高橋璃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良書。
・通勤は最悪
→朝から一息ごとに疲れ切った人々の体臭をすいこみ、残り少ないエネルギーを吸い取られる
・会社の「邪魔者」と家の「邪魔者」
→会社は避けようがない、家は自分でコントロール可能
・時間ができたら〜はバカ
→スキーがやりたいなら、今雪山にいけ。歳をとって足腰が弱まるまで待つ必要ない
・これからの贅沢
→場所と時間を自由に選べること
・リモートワークの立ち位置
→社員の生活の質を向上させるもの。場所を気にせず優秀な人をやとい、様々な豊かさを生み出すもの
・デメリット
→仲間と顔を合わせることがなくなる。はじめのうちは気楽かもだけど、孤独を感じるようになる
・人の性質
→人は周囲の期待に合わせて動く生き物。部下は怠け者という前提なら怠けるし、一人前として扱えば素晴らしい働き
・情報を閉じ込めるな
→必要な資料や情報をいつでもみんなの手の届く届くところに置いておくこと
・進み具合を共有せよ
・こまめに成果をみせること
・いつでも連絡がとれるようにすること
・人柄が大事
・前向きな人を集めよ、気持ちは伝染する
・怠けすぎよりも働きすぎに注意せよ
・人混みは仕事スイッチ
・1日のリズムをつくること
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ネタバレ 購入済み
時間が足りないと感じる方に
時間の価値を考えさせられる本です。
安売りしても、消耗するだけなので
凛とした態度で断ることの大切さが学べました。
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Posted by ブクログ
ビリオネアと直接知り合う機会が正直ないのと、こういう本人のインタビューを交えて、それだけでなく、600人ものビリオネアについて、コンサルらしくデータで傾向値を数字で見せてくれたのは貴重な情報なので、貴重度合いで5つ星。一人の経営者にフォーカスしたインタビュー記事やら本は大量にあれども、超成功した経営者600人の行動についてまとめているのを読めるのは、読者にとってかなり効率がよい本だと思う。この本では使われてなかったけれども、彼らはレジリエンス(転んでもまた起き上がる力、這い上がる力)が非常に強い。そして、エネルギーに満ちていて、この本を読んでいるだけで、自分のエネルギーも出てくる感じがした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ”ウォール街”に代表されるファイナンスの世界で物理学者(というか数学者も含めた理系研究者)とその理論がいかに活躍しているのかを描いた本。
一般には金融工学の行き過ぎがリーマンショックにつながったと理解されているところがある。本書はそのような評価に対して、金融危機が生じたのは金融工学の数理理論の適用にあたってその限界を越えて誤って使っていたからであり、常に進化を続けている理論を正しく使っていれば、金融危機を当の理論のおかげで防げたかもしれないと主張する。実際に統計的理論によって金融ショックからは無傷であったプレイヤも少なからず存在していたことを挙げている (その例として、経済や金融出身者を雇わず、物理学や数学の分野を学んできた人間だけで固める、ジェームス・シモンズ率いるルネサンス・テクノロジーが挙げられている)。
本書は、統計理論を金融市場に適用してきた歴史をその理論を発明した具体的な登場人物を挙げてひもといたものだ。数理理論の経済への適用の歴史として、本書はルイ・バシュリエという20世紀初めのフランスの経済学者から始める。バシュリエの理論によると、株式市場における株価は、予測可能なできごとをすべて織り込んでおり、そこから上がるか下がるかはランダム(=正規分布に従う)だと仮定する。そこから一定の期間後の株価の分布を統計的に予測する「ランダムウォーク仮説」が導かれ、オプション価格が決定される。その理論に対して、オズボーンは株価が正規分布するのではなく、株価収益率が正規分布するという、より現実を正しく補正した仮説を提唱する。更にフラクタル幾何学の研究で有名なマンデルブロにより、大数の法則に従わないコーシー分布の適用が提唱されたり、更に一般化されたレヴィ安定分布により分布のランダムさという概念が取り入れられたりといった理論の発展・精緻化が行われる。このようにして、数理モデルはその限界を広げていったというのが筆者の見立てである。
