高橋璃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スタンフォードとミネソタ大学で「学生が選ぶ講義が上手な教師」で1位を獲得した著者の、ティモシー.テイラーと、日本では有名な池上彰が監訳ということで、経済学の入門を勉強したいということでこの本を選んだ。
経済学の考え方、経済学の基礎となる問いは
・社会は何を生み出すべきか
・どうやってそれを生み出すのか
・生み出されたものを誰が消費するのか
ミクロとは、個々のプレイヤーに注目し(個人や企業、政府)商品やサービス、労働、資本
物事にはトレードオフがある
何かを重視すると、別の何かが疎かになってしまうような、両立し難い関係のこと
経済学では常にこのことを頭に入れ、この対策をすれば、ここは改善さ -
Posted by ブクログ
マクロ経済には4つの目標がある。
・経済成長
・失業率の低下
・インフレ率の低下
・持続的な国際収支
経済成長には物的資本、人的資本の増加、技術の進歩が必要である。
失業には景気の影響によって増える失業と景気とは関係のない自然失業率あり、景気による失業を減らし、自然失業率に近づけることが重要である。潜在GDPが達成されている時失業率はゼロになる。
インフレかお金が多過ぎて商品が追いついていない状況である。
国際収支とはある国が一定期間に行った外国との経済取引の全体的な状況を示すものである。
金融資本の需要量と供給量は常に一致する。
需要→国内の物的資本への投資需要と政府による借入需要
供 -
Posted by ブクログ
【ざっくり感想】
ミクロ編ということで、内容を身近に感じることができて、読みやすかった。
市場とか何か、市場で起こる問題は何か、政府の役割はなにかなどについて分かりやすく、書かれていて普段耳にするような経済的ワードを流れの中で理解できた。
世の中需要と供給で成り立っているのだなと思った。この関係を利益が偏ったりせず、機能させるために政府が政策を出す。福祉といったセーフティーネットは市場の中でうまくいかない人をカバーするためのもの。教育は市場の中でうまく生きていく力を養うモノではないか。
市場をうまく機能させるために政府がかかわりすぎるのも技術の進歩を妨げてしまう可能性もあるためよくない、一方 -
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Posted by ブクログ
・西洋が世界の勝利者になったのは、西洋の思想、価値観、宗教が優れていたからではなく、
むしろ組織的な暴力をふるうことに優れていたからである。
・我が国の歴史の中で日本人ほど忌み嫌われた敵はいないだろう(ピュリッツァー賞受賞歴史学者アラン・ネヴィンス)
・原爆被爆者、峠三吉の詩「八月六日」 ”あの閃光が忘れえようか”
・原子爆弾の投下に「これは史上最大の出来事だ!」と喝采を叫んだトルーマンに対してある民主党党員が大統領宛に打った電報
「無辜(むこ)の人を死に至らしめる兵器に歓喜するなど、かりそめにもアメリカ合衆国の大統領たるもののなすべきことではない。
喜んだ理由が破壊ではなく、破壊に終止 -
Posted by ブクログ
物理学者達と金融の関わり。経済・金融への物理の手法の応用の歴史について。
また現状の金融の問題を解決するための物理的思考の有用性について。
ルイ・バシュリエとランダムウォーク、正規分布
モーリー・オズボーンと対数正規分布
ブノワ・マンデルブローとフラクタル、ファットテール分布
エドワード・ソープとデルタヘッジ
フィッシャー・ブラックとオプション価格
ジェームズ・ドイン・ファーマー/ノーマン・パッカードとカオス、非線形予測、遺伝的アルゴリズム
ディディエ・ソネットと対数周期的破壊現象
エリック・ワインシュタイン/ピア・マラニー/リー・スモーリンとゲージ理論的経済指数
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Posted by ブクログ
ネタバレブロックチェーンを「信頼のプロトコル」と位置づけ、ビットコインの領域に留まらず、様々なビジネスモデルや企業などの組織、さらには社会をも変える可能性について、豊富な事例やアイディアとともに解説した一冊。
世界中に分散した利用者が、強固に守られると同時にオープンなデータを共同で管理し、正当なデータだけが記録される仕組みによって取引の信頼性を担保することで、銀行などの仲介者なしに取引者同士を直接結び付けるブロックチェーンのインパクトは、金融等の既存ビジネスはもとより、シェアリングエコノミー等の新たなビジネスモデルにも及び、また政府や行政の透明化や効率化、さらには企業等の組織のフラット化やオープン化 -
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Posted by ブクログ
巷でブロックチェーンの傑作本との評判ということで、読んでみたのですが、噂通りの本でした。
ブロックチェーンの解説本というと、その多くはその技術解説に偏っていたり、仮想通貨等のフィンテックに偏った本が多く、よく言われるブロックチェーンの革命性については、今までイマイチよくわかっていませんでした。
この本は、ブロックチェーンの革命性についてのみ語った本と言って良いのではないでしょうか。ですからブロックチェーンの技術解説にはほとんど触れず、ブロックチェーンによって、いかに世界が変わる可能性があるのか、その未来予測も交えながら語ってくれます。この本を読むと、インターネットが情報革命と言われつつも、 -