昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃

昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃

919円 (税込)

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昭和45年11月25日、三島由紀夫、自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹、介錯される――。一人の作家がクーデターに失敗し自決したにすぎないあの日、何故あれほど日本全体が動揺し、以後多くの人が事件を饒舌に語り記したか。そして今なお真相と意味が静かに問われている。文壇、演劇・映画界、政界、マスコミの百数十人の事件当日の記録を丹念に拾い、時系列で再構築し、日本人の無意識なる変化をあぶり出した新しいノンフィクション。

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昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年01月06日

    ファンなら読んでいて、
    本書がある三島作品のトリックを導入しているのが、
    よくわかることと思う。

    こんなに沢山の人が事件について語っていたとは。
    いやはや、著者の努力に頭が下がるばかり。

    1

    Posted by ブクログ 2020年05月22日

    今年は没後50年。この本が出てから10 年。
    今も世の中に振動を与え続けるあの事件が、今年はどう語られるのか楽しみ。

    1

    Posted by ブクログ 2017年11月22日

    本書は三島を直接的に理解するための書ではない。三島が生きた最後の時代の雰囲気を、彼自身の死を通じて今に呼び起こす書となっている。
    三島自決のニュースに直接触れたことのない世代にとって、三島は大変不思議な存在である。自衛隊基地での演説シーンが稀にテレビ流れるが、必ずといっていいほど具体的な解説はない。...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2016年10月14日

    三島由紀夫は単なる人気作家ではなく、あの時代のスーパースターだったようです。当時80万部の平凡パンチが1967年春ミスターダンディの読者投票をした結果(11万以上の投票)は、1位が2万票近くの三島由紀夫で、2位以下が三船敏郎、伊丹十三、石原慎太郎、加山雄三、石原裕次郎、西郷輝彦、長嶋茂雄、市川染五郎...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2017年08月18日

    事件自体はほんの数時間の出来事だった。しかし、その事件の発生は
    各界に大きな衝撃をもたらした。

    日本を代表する作家であり、ノーベル文学賞受賞の可能性も取り沙汰
    された三島由紀夫は自身が主催する民兵組織「盾の会」会員を引き連れ、
    自衛隊市ヶ谷駐屯地を訪れた。

    三島と自衛隊は近しい関係にあった。だが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月19日

    死後40年に蘇る昭和45年11月25日。120人以上の、どこで、なにをしていて、どう感じたか、を時系列で再現することで「日本で一番夕刊が売れた日」を体感できます。本人の言葉とか新しい事実とか再評価とか次元の違う記述がないことで自分にとっての三島事件を考えざるを得ない構成です。一瞬で砕け散ったガラスの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月30日

    三島由紀夫自決から40年を記念して出版されたらしいが、三島自身の言動を描いた作品ではなく、当時の三島を知る人々や、何らかの形で三島とかかわりがあった人たちの事件に関する発言なり出版物を中心に構成されている。

    そうか、三島はこんな人たちとの付き合いがあったのか!とびっくりするような場面が結構あったよ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月24日

    この当日の、百数十人の文壇、演劇・映画人、政界やマスコミ関係者などの記録を時系列に追いながら、三島由紀夫の自決事件の真相と意味を問うたノンフィクション。

    大変面白い視点で、人々と三島との関係性のみならず、登場した多数の著名人その人たちもなかなかに興味深い。

    全体を一読した後のあとがきがまた非常に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月16日

     面白かった。
     三島由紀夫が自決した「その日」に焦点を当て、三島と交友の会った人物たちの「その日」を時系列順に並べ、「その日」を再現している。
     三島本人は一切出てこないが、エピソードの集積が三島の側面を点綴し描き出している。

    0

    Posted by ブクログ 2010年11月27日

    この本では、三島事件そのものを描くのではなく、三島事件に人々(百数十人)がどう反応したかが、ほぼ事件前後の時系列で並べられている。実際彼らは興奮、驚愕、絶望、失望、感嘆、絶叫、唖然、愕然、反撥、嫌悪、嘲笑、様々な反応をした。
    当時20歳で多くの三島文学を読んでいた僕は当然彼らと同じように呆然とした。...続きを読む

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