そして、アメリカにおけるオプション取引市場の開放とブラック・ショールズモデルの登場とを契機としたデリバティブ取引の拡大やヘッジファンドの隆盛が描かれる。金融市場が直面したボラティリティやファットテイルリスクからマンデルブロの理論が見直されたり、カオス理論のバタフライエフェクトが注目されたりといったように市場の危機においても理論数理学と経済学との関係性が見出される。
『ブラックスワン』などで指摘される数理理論の限界性に対しても、ディディエ・ソネットによる統計解析によるバブルの検出と崩壊予測が理論により可能であることを紹介している。ソネットは市場バブルを”ドラゴン・キング”と呼び、実際にリーマンショックの金融危機の到来とその時期をもほぼ正確に予言していた。さらにソネットは日本の1999年のアンチバブルも同様の手法により予測して、その1年での株価上昇を言い当てている。ここで著者は、ブラックスワンのように見えるできごとのなかには、ドラゴンのように足音を立てながら近づいてくるものがたくさんある、といい、例外事象を予測して対策を立てることも不可能ではないとしている。
どんなことでもそうだが、科学を現実に導入するためには、その限界条件を正しく認識した上で適切に導入することの重要だ。先の金融危機は住宅市場の独立性という誤った前提をもとにリスク管理をしたことによるもので、理論自体が主な問題であったわけではないというのが著者の主張だ。しかもその異常状態は、統計的にも予測可能であったことも付言しているわけである。
本書の最終的なメッセージはどうやら次のようなもののだろう。理論は、正しく使われなくてはいけないし、正確に知られるべきであるということだ。つまり、「投資に物理学を使うつもりなら、その理論の限界を正確に知っておかなくてはいけない ... 物理学のやり方を忘れて物理学を使おうとするときに、危険はやってくるのだ」
ちなみに原題は、”The Physics of Wall Street - A Brief History of Predicting the Unpredictable” - 『ウォール街の物理学』と『ウォール街の物理学者』とでは印象が違う。『ウォール街の物理学』の方が妥当だと思うんだけど、本のタイトルとしては今の方が若干の誤解はあっても座りがいいのかもしれない。最後には、ゲージ理論やひも理論まで出てきたので、タイトルも正当化されたかもしれない。
こういう解説本は、日本人著者だと新書なんかで同じような内容は書けるのかもしれないけど、登場人物の描き込みやストーリーの作り込みなどの点で、このような海外ものの方が一枚も二枚も上だ。話の中盤にネタ的に入れられる数理理論学者の統計的発想によるブラックジャックやルーレットでの必勝モデルの構築とその実践は、読み物としても面白さを加えているし、結局のところ株式がギャンブルとの相同性を持つとともに、統計的考え方が非常に重要であるというメッセージを示すことに成功している。
ということで、結構面白かったのでおすすめ。 -
Posted by ブクログ
本著はアメリカ現代史を権力に対して批判的な観点で描いたもの。詰まり歴史を教科書的には触れられていない側面から考察しているところに面白さがある。
特にアメリカという国は自由を標榜する啓蒙主義的な側面と産業資本・金融資本を背景とした実利主義的な側面の両面があり、それを意識しないと国家の在り方を正しく理解できないのだと思う。
本編は主に第一次世界大戦から第二次世界大戦までをテーマにし、特に最後は広島、長崎への原爆投下の深層について明らかにしていく。
原爆投下不要論は既論評として認識していたが、過去の歴史を遡ってみるとその納得感も高まる。
日本人は自国のこととして様々な観点を理解しておく必要があるのだろう。
アメリカが『世界の警察』になったのは然程昔のことではない。次編以降を読むことでその辺りの理解も深まるのではないか。
2016年大統領選に向けて、アメリカの世界への関わり方が大いに議論されているところでもあり、この歴史的な変遷はよく理解しておきたいところ。 -
Posted by ブクログ
「誰が儲かったのか?」「誰が得したのか?」
というのが物差しになっています。
イデオロギー、正義、悪、ではありません。
こういう近現代史の本、読みたかったですね。
