行成薫のレビュー一覧
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私はドッキリが嫌い。それはもうテレビのドッキリ番組も観たくないほどに。仕掛けられた人の反応を見て笑っているのがマジで嫌。
この本もドッキリストが登場し、友人の主人公が散々やられる。体に害のあるものはダメでしょ。なんでここまでされても仲良しでいられるのか意味が分からない。読むのやめようかなと思ったが(なら最初から手に取るなっていう)、頑張って読み進めた。
後半にドッキリを続ける理由も明かされて、主人公がやられっぱなしなのも、嫌だけど理解はできた。
故になかなかに時間がかかったが、結末が気になり終盤はスピードアップ。
その結末を選んだ理由に涙だった。
ドッキリで「カリオストロの城」のオマージだよねってのが出てきたのは良かったなぁ。あれはドッキリではなく「手品」と言いたいけども。 -
Posted by ブクログ
タイムラインをバラバラに並べ替えて物語は進みます。もっともテクニック的には簡単で、最初に時系列で(少なくともラフには)書いておいて、それを細切れにして順番を入れ替え、繋いで行けばできる。原因を最後に置くことでミステリアスにはなったけど、振り返れば変なのです。
あらすじを時系列で書けば(思いっきりネタバレ)。。。
3人とも親が居ないマコトとキダとヨッチ(女)は小学校からの同級生。大人になり小さな自動車工場に勤めるマコトがヨッチにドッキリのプロポーズをしようとした夜、ヨッチはひき逃げされて死んでしまう。その復讐劇。
人ひとり死んでそれを無かった事にするという設定に無理があって、例えばキダとマコトはヨッチがひき逃げされた現場を見ており、絶対それは職場で話題になるはずなのに、その事件を社長や同僚が知らない設定になっている。でもそうした矛盾をひき逃げ事件を物語の最後に置くことで誤魔化してしまってます。
主人公達のキャラの設定は面白く、かつ会話も軽快、でもどこか全体に「切ない」感覚が有って雰囲気は良いのです。そういった所やタイムラインを切り刻む所など、以前私が嵌った伊坂さんに似ているような気がして(10年以上前なので記憶は曖昧)調べたら「伊坂幸太郎の再来」なんて言われてますね。しかし、ミステリーでこの評価は褒め言葉かなぁ。
映画化されているようです。ナルホドそれは面白そうです。 -
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戦争に向かっていく時代の小説を読むと、息苦しい。
ザッザッと兵隊の行進の足音が迫ってくるような、暗雲に向かって進んでいくような気がする。
日本軍がペストを生物兵器にしているという機密事項。
今のコロナ渦と重ね合わせずにいられなかった。
優作は妻を裏切るように守ったけれど、結局どうなったんだろう。
命がけの渡航は意味があったのか、そこが読みたかった。
聡子が幼なじみの元憲兵(実は昔から好意を持たれていた)と再婚するのも、なんかちょっと、昔の少女マンガ的な展開というか、好きではなかった。
あの時代の女は、結局男がいないと生きていけないのか。
わかってはいるが、どうしても現代の自分の価値観が出てきてしまう。 -
Posted by ブクログ
何となく手にとって読んでみたら、予想外に面白かった。
最近グルメ小説なんてジャンルもあるらしく、美味しいものに溢れた話なんだろうなって思ったらメインは街の復興。
シャッター街になった街をグルメをメインにして、また栄えさせようって話。
死んだ街ではない、ちゃんと生きていて、人が生活していて…
ただそこには自分も知らなかった税金やらなんやらが色々関わっていて、単純に街の活性化、店の売上を上げればいいなんて話ではなくて。
そういうの知らなかったから、何か面白かった。
人情系だけど、私はそういう経済の仕組みみたいなものが無知だから、そういう小説や実用書読みたいって思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレお店のリニューアルや新商品開発までには苦労するが、そこを乗り越えればびっくりするくらいスムーズに話が進むのでちょっとびっくりした。
乗り越える山が全部前の方にあるというか。
逆にそこまではとんとん拍子に進むけど、その後に問題が起きるというパターンも見たかった気がする。
考え方が真逆とまではいかないけれど、違う二人がバディを組んで商店街の活性化に挑むお話。
この二人は最初はフィーリングというか、なりゆきというか、何でこの二人でバディを組んだのかという感じだったが、最後のエピソードを見ると縁があった二人だったのか。
彼女が見た成功のビジョンが現実化するかはこの段階では分からないが、リアルでも消えつつある商店街を救える成功例の一つとなってほしいと思う。