行成薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙の絵に惹かれて何気なく手に取ったのだけれど、すっごい良かった!
どれも変化に富んでいて、無理なく納得のいく展開で、そして明るく希望のある終わり。ほっこりする。
作者の作品初めて読んだが、こんな人がいるなんて知らなくて驚いた。
青山美智子作品が好きな人にはオススメしたい。
yudouhu氏の装画はものすごく良いのだが、逆にこの装画とタイトルで敬遠される場合もあるのかもしれない。私はここに惹かれたが。
1.ジンが願いをかなえてくれない
初香はマリカと入れ替わり、戻り、マリカの体の傷は消えた。そしてジンは人間に。最後の文にズキュン。打ち砕かれた。
「せめて手ぐらい繋いだっていいじゃん、と思うのに、ジンは願いをかなえてくれない。」
2.子供部屋おじさんはハグがしたい
最初の文、てっきりケンゾーは既婚者だと思ったら空想だった、というのはわかりにくかった。公園で若者たちにダンス見せるシーンは最高。ケンゾーが変わっていくのが嬉しい。最後にコハルに負けてしまうけど、ハグされたっぽい終わり方が良い。
3.屋上からは飛ぶしかない
最後にまさか久美だけ跳ぶとは思わなかった。
スーツ君は結局最後まで名無し。
4.ユキはひそかにときめきたい
夫のリュウイチも同じ薬を手に入れていることは想像できた。しかし、ユキの20年前の姿を設定しているというのは想定外。圧倒されて、固まった。
すっごい良い話に思えた。
5.妻への言葉が見つからない
妻へ感謝を伝えたことのない老人が、事故で妻子を失った男からラブレターの書き方を教わる話。
悲しい話だが、清々しい。
6.パパは野球が下手すぎる
パパ透がプロ野球選手だったのは想像できたが、経緯は想像を上回った。マンガ「メジャー」や、日大アメフト事件を思い出した。親子3代それぞれの気持ちが伝わってきて、とても心地よい。まとまっていて良い話。
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購入済み
類を見ない良質なノベライズ
原作者のフォローが手厚かったのかもしれませんが、ここまで筆力のある作家にノベライズを描いてもらえるというのは、原作者にとっても幸せなことだったんじゃないでしょうか。見事です。
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Posted by ブクログ
食にまつわる連作短編集。
とても良かった。
前作「本日のメニューは」を読んでいると面白さがさらに有るが、今作から読んでも十分に面白い。
前作を読んでいると、あの人が!とかあの店こうなったか!となることでしょう。
食にまつわるドラマがどれも魅力的であるが、出てくるキャラクターもまた魅力的である。
パン屋の兄ちゃんと姉ちゃんは勢いのあるいい人で自分の周りにいると疲れるかもしれないが楽しいだろうな。
米粉パンの話はラストまで読んでいると涙ぐんでしまった。
デリバリー少女の話がいい具合のアクセントになっている。
やっぱり今作も美味しそうな物だらけでどれも食べてみたいなぁ。
このシリーズは今後も続いていって欲しい。
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Posted by ブクログ
今日も町のごはん屋さんで 笑って、泣いて、食べよう。(帯より)
5話から成る連作短編集。
昔ながらの中華そば、おふくろの味のおむすび、大衆食堂のデカ盛り定食、老舗洋食店のビーフシチュー、キッチンカーのロコモコ……。
どのメニューにも「食べた人に幸せになってほしい」という作り手の思いが込められていて、ああそうか、料理ってこうやって作るもんなんだな、と涙腺がやられっぱなしでした。すみません普段全然作らない人間の感想です。
生きていればしんどいこと、悲しいこともたくさんあるけれど、だからこそしっかり食べて乗り越えるための元気を出したいもの。誰かを思って大切に作られた料理にはそういう力があるのだと、教えてくれる作品でした。
皆さんのレビューを拝見していて続編(?)があることを知ったので、是非続けて読みたいと思います!