安部公房のレビュー一覧

  • 砂の女(新潮文庫)

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    状況が突飛すぎて、更に文体もなかなかに個性的で、なんだこりゃと思いつつ前半をなんとか読み終えたが、後半になるにつれていつの間にか世界に引き込まれて、どうなるんだ!?と後半ワクワクしながら読んだ。
    すごい話を思い付くもんだな~しかも映画化されてるというのでびっくり。よく映像化できたな~
    読売文学賞、フランスで最優秀外国文学賞を受賞。

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    2026年10月07日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    砂丘へ昆虫採集に向かった教師が砂の下にある1軒の家に閉じ込められ脱出模様を描く物語。
    砂下の家に閉じ込められ砂が原因でなかなか脱出が出来ないという設定は面白い。当時1962年刊行で斬新だったのではないか?
    閉じ込められた家には当然ガス、水道、電気が通ってなく毎日のように溜まっていく砂を取り除いた成果で村の人からの配給が生活を支える。
    脱出しようにも村の人はさせてくれず、人手不足ということで閉じ込められた教師も働くこととなる。
    やはり終始読みにくい
    なかなか情景、風景描写が困難
    砂の下に家がある事もまず理解出来ない
    物語が面白いだけに細かい設定をしっかりとしてほしかった。矛盾で荒唐無稽な箇所がある。

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    2026年10月05日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    作者が言いたいことはなんとなくわかるけどどうにも感情は動かされなかった。人間のあり方とか生きる意味だとか、名著と言われるのもわかるような気がするけど読みづらさが勝ってか十分に楽しめなかった。また時間をおいて読み返したい。

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    2026年09月30日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    海水浴に行った時の砂がまとわりつく嫌な感じがずっと続きます。分かる分かる、口に入ったりするとジャリジャリしてペッとしたくなるような、、。
    体中がベタベタしてくるような気さえして、なかなか進みませんでしたが、ラストのオチは予想外でした。

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    2026年09月28日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    個人的にはホラーだった。途中イライラするところもあり、時代を感じるところもあり、全く意味の分からないところもあるけど、最後どうなるかが気になって読み進めた感じだった。

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    2026年09月27日
  • 他人の顔(新潮文庫)

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    映画版『砂の女』『他人の顔』の二本立て上映があったので、『砂の女』は読んでいたけど、こちらは読んでいなかったので、予習のために。

    顔に醜い傷を負った男が、仮面(というより新しい素肌)を作っていくのだけど、この男の性格が非常にめんどくさい。

    こな鼻の尖った顔は外交的であり、またこの顔の形は内向的であり……という新しい顔の形をどうするか? という延々と続く一人議論から始まり、顔というのは個人の証明であり、顔を主張するということは他人になることであり云々かんぬん……と妻に向けた手記を延々と綴っていく。

    いいからとっとと新しい顔を作って妻と新しい人生をスタートさせろよ、と思うのだけど、不思議なものでこのめんどくさい男の行先が結構気になってしまう。

    さらにこの男の作る仮面というのは、本当に他人を誤魔化せるほどの精巧な代物なのだろうか?というのがこの男の主観でしか語られないからわからず、果たして周りの人はこの男の醜い顔同様、仮面の有無も触れずにいてくれているのではないか?という疑問は小説ならではの楽しみだったと思う。

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    2026年09月21日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    記録サボってたので再開
    外の世界から隔絶され過酷な環境にいる主人公が徐々に安住してしまう。
    社会的なメッセージを感じた

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    2026年09月09日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    砂が汗ばんだ肌にペタペタと張り付き、暗い狭い閉塞感のある感じがこの小説の全体に漂っていて、独特な雰囲気と気持ち悪さが良い。

    不条理な状況の中でも、その環境に順応していく姿が虚しくあり、またそれが常だと思った。

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    2026年09月05日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    難しい、でも後でネットで調べたらこれは自由や労働といったことに関して述べていると知って確かにと思った。
    またこれを意識して読むと面白いかも

