中川右介のレビュー一覧

  • 社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡

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    最初の数ページで、NHKの『世界サブカルチャー史 欲望の系譜』で観た内容のテレビが登場して映画が売れなくなった。というところを詳細にとりあげており、最初から引き込まれてます。面白くなりそうな本なのでワクワク。

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    2023年04月14日
  • 社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡

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    日本映画120年、全盛・斜陽期の経営者の興亡を中心に描く映画「経営」史。

    巻末に掲げられている文献が多数あり、それらを上手にまとめ上げたという感じ。誤植が結構目立ったのが残念。

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    2023年01月26日
  • 江戸川乱歩と横溝正史

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    日本推理小説史に必ず載るであろう2人の関係がよく分かった。活躍時期がズレているのが面白い。特に『陰獣』に編集者として横溝が関わっているのは興味深かった。
    友情嫉妬など紆余曲折あっても2人とも面白い探偵小説を読んでもらいたいし読みたいという軸がブレないところは凄い。
    2人だけで無く他の作家も取り上げているので大正から戦後までのミステリーの歴史が何となく分かる。松本清張との関係も頷けた。

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    2022年07月31日
  • プロ野球「経営」全史 球団オーナー55社の興亡

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    中川右介さんはクラシック音楽関連の本が多数あり、半年前に「至高の十大指揮者」を読んだ。
    阪神の大ファンであるらしく、日本プロ野球を牽引してきたのは巨人ではなく阪神だと主張するために書いた本らしい。

    1936年にプロ野球が発足した時は7チーム。
    親会社が同じなのは阪神タイガース(大阪タイガース)だけ。
    球場が変わっていないのも、阪神甲子園球場だけ。
    これが牽引してきたという拠り所みたいだが、素直に凄いと思う。

    プロ野球の変遷という視点で、戦前から戦後・現在に至るまでの日本の産業の発展と衰退の歴史の一端をたどることもできる本だ。

    テレビの普及が映画を衰退させる要因となったが、同時にパリーグも

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    2022年06月04日
  • 読解!「ドラえもん」講座

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     『萩尾望都と竹宮惠子』は楽しく読めた。本書も期待して読む。著者はデテールへのこだわりをお持ちで、本書もその長所が遺憾なく発揮されている。
     『ドラえもん』は、それぞれの小学生にとって、「小学一年生」4月号から「小学六年生」3月号まで6年間・72回にわたる長期連載である。/6年間の物語は、輪唱するように6本が同時進行している。
     『ドラえもん』はパラレルワールドだった!
     学年繰り上がり方式を採用した藤子・F・不二雄大全集で全貌が明らかになったこの指摘。こんなことをやり遂げたマンガ家は全世界で藤子・Fただ一人だろう。
     のび太の年齢の上限は「1970年1月当時の小学4年生」という指摘にも驚かさ

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    2022年03月20日
  • プロ野球「経営」全史 球団オーナー55社の興亡

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    85年に及ぶオーナー企業の興亡や経営者の活躍と暗闘を描いたプロ野球史といっていい本だと思います。
    阪急と阪神の因縁が100年以上続きやがて一体化したというのは何の因果か。
    徹底して産業史として描かれるため、ほとんど選手は出てこないのですが、読み終わるともう少し現状のプロ野球のオーナーも日本の経営者も新陳代謝が必要な企業が数社あるように思えました。

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    2022年02月16日
  • プロ野球「経営」全史 球団オーナー55社の興亡

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     断片的には知っている話が織り込まれているが、これだけのボリュームで迫ってくると。
     しみじみと思うのは、プロ野球というのは、やはり企業がやっているものてせはなかったということ。良くも悪くも(どちらかというと後者か)ビジネスではなかった。
     こんなに良いかげんなところがあるのなら、正直18チームで固定されれば良かったのに。

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    2021年12月09日
  • 市川雷蔵と勝新太郎

