高橋璃子のレビュー一覧
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『限りある時間の使い方』を読んで、時間を「効率よく使う」というより、限られた時間の中で何を選ぶかについて考えさせられた。
「他にも価値のある何かを選べたかもしれない」という事実こそが、目の前の選択に意味を与える、という考え方が印象的だった。
特に良かったのは「留まることで見えてくるもの」。
「分からないという不快感に耐えれば、解決策が見えてくる」という考え方は仕事にも通じる。効率を求めて分からないことを後回しにしているだけでは、本当の問題は解決しない。
最後の「それしかできないということは、それしかしなくていい」という言葉も良かった。
結局、限られた時間と、思い通りにならない自分を受け入れることが大切なのだと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ無意識のバイアスを克服する
: 個人・組織・社会を変えるアプローチ
【目次】
PART Ⅰ バイアスを理解する
第1章 バイアスの追跡者
第2章 脳は違いをどう見るか
第3章 微小なバイアスの重大な帰結
PART Ⅱ 思考を書き換える
第4章 習慣を断ち切る
第5章 生死を分ける瞬間
第6章 ロス市警のジグソーパズル
PART Ⅲ 新たな場所にとどまる
第7章 不完全な人間のためのデザイン
第8章 多様性の存在証明
第9章 インクルーシブな環境をつくる
第10章 社会の傷を修復する
竹蔵はできる限りステレオタイプな人の判断はしないように心がけていますが、それでも意識しない間に様々なバイアスによってゆがんだ目で他の人を認識してしまっていることに気づくことがあります。
この本は、男女間、人種間、性的指向、国などで起きている偏見や差別を様々な実例をもとに解説し、その対処方法を提案しています。
人の脳は外界をカテゴライズし、自分と同じカテゴリーを好み優先するという本能を持っており、この本能に逆らうことが如何に難しいかをわかり易く説明しています。そして、こういった本能を持った人が作る社会や仕組みが如何にバイアスに満ちたものかに関しても教えてくれます。それに対処することは非常に難しいと知りながら、有効と思われる取り組みとして、認知行動療法やマインドフルネスがあり、正しくコーディネイトされお互いの学びを伴ったダイバーシティ研修や子供たちへの接し方をあげています。
これらの対処方法は決して万能ではありませんが、一人一人がバイアスを意識してそれを排除しようとした時の心強いツールとなるようです。
差別を拡散・増幅してしまうツールとしてTwitterが挙げられていますが、Twitterの幹部は自分たちが非差別的な経験をしていなかったためツールの設計時にどのように好ましくない情報が拡散・増幅してしまうかに対処する方法をビルドインしていなかったというはなしはさもありなんと思わされるものでした。
謙虚に自分はゆがんだ眼鏡を通して外界を見ており、その歪みを自覚することが最初に一歩になる。
そんなことを心に刻むことができた良書でした。
竹蔵 -
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シンプルだけど、実践するのは難しい。
定期的に読み返したい本。
・「選ぶ」とは「捨てる」こと。「イエス」とは、それ以外のすべてに「ノー」と言うこと。
・物を捨てるとき「今これを持っていなかったら、お金を出して買うか?」と考える。この考え方は、あらゆる決断に使える。
・他人の問題を背負わない。境界線を引くことは窮屈になることではなく、むしろ自分の自由を増やすこと。
・自分で選べなければ、他人の期待に流される。だからこそ、本当に大切なものを自分で選ぶ。
・「WIN(What's Important Now?)」=「今、何が重要か?」を常に問い続けることが、「勝つ」ことにつながる。 -
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特に印象に残ったのは、「効率化して、やるべきことをすべて終わらせる」という考え方を疑っている点だった。
これまでは、やるべきことを効率よく終わらせれば、その分だけ時間に余裕ができると考えていた。しかし実際には、一つ終わらせても次のやることが出てくる。そう考えると、すべてを終わらせることを目指し続けても、いつまでも終わりは来ない。「効率化しなくてもよい」という発想は自分にはあまりなかったので、新鮮だった。
また、将来のためだけに現在を使うのではなく、今やっていること自体にも目を向けるという考え方も印象に残った。例えば、読書を「知識を得るため」「本を読み終えるため」だけのものにしてしまうと、読んでいる時間は目的を達成するための手段になってしまう。しかし、読んでいる最中に考えたり、新しい考え方に触れたりする時間そのものにも価値がある。
これは「過程を楽しむ」という考え方にも近いと感じた。成果を目指すことは大切だが、成果が出た瞬間だけに価値があるわけではない。そこに至るまでの時間も自分の人生の一部である。これまで自分は効率化や成果を重視してきたが、それだけではなく、「今やっている最中をどう過ごすか」という視点も持ちたいと思った。
