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Posted by ブクログ
自動書記という手法があります。これは執筆者の無意識を反映するために、意図を抱かずに書く方法のことです。
人間が眠っているときに見る夢を文字に起こすと、自動書記のようになるのかとこの作品を読んで感心しました。
おそらく私たち読者にとっては意味のわからない不思議な余韻の残る作品の羅列でしかないのですが、書いている安部公房さんにとっては「これはこのような意味なのかもしれない」と思いながら書き進めていったのではないでしょうか。
他人の夢の内容を文字に起こした上でそれを読めるのは貴重な体験ですね。しかも世界的前衛作家の安部公房さんの夢となると、さらにその貴重さが増すように思います。
個人的に気に入った作品は「発想の種子」です。
ぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
そもそも論だけど、安部公房の文体かっこよすぎる、勇ましいというか、なんというか、
アリスのカメラ
「シャッターを押しつづけていさえすれば、いつかアリスが写っているかもしれないという幻想。不可能にかけた、一瞬の緊張。それは、現実の拒絶であり、部分への解体の願望でもあるだろう。だが、アリスと出会えるのは、不思議の国の中でしかない。」
カメラで写真を撮ることで写り得ないであろうものの存在を肯定しようとするの皮肉だよな、あるものしか写らないカメラに対して、存在しないはずのものが写ることを祈るなんて、
公然の秘密
「当然だろう、弱者への愛には、いつだって殺意がこめられている。
やがて仔象は、古新聞のように燃え上り、燃えつきた。」
分からないけど分かりたいだけなのか、分かっているのか、分からないのかすら判断できない、
Posted by ブクログ
まず、とっておきの睡眠誘導術を伝授されてから夢の話へ。
「こんな夢を見た」系のエッセイなのかな、と読みはじめました。笑う月、これはトラウマになりそう。
そこからだんだん安部公房の創作や発想のきっかけみたいな話になってきて、これはこれですごく面白かった。
夢のイメージが作品に反映されてるって事は…
作品を読めば安部公房の夢を体験できちゃうってこと?あの独特な雰囲気は、無意識下のイメージ…?うーむなんだか妙に納得。
そしてその後は、夢の話のような創作のような短編作品が続きます。
奥さんの安倍真智による挿絵(コラージュ作品?)も差し込まれていて贅沢。
夢の中感が漂ってる〜〜
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小説・文芸
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