安部公房のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
箱男の見方が、カメラのファインダーを覗き込んだ時の感覚と似ているので、そういうところから着想した話なのだと思う。
箱は単に身を隠すためのものではなく、カメラそのもので、小さな四角い穴は世界を最高解像度で消費するためのレンズなのかもね。普通に見るよりも、小さな箱(枠)を通して世界を観ると、より細かな部分を、より繊細に捉えることができる。
強いメッセージ性があるというよりも、覗き見たいという純粋なフェティシズムを強く感じて気持ち悪かった。
箱はゴミに同化していて誰からも気付かれない安全圏だと思っていたのに、自分が見ているのと同じくらい、他者に見られていた。覗く者は、常に別の誰かから覗き返されているという展開は面白かったです。
そう思うとSNSでの「見る専アカウント」「匿名アカウント」は、ある意味、箱男かもしれませんね。
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Posted by ブクログ
・題未定
求めてたものを手にしても罪悪感があると享受できないのね、元いたところに求めてたものがあったと気づいたパー公は幸せになれるのか。登場人物みんないい人。
・老村長の死
怖。殺された?やり取りが不思議。
・天使
精神病の人の脳内を文学にしたような。笑顔たくさん天使の生活楽しそう。
・第一の手紙〜第四の手紙
〈運命の顔〉とのやり取りを手紙で表している。意味わかんない仮面と手袋つけさせられて説明書読んだら詩しか書かれてないのはおもろい。後半部分は失われているのとかこれを23歳で書いてるのとか安部公房訳わかんなすぎる、すごい。
・白い蛾
白蛾丸という船で見た蛾の標本についての話。途中の「普通つまらないとか大人気ないとか言われている事が、案外目に見えない所で人生の大きな役割を占め、時には主題さえなっているものです。目に見えているものは、その奥に在る大きな塊りの様々な性質を、ばらばらに示している仮の宿で、影の様なものだと言うのが私の意見です」というセリフが真に迫ってるようで気に入った。
・悪魔ドゥベモオ
家族に逃げられ、悪魔に魅入られて悪魔の言葉を本にする話。なんかもっと凄いことやってほしい。
・憎悪
生々しい現実、世界観、集団主義、弁証法、>究極概念。なーんにも分からん。
・タブー
産みの親と偶然の再会、タム、タム、タム。
・虚妄
・鴉沼
疲れて流し読み、ストーリー?があって面白そうな気はする。
・キンドル氏とねこ
世界観すご。