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    2026年09月04日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    半世紀前に読んだ。
    当時はカフカ、カミュ、サルトル、キルケゴールと実存主義的な流れで読んだことを思い出す。
    今回は「やや」楽しくミステリー小説として読んだことを白状しないと。
    二十歳の自分は人生を考え、悩み、まだ見ぬ未来の不安に押しつぶされそうになり、生きるとは何かを考えてた。
    そして、70歳の老人になった。
    ほぼ人生は生きた。
    そしてあらためて思う。
    人生とは、ある日唐突に砂に囚われ、わずかな楽しみや、慰めで日々を過ごし、ささやかな希望で命をつないでいくものであることを、あらためて確認する。

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    2026年08月27日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    何を読み終わったのかよく分からなかった。

    人から勧められて読んでみたため、その人の主観を通して読んでしまったかもしれない。

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    2026年08月23日
  • 壁(新潮文庫)

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     「魔法のチョーク」と「事業」は、江戸川乱歩作品のようにラストでハッとさせられる展開で面白かった。他は抽象性が高くてイマイチ分からなかった! マジックリアリズムが過ぎる……。

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    2026年08月12日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    文学的な深い評価は分からないけれど、怪しさと奇妙さと解説にあった「不思議の国のアリス」の表現が近いのは分かる気がした。
    思ったのは理不尽な状況に追いやられても、人は生きていくためにその状況を受け入れてそこでどうにかやっていくようになるんだなと。ぶっちゃけ事件下で犯人と云々というのは聞く話だけど、それも同じことなのかなとも。
    なんだか後味考えさせられる悩ましい作品。

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    2026年07月25日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    不快感を感じさせる文ってすごいなと思った。
    現代社会に対して、安部公房の言わんとしてることが伝わってきた気がする

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    2026年07月22日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    誰かの何かのおすすめでよんだ。
    ミステリーかなと読み始めたが、どちらかというと純文学だと感じた。
    自由ってなんだろなと考えさせられる話だった。
    過酷な生活をする女がまさに井の中の蛙だとも言えるし、足ることを知る高潔な人物だとも言える。
    逃げようとする男が元の生活も自由じゃなかったのに戻ろうとするところが滑稽とも思える一方で、意思の強い男だとも思う。
    ここまでの人間関係を見つめ直して再構築しようとする描写をみるに、脱出できてたほうがよかったんじゃないのかなとも思う。

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    2026年07月21日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    なんとなく人の本質を感じる作品。
    砂を掘りながらも行きずりの女と暮らすことを選ぶところが
    人生にある妥協の瞬間を感じた。

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    2026年07月21日
  • 他人の顔(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いやー私には難しかった。
    事故で顔に大怪我を負った男性の心の動きが緻密に描かれていたけど、すぐには理解出来ない部分も沢山あった。
    でも顔については考えさせられたな。
    顔があるから自分なのか?もし顔がなかったら人間同士の交流はどうなるのか?

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    2026年07月07日
  • 箱男(新潮文庫)

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    正直に言いますと、迷子になりました。

    箱男が贋箱男なのか、手記の書き手が誰なのか、
    今誰が話者なのか、これ妄想なのか、
    とかとか。

    序盤は箱男への変貌の過程とかなので、
    何を言ってるのやら、と思いながら読み進めていきますが、途中から物語が始まり、落書きしてる内容なのか事実が語られてるのかかなり混乱させてくる形となっている。

    箱をかぶることで、外の世界を一方的に覗き見できる。社会から切り離された存在になりながら、世界を観察し続ける——これは 匿名性・アイデンティティの喪失・現代人の疎外 といったテーマがあるとかないとか。

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    2026年06月20日
  • 壁(新潮文庫)

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    ネタバレ

    理不尽な目に遭うところにカフカ味を感じる、通してわからない小説だった。わからなさを愉しむものと割り切って読んだ。 相手から一方的に言われたり行動を強要させられたりするところは気味が悪かった。 物に話しかけられることは羨ましく思った。自己を奪われる体験だったとしても。 2部のバベルは狸からの強要を拒絶して主体を取り戻すところが全体的に暗い雰囲気の作品の中で僅かな光みたいだった。

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    2026年06月17日
  • 密会(新潮文庫)

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    時系列と位置関係と人物、どれもぐちゃぐちゃのままだったが、いつの間にか手記の中に引き込まれていた。性の持つ引力を小説にするならこういう感じになるのかもしれない。簡単には捉えられないものを、噛み砕かずそのまま表現するのが巧みだと感じた。

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    2026年06月11日