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    筆者独特の、取材無し、記録と文献から作りだす一代記。起こったこと、過去に書かれてあることのみに焦点をあて、それを筆者の解説(とはいえ筆者フィルターがかかりすぎているわけではなく、確かにそうとしか見えない解説)とともに読み進められる。

    映画の隆盛から衰退までのあっという間の15年間(1955年~70年)を、雷蔵と勝新を中心に映画会社並列で語っているため、全体史のなかでの彼らを読み取れる。目に見えるように映画産業が衰退していったこと、そのなかで三船と裕次郎のプロダクション設立は存外に早かったこと、そして結果ほぼ同格の4大スターが自身のプロダクションを作る中で雷蔵のみは映画会社を離れることなく劇団

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    2021年11月05日
  • 市川雷蔵と勝新太郎

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    歌舞伎から映画へ移り成功した最後の 世代、市川雷蔵と勝新太郎――

    市川雷蔵と勝新太郎はともに一九五〇年代から六〇年代にかけて、大映、いや日本映画界を支えた俳優である。

    歌舞伎から映画へ移った俳優たちはみな、世襲と門閥で配役が決まる歌舞伎の世界ではいい役につけず、映画という新天地を目指した。そして雷蔵の死と大映の倒産で「時代劇映画の時代」はとりあえず終わり、残った時代劇スターたちの活躍の場もテレビへ移行した。雷蔵と勝は、歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代だった。

    力作。まったく知らなかった作品がいくつもあった。観る機会はあるだろうか。

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    2021年10月14日
  • 江戸川乱歩と横溝正史

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    ネタバレ

    中学生の自分には怪奇的すぎる表紙だった
    あまりの恐ろしさに目が離せず買い始めた
    角川文庫横溝正史シリーズ
    アタクシの推理小説への一歩である
    毎年20冊は出るので買う…小遣い全滅w
    本書は二人の推理小説の産みの親を軸に出
    版業界の歴史をも描く興味深い一冊
    40年昔なので記憶力乏しい身にはアレです
    が小栗虫太郎・坂口安吾・甲賀三郎・海野
    十三・大下宇陀児・都築道夫・高木彬光・
    鮎川哲也・二木悦子・・・甘酸っぱく懐か
    しい思い出です(内容の記憶は全滅ww)
    時代背景から殺人事件が書けず捕り物帳に
    逃げたり、GHQの制約で推理小説復権の場
    ができたり
    読むべし(´・ω・`)

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    2021年03月12日
  • クラシック音楽の歴史

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    西洋音楽史の入門編として、とても面白いです。多岐にわたる項目で、ここから更に「これをもっと知りたい」と思わせてくれました。
    学生の頃に授業で習ったような項目の羅列では無く、楽器・人物・世界史などと絡み合って展開して、物語性というか人間味があり、クラシックという敷居の高い分野に親しみが持てます。ベートーヴェンは音楽室で睨んでいるだけの人ではない、と言う気持ちになります。
    随所に著者さんの感想やツッコミや鋭い指摘が入っているのも面白い。
    評価が星4つなのは、「完全」なものなどない、という著者さんの思いを汲んで(「はじめに」より)。

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    2021年02月24日
  • アニメ大国の神様たち 時代を築いたアニメ人 インタビューズ

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    細かい問題点は多々あるけど、とりあえず及第点はあげられるかな。
    中川右介が無視したタツノコからガンダムに繋がるところは良い仕事だと思う。
    安彦さんが辻先生とペアでゴーグの話だってもの、ひねりがあってよかった。

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    2021年01月30日
  • 悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東

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    かなり面白かった!
    それぞれが虐殺や粛清など大量殺人をしていて
    容赦ない悪人ぷりは言うまでもないんだけど、
    その背景にある弱気、思想の浅さが面白かった。

    極限までいったから結果としては殺人だけど、
    方向性は普通というか、、部下を懲らしめるとか。

    あと狡賢さ。
    狡賢さはイコール人の面白さとも言える

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    2021年01月22日
  • 阪神タイガース 1985-2003

