高橋璃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#トレードの理論と#物理の理論がいい感じにネットワークで繋がった感じがした本
ランダムウォーク仮説と効率的市場仮説は横ばい相場のこと
ある程度正しいが、いつも正しいというわけではない。
→バシュリエ
上昇や下落は#ファットテールのこと
買いが買いを呼ぶ 売りが売りを呼ぶ 指数関数的な変化になる 正規分布にはならない
対数正規分布にならうらしい
→オズボーン マンデルブロ
乖離しずぎると元に戻るのも物理の世界でよくあるみたい
→「オプション価格モデル」 ソープ ブラック
時間軸をずらすと#フラクタルに見えてくるのも自然界とよく似ている。
#臨界点を超える時は、それ以前に小さなレ -
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Posted by ブクログ
このタイトルを思いついただけで勝ちでしょう。
本書の骨子は「経済人」偏重の市場経済に女性の存在が無視されているという、社会のあり方に異議を申し立てる。フェミニストは上野千鶴子のようなもっと狭義のジェンダーの違いから受ける不利益にフォーカスするものであるという先入観があったので、経済との関連で論じるものはとても新鮮。新しい社会のあり方、寛容さへの期待みたいなものを感じる。(今ちょうど観終わった「不適切にもほどがある」と共通するテーマ)
少し具体的なところでは2008年金融危機への解説が秀逸。デビット•ボウイの逸話との絡め方と専門用語なしの人間の情動的な反応による説明が、腹落ち度高い。ここだけ -
Posted by ブクログ
相当面白い。
社会主義国家以外の例は割と知っていたのだが、いかにして、東ヨーロッパの社会主義国が民主化して、どのように社会が変化したのかと言うところが全然知らなかったので面白かった
セックスの後 東は82% 西は52%
資本主義の失敗には資本主義以外の名前がつけられる。
結局のところ、社会主義国家も富国強兵的なのなの元に男も女も働けと言うところで社会進出をしてきた。推し進めてきたと言う点には変わらないけれども、西洋とはその辺のあくまで社会システムが違うという感じだった。どちらにせよ政権のトップに女性が立つこともないし、男がリーダーシップ取るべきと言うところは、西洋諸国と共産主義国家など社 -
Posted by ブクログ
原文はわからないけれど翻訳者も難しい言葉を使わずわかりやすく内容を伝えてくれているし、読みやすい本だと感じた。
偏見を取り扱う本でよく気になってしまうのが、著書にもバイアスがあり、それが内容に影響しているということなのだけど、自身が持つバイアスに目を向けて語っている章もあり、信頼して読み切ることができた。
たくさんの実践、実験を例に挙げてその分析も充実していて、頭がパンパンになりました。差別が多いと思うが みたいな根拠のない主観を排除して内容を充実させる姿勢を感じました。
簡単に読めるように書いてくれているけど、偏見や差別に向き合えなかったら耳が痛いし、分厚さも根気強く読まなければ突破 -
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Posted by ブクログ
タイトルと表紙にビビッと来て読みました。
セックスが楽しめるとは、つまり、セックスが生活のための取引とは無縁であるということなんだなと納得。社会主義国では建前上は男女平等で男女ともに当然みんな外で働き相応の賃金を得られるから、女性が生活費のために男性に体を差し出したり、育児や生活のために最悪の男性と婚姻関係を続けたりする必要がない。
時短勤務と保育所費用で月収数セントとなるアメリカ人女性の話が衝撃的だった。というか、本書で紹介されている資本主義至上国アメリカの様子は全てが衝撃的だった。アメリカから見たら日本は立派な社会主義国だろうな…。
旧社会主義国で暮らした人の「政府が社会主義について語った -
Posted by ブクログ
印象的だった箇所をいくつか。こういった本は、女性だけではなく男性にも読んでもらう必要がある。
「同じ理屈で、これまで何千年と女性が食事を作ってきたというのに、プロのシェフの世界は男性ばかりです。マッシュポテトと一緒にテストステロンが少々盛られていると、料理の味わいが増すのでしょうか。」
「結局のところ、競争的な労働市場では、生殖機能の異なる男女を公平に扱うことは無理なのです。雇用する側はどうしても、効率的に利益を出せそうな人を雇おうとします。この問題の解決は容易ではありません。育児休暇や公立保育園の拡充は、差別の構造を改善するのに役立つでしょう。これらは社会主義から生まれ、職場と家庭におけ -
Posted by ブクログ
社会主義フェミニストのプロパガンダという気がしなくもないが,とても興味深い議論だった。
社会主義社会で女性の解放が進んでいたという歴史は,確かに蓋をされ抹殺されているように思う。まさに社会実験として,女性の経済的自立がある程度達成されていた社会において,何が起こったのか,実験結果の検証は必要だろう。
ただし,鉄のカーテンの向こうに良質なセックスがあったというデータが事実だとしても,必ずしも女性の経済的自立と因果関係があるとは限らない。国家社会主義という全体主義の下で,個人にとってのセックスの満足度が高かった理由は他にも色々考えられるので。
「女性の体にふれるために何らかの対価を払っている -
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