行成薫のレビュー一覧
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ネタバレチャーハン!兄弟!伝説!奇跡!最強!
チャーハン好きだし、おもしろおかしく、そして楽しく読めるかなって思って手に取った。
ぶっ飛んだ兄ちゃんに、斜に構えた弟。
おもしろかったし楽しく読めた。でも、途中泣かされた。
どポンコツから周りの人達の助けを得て伝説の幕開けまで漕ぎつけたハッピーエンドのフィクションだ。
ぶっ飛んだ兄ちゃんにも、斜に構えた弟にも、2人を取り巻く人達にも、読者みんなに心当たりがあり、またそうありたいと思うところがあるんだと思う。
兄ちゃんのようにまっすぐでありたいし、弟のように真面目でありたい。周りの人達のように、力になってあげたいと心から思い、そう動ける瞬間を体験したい -
Posted by ブクログ
かつ丼・カレー・ラーメン・パン…飲食店を営む人たちの心温まるエピソードがゆるりと繋がる短編集。前作『本日のメニューは。』に登場したお店や働く人のその後もちらりと覗える。
普段飲食店で何気なく注文して食べているメニューの裏にもきっと数々の試行錯誤があって。できたての料理を美味しく食べて欲しいという作る側の思いにハッとなった。忙しいとつい機械的に口に運んでしまうけど、一食一食を大切に食べないとダメだなぁと。
前作同様、登場人物がみんな優しくてあたたかくて、ゆるい繋がりだと思われたストーリーがラストで素敵な繋がりに変わる瞬間に感動。タイトルが活きる素晴らしい構成。
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Posted by ブクログ
年始に流行り病にかかって以降、味覚と嗅覚障害に悩まされ食欲不振に陥っていた中、食事を楽しむリハビリにと思って手に取った一冊。
おいしい!を前面に押し出す食事本ではなく、食べることの手前にある気持ちと作り手の熱い思いの交差するあたたかいお話ばかり。無理に感動させにくる感じではなく、それでも生活は続いていく…っていう温度感がすごくやさしくて良かった。
緩やかに登場人物がクロスする5つの連作短編の中で、特に『おむすび狂詩曲』が好きだった。おにぎり ではなく おむすび なのがポイント。
その単語だけで手で結ばれた丸いフォルムと湯気の残る温度感が脳裏に浮かぶし、ふっくらしたお米が頭の中でほどける感じが -
Posted by ブクログ
ネタバレ・エンドロールというと、黒い画面に白いフォントで出演者の名前がつらつらと流れてくるのに寂しい感じがする。それは、これまで華やかだった映画の世界から一転、単調的に流れてくるエンドロールの対比からくるものなのか。この作品は、フィルムカメラを通して物語を読んでいる、そんな感じがした。だから、全体的に乾燥してるような、寂しい感じがしたのかもしれない。
・書評にこの作品はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、どちらとも言い切れないとあった。確かにそうだと思ったが、プロポーズ大作戦が成功したこと、マコトは天国でヨッチに指輪を渡せたことを考えるとハッピーエンドなのかと、、。 -
Posted by ブクログ
春「YOLO」、夏「夏の鉄板前は地獄」、秋「サンクス・ギビング」、冬「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の季節ごとの4編と、その間をつなぐおむすび屋さんの掌編からなる、ごはんに因んだ短編集。行成薫のごはん小説として3作品目らしいのだが、いきなり本作から読んでしまった。しかも、今の季節感からいって春って気分じゃないなぁと思って秋の話、「サンクス・ギビング」から読み始めてしまった。フランスのシェフ・クロエの手がけるオーベルジュの在り方と地方の人々との関わり合い方がとても良い。いい話だなぁと読み進めて、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の重さにびっくりした。小さな漁港で生きる冬美という女性の20代
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Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かったし、読後感もさわやか。だが、物語の作り方は「名もなき世界のエンドロール」と同じように色んな時間軸を行ったり来たりして少しずつ真相を読者に伝えていく。この作風が続くと、この作風しか書けないのか勘ぐってしまう。面白かったけど。。。
ミツルと成瀬と海斗がどういう経緯で今対峙することになっているのかが、次第に明かされていき、終盤はページをめくる手が止まらなかった。海斗は成瀬の策略にハマらないで欲しかったけど、成瀬は既に王様で、それに比べると海斗は普通の人ということだから、仕方ないのか。
友達のために命をかけるミツルの生き様は真似できないけど憧れる。青春時代を思い出す良い話だった。