今後は仕事や生活でも、何でも早く終わらせようとするのではなく、本当にやる必要があることを選び、その過程にも意識を向けたい。限られた時間だからこそ、すべてをこなそうとするのではなく、自分が選んだことに時間を使っている最中も大切にしていきたい。 -
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シンプルに必要なことだけに絞って考える、行動する。バウンダリーの考え方にも通ずる。
長年そんな考え方に辿りつかず、あれもこれも断れない、なんとか頑張ればできる、で引き受けたり、人のことにまで手をだしたり。いつの間にか限界に達していることも多かった。
この頃になってこの本に書かれているエッセンシャル思考のようなことについて意識し始めていたが、油断するとすぐ元に戻りそうになる。
心に留めておきたいことをメモしておく。
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努力の量が成果に比例するとはかぎらない。
がむしゃらにがんばるよりも、より少なく、しかしより良く努力したほうがいい。
選ぶことを忘れない。
選ぶことを選ぶ、のがエッセンシャル思考の最初の一歩
何かを選ぶことは、何かを捨てること。
中途半端に片足ずつ突っ込んでも、あれもこれも失うことになる
自分自身という資産を守る
睡眠 1日8時間眠る 十分な力を発揮できる
洞察力が広がり、より少ない時間でより良い成果を上げることができる。
反射的に手を出すのをやめて、何もしないことを選ぶ。本当に必要な時にしか手を出さない。
境界線を上手に利用する。
一線を引くことで自分の時間を守り、他人からの余計な干渉を防ぐ。ノーと言わなくてもいいようにあらかじめルールを設定する
本人の解決すべき問題を肩代わりするのは人助けではない。その人は問題を解決しようとしなくなり、余計に問題から抜け出せなくなる。 -
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この本を読んで一番感じたのは、「時間をうまく管理すれば、やりたいことを全部できる」という考えそのものを見直す必要があるということ。
人生には限りがあり、時間にも能力にも限界がある。だからこそ、すべてをやろうとするのではなく、「何を大切にして、何をやらないか」を自分で選ぶことが大切なのだと感じた。
特に印象に残ったのは、何かを本当に身につけたり、大きな成果を得たりするためには、一つのことに腰を据えて長い時間をかける必要があるという部分。
結果を急ぎすぎず、自分が選んだことを続けることの大切さを改めて感じた。
また、人生を豊かにするのは成果や効率だけではなく、今やっていることそのものを楽しむことや、人と一緒に時間を過ごすことも大切だという考えにも共感した。
SNSやインターネットによって、やりたいことや知りたいことがどんどん増える時代だからこそ、すべてを追いかけるのではなく、自分にとって本当に大切なものに注意を向けたい。
これからは、時間を無理に支配しようとするのではなく、限りがあることを受け入れながら、自分が大切だと思うことに時間を使っていきたい。
効率よく生きることよりも、
「自分はこの時間を何に使いたいのか」
を大切にしたいと思えた一冊。 -
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ネタバレ◯より楽に成果を出す方法
「エッセンシャル思考は、『何を』やるかを教えてくれた。エフォートレス思考は、『どのように』やるかを極める技術だ。」
エフォートレス思考を手に入れると、もっと楽に楽しく日々のタスクに向き合い、成果を上げられる。そのエフォートレス思考を手に入れるために、筆者は3ステップに分けて説明している。
ステップ1「エフォートレスな精神」
エフォートレスな精神とは、「肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちた状態」だ。イメージ的には、朝活がうまく始められた日の午前8〜9時ごろの気分だろうか。この精神を手に入れると、考え方が変わる。例えば、「遊び」の精神を手に入れると面倒なことも楽しくこなせる。「集中」の精神を手に入れると、目の前の物事や人間関係に集中できる。エフォートレスな精神が、人の行動を変えるのだ。
ステップ2「エフォートレスな行動」
エフォートレスな行動は、「より少ない努力でより大きな成果を出すことだ」例えば、1日の完了ゴールを決めて、目標を明確にしたり、マイクロバースト(始めの10分間ですることを決め実行すると、その後のタスクへのやる気が出る)を引き出したりすることがある。特に、良い失敗を積み重ねて、成長していくことが大事だと思った。
「間違いを犯して過ごす人生は、何もしないで過ごす人生よりも立派であるだけでなく、より有益である」
ステップ3「エフォートレスな仕組み化」