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    タイガースの暗黒時代を客観的事実のみで積み上げていく。もちろんどの事実をピックアップしているのかに著者の意思が反映されているわけだけど。
    タイガースって実は黄金時代がない。連覇したことないしね。たんたんと語られる敗北の歴史だけど、全部覚えているんだな。そして、どうしようなくダメな球団なんだと分かる。チームがダメなんじゃなくて球団が最低なわけだ。
    最たる例が、中村監督を6年間使ったこと。現場からもフロントからも無能の評価しか得られなかった男にのみ、6年という時間を与え(なぜ村山ではなかったのか)、最後にはスカタンといって放り出す。ミスタータイガースで円満に球団を去った選手もいない。最低である。

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    2021年01月17日
  • クラシック音楽の歴史

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    クラシック音楽ってそもそも何?ってくらいの知識レベルはまずいんじゃないかと思い、概要をつかみたく読んだ。おそらくある程度知見のある方には物足りないとなるかもしれないけど(作曲家・演奏家の説明が一人に付き3-4ページ程度)、私にはちょうどよかった。まだ全部理解できた!にはまだ程遠いけど、クラシック音楽とは何をさしているのか、有名な作家の活躍した時代や立ち位置、トレンドの流れがつかめたのはよかった。

    ※バッハとモーツァルトとシューベルトとショパン、誰がいつどこで活躍したかもしらないくらいの底辺知識レベルです…。

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    2021年01月12日
  • 萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命

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    一気に読んだ。様々な漫画家の作品と彼女らが何歳で出会ったか、丹念に調べて細かく書いてあり大変分かりやすい。2人だけでなく山岸凉子、大島弓子、坂田靖子ら他の漫画家達の記述も詳しい。竹宮惠子「少年の名はジルベール」読んでたので激しく肯く箇所が多かった

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    2020年09月03日
  • 松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~

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    本当に面白い。
    時代がいつであろうと「ゼロからイチを生む」話は本当に面白い。
    この手の物語はどんな話でも共通項があるのが不思議だ。
    それは、今までの世界を壊して、新しいことを信念を持って生み出すこと。
    興行の世界はもちろん歴史があるし、その中でうまく循環している権益があった。
    それを松竹兄弟はバッタバッタとお客様目線でなぎ倒していく。
    さらに東宝の小林一三はまったくの異業種出身。
    銀行から鉄道業へ。それが宝塚を生み出すことになるとは、本当に人生何が起こるか分からない。
    この2者に共通することは、ものすごくシンプルだ。
    ・現存のシステムに疑問があり、変革することに大きな野望を持っている
    ・目の前

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    2020年06月14日
  • 昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃

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    今年は没後50年。この本が出てから10 年。
    今も世の中に振動を与え続けるあの事件が、今年はどう語られるのか楽しみ。

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    2020年05月22日
  • 萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命

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    萩尾望都、竹宮恵子を中心に70年代における「少女マンガ革命」を時系列にたどる本。萩尾望都、竹宮恵子ともに存命なのに本人への直接的な取材がないのが残念。単なる事実の羅列だけでなく、萩尾望都、竹宮恵子、増山法恵の3人の関係性や確執について憶測を交えて語るのであればなおさら。
    とわいえ、戦後の少女マンガを通史として知るには良い内容の本だと思う。

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    2020年05月06日
  • 玉三郎 勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史

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    三分の二ほどは、ちょうど見てきた時代のことだったので、いろんなことを思い出しながら臨場感を持って読んだ。確かに、あんなに舞台に出ていた中村屋さんや先代の猿之助さんがもう舞台に出ることはない(猿之助さんだってもうそうそう出られないだろう…)と思うと何か不思議な気持ちになる。ただ、あんなに出て持たないよなぁ、、と思ってもいた。本当にさみしい限り。。

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    2020年03月30日