中川右介のレビュー一覧
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三島と全くかかわりのない人も多く登場して、事件のインパクトの大きさが分かる。なかなか意外な人もいて面白い。
当時、小学生であった私はまだ三島の作品を読んだことがなく、名前すら身近なものではなかった。したがって新聞に掲載された不鮮明な現場の写真も、理解の範疇にはなかったのである。
対象を二人にすることで作者との距離を明確にし、スタンスをぶれさせず客観性を提供するのがこの作者の手法だったが、この作品では一人の対象を多数の目で観察するという方法を採っている。
聖子と明奈、カラヤンとフルトヴェングラー、そしてこの作品といずれも楽しませてもらった。次の作品が楽しみ。 -
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試し読み
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[ 内容 ]
ブームは予測できない、でもいつかは終わる。
ブームで成功するためには、ブームを発見すること。
たまごっち、ボウリング、角川映画…ブームの栄枯盛衰。
大きなブームからマイブームへ。
ブームは報道によって変質する。
撤退するための判断基準。
クラシックカメラブームから学んだブーム8つの法則。
[ 目次 ]
序論 「ブーム力」と「ブームの壁」(ブームとヒットの違い ブームは商品寿命を短くする ほか)
第1章 ブームの発見―一九九三年‐九四年(中古カメラブームが新聞で報じられる ブームの背景 ほか)
第2章 ブームの構造―一九九五年‐九七年(教祖の登場 聖地の発見)
第3章 ブームの変 -
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知ってる人はよく知ってることなんだろうけど、学生時代から歌舞伎を見ているが一向に詳しくならない私には面白かった。
歌右衛門、事業家としても成功したんでないか? ただし、ワンマン経営で、後継者は育てられなそう。(その中から自力で育つ人が出てこないわけではない。)晩年の古怪としか言いようのない歌右衛門は見たが・・・。きれいな頃も見たかったよ。花組芝居の「歌舞伎座の怪人(歌右衛門版)」が見たくなった(ホントに歌舞伎座の怪人と言われるにふさわしい人だったんだと思って)。
團十郎(というか、海老様。なんて、当時のことはもちろん知りません。生まれてないし)、人はよさげだけど、コミュニケーション能力に問題が -
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1、シュターツカペレ・ベルリン
2、ニューヨーク・フィルハーモニック
3、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
5、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
6、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
7、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
8、イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
9、フィルハーモニア管弦楽団
10、パリ管弦楽団
とても簡潔にまた詳細に、さらに指揮者のエピソードも淡々と述べられていて、面白かったです。全体的にカラヤンを軸としているので、その辺が公平ではないと思いますが、へぇ〜、とか、ほう〜、とか感心する場面がたくさんあります。 -
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カラヤンは知ってても、フルトヴェングラーを知らない人も大分増えてきました。チェリビダッケは一部のマニアの中に封じ込められた感があります。
昔、アマデウスという映画の中でサリエリとモーツァルトの2人が折りなす権力と嫉妬のドラマを覚えているでしょうか? これは、3人の巨匠・天才が権力・嫉妬・軽蔑・尊敬・忠誠・猜疑心をもって織りなすドラマです。当時の世相が出ていておもしろいです。意外だったのはフルトヴェングラーの女好き&権力固執ぶりです。
たとえは正確ではありませんが、信長・秀吉・家康の戦国時代を彷彿させるような人間ドラマがあります。音楽版「その時、歴史は動いた」といっても過言じゃありません。 -
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『ドラえもん』は私が人生で初めて買ってもらった漫画であり、のび太としずかちゃんの関係も自然なものとして受け入れていた。本書は、そんな当たり前に対して、フェミニズムや政治、社会構造など様々な視点から問いを投げかける。
新しい見方を得られるが、結論には飛躍を感じる部分もあった。しかし、普段意識していなかった価値観に触れられたことは、新鮮だった。
そして何より、本書を通じて改めて感じたことは、藤子・F・不二雄さんの漫画家としての凄さである。学年に合わせた作品づくりや、時代を超えて愛される仕組みは、単なるギャグ漫画ではなく、緻密に設計された作品だったのだと思う。
すべてに納得できる本ではない。し -
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太平洋戦争が終わった1945年8月15日を始点に、この年の年末までをひとつのスパンとして、日本のエンターテイメント業界がどうやって再び立ち上がっていったのか、を出来事をつぶさに見ながら追いかけていく本でした。
戦時中は、映画・演劇や出版などの「表現」によるエンターテイメントは国からの厳しい規制や検閲を受けていた。映画だったら戦争状態にある国の体勢を称揚するような「国策映画」と呼ばれるもののみが作られ、公開された。戦争がしやすいような空気をつくり、戦争反対とは叫ばせなかった(反対を唱えれば政治犯などとして収容された)。
それが8月15日を経て、占領軍によって方針が180度変わる。規制や検閲は -
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「奴隷市場の人身売買」のようだと批判した その物語自体はフィクションだったが、誰の実体験でもないから、逆に誰もが共有出来る一つの擬似体験となった。 アイドル同士の「固い誓い」を信じるファンはいなかったので、この約束の履行を誰も迫る事は無かった。 社会変革を目指した学生運動はやがて瓦解し終息するが、同時期に進行していたこの世代による音楽革命は成功した。 自作自演の彼等は、最初から存在する自分の枠組みから逸脱したくても出来ない。 彼女は《夏の扉》のような能天気な曲が好きなのだ 松任谷由実が否定的に「四畳半フォーク」と名付けた方向に向かった 彼等は敵陣に飛び込み、内部から攪乱し、やがて体制を転覆させ
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ネタバレかわいいイラスト、そして図解で表されている部分もあり楽しく読めました。
バッハを基点としてそこから外れることで破天荒値を測り、それ以外にはお金・名声、苦労・悲劇、作品数、後世への影響、という、計6つの指標を人生パラメーターグラフにしています。
クラシックとは、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンに代表される音楽(1750年~1827年頃)を「古典派」と読んだことから生まれた概念で、
広義のクラシックとしてはそれ以前に存在したバロック時代(1600‐1750頃)の音楽、バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデルなどがあることが紹介されています。
その後の19世紀のロマン派にはシューベルトやショパ -
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本書のあとがきに「先に書かれた続編」と言及された『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』を読んだのは今から13年前か。ある一日、だけど特別な一日に着目して、その時、同じ時間の中にいた人々が何を感じたか、を資料を駆使して多面的に描き出す、という手法は非常に新鮮で中川右介というライターに着目したきっかけでもありました。時を超え「後から書かれた本編」としての本書でもその方法論は一貫しています。今回の一日は昭和天皇の肉声がラジオで流れた日、です。戦後80年というタイミングが本書が生まれたきっかけなのでしょう。半藤一利『日本のいちばん長い日』が描くのは玉音放送の内側の葛藤だとしたら、