安部公房のレビュー一覧

  • 密会(新潮文庫)

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    ネタバレ

    淫乱の溶骨症の少女、ヒステリックでわがままな女秘書、仮面女となってしまった彼の妻(?)、あまりに身勝手且つ魅力的すぎる女たちに振り回される主人公。
    溶骨症の少女については、そういう風に愛されていつか溶けてしまいたいと思った。
    パテ状の肉塊になってしまった娘を男は懸命に人間の形に戻す。声のしている辺りに耳を寄せると「さわってよ……」幾層にも肉や皮がたるみどこが股間の襞なのか区別もつかないが、男は襞という襞をさぐってはさすり続ける。娘はやがて眠ってしまう。男は地下をさまよいながらときどき電池を抜いてはこっそり娘を抱きしめる。

    ―いずれは盗聴器の電池も切れ、ぼくは誰にも気兼ねなしに娘を抱きつづけることになるのだろう。ぼくは娘の母親でこさえたふとんを齧り、コンクリートの壁から滲み出した水滴を舐め、もう誰からも咎められなくなったこの一人だけの密会にしがみつく。いくら認めないつもりでも、明日の新聞に先を越され、ぼくは明日という過去の中で、何度も確実に死につづける。やさしい一人だけの密会を抱きしめて……。―

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    2018年02月25日
  • 無関係な死・時の崖(新潮文庫)

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    「不条理」と一言で片付けるのは簡単だけど,それだけではない,深い味わいのある短編揃い.「悪夢」といってもよいか.期せずして不可解な状況に主人公が引きずる込まれる話ばかりである.
    南米の作家の短編は,ムッとするような,頭のクラクラするような,欧米の作家とはまた違う変なトーンの話が多いが,それを思い出させる.

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    2017年02月14日
  • 燃えつきた地図(新潮文庫)

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    今まで読んだ安部公房の本は、独白系が多かったのだが、この作品はめちゃくちゃ会話がある。会話もまた素晴らしい。間の取り方が恍惚的。

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    2017年01月04日
  • 無関係な死・時の崖(新潮文庫)

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    『砂の女』『他人の顔』など脂が乗った時期に認められた短編10作品。前後関係のない不条理な状況、推考しながら輪転する物語、ブラックユーモアのような皮肉めいた結末。安部公房節がいずれの作品でも輝る。

    表題作『無関係な死』や『人間そっくり』の元ネタ『使者』は然ることながら、『人魚伝』が素晴らしい。架空の生命体へ妙な生活感をまぶしながら人魚の真意までの流れは、『第四氷河期』を読んだときのような、自分の創造力の欠如を恨めしく思う。

    いずれの作品も安部公房らしさをふんだんに味わえる作品である。

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    2016年09月29日
  • R62号の発明・鉛の卵(新潮文庫)

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    「世にも奇妙な物語」と言えば分かりやすいと思います。短編ですからね。読みやすいですが、あっさりとしていて、私はどちらかというと、同氏の長編のほうが好きなようです。

    <掲載作品の一覧>
    R62号の発明
    パニック
    犬
    変形の記憶
    死んだ娘が歌った
    盲腸
    棒
    人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち
    鍵耳の値段
    鏡と呼子
    鉛の卵

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    2016年05月02日
  • 水中都市・デンドロカカリヤ(新潮文庫)

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    箱男が個人的に難解だったので少しとっつきにくい印象を抱いていたけれども、この短編集に入っている作品はどれも話の展開がわかりやすく、伝奇的で面白かった。「闖入者」が好き。

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    2016年04月29日
  • 密会(新潮文庫)

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    「壁」や「箱男」と比べるとやや劣る感は否めないが、病院という非日常的日常空間を通して絶対的非日常へ読者を強引に導く筆力は圧巻だ。読み手を極めて混乱させ一度読んだくらいではとてもストーリーを理解できないが、敢えていえば本書のテーマは「性の倒錯」だろうか。退廃的でサイバーパンクのようでもある。直接的な性描写や幼児愛好などタブーを厭わない表現は公房氏作品のなかでも異色かもしれない。

