山本太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。山本太郎がどういう人間かというより、単純に政治について知らなかったことを学べた。
現代貨幣理論についても、憲法についても新しい見方を得ることができた。特に木村草太との対談は面白い。
法律が成立するときの付帯決議の重要さについては目からウロコが落ちる思いだ。
読んでよかった。
女性活躍推進法の付帯決議にDV・ストーカー問題を盛り込む p29
2015年8月成立「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の付帯決議に2行が加えられた。「配偶者からの暴力およびストーカー行為等により、女性の職業生活における活躍が阻害されることがないよう、被害の防止及び被害者に対する相談・支援 -
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Posted by ブクログ
最近読んだマイクロバイオーム関連の本でリファレンスされていたので手に取る。抗生物質の過剰使用が多剤耐性菌を生むという問題はかねてから指摘されている通りだが、本書では抗生物質が持つさらなる悪影響、正常な細菌叢(最近の用語ではマイクロバイオータ)の壊滅的破壊とその影響について最新の研究成果が紹介されている。
たとえば、ピロリ菌が胃癌の原因であることからピロリ菌除去医療が普及しているが、一方でピロリ菌の欠如が(近年、増えている)胃食道逆流症の原因であり、また皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状や幼児喘息とも高い相関があるという研究がある。
抗生物質は長い間、無料の(=副作用のない)薬だと信じられて -
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Posted by ブクログ
わたしの体を構成する細胞の70〜90%は、細菌でできている!
わたしって、一体、なに?
細菌と一緒に進化してきたコミュニティーなんだね。
細菌がないと食べ物を消化もできない。人間と細菌は、相互依存の関係にある。
抗生物質を過剰摂取することで、私たちの内部の細菌はだんだん多様性を失ってきていて、それによって新しい病気が増えているとのこと。
というわけで、
・抗生物質の使用は節度をもちましょう
・食肉用の牛などに抗生物質を与えるのはやめましょう
・幅広くきく抗生物質ではなくて、用途を絞った抗生物質を開発しましょう
ということです。
個人的に驚いたのは、胃のなかの細菌のピロリ菌はかならずし -
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Posted by ブクログ
コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。
そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」 -
Posted by ブクログ
彼のことは、30年以上も前のデビュー当時からずっとテレビを通じて「見せられ」続けて来たが、彼が参議院議員として「れいわ新選組」を率いるに至った数年前まで、彼のことを積極的に、ポジティブに観る視点などは微塵も持たなかった。まあいわゆる目立ちたがりのタレント議員、程度。
ところがその彼が、ここ数年は、全くブレてない。そして話が上手い。ディベートも効果的だ。たぶん有能なブレーンやコンサルタントの補佐もあるのだろう。しかしそれでも彼自身に力と魅力が無ければ、ここまで強くブレない人間的「体幹」は示せないだろう。
そんな、ここ数年で自分自身の中でも驚くほどポジティブに転化した彼への評価を、さらに裏付ける内 -
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Posted by ブクログ
2020年夏に刊行された本。コロナ後の社会の変化について。 人間、生命、歴史、国家、くらしと文化をテーマに21人の知性が語る。
インタビューと寄稿された文で構成されている。コロナが蔓延し拡大していた頃の見解なので、現在の視点で読むとやや違和感がある意見もあるけれど、総じてコロナをきっかけに、今後社会が大きく変化すること、先が見通せない不安がつきまとうことで一致している。コロナ発生から1年が経って、ワクチン接種が進んでいるが、なかなか終息しないのが心配。 経済活動は悪化しているが、でもマクロレベルでの指標と実態の乖離は、それほど危機的ではないように思う。 影響が出てくるとすれば社会構造の変化、人