飛ぶ男(新潮文庫)

飛ぶ男(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する物体がいた。《飛ぶ男》の出現である。目撃者は3人。暴力団の男、男性不信の女、とある中学教師……。突如発射された2発の銃弾は、飛ぶ男と中学教師を強く結び付け、奇妙な部屋へと女を誘う。世界文学の最先端として存在し続けた作家が、最期に創造した不条理な世界とは。死後フロッピーディスクに遺されていた表題作のほか「さまざまな父」を収録。(解説・福岡伸一)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

飛ぶ男(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本屋をぶらっと見ていたら何と新刊に安部公房が!!!一番好きな作家と言っていいくらいに好きなのでとても感激!

    未完ながら、この精緻で堅牢な構造物のようにかっちりとした文章は正に安部公房。飛ぶ男というのも安部公房らしい。最初未完と知らずに読み始めたので、途中から文字が欠けていたので印刷ミス?と一瞬思っ

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    安部公房の夫人の編集者的改変を元に戻した編集になっているそう。フロッピーディスクの遺稿だそうな。不眠症、夢、性転換など、興味深いテーマが次々と立ち現れ混淆する、不思議な作品だ。だが、正直内容は、よくわからない。すでに全集で読んで、何回か読んでいるが、なんの話なのかと訊かれるとさっぱりである。晩年の暴

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    本書との出会いは書店の新刊書コーナーで。安部公房の新刊書?お亡くなりになってから大分経つのに。新しい作品が発掘されたのか?裏の帯を見たら今年は安部公房生誕100年とのこと。新潮文庫では新刊を2か月連続で刊行するとの気合の入れ方。これまで単行本で文庫化できていなかった2冊だ。芸術新潮でも特集記事が組ま

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    未完のため、何とも評価できないものの。

    文章の持つ熱量や痺れみたいなものは、やはり常人ではなし得ないものなんじゃないか、という気がする。

    0
    2024年06月19日

    Posted by ブクログ

    天才安部公房の未完の遺作。

    宙を飛ぶ男がいきなり電話をかけてきて、「俺はお前の弟だ!父から追われている!助けてくれ!」と意味不明なことを言い出し、それに困惑する男の話である。

    本作が未完なことが非常に残念だが、解説を含めて、読む価値は十分にある。むしろ、この解説が本作、さらに言えば安部公房の魅力

    0
    2024年06月06日

    Posted by ブクログ

    中学の時に知った「砂の女」、高校の教科書に出てきた「鞄」、それからずっと本屋で安倍工房の名前を目の端で捉えては手を出せずにいたが、「飛ぶ男」にはどうしても惹かれるものがあり購入してしまった。
    表紙をしっかりと見ていなかったため、読み始めてから遺作で未完成作品であることを知る。が、あらすじから滲み出る

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    素敵すぎる!最高です!
    未完成だけどそこも含めて「完成」ととらえる
    独特な世界観と斜め上から見下ろすような描写
    なのになぜかリアルで映像が脳内に溢れる
    ほどよいカオス感が大好物!

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    未完作品。完成版読みたかったあああああああ!!
    本当に、本当に悔やまれる…公房作品特有のトチ狂った設定は本作もご多分に漏れず、一瞬で読み切ってしまいました。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    起承転結の転で終わった
    二部に相当する話しでそういうことかと思い
    未完
    これから承転がくりかえされて物語がどう
    進むかはもう、わからない
    最後まで読みたかった

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    彼女は、いまでも安部公房を読んでいるのだろうか。彼女とは、僕の大好きな俳優の松岡茉優さんのこと。高校生当時の彼女の有名なエピソードから、僕は安部公房に興味を持ち、読み始めた。この本で3冊目。『砂の女』『カンガルーノート』に続き、ようやく3冊目を読み終えた。
    安部公房の物語は、読み始めると、あっという

    0
    2024年04月09日

飛ぶ男(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

安部公房 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す