高橋璃子のレビュー一覧
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アダム・スミスの夕食を作ったのは彼の母親だった。母はアダムの行くところにはどこでも付き添い、生活を支えていたという。しかし、アダム・スミスの思想からは経済を支える「母」あるいは「ケア」の視点はすっかり抜け落ちているように見える。それはなぜか?それは問題ではないのだろうか?この本はそのような問題意識を出発点にしている。
男性と女性、精神と肉体、論理と感情、競争とケア、など西欧の社会は世界を二項対立で捉え、どちらか一方に高い価値を置いてきた。女性は、自分たちに伝統的に充てがわれてきた低い価値の役割から高い価値の役割への転換を試みてきたが、この挑戦は正しかったのだろうか?
結局、二項対立のどちら -
Posted by ブクログ
序章:「数々の欠点があったにせよ、社会主義が資本主義のバランスをとる存在だったことを忘れてはいけません。」
何かに対して意見を(公式に・公に)言おうとしたり、書こうとするときに、なんとなく「自分にそれを言う(書く)権利というか、知識があるのか、そんな立場なのか」と感じて躊躇して結局口を閉ざしがち。
これが著者が本書で紹介している「認識論的デプラットフォーム」なんだな。
そんなこと気にしないで、自分が生きている日常の中で得た経験から感じたことや考えたことを口にすること、それがささやかにでも社会をかえたり、同じように違和感を感じている人を勇気づけたり、ちょっと何かをかえることにつながるのかもしれ -
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ネタバレ19世紀ー20生活における社会主義ー資本主義の転換に伴う女性の経済的自立性、出産、病気に対するセーフティネットの状況が女性の恋愛観にも大きな影響を与えたという内容。
セックスから資本主義/社会主義を語る切り口が斬新。
社会主義で男女平等な時代では性交渉に対して女性の自立性は自然と担保されていたし、離婚したからといって失業や生活に不安を感じる事は無かった。
ところが、米国式の資本主義社会が流入すると、男女の社会ロールは分断され、女性は生活に対して男性に依存する必要性が生じた。
1990年の東ドイツの女性は性交渉において男性よりも優位に立っており、西ドイツの男性が自分の富を見せてもなびかない -
購入済み
シンプルを自分の中心に
エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を実現する考え方であることを学んだ。何かを選ぶことは何かを捨てることであり、トレードオフを意識することが大切であると感じた。特に自分が重要だと考えた点は、自分がすべきことに優先順位をつけ、明確な判断基準を持つことだと感じた.
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Posted by ブクログ
■需要と供給を考えるとき「弾力性」と考える。
弾力性が大きいと変化が大きく、弾力性が小さいと変化が小さい。
例:
①需要の弾力性が1より小さい
価格を10%引き上げても需要は5%しか下がらない。
→その製品への依存性が高く、代替え不可能なもの。
タバコ、薬(ジェネリックがない場合)
この時製造コストが高くなって価格が高くなった場合、そのコストは消費者が負担している。
コストの増加分を消費者に引き受けてもらって生産量を保てるから。
②需要の弾力性が1より大きい
価格を10%引き上げると需要が20%低くなる
→製品への依存性が低く、代替え可能なもの。
コーヒー(他店に行ったり水で我慢したり)、 -
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エッセンシャル思考とは、
99%の無駄を捨て1%に集中すること。
「より少なく、しかしより良く」
以下、メモ
■見極める技術
90点ルール:90点未満は0点と同じと考え、捨てる
もしくは、
3 つのプロセスを踏む
1.チャンスについて記述
2考慮に値するチャンスの最低限の基準を3つ書き出す
3考慮に値するチャンスの理想の基準を3つ書き出す
→すべて満たしているものだけが選択に値するチャンス
■捨てる技術
目標が刺戟的でなければ人を動かすことはできない
平凡
かつ、一般的・・価値観
かつ、具体的・・四半期目標
刺激的
かつ、一般的・・ビジョン、ミッション
かつ、具体的・・本質目標= -
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ネタバレ 購入済み
シンプルに
日々、選択することは多くあります。自分にとって必要なのか、取捨選択することは難しいです。シンプルに生きることについて詳しく書いてあります。自分にできることからやっていけたらと思います。
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Posted by ブクログ
器用貧乏で悩む私のような人にはとてもお勧めの本です(笑)
【感想】
教師という職業こそ違えど、境遇がとても共感できてまるで自分の事のように思えてとても心を動かされる本でした。
【主人公の背景】
・成功体験により仕事が増える→当てはまる
・皆のためと頼まれ事を受ける→当てはまる
・自分の満足感は上がらない →当てはまる
【本からの学び】
●なんでもできるけどやらないという考え方
●見極めるために立ち止まる
●90点未満は捨てていい
【読書後の振り返り】
・やっぱり読書する時間は自分に必要だ。自分の体験と重ね合わせ客観的に自分を見つめることができる。
・立ち止まって振り返ることが大切 -
購入済み
簡易的に読めて、入門として良い
「今日は活字の気分ではない」という時に読む『マンガで〜』シリーズですが、今作では仕事に対して実直で頑張り屋の主人公に好感が高くて清々しい気持ちで読み進むことができました。
「普段からお願い事を断れない」「頼れることに喜びを感じやすい」「器用貧乏だと自覚している」といったいったような(私の様な)人間には、主人公に共感する部分が多く、楽しくかつスムーズに読み進むことができると思います。
今作の知識をベースに、今度は活字版もしっかり読み進めたいです。 -