行成薫のレビュー一覧

  • 本日のメニューは。

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    今日も町のごはん屋さんで 笑って、泣いて、食べよう。(帯より)

    5話から成る連作短編集。
    昔ながらの中華そば、おふくろの味のおむすび、大衆食堂のデカ盛り定食、老舗洋食店のビーフシチュー、キッチンカーのロコモコ……。
    どのメニューにも「食べた人に幸せになってほしい」という作り手の思いが込められていて、ああそうか、料理ってこうやって作るもんなんだな、と涙腺がやられっぱなしでした。すみません普段全然作らない人間の感想です。

    生きていればしんどいこと、悲しいこともたくさんあるけれど、だからこそしっかり食べて乗り越えるための元気を出したいもの。誰かを思って大切に作られた料理にはそういう力があるのだと

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    2024年08月13日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    短編集ですが、全て面白かったです。
    タイトルの物語について、皆さんがご存じのアラジンに出てくる魔神も人間味は最高ですがこちらの魔神もまた違った意味で最高です!

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    2024年08月09日
  • 小説 ブルーピリオド あの日の僕ら

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     帯に「これを読めばもっとブルーピリオドが好きになる」と書かれていたが本当にそうだった。この作品ではそれぞれの「あの日の僕ら」が綴られている。「あの日の僕ら」を知ることによって原作のキャラたちがより立体的、多面的に映る。ブルーピリオド的に、橋田的に表現するとこの作品は「影」なのかもしれない。読めてよかったと思う作品だった。

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    2024年07月24日
  • 本日のメニューは。

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    食にまつわる短編集。

    どの物語も、くすっと笑ってしまう要素があり、微笑ましく思いました。
    おせっかいな人が少なくなったご時世ですが、熱い思いとともに突っ走ってみるのも悪くないと思いました。

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    2024年07月22日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    全部が面白い短編小説ってなかなかないんじゃないかな。6作それぞれがすごく、本当にすごく面白くて、しかも新しい。また時間空いたら読み直そうって思えるほどすごく好きだった。

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    2024年07月12日
  • 小説 ブルーピリオド あの日の僕ら

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    感心しました。っつーと偉そうですが。
    原作の今後の展開に影響しないギリギリまで踏み込んで、決してノベライズの域は超えないながらも自分の土俵に持ち込んで勝負してやろうというそのバランスの取り方が見事。
    要するに原作の熱烈なファンである私が行成薫という小説家の名前を覚えました、ということです。

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    2024年07月07日
  • 小説 ブルーピリオド あの日の僕ら

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    ブルーピリオド好きな方に読んでほしいです。
    過去の話に加えて本編の掘り下げもあるのでコミックス10巻まで読んでから読むと
    より楽しめると思います。

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    2024年06月29日
  • 本日のメニューは。

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    どのお話も読んでいるだけでヨダレが出てきそうだった。特に好きなのは「おむすび狂詩曲」だ。すれ違ってしまった親子が、おむすびをきっかけにまた分かり合えるようになる様子に感動した。親子を泣かせた塩むすびをぜひ食べてみたい。

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    2024年06月14日
  • 本日のメニューは。

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    食についての短編が5つ。
    日常を描いていてとても読みやすかったし、美味しそうな料理がたくさん出てきた。
    多人数の視点から描かれているものと、1人の視点から描かれているものがあった。
    どれも心情の変化とそれにそっと寄り添う料理や引っ張ってくれる料理の存在が良かった。
    特に好きだったのはメシマズ母と女子高生、おむすび店の女将(店主)が出てくる第2章。
    親娘の関係がSNSによって変わっていく様はまさに現代ならではの感じ。
    シャッター商店街の話やキッチンカーなども現代の日常という感じですぐに読み進めてしまった。

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    2024年03月27日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    たまたま家にあったので読んでみました

    初めは時系列がぐちゃぐちゃで読みづらいなと思っていたけれど、読み進めていくうちにだんだん謎が解けていく感じが面白かったです。最後の方は読む手が止まらなかったです!プロポーズ大作戦の本当の意味は気づいた瞬間思わず「うわぁ、」と言ってしまいました笑

    そして、この本は再読すべし!もう1回読むとヨッチの何気ない一言がいつまでも2人の中に残り続けているのがよく分かるし、ヨッチのセリフの深さに驚きます。そして一読目だと???になってしまう断片が理解できるしさらに味わい深くなりました!断片だけでも心がギュッてなった、、

    「一日あれば世界は変わる」が個人的にはとても

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    2024年03月01日
  • 本日のメニューは。

