わらずご飯は美味しそうだが、前作と比べて人の繋がりの方にスポットライトが当たっていたように感じた。
    原動力が"ひとに喜んでもらうこと"で、自分の得意を活かせることは強いし羨ましいなと思う。

    0
    2024年07月02日
  • 本日のメニューは。

    Posted by ブクログ

    どの話も涙腺にくるし、とても美味しそうでお腹が空く。
    1番気になるのはロコモコかなぁ、、
    50年もののドミグラスを受け継いだロコモコ…美味しくないわけがない。
    出てくる人はみんな料理で人を幸せにしたいという思いを強く持っていて、それが伝わってなお美味しそうに感じる。

    おむすびのお話で、子どもへの愛情をかけ違えないようにという教訓もあった。
    これだけしているのに、と思ってしまったら、思われてしまったら、子どものためにやっているはずが逆効果になってしまうなぁ。
    本当に求められていることが何か、考えながら過ごしたい。

    "家から握りしめてきたのだろう。無機物であるはずの硬貨がほんのり温か

    0
    2024年07月02日
  • 名も無き世界のエンドロール

    Posted by ブクログ

    ずっと???と思いながら、どうなるのかワクワクしながら読めた。そういうことか〜ラストはビックリ悲しい。

    0
    2024年06月08日
  • ジンが願いをかなえてくれない

    Posted by ブクログ

    「ジンが願いをかなえてくれない」
    「子供部屋おじさんはハグがしたい」
    「屋上からは跳ぶしかない」
    「ユキはひそかにときめきたい」
    「妻への言葉が見つからない」
    「パパは野球が下手すぎる」
    独立した6話収録の短編集。

    全話面白かった。

    自分に自信を持てない女子高生、43歳・独身で実家住まいの中年男、通称『子供部屋おじさん』、ブラック企業で苦しむ男性社員、ときめきを求める主婦、想いを言葉にして伝えたい二人の男性、過去の後悔を引きずる夫。

    どの物語の主人公も身近に感じられ、脳内でクリアに映像化された。

    読後感の良い粒揃いの短編集。

    0
    2024年06月08日
  • できたてごはんを君に。

    Posted by ブクログ

    飲食店に関わる人たちの話であるが、本当にいつもありがとうと言いたい。でも本当の自由は難しい。人が2人いるだけでも自分の思い通りにはいかない、この世の中人と人とのつながりで生きていくそしてルールがある。その法律に従いながら何の仕事についてでも生きていく、ただ飲食店に携わっている人は、自由が少しある。自分の思うようにできる。ただ客が来ないと潰れることがある。難しい。何にしても頑張ることになる。

    0
    2024年05月13日