安部公房のレビュー一覧

  • 砂の女(新潮文庫)

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    けものたちは故郷を目指す、とはまた全く違うファンタジー。
    発想がなかなか面白くて、けものたちとは逆な1日で読み切った。それでも時間軸が変わるとやはり読みづらい。

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    2026年03月12日
  • 飛ぶ男(新潮文庫)

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    どれだけ現実離れしていても離されないのは、細かな情景描写や表現が作品の世界観に一致しているからだと感じた。終始魅了され続ける文章だった。

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    2026年03月12日
  • 人間そっくり(新潮文庫)

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    SF小説と言えば、ジュール・ヴェルヌの「海底2万マイル」や小松左京の「日本沈没」などを思い浮かべるが、本作はそのようなダイナミックな話でなく、登場人物が少なく、ほぼ会話で終始する。理屈を重ねていくうち、正しい事とは何なのか、自分や周りがなんだかわからなくなってしまう。途中続く事なく進んでいくところがすごい。2026.3.4

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    2026年03月04日
  • 友達・棒になった男(新潮文庫)

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    ネタバレ

    闖入者を元に創作されたとのことで友達を読んだ。
    読んだ人は皆、この善意の押し付けを耐えがたい思いで読むと思うけど、そういう感想を持つ人でも、何も考えず友達家族側に入る人は多そう。
    私はとにかく自分の領域に他人が入ってくるのが苦手だから、恐怖に近い感覚で読んだ。
    闖入者と友達で、ラストが違うのも面白かった。

    棒になった男は、特にボクサーの話がさっぱりよく分からなかった。
    榎本武揚は途中で脱落。戯曲は慣れないから読みづらいなと思った。

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    2026年03月02日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    中々ストレスの溜まる内容だけれど、これは傑作。昆虫採集に出掛けた男はある村に行き付く。考える事を止め言われるがままの暮らし、同じ作業を毎日毎日、まるで虫のよう...

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    2026年02月26日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    砂に沈む部落というなんともミステリアスな設定が自分好みだった。
    砂の穴の中での暮らしを描くというシンプルなテーマであったが退屈を感じることはなかった。

    男と女のやり取りや脱出を試みる男の様子などはもちろん砂との暮らしに対する比喩表現が豊富であったことも大きな理由であると思う。

    もちろん砂の中で暮らしたことはないが口内の描写や身体中に砂が纏まりつく様子は恐ろしい程に感じることができた。

    脱出が失敗に終わったあとはどのように物語を締めくくるか予測ができなかったが男が穴から出られる状況となってもあれだけ苦しんだ砂の中でもう少し暮らすという選択をしたのがよかった。

    穴の中でラジオや男とのやり取

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    2026年02月22日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    独特な言い回しとの相性が良くなくて、読むのにかなり時間がかかってしまった(◜ ̯◝ )
    人間の適応能力ってすごいんだな、というか適応するしかなくて、ある種狂った精神状態になることで潜在的に自衛してたのか、わたしなら普通にブチギレ続けてると思うけど

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    2026年02月06日
  • 笑う月(新潮文庫)

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    作者独特の短編集です。
    東大医学部卒の天才は、凡人には理解できない世界に生きています。掴めそうな、手に取れなさそうな不思議な小説感が湧き出していました。

    「鞄」→自由とは何かを問う面白い小説です。どのようにも捉えることが出来、思考することに興味を覚えます。
    「自己犠牲」→ドラマや映画のショートストーリーにもなりそう。ラストに衝撃を受けます。
    「公然の秘密」→SFっぽくて想像力が湧き上がりました。

    この本から始まり、『砂の女』『箱男』の順番に読むと阿部公房ワールドに入りやすいかなと思います。

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    2026年02月01日
  • 笑う月(新潮文庫)

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    ふつう人の見た夢の話なんてつまらないものだけど、と思いながら楽しく読めた
    特に気に入ったのはアリスのカメラ、公然の秘密

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    2026年01月27日
  • 箱男(新潮文庫)

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    自分が文学的素養が無いのもありますが、非常に難解な内容でした。
    ストーリーというよりかはこの登場人物の視点、関係性、構造や表現手法をもっと理解すれば評価も変わるのかなと感じました。もっと勉強します。

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    2026年01月26日
  • 壁(新潮文庫)