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    去年「できたてごはんを君に。」を先に買って読んでしまっていたので、姉妹作で前作であるこちらをようやく読みました。
    順番を逆に読んでたことで、「できたてごはんを君に。」のサブキャラ達の過去(背景)とかがわかってスッキリしたし、登場人物が繋がっていく感じが、今回もワクワクしました。
    泣かせにくる感じじゃないのに、感動してほろっと涙が出てしまう人間ドラマ、最高に良いです。
    特に、『おむすび狂詩曲』がよかった。前半は、正直、読んでて心が締め付けられてキツかったけど、最後には全員の心が救われて安心しました。
    「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」の世界って本当にあったかくて、みんなが誰かを笑

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    2024年03月01日
  • できたてごはんを君に。

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    短編小説が少しずつリンクしていくのを読んでいると
    自分がその街に実際暮らしているような感覚になれて
    私は好きです。
    そのお話が幸せなものならなおさら。

    美味しくて温かいご飯を食べたくなる作品でした。

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    2024年02月23日
  • 本日のメニューは。

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    食をテーマにした短編集。どの話も面白くて途中涙腺が緩くなってしまった。満腹食堂のお客さんはていねい木下さんがモデルなのかな……?食を通じてほっこりしたい人に。

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    2024年02月05日
  • 本日のメニューは。

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    とんでもなく涙腺を刺激する物語だった。
    タイトル通り食に関わる物語なのだが、短編集物語のそれぞれにドラマがあり、読み終わった時、ほっこりとした気持ちになる。
    そして短編集の物語が一つの地域の出来事で登場人物が少しづつ絡み合っていて一つの大きな流れを作っている。
    通勤電車の中で涙が流れて仕方なかった。

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    2024年01月22日
  • スパイの妻

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    ネタバレ

    聡子と優作の愛が胸を打った。日をしばらく空けて読んだが最後の方は一気読みできた。優作がその後どうなったのか気になった。

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    2024年01月11日
  • できたてごはんを君に。

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    本日のメニューは の続編
    繋がっていく感じがよかった
    ハッピーバースデー·トウ·ユーがすごくよかった アレルギーで食べられないのはかわいそう でわなくて 食べられるようにつくってあげるべき! 泣きそうでした~(⁠っ⁠˘̩⁠╭⁠╮⁠˘̩⁠)⁠っ

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    2023年12月09日
  • スパイの妻

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        短いのに重厚な作品でした。
    笑わない母親だったと娘が語る聡子。しかし遡って語られる若かりし頃の聡子は、とても感情豊かです。彼女はなぜ、スパイの妻と呼ばれ、笑わない母親になったのか。
    日本軍の満州での蛮行を知り、その証拠を国外に持ち出し、戦争を始めて、負ける事で、自由な国にしようと言うのは、正義なのか、スパイなのか?旦那さんが一本気で、真っ直ぐな人だけど、振り回された奥さんは可愛そうな気がしました。
    映画の「スパイの妻」も是非見たいと思います。




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    2023年11月11日
  • 僕らだって扉くらい開けられる

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    それぞれの視点に立った短編集だけれどそれぞれの人生に接点が生じていて、これってもしかしてここで出てきたこの人か!という発見が気持ち良かった。超能力を発見する発端となったそれぞれの過去が書かれており、登場人物に感情移入しやすかった。
    読みやすく、スッキリした読後感のものが多かったです。全員がしょぼい超能力者というチョイスが面白い。

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    2023年09月22日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    "人を想う"ってこういうことなんだなぁ〜。
    純度100パーセントのドッキリは切なくて、でもとても温かかった。

    親がおらず、愛情を知らずに育ったキダちゃん、マコト、ヨッチ。3人は導かれたように一緒に生きていく。あんな事件がなければー。

    3人がお互い3人を想い、助け合う姿に感動した。マコトの最後に仕掛ける『プロボーズ大作戦』に協力するキダちゃんのことを思うと、胸がとても締め付けられる。この世の中は、理不尽で不条理で真実がねじ曲げられることだらけだ。それを覆そうとするマコトの作戦を応援したい気持ちと、マコトという生きていなくちゃいけない人を失ってしまうことに切ない気持ちでいっ

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    2023年08月27日
  • 僕らだって扉くらい開けられる

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    ネタバレ

    残念な超能力者たちのお話。「なんの役に立つんだ?」な能力ばかりだが、最後はお約束。こうこなくっちゃね。好みの作品でした。

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    2023年04月07日