行成薫のレビュー一覧
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飲食店を経営する方たちが、どんな思いを持ちながら、どれだけの努力と葛藤を続けているのかがひしひしと伝わってくる。
大好きな味を未来に残したい。お客さんを笑顔にしたい。アレルギーがある人でも食べられるものを提供したい。
そして「そんな壮大な夢を叶えるためには、人の助けを借りることも必要なんだよ。もっと...続きを読むPosted by ブクログ -
短編連作集。『本日のメニューは。』の続編。同じ商店街が舞台。
それぞれの個人飲食店のお話。幕間で宅配バイトしてる女子大生のお話も。
『本日のメニューは。』にも出てきた、ロコモコ店のカレーが、美味しそう。
ラーメンは奥が深そうだし。
アレルギーに着目したパン屋の弟くんも良かった。
ボクサーの減量とカツ...続きを読むPosted by ブクログ -
勝ち負けじゃない、どう立ち上がり、向かっていくんだ!松井珠理奈さん推薦!
プロレスファン必読!とあったのでこれは読んどかなと手に取る。
プロレスファンは何が見たいか、肉体のぶつかり合い、華麗な技の応酬、会場の雰囲気、そしてお約束。プロレスは受けの美学。だってロープに振ってやられるために戻ってくる?...続きを読むPosted by ブクログ -
おー、繋がった!!
本日のメニューは。を読んでおくと、
また違った楽しみ方ができる。
今回もどれも一生懸命作られた食事がいっぱい。
特別ではないけど、特別。
その一食が誰かを救うって、すごい仕事だな。Posted by ブクログ -
衝撃のラスト!ってかラストにかけてのテンポがやばい。
途中までは原田マハさんの映画のヤツ←おい と同じ雰囲気だなーっておもってたけど、ラストで全部もっていかれた。
ちょっと切ない感じもまたいい。
天国でのプロポーズ成功していますように。
不条理っていうか世の中うまくいかないよねっていう悶々と、それ...続きを読むPosted by ブクログ -
☆4
あらすじに惹かれて購入した作品。
もしも突然「超能力」に目覚めたら?
誰もが抱いたことのあるそんな妄想が、現実になってしまった5人が登場する物語。
しかし…本作で扱われている超能力は、羨ましいとは全く感じられない(絶妙にショボい)ものばかりなのです!
・触らず物を動かせる(ただし右に10...続きを読むPosted by ブクログ -
「本日のメニューは。」の続編となる、飲食店を営む主人公たちの連作短編集。
繋がりがあるので必ず前作を先に読んで戴きたい。
食べることは、ただ単に栄養をとるだけではなく楽しいことだと思わせてくれる良書。Posted by ブクログ -
☆4
「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」がとても面白かったので、行成薫さんの他の作品も読んでみたくなり本作を読み始めました。
先に読んだ2作とはまた全く違った内容の作品でしたが、読み始めたら続きが気になって一気読みしてしまいました!
最初は時系列が行ったり来たりして頭の中で整理し...続きを読むPosted by ブクログ -
過去と現在が交互に書かれる形式。また会話が多くすらすら読める。
読んでいて半分くらいである程度結末が予想できたけど、それでも面白かった。Posted by ブクログ -
昨今の若者の○○離れにちなみ、若者の人間離れとして、本当に起こりそうな程の力しか使えない最弱の超能力者たち。
普通ではありえない特別な力を持っているのに、本人たちは全く以て普通の人であり、ヒーローみたいに格好良く使いこなせるわけじゃない。
それでも、それぞれ胸が熱くなる展開が待っていて、独特なタイト...続きを読むPosted by ブクログ -
マコトとキダの2人がまさに命懸けのプロポーズ大作戦を決行する。その理由や背景が思い出話と共に明らかになっていく。
現在と思い出話が交互に挟まる形で物語が進んでいき、用意されていた伏線が最後綺麗に回収され、スッキリと読み終わりました。
ハッピーエンドともバッドエンドとも言い難く、考え方によってはど...続きを読むPosted by ブクログ -
5,6年ぶりに再読したのである程度内容を覚えている上で読んだのですが、再読することで気づけることもあり面白かったです。
自分的にこの話の面白いところは時系列がバラバラに進められていくことです。エンドロールに近づくにつれて今まで時系列がバラバラに展開されていた話がつながっていく感じが面白かったです。
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