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    ・起きたら名前がなくなってたり、服が喋り出したりとファンタジーな世界のようで、何故か現実に起こりえそうな気がするリアル感、緊迫感を持って展開される、安倍公房の不思議な世界観の物語。
    ・「壁」がテーマになっており、主人公によって色んな壁の解釈をしていた。第一部にあった「遥か彼方に見渡す地平線と、目の前のある壁は同じ」という主張が、分かりそうで分かり得なかった。
    ・物語として読みやすい内容ではあったが、その一歩先の安倍公房の主張や考えを読み解くことができなかった。砂の女の方がその辺りは読み取りやすかったように思う。壁はデビュー作である一方、その10年後に砂の女は書かれているからかな。ただ、安倍公房

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    2026年01月20日
  • 箱男(新潮文庫)

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    ネタバレ

    アホ難しかった。
    ほぼ理解不能に近い。

    見ることに特化した箱男は、結局見られることから逃げられない。
    現代社会と箱男の世界観を重ねて、何が言いたかったか考えた。
    スマホという文明機器で、所持者が常に写真を撮ることができ、SNSで自分の意見を特定の誰かまたは不特定多数に発信できる主体だと信じて止まないが、他人からすれば目の前に写真を撮る人物がいて、SNSで何か発信する人物がいる。匿名という個人を特定しない形で、街中やSNSに存在していても、例えば匿名Aというある名前のついた状態で存在しているっていうことなのだろうか。

    贋医者が無免許で医療行為していたのは驚いた。
    裸婦像モデルの女が、その贋医

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    2026年01月09日
  • 箱男(新潮文庫)

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    江戸川乱歩の人間椅子的な不気味でエロティックな物語
    まるで薬中にでもなったかと思うような錯覚に陥る
    頭の中がまとまらなくて、気持ち悪いけどやめられない感じ

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    2026年01月01日
  • 箱男(新潮文庫)

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    男の欲望が詰まった小説だと思います。

    箱をかぶることで現実とはかけ離れつつも、社会の中には存在している。個人としていなくても実態がそこにある。ちょっと不思議な小説でした。
    比喩表現も多く、場面の切り替わりが何回もあります。

    見たい欲望と、対峙して見られたい欲望。
    「覗く」行為そのものを箱を被ることで常に可能にしているところが自己欲求の表れなのかもしれません。

    三島由紀夫著の「豊饒の海 (三)暁の寺」を思い出しました。

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    2026年01月02日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    独特な比喩表現で、途中止まって考えてしまう描写がたくさん出てきます。

    ストーリーは女性蔑視があるものの、人を監禁する術をもち、徐々に洗脳されていく様や、「砂」という自然物質を絶え間なく身近に感じさせるものです。
    砂のように引き込まれて完読しました。

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    2025年12月21日
  • 笑う月(新潮文庫)

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    ★読書会の課題図書★
    私には難しかった。けどつまらなかったわけでもなかった。
    安部公房の他の本を読んだことがないから、いきなり安部公房のアイデアの出所とか、話の作り方の説明をされているようでピンとこず、先に他の本を読むべきだったかもしれないと思った。

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    2025年12月14日
  • 第四間氷期(新潮文庫)

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    ネタバレ

    殺人事件を巡るミステリのような展開から話が変わってきてSFへ(笑)予言する機械や謎の脅迫電話、胎児誘拐事件、水棲人の研究など色々考えるな~(笑)異色なSFとしていい感じですね(笑)

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    2025年11月24日
  • 飛ぶ男(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する《飛ぶ男》が現れる。ある中学教師と接触していた《飛ぶ男》は、男性不信の女に空気銃で撃たれた。女は《飛ぶ男》を確認する為に中学教師の部屋へ。 不思議な雰囲気の話。しっかり完成していたら、なんだかとても良い物語になっていた気がする。

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    2025年11月24日
  • カンガルー・ノート(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ある朝突然脛にカイワレ大根が生えたという展開が(笑)なぜカイワレ大根だったんだろう。掴みとしては良かった(笑)なんと言うか物語自体が壊れてしまう寸前のようなギリギリのところを走ってる感じで結構読むのは苦労したけど引き込まれていくように読んでしまった(笑)所々に現れる歌が何となく『ドグラ・マグラ』を想像してしまった。

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    2025年11月24日
  • 箱男(新潮文庫)

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    ネタバレ

    難解。語りや視点が色々と変化してしまい混乱してしまった。箱男と贋箱男の区別もちょっと難しくなってしまって。解説まで読んで少しわかったかな(笑)しかし一読だけでは理解できない(笑)ちょっと『ドグラ・マグラ』を読んでいるような(笑)あそこまでおかしくは無いですが(笑)とりあえず時間をおいて再読しないと(笑)そして他にも安部公房が積読になっているから読んでいこう(笑)

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    2025年11月24日