高橋璃子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
あらゆる場面に使える考え方を教えてくれる本
特に目新しさはなかったが、すぐ実践できる内容でよかった
【要約】
前作『エッセンシャル思考』で「何を」やるかを見極めた後、それを「どのように」最も少ない努力で実行し、成果を最大化するかを説いている
①エフォートレスな精神(State)
成果を出すための土台となる「最高、かつクリアなコンディション」を整える段階
・「もしこれが簡単だとしたら?」と問う:
「重要なことは大変だ」と思い込みがちだが、あえて逆転の発想で「最も楽な道」を探す
・脳のガラクタを捨てる:
不平不満や怒りなどのネガティブな感情は、脳の限られたリソースを消費する「ガラクタ」
不満を言ったら感謝を1つ見つける「XをしたらYをする」というルールで、思考をポジティブに書き換える
・戦略的休息:
90分ごとに10〜15分の休憩を挟むといったリズムを作り、脳のガラクタ(疲労)を定期的に掃除する
②エフォートレスな行動(Action)
やるべきことをよりシンプルに、より簡単にやり遂げるためのプロセス
・完了条件を定義する:
どこまでやれば終わりなのか、最初から明確なゴール(完成イメージ)を決めておくことで、無限に修正し続ける無駄を省く
・最小の第一歩から始める:
「パソコンを開く」といった、極限までハードルを下げた具体的なアクションから着手する
・手順を限界まで減らす:
物事を完了させるために必要な手順を徹底的に減らす
「完了するために最低限必要なステップは何か?」
「手順を減らしても同じ結果が得られないか?」
・「ゴミ」から始める勇気:
完璧主義を捨て、まずは不完全な状態(ゴミ)で良いので形にし、後からブラッシュアップするのが最短ルート
・上限と下限を決める:
調子が良い時でも頑張りすぎない「上限」を設けることが、燃え尽きずに長期的な安定と速さに繋がる
### 「上限と下限を決める」具体的なステップ
(1)適切な「下限」を設定する
まずは、最低限これだけはやるというラインを決める
・基準:
モチベーションを維持できる程度には高いが、予想外のトラブルが起こったり体調が悪かったりしても達成できる程度の低さに設定
・具体例:「1日5ページ以上本を読む」「1日5回以上営業電話をかける」など
(2)適切な「上限」を設定する
次に、これ以上は絶対にやらないという限界を決める
多くの人が下限(最低目標)は決めるが、上限(最高目標)を決めないため、頑張りすぎて燃え尽きてしまう
・基準:
順調に進んでいると実感できる程度には高いが、疲れ果てて翌日に響かない程度の低さに設定
・具体例:「1日25ページ以上は読まない」「1日10回を超えて営業電話をかけない」など
(3)「x以上、y以下」の範囲内で行動する
決めた範囲を厳守
・鉄則:
調子が良い時やモチベーションが高い時ほど、意図的に上限でブレーキを踏むことが重要
無理をして上限を超えてしまうと、翌日以降のパフォーマンスが低下し、長期的な進捗が遅れてしまう
(4)安定したペースを維持する(アムンセンの戦略)
この範囲を守り続けることで、結果的に最短でゴールに到達できる
・歴史的教訓:
南極点到達を競ったアムンセン隊は、天候に関わらず「毎日20マイル(約32キロ)進む」という上限と下限を厳守した
一方、スコット隊は天候が良い日に限界まで進み、悪天候で休むというペース配分をした結果、全員が遭難した
・結論:
「ゆっくりはスムーズ、スムーズは速い」という考え方を持ち、全力疾走というリスクを避けることが、とんでもなく大きな成果を手にするための近道となる
③エフォートレスの仕組み化(Result)
一度の努力で、その後も自動的に成果が積み重なる状態(累積的成果)を作る
・一生モノの知識を学ぶ:
その場しのぎの解決策ではなく、普遍的な「原理原則」を学ぶことで、多様な問題に応用可能なレバレッジを効かせる
・チェックリストと自動化:
重要なタスクはチェックリスト化したり、ツールを使って自動化したりすることで、判断に伴う脳のエネルギー消費を最小限に抑える
・信頼の構築:
信頼できる人と付き合い、チーム内で高い信頼関係(心理的安全性)を築くことは、監視や確認の手間を省く最大のコスト削減になる
★結論
本書は「頑張ることが美徳」という呪いを解き、いかに賢く、効率よく、余裕を持って大きな成果を出し続けるかを追求している
人生を「どれだけサボれるか(楽に勝てるか)のゲーム」と捉え直し、心と時間に余裕を持つことを推奨している -
