高橋璃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時間の使い方について、改めて考えることができて良かったです。
「生産性とは、罠なのだ」
冒頭から、早速惹かれました。
効率を上げれば上げるほど、ますます忙しくなる。タスクをすばやく片付ければ片付けるほど、ますます多くのタスクが積み上がる。
まるでベルトコンベアのように。
全体を通して、筆者の意見に概ね同感です。概ねなのは、効率を求めることとは工夫することなので、その中にも楽しみを感じることがあるという点からです。
この本を読み終わった時、僕の頭の中に3つのキーワードが浮かびました。
アドラー心理学の「普通になる勇気」、
岸見一郎さんのエッセイで語っていた「いつも今が本番」
以前読ん -
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Posted by ブクログ
「断る力」がずいぶん身についているのは、『エッセンシャル思考』を読んだおかげだったと思い出した。
まだ読んでない人は『エッセンシャル思考』を読むことをお勧めする。
『エッセンシャル思考』は、ダニエル・カーネマンの行動経済学を元にしている記述も多いので、『ファスト&スロー』を読むことをも勧めする。
(久しぶりにダニエル・カーネマンの名前を見て、彼の最期の選択について、また考えてしまう。)
「スタンフォード監獄実験」など、現在では否定されている理論も記載されているので、この本の全てを鵜呑みにできないけれど、『マンガでよくわかる〜版』は短時間で『エッセンシャル思考』の復習ができて、なか -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む前は「人生限りがあるんだからこう過ごすべき!」的な感じだったりするのかなぁと思ったら、まず時間という存在の話、人生はおよそ4000週間しかないという話から始まった。「人生◯年」みたいな考え方はあったけど、何週間という単位で見ると想像以上に短くて驚いた。
時短して時間を生むためのタイムマネジメントがどれだけ無意味になるか(この人仕事早いから更に仕事振ってやろう!の結果やる事が多くて結局タスクが終わらない)の話、人生有意義に過ごすために色んな事せねば!が重荷になり「自分の人生って何?」という空虚感になってしまうという話。「あれもしなきゃこれもしなきゃ!」で結局1日が上手くまわらず「自分の存在っ -
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経済学が、女性という社会の土台となる「ケア」を引き受けてきた社会の半分を占める層を無視した学問として確立されたことを痛烈に批判する書籍。
女性を無視し、男性に関しても人間的な部分を無視し、徹底的に合理的で積極的で計画的で安定した「経済人」という架空の存在を作り上げ、社会の構成員が全員経済人であるという恐ろしいほどに現実離れした前提を置いて展開される理論が経済学である。そして、その経済学の従って世の中を捉え、動かした結果、リーマンショックに代表されるような経済の混乱と、恐ろしいほどの経済格差が生まれている。さらには、経済学はそうした状況すらも「経済人が合理的に選択し行動した結果である」と肯定する -
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Posted by ブクログ
何で読んでみたくなったのか忘れましたが、エッセンシャル思考がわかりやすく短時間で読める本でした。99%の無駄を捨てて1%に集中する、自分にとって必要なもののみに集中する「エッセンシャル思考」です。あまり%を意識する必要もないし、本で言われているような自分にとって90点以上のものだけやるというのも、何が90点かは人それぞれの自己採点。大切なことは「99%」を捨てるの言う割合ではなく、「無駄」を捨てると言う事。90点以上というのは、つまり流されてやっている仕事を見直すと言う事。
漫画の事例にクラス別音楽会で1組は3組に勝とうと努力しているのと対比として3組は音楽会を楽しむことがエッセンシャル思考と -
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Posted by ブクログ
少し哲学的で難しい箇所もありましたが、タスク完了のために生きるのではなく、生きていることそのものを楽しみたいです。目的のない趣味やお出かけを増やしたいです。
⭐️学んだこと
•何らかの現実を直視するのが怖くて、それを避けるために生産性やタイムマネジメントにしがみついているのでは。
•どんなに効率的ににやっても、忙しさは終わらない。
•選べなかった選択肢を惜しむ必要はない。もともと自分のものではなかったのだ。
•注意を向けることが、献身の始まり。
•計画というのは、すべて現時点での意思表示にしかすぎない。自分のささやかな影響力で未来にどう働きかけたいか、その考えを明らかにしているだけ。 -
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Posted by ブクログ
経済学が前提とする「経済人」ー合理的な選択をし続ける抽象的な人格ーはこれまで女性が期待され、抱えてきたもの、すなわちケアの観点が抜けている。そして経済学はケア労働を生産性のないものとして透明化してきた。
筆者はケアや共感、感情といったものが「個人の自由な選択」という名の下に押し付けられ、そして価値のないものとしてラベリングされてきたと指摘する。
最近は「女性活躍」の名の下に女性の労働参画が進んではいるものの、経済学が作り上げてきた男性中心社会に女性を「入れてかき混ぜれば」解決するわけではなく、そこでも結局ケアの問題が残る。
そのような「経済人」神話にしがみつく私たちと現代社会を皮肉を交えなが -