行成薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦争に向かっていく時代の小説を読むと、息苦しい。
ザッザッと兵隊の行進の足音が迫ってくるような、暗雲に向かって進んでいくような気がする。
日本軍がペストを生物兵器にしているという機密事項。
今のコロナ渦と重ね合わせずにいられなかった。
優作は妻を裏切るように守ったけれど、結局どうなったんだろう。
命がけの渡航は意味があったのか、そこが読みたかった。
聡子が幼なじみの元憲兵(実は昔から好意を持たれていた)と再婚するのも、なんかちょっと、昔の少女マンガ的な展開というか、好きではなかった。
あの時代の女は、結局男がいないと生きていけないのか。
わかってはいるが、どうしても現代の自分の価値観が -
Posted by ブクログ
何となく手にとって読んでみたら、予想外に面白かった。
最近グルメ小説なんてジャンルもあるらしく、美味しいものに溢れた話なんだろうなって思ったらメインは街の復興。
シャッター街になった街をグルメをメインにして、また栄えさせようって話。
死んだ街ではない、ちゃんと生きていて、人が生活していて…
ただそこには自分も知らなかった税金やらなんやらが色々関わっていて、単純に街の活性化、店の売上を上げればいいなんて話ではなくて。
そういうの知らなかったから、何か面白かった。
人情系だけど、私はそういう経済の仕組みみたいなものが無知だから、そういう小説や実用書読みたいって思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレお店のリニューアルや新商品開発までには苦労するが、そこを乗り越えればびっくりするくらいスムーズに話が進むのでちょっとびっくりした。
乗り越える山が全部前の方にあるというか。
逆にそこまではとんとん拍子に進むけど、その後に問題が起きるというパターンも見たかった気がする。
考え方が真逆とまではいかないけれど、違う二人がバディを組んで商店街の活性化に挑むお話。
この二人は最初はフィーリングというか、なりゆきというか、何でこの二人でバディを組んだのかという感じだったが、最後のエピソードを見ると縁があった二人だったのか。
彼女が見た成功のビジョンが現実化するかはこの段階では分からないが、リアルでも消え -
Posted by ブクログ
二人の殺し屋の元で殺し屋修行をしている主人公。彼が裏の世界で生きることになった、家族が殺された事件と殺し屋たちに届いた殺人案件(キル・タスク)に繋がりが見えて来て…。
ノワールとミステリーの融合のような作品。ただミステリー部分のからくりについては途中で何となく分かってしまう。
殺し屋や情報屋など裏の住人の符丁が飛び交うので、誰かと誰かが同一人物なのだろうかとか入れ替わっているのだろうかとか勘繰ってしまう。その真相はさて。
Fデータなる、とんでもない爆弾になりうるデータを巡る闘いというか駆け引きというか出し抜き合いのような話なのだが、ここまで人が死ななければならないほどのものなのか?という疑