行成薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
四季をテーマに食がメインの短編。
物語の中間に差し込まれるおむすび屋さんが前半の物語の後日談になっていて楽しめたし、おむすびの具も美味しそう。
しかもとん汁の話にも繋がっていて、巡り合わせの運命の締めくくりとしてしっかりと決着した終わり方だった。
個人的には夏の焼きそばの話が好み。ひと夏の恋と情熱があって海に行きたくなってきたな~。ゲレンデ飯とかもそうだけど、ああいう所の食事って割高だけど、疲れてる体に染みる。
ジビエの話も破天荒なクロエさんに振り回されるスタッフのバタバタした物語だったけど、ジビエのルーツや料理人としての視点を垣間見て少し勉強になった。
とん汁の話は切ない終わり方。しかしおむすびととん汁が繋いだ縁が続いていて微笑ましかった。
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Posted by ブクログ
女子高生が呼び出したランプの精が
なんだかんだ屁理屈を言って
願いをかなえてくれなかったり。
独身中年おじさんがひょんなことから
ダンスゲームバトルに参戦したり。
派遣女子の没コミュな毎日に
ブラック企業に勤める若者がすれ違ったり。
ごくフツーの旦那の姿が自分にだけ
推しのイケメンに見えるようになった主婦が
このトキメキどうする!?って悩んだり。
妻へ手紙を書きたい老人を
ネットでサポートする男性に
つらい記憶のふたを開ける時がきたり。
息子とキャッチボールしてやれない父親が
その理由を語る気持ちになったり。
こういうテイストの物語、好き!
小さな行動によって、未来がちょっとだけ
良い方向に変わった気がする
絶妙なハッピーエンド感がいいわ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色んな要素の詰まった短編集。
読みやすい。
『屋上からは跳ぶしかない』
平凡にだけどなんとなく生きてきた派遣の女性が会社のビルの屋上で¥に行ったことがきっかけで、ブラック会社のスーツ君と出会い、ビルとか人間関係とかを跳びだすお話。
『妻への言葉が見つからない』
妻娘を事故で亡くしてしまい、生きる屍と化していた文章通信添削の男性が、ある老人の妻への手紙の添削仕事をきっかけに、もう一度生きてみようとするお話。
が好きだった。
正直、ストーリーとしては、特段目新しいわけではないけど、、、
一つ一つが、優しい気持ちになる。
ただ、短編特有?のハラハラとかモヤモヤとかドキドキとかが少ないかなぁなんて。
展開が予想の範囲内で物足りない感じ。
登場人物に感情移入するには尺が足りてなくて、ストーリー追うだけで終わっちゃう。
表題作『ジンが願いをかなえてくれない』のジンと彼女との距離感とか、『妻~』の先生と老人のチャットのやり取りとか、もう少し盛らないと唐突過ぎて、入り込めなかったのが残念。