読み物としても、とっても英語的なちょっとした皮肉を交えながら、実に滑らかによどみなく進みますし、ドラマチックに描かれていて、飽きさせません。
そして、アメリカの近現代史というのが、当然ながら全て日本に跳ね返ってきます。
読みながら、日本の近現代史なんて、アメリカや欧州帝国主義の歴史を把握しないと、事実や年号だけ記憶しても何の意味もないんだなあ、と思わされました。
思った以上に、娯楽的にも実に面白い本でした。続きも読もうと思います。
2013年に日本語訳で出た本のようですね。
映画監督のオリバー・ストーンさんと、履歴は知りませんがアメリカの大学教授さん、つまり専門的な歴史学者さんなんだと思いますが、ピーター・カズニックさんという人との共著。
当然ながら、少しでも売れるように、読まれるように、という意図からこういうタイトルになっているのだと思われます。
簡単な話は、「アメリカの近現代史」なんです。
とは言ってもアメリカは、日本と比べれば建国以来歴史が若いので、そのほとんどが近現代史なんですけど(笑)。
そしてそれも、
「学校や政府では教えないけれど、実はこういう裏事情があったのよ」
というお話に特化して書いています。
ただそれも、推測的な陰謀論に基づくものではなくて、基本的にちゃんと歴史的な資料があって書かれています。
(まあ、この辺は情報公開法含めて、アメリカはある部分とてもオープンなんだろうなあ、と思います)
思想的には、前述したように特定の視点から固まって書かれているものはないです。と、僕は思います。
ただ、「アメリカ政府、アメリカ人はいつでも正しい」という心情の人から見れば、あまりに懐疑的で左翼的すぎるのかもしれませんが(笑)。
(最近は笑っていられないのが、「〇〇政府、〇〇人はいつでも正しい」「〇〇政府、〇〇人は悪者だ」というような唖然とするしかない根拠のないコトバを、大真面目でのたまう人が、どうやら僕が住んでる国でも増えてきているらしいことですね。うかうかするとすぐに「非国民」という言葉が復活しそうで。怖い怖い…)
オリバー・ストーンさんという映画監督さんは、割と実は「いつも重くて辛そうな映画ばかりだから、あまり観ていない」監督さんなんです。恥ずかしながら。
ただ、「JFK」と言う映画は、たまたま見てしまって、うんざりするほど長かったのに、見たら、息を呑むほど面白かったんですね。
ことほど左様に、エンターテイメントでもありますが、骨太なタッチの作家さんでもあるんだなあ、と。その個性はこの本にも発揮されています。
同名のドキュメンタリーが先行したそうで、それも観てみたいなあ、と思いました。
################以下、個人的な備忘録###############
●第1次世界大戦、第2次世界大戦は、民主主義の解放とか帝国主義打倒とかと言われることもあるけれど、真っ赤なウソである。
結局は植民地主義帝国同士の奪い合いに過ぎないし、アメリカもその例外ではない。
ということであるとか、
●ウォール街と投資家たちの私利私欲の果てに導かれた「怒れる葡萄」的な不況。
●それを社会主義的傾向で歯止めしたセオドア・ルーズベルトの施策と、それに対する資本家たちの反発。
●反発の結果、資本家たちが立てた「言いなり政治家」ハリー・トルーマン。
●19世紀以降、アメリカで、どれだけの社会主義、共産主義運動があったか。つまり言い換えれば、資本家がどれだけ酷いことをしてきたか。そして、どれだけ無茶苦茶な逮捕弾圧が、加えられてきたか。
●20世紀以降、アメリカがどれだけ南米中米で無茶苦茶な介入をして、都合のいい政府を作り、その政府の暴虐や虐殺を事実上支援してきたか。そしてそれでどれだけ、アメリカ大企業がぼろもうけしたか。
●二つの大戦で、どれだけ武器製造業がぼろもうけしたか。
●つまりアメリカ政府=ウォール街、銀行家、巨大企業は、とにかく商品を買ってくれないと困るわけである。
商品を買う相手を作る為に、海外に進出する。
だから、いちばん困るのは社会主義国家だったりする。この単純な行動動機は、産業革命と帝国主義の勃興から、基本的に変わらない。
21世紀の今も変わらない。
正義の戦いなんて、存在しない。
●資本家が儲けるための戦争で、なぜ労働者のうちの息子が死ななければならない?という声が、どれだけアメリカでもあがっていたか。
どれだけそれが報道されないか。あるいは、歴史としての語られないか。
●第2次大戦で日系在米人が受けた、迫害、収容、そしてなにより財産と事業の没収。巨額の金が簒奪された。
などなどが豊富な例証と事例で語られます。