高橋璃子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【身体を持たない経済人、人間社会全体を語れない経済学】
母親を視界から消した結果、アダム・スミスの思想から大事なものが抜け落ちてしまったのではないか。
アダム・スミスは、
市場経済の「見えざる手」で有名ですが、
実はその言葉は彼の著書『国富論』に一度しか出てこない。
でもそこから端を発し、新自由主義のロジックが社会を支配するに至っているとも言えるので、
とにかくこの強固な経済理論がいかに男性という人間を想定して作られているか、
順を追って述べられています。
・・・
経済の第一原理、利己心が世界を動かす。
人間の原動力としての利己心は尽きないし、信用できる。
一方、愛は、みんなに -
Posted by ブクログ
ネタバレ
色々と考えさせられた。
筆者の友達ケンの話は面白い。
資本主義と社会主義のバランスがないと女性は特に幸せになれないのかもしれない。
最近では女性の活躍推進をしていたり、海外では女性の比率や役員の比率まで決められていたり。
それは社会主義的な側面もある気がする。
資本主義は男性にとってもセックスが気持ち良いもの、感情が動かされるものになるのは社会主義的に、男女平等に働く必要のある社会で実現できるのかも。
筆者の友人が自分と同じような給与やキャリアを追ってる女性を選んだ人の方が幸せそうというのは家庭内に格差がない、社会主義的な側面があるからだ。
全てがお金に変わること、セックスを売るこ -
匿名
購入済み面白かった。
心に刺さりまくった。
ノーと言うのがどれだけ難しいのかは働くうちによく分かる。
それでも、本当に必要なことをするために切り捨てていかなければならない。 -
Posted by ブクログ
#トレードの理論と#物理の理論がいい感じにネットワークで繋がった感じがした本
ランダムウォーク仮説と効率的市場仮説は横ばい相場のこと
ある程度正しいが、いつも正しいというわけではない。
→バシュリエ
上昇や下落は#ファットテールのこと
買いが買いを呼ぶ 売りが売りを呼ぶ 指数関数的な変化になる 正規分布にはならない
対数正規分布にならうらしい
→オズボーン マンデルブロ
乖離しずぎると元に戻るのも物理の世界でよくあるみたい
→「オプション価格モデル」 ソープ ブラック
時間軸をずらすと#フラクタルに見えてくるのも自然界とよく似ている。
#臨界点を超える時は、それ以前に小さなレ -
-
Posted by ブクログ
このタイトルを思いついただけで勝ちでしょう。
本書の骨子は「経済人」偏重の市場経済に女性の存在が無視されているという、社会のあり方に異議を申し立てる。フェミニストは上野千鶴子のようなもっと狭義のジェンダーの違いから受ける不利益にフォーカスするものであるという先入観があったので、経済との関連で論じるものはとても新鮮。新しい社会のあり方、寛容さへの期待みたいなものを感じる。(今ちょうど観終わった「不適切にもほどがある」と共通するテーマ)
少し具体的なところでは2008年金融危機への解説が秀逸。デビット•ボウイの逸話との絡め方と専門用語なしの人間の情動的な反応による説明が、腹落ち度高い。ここだけ -
Posted by ブクログ
相当面白い。
社会主義国家以外の例は割と知っていたのだが、いかにして、東ヨーロッパの社会主義国が民主化して、どのように社会が変化したのかと言うところが全然知らなかったので面白かった
セックスの後 東は82% 西は52%
資本主義の失敗には資本主義以外の名前がつけられる。
結局のところ、社会主義国家も富国強兵的なのなの元に男も女も働けと言うところで社会進出をしてきた。推し進めてきたと言う点には変わらないけれども、西洋とはその辺のあくまで社会システムが違うという感じだった。どちらにせよ政権のトップに女性が立つこともないし、男がリーダーシップ取るべきと言うところは、西洋諸国と共産主義国家など社 -
Posted by ブクログ
本書は、効率よく時間を使うノウハウとかを紹介するビジネス書ではない。
そもそも「時間」とは何か、「時間を使う」とう発想自身を考えようということが問われていると思う。
簡単に言ってしまえば、「今を生きよう」ということに尽きるでしょう。あまりにも現代人はそれができていないということへの気付きを本書は与えてくれる。
程度問題だとは思うが、現代人は「将来のために今を犠牲にする、我慢する」という思想・イデオロギーに偏りすぎてしまっていることに気づかなければいけないのだと思う。
良く考え直して見るべき。生産性を上げ効率を求め、コスパを求め、資本主義社会を駆動させるのはそもそも何のためなのか。
考え -
Posted by ブクログ
原文はわからないけれど翻訳者も難しい言葉を使わずわかりやすく内容を伝えてくれているし、読みやすい本だと感じた。
偏見を取り扱う本でよく気になってしまうのが、著書にもバイアスがあり、それが内容に影響しているということなのだけど、自身が持つバイアスに目を向けて語っている章もあり、信頼して読み切ることができた。
たくさんの実践、実験を例に挙げてその分析も充実していて、頭がパンパンになりました。差別が多いと思うが みたいな根拠のない主観を排除して内容を充実させる姿勢を感じました。
簡単に読めるように書いてくれているけど、偏見や差別に向き合えなかったら耳が痛いし、分厚さも根気強く読まなければ突破 -
-
-
-
Posted by ブクログ
タイトルと表紙にビビッと来て読みました。
セックスが楽しめるとは、つまり、セックスが生活のための取引とは無縁であるということなんだなと納得。社会主義国では建前上は男女平等で男女ともに当然みんな外で働き相応の賃金を得られるから、女性が生活費のために男性に体を差し出したり、育児や生活のために最悪の男性と婚姻関係を続けたりする必要がない。
時短勤務と保育所費用で月収数セントとなるアメリカ人女性の話が衝撃的だった。というか、本書で紹介されている資本主義至上国アメリカの様子は全てが衝撃的だった。アメリカから見たら日本は立派な社会主義国だろうな…。
旧社会主義国で暮らした人の「政府が社会主義について語った