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    2016年04月03日
  • R62号の発明・鉛の卵(新潮文庫)

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    40年以上前の作品とは信じられないような先見性に富んだ短編集である。特に表題作の「R62号の発明」は昨今盛り上がりを見せる第三次ロボット・AIブームの将来を極めてシュールに予見しているようだ。効率性を追求した結果、ロボットの一部として人間を組み込むという発想はなんともシニカルである。

    本書は、各作品のみならず解説もなかなかの鋭さを持っている。無機質と有機質を等価に相互交換しながら描く安部公房の手法をとき解いており、なるほどなと思わされる。

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    2015年12月29日
  • 方舟さくら丸(新潮文庫)

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    醜い外見をもつ主人公は来るべき核戦争に備えて石の採掘場跡を改造した方舟を作り、乗組員を探している。百貨店の催事で見つけたユープケッチャなる昆虫(自らの糞を食べることで自己完結できる)を購入したあと、昆虫屋に乗船チケットを渡すが、男女二人組のサクラにチケットを奪われてしまい...。あとは読みすすめていくことをお勧めする。因みに、日本で初めてワープロで執筆された小説らしい。
    途中で出てくる女子中学生の下りあたりは随分唐突に感じた。掘り下げ方が足りないような。女子中学生獲得に躍起になる老人達は非常に滑稽。何処かふわふわした流れのなかで、ここだけが非常に人間くさい。主人公が女に触れて喜んでいたり、恐る恐る距離を詰めていこうとするあたりの心理描写は非常に上手。自己完結するユープケッチャは恐らく方舟の比喩なんだろうが、足などの器官が退化しているのに生殖は出来ないのでは?
    作中に出てくるホコリ取りの機械のほか、ギミックは非常に凝っている。理系作家だよなぁ。

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    2015年12月27日
  • 飢餓同盟(新潮文庫)

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    閉塞感漂う「花園町」で共産主義的な革命を画策する者たちの哀愁劇を描く。”ひもじい同盟”という極めて貧相な名前から”飢餓同盟”へ名称を変え、地熱発電所を基軸に革命を試みるが・・・。

    作品全体に纏わりつくどんよりした暗い雰囲気と、あくの強い個性的な登場人物は安部公房ならではといえよう。ドストエフスキーの『悪霊』がベースにあるらしいが、当時の共産主義を担ぐ者たちに通ずるような、何かに飢えた者同士が至極脆弱な共同意志の下革命を目指すが虚しく瓦解する姿はなんとも滑稽である。

    本書で特に秀逸だったのは「患者に飢える」というくだりだ。患者の治療が医者の使命だが、その医者が患者に飢えるとはこれ如何に。本作のパラドックス的側面を巧みに表現した言葉と感じた。作者自身は本作をあまり好きではなかったようだが、安部作品のなかでは比較的分かりやすい物語かと思われる。

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    2015年12月05日
  • 方舟さくら丸(新潮文庫)

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    この本を読んで、映画CUBEを思い出した。CUBEの製作は1997年で、1984年に出版されたこの本とは互いに何の関係もないのはわかっているけど。

    空間に閉じ込められた数人が、自分たちで予兆しえない事件や出来事に巻き込まれ、時間が進むにつれて当初の心理が微妙に壊れてゆき、その壊れる様子を追うという点では共通している。一般的に「不条理」とも括られそうな両者。非現実的な設定もさることながら、理解不能な状況の延々とした描写、そして「えっ!」って感嘆符と疑問符を幾つも付けたくなるようなラスト…
    これは好き嫌いがはっきり分かれるだろうし、正直言ってレビューは書きづらい。力点を置く場所を見つけにくいから。しかし知的好奇心はくすぐられる。だから自分の空想力を思いっきり駆使して、この本のもつ「本当の面白さ」は何かを、紙を火にかざしてあぶり出しで書かれたものを読むような作業を自分に課すしかない。