エフォートレスな仕組み化では、「できるだけ少ない努力で成果を出す仕組みを作ることで、何度も求める結果を得ることができる」ことを目指す。例えば、知識をインプットし、「知識の木」を自分の中に成長させることやチェックリストを作って失敗を減らしたりすることである。特に、「問題が起こる前に解決する」ということが大事だろう。「枝葉ではなく、根を叩いて」根本から解決していくことで、繰り返し起こる失敗から解放される。
ここまでみてきたエフォートレス思考は、日々の生活や仕事で少しでも簡単に成果を出すために大いに役立つ。そして、そこから余ったエネルギーや時間を自分の大切なことに充てることができる。そのために、エフォートレスな精神を日々1つでもいいから試してみたい。
自分がこれからしたいこと。それは、本を読み生きる原理原則を知ること、失敗などを予測して先に予防すること、チェックリストやメモを使って心や頭の余白を作ること、手順を少なくして重要なことに時間や労力を割くことができるようにすることなど。エッセンシャル思考で、重要なことに集中してやることを決め、エフォートレス思考でそれをどうやるかを考えて生きていきたい。そして、仕事も家庭も両立できるようにしたい。
集中
・今この瞬間に集中し、目の前のものをよくみる
・目の前の人の話を聞く
発動
・めんどくさいことも、始めの1分ですることを決める。
予防
・明日の困難なことを解決するためにできることを探す。(生徒指導など) -
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ネタバレ【所感】
エッセンシャル思考の「より少なく、しかしより良く」という価値観が大好きで、生き方の指標のひとつになっている
その続編ということでウィッシュリストに入れていた本作を、ようやく手に取ることができた
【役割の無いモノは解雇せよ】
お金に余裕があると、ついつい余計な買い物をしたくなってしまう
あるいは、気がつくとネガティブな感情や考えが、脳内を支配していることがある
身の回りにあるモノはもちろん、自分の持つ感情にも必ず役割があるべきという本書の主張は、とても大きな学びになった
新しいモノやマインドが自分のテリトリーに入ろうとした時、それらを取捨選択するための判断基準が明確になったように思う
【学習サイズの失敗】
失敗は成功のもと、とはよく言うが、進んで失敗をする人はやっぱり少ないと思う
自分も無能が故に失敗したことは多けれど、やはり失敗を計画したことは無い
本書の学習サイズに切り分けて失敗経験を積むというのは、ものすごく重要だし取り入れたいと感じた
AIが壁打ち相手になってくれる今の時代は、この方法がより効果を発揮するように思う
結果目標は失敗できないプレッシャーを感じて辛くなるけど、行動目標なら失敗も必要材料になる
失敗して落ち込みそうな時も、それが学習サイズかどうかに目を向けて、もしそうなら「自分は前進した」と喜べるようになりたい
【累積的な努力をせよ】
これは自己啓発系の本によく書いてある、資産性のある習慣を作ろう〜という話題と同じ話だと思う
けど、その一例として興味深いと思ったのが、原理原則の話
枝葉である知識は、もうAIに聞けばいくらでも教えてくれる
幹や根となる原理原則を学ぶために、読書をしたり先人から学ぶことが、とても重要なのだと感じた
【まとめ】
最近転職した自分も、楽をすることに罪悪感を感じてしまい、つい身体に力が入ってしまう
本書を読んで、入社当初に掲げた目的は、昇進や推薦を貰うことではなかったと気付くことができた
仕事、恋愛、友情、家族、趣味
全部充実させたいと思うからこそ、それぞれを楽にするために、本書で得た学びと実践を繰り返していきたい -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセンシャル思考とは、より多くのことをやり遂げる技術ではなく、「自分の時間とエネルギーを最も重要なことに配分し、そこで成果を上げること」
読んでみて、自分がこれまで大事にしてきた考え方が、かなり詰まっている本だと感じた。
雑多な仕事は、探そうと思えばいくらでもある。だからこそ、何でも引き受けるのではなく、何を選び、どこに自分のリソースを割くのかを決める。何かを捨てることを恐れず、選択する勇気を持つことが、結果的に自分の働き方にも、成果にもつながっていくのだと思う。
私自身、チャンスを逃さないために、常にある程度の余白を残しておきたいと思っている。何でも引き受ける「イエスマン」でいるのではなく、本当に取り組みたいことのために余力を残し、機が熟すのを待つ。そのためにも、目の前の仕事をすべて抱え込まないことは大切なのだと思う。
そして、これを継続するためには、いかに自分が縛られていない状況でい続けられるかが重要なのではないかと思った。
この会社に居続けることは、自分の人生にとってどれくらい重要なのか。家族との関わり方をどうするのか。給与や住む場所へのこだわりはどこまで必要なのか。
自分の人生にとって、本質的に重要な軸が何なのかを握れていれば、大半のことはうまくいく気がする。
ノイズに溢れる中で、何を選び取り、何を切り捨てるか。
そして、何を大切にするために、何を捨てるのか。