    この本の主人公は、核戦争による世界の終末を予測し採掘跡の広大な洞窟に武装してひとり立てこもりカウントダウンを待つ。ひとつ思ったのは、この本を現代言われるところの「引きこもり」の人が読めば、どういう感想を抱くか、ってこと。だって、自分だけの世界の構築、自己の肥大化、自分の容姿へのコンプレックス、他人に対する資格審査、選民思考、あげれば引きこもりに通じるキーワードはいくらでも出てくる。
    でも、安部公房は後に社会問題化する引きこもりの人を描きたかったのだろうか?私はむしろ逆で、世間一般の人共通の精神的属性を、安部はすべて引きこもり的なものに集約させようとしていると思う。

    結末で洞窟から外へ出た主人公が平和な日常を過ごす街全体やそこに住む人全体を改めて凝視し、死んでいると感じたという描写は、私たち誰もが宿命的に背負わされている疎外感を表現したかったのではないか。すなわち、引きこもって我が道を行く人生を送るのも、社会に出て日の光を浴びて暮らすのも、どちらも孤独だってこと。

    そうすると、現代の「社会的排除」という言葉で表されるような、自分が望む望まないにかかわらず社会にいながら外界との接触がほとんどない人が現実的な存在として表面化したのは、そういう点で見れば不思議ではない。

    CUBEは設定の妙から人間社会の不合理性をとことん突き詰めた形で一本の作品に結実させているが、この本はその不合理性を咀嚼したうえで、人が生きるうえでの孤立性を浮き彫りにしようとする意図を感じる。つまり、別に核戦争や自然災害を待つまでもなく、人はある意味孤独で、生きるうえで寂寥感を避けえないってこと。

    その現実を受け入れ、「絆(きずな)」なんて言葉を安っぽく使わずに、寂寥感や排除とどう折り合いをつけ孤独に打ち勝てばいいのか。同じところを時計みたいにぐるぐる回りつづけ自分の糞を餌に生息する昆虫“ユープケッチャ”を登場させ期待をもたせるものの、現代病とも言える孤独や疎外感を解消する具体的な手法までは書かれていないので、星1つを減じたい。
    (2013/1/2)

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    2018年11月12日
  • 方舟さくら丸(新潮文庫)

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    悪夢と思って読んだら喜劇だった、そんな小説だ。「ぼく」と語る主人公は精神錯乱者のような一面を見せる。自らの糞を食料として半永久機関として存在する「ユープケッチャ」がシンボリックに用いられ、これから徐々に狂気じみた物語が始まる。、、、と思ったら昆虫屋やサクラ、女、老人、少年と次から次へ一癖も二癖もある人物が登場し、一方の主人公はエゴとエロを前面に押し出しながら凡庸に埋もれていく。後半はまさに文字通り便器に埋もれたままだ。描かれる世界は狂気そのものだし女子中学生狩りなどどロリコン的悪趣味も描かれるが、それらの異常性がブラックジョーク的な雰囲気を生み出している。

    ノアは方舟へ各動物の番いを乗せたが、一種類の動物を複数乗せると方舟は出発さえしない、なんとも面白い着眼点ではないか。最後の「ぼく」はまさにキョトン状態だったろうが、読者も狐に化かされたような不思議な感覚を味わうことができよう。

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    2015年11月01日
  • 水中都市・デンドロカカリヤ(新潮文庫)

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    安部公房の短編集。全体を通すテーマは変形と擬人化といえようか。些か読者を突き放した感は安部作品の特徴といえよう。それが何かは説明せず物語は進み、何を描いているかぼんやり見えてきたとしても、それが何を示しているのかははっきりさせない。それは著者の世界観の作り込みと作り上げた世界への移入が完全なものなため、読者に立ち入る隙を与えないのだろう。

    「デンドロカカリヤ」は星新一の「クラムボン」を思い起こさせたが、あちらが童話的なのに対しこちらは寓話的である。しかし何を風刺しているかは筆者にしかわからない。それでよいのだ。何か異次元の世界を描き、読者が一端を垣間見る、それが安部公房作品の楽しみ方でもあるのだから。

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    2015年11月01日
  • 無関係な死・時の崖(新潮文庫)

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    次々に登場する、一見ふつうの人のようで頭のおかしなことを言う人たち。会話を交わしていくうちに、こちらの正気が怪しくなってくる。そんな不条理さを存分に味わえる。

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    2015年06月22日
  • 水中都市・デンドロカカリヤ(新潮文庫)

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    『手』『闖入者』『水中都市』が好き。 三つとも毛色は違うけど、気に入ったのだから仕方がない。
    安部公房で始めて手に取った文庫。 動物や植物への変身を物語に組み込んでいることが多く、それが他著者の変身物語と比べて当然のことのように取り扱われている。著者にとって肝心なのは変身そのものではなく、そこから生み出される雰囲気であり、象徴性であったのだろうかと感じた。
    常識の破綻を当然とする展開のおかげで、夢を見ているような気分にさせられる。楽しい夢ではないことが多いが、進行のテンポが良いため、夢だからそんなもんだよねとやや強引に納得させられてしまう。

    あとがきではカフカやリルケを似た作品として挙げていたけど・・・夢野久作あたりも近・・・くもないかな? いや、目指している方向は違う気がする。もしくはアンナ・カヴァン? それも違う気がする。

    まあ類似を探すよりも、作品が醸し出すこの素晴らしい夢の雰囲気を素直に楽しむのが一番。ひとつ読んで気に入ったら片っ端からどうぞ。

    自治医大店 田崎

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    2015年05月01日
  • けものたちは故郷をめざす(新潮文庫)

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    ヤマザキマリのオススメ本として紹介されましたので初めての安部公房。終戦直後の満州から日本へ帰国する壮絶な旅。生きることの無条件の渇望に勇気をもらう。

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    2015年04月29日
  • 無関係な死・時の崖(新潮文庫)

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    やはりおもしろい安部公房。
    「あべこう」まで打つと「あべこうじ」って出てるくるのは、何か嫌やけど。

    全編おもしろかったけど、やっぱり僕は「無関係な死」が好きやね。

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    2014年12月09日
  • 方舟さくら丸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私はさくら丸では暮らしていけないなあと思う。そこまでして生き延びたいと思うわけでもない。
    この計画は上手くいかない(あるいは昆虫屋にとっては上手くいっているのかもしれない)けれど、きっと、現実はそういうものなんだろうなと思った。どれだけ計画が素晴らしくても、それを実行するのは、計画を立てることよりもずっと難しい。

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    2014年12月04日
  • けものたちは故郷をめざす(新潮文庫)

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    他人を利用し、利用される。戦時中の不幸な話と片付けられるだろうか。平和な生活をしていても、命のやり取りまではしないというだけで、基底にはそういう精神が伏流水のように存在しているのではないだろうか。私たちもまた、けものなのだろうか。

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    2014年12月04日
  • 飢餓同盟(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【本の内容】
    眠った魚のように山あいに沈む町花園。

    この雪にとざされた小地方都市で、疎外されたよそ者たちは、革命のための秘密結社“飢餓同盟”のもとに団結し、権力への夢を地熱発電の開発に託すが、彼らの計画は町長やボスたちにすっかり横取りされてしまう。

    それ自体一つの巨大な病棟のような町で、渦巻き、もろくも崩壊していった彼らの野望を追いながら滑稽なまでの生の狂気を描く。

    [ 目次 ]


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    2014年11月06日