Posted by ブクログ
✔️エッセンシャル思考身につけるためには、
「やらなくては」ではなく「やると決める」
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
⇨ この3つの真実が大事
✔️「より少なく、しかしより良く」を追求
⇨「今、自分は正しいことに全力を注げているのか」と絶えず問い続けること
✔️エネルギーの使いどころを必要最小限にすることで、いとばん重要なものごとにおいて最大の効果をあげているのだ。
1、選択
本質を見極めて自分で優先順位を決める
2、ノイズ
努力は大切だが、努力の量が成果に比例するとは限らない。
本当に重要なことにイエスと言うために、その他全てにノーと言うのだ
3、トレードオフ
「何を諦めなければならないか」と問うかわりに、「何に全力を注ごうか」と考える。
みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。
✔️クローゼットを常にきれいに保っておくためには、仕組み化が必要
1、評価する
2、捨てる
3、実行する
✔️バッファが必要
予測不可能な世界に住んでるからこそ、何が起こっても慌てないように、あらかじめ備えておいた方がいい
【今、何が重要を見極める】 -
Posted by ブクログ
「生産性」という言葉は農業や工業の発展した時代に、効率よく生産できているか、「生産量」という明確な指標を基に出しているものだったのに対して、現代の仕事は量等の明確な指標で表せない曖昧な仕事が多過ぎるので、そんな仕事に対して「生産性」という言葉を当てるのがそもそも間違っているのでは。忙しくバタバタしているのがよい、という考え自体を改めて、意識的にタスクを減らし、余裕を確保しながら、仕事のクオリティを上げていこうね、という本
業種によってはそんなこと無理では?と思うけれど、私個人では意識的に受ける仕事自体を減らそうという考えはあまりなかったかもしれないので、徐々に実践してみようと思う。
でもなんか受け応えとか見せ方とか気をつけないと、「サボってるやつ」「仕事しないやつ」とか思われそうな危険はあると思うので気をつけよう…笑 自分がやらない代わりに誰かが被っているという意識も忘れずに… -
Posted by ブクログ
【印象に残ったこと】
◯生産性に定義はない?
→曖昧な表現である結果、分かりやすい数字(こなした量や働いた時間)が評価されるようになり、みんな働いているアピールし、上司もそれを評価するように。
◯仕事を削減することで心に余裕ができ、仕事のクオリティが上がる。
→仕事にかかる時間を多めに見積もり、カレンダーなどに登録し、可視化する。仕事を断る根拠にする。
★達成するゴールを1つ設定する。
→その日はそれが終われば100点という心持ちで働くと余裕が生まれる。
◯仕事の質にこだわりぬく。
→仕事で使うツールにコストをかける。また場所などの環境にも意識を向け、自分が気持ちよく活動できる環境を整備する。
◯締め切りを周りに宣言する。
→社会的なタイムリミットができるので、仕事の効率が大きく上がる。期間限定で余暇を削ってみるのも効果的。 -
Posted by ブクログ
やるべき業務に追われ、評価につながる仕事への時間が十分に避けず、プライベートの時間すら蝕まれている感覚ですぎる日々。
今のままていいのか?と思いながらも、働き方を変えられない状況に悶々としている時にこちらの本に出会いました。
この本では現代人の多くが悩まされているであろう「ニセモノの生産性」から解放されるための方法について、知的労働において成果を残した人たちの具体的なストーリーや著書自身の体験談を用いて語られています。質の高いアウトプットをするための真の生産性について考えさせられる内容です。
サラリーマンということもあり、本で勧められていることを全て参考にできるわけではありませんが、考え方の根本として頭の片隅に据えながら取り組む業務にについて考えていきたいと思いました。
また、人生でやりたいことはなにか?長期的なビジョンを考えて、逆算した行動をしていきたいと思いました。
仕事が中心で疲れてしまっている方におすすめな本です。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ生産性」とは定義が不明確であること。それはまさにその通り。知的生産の仕事をしている人を対象に書かれた本。
仕事の減らし方として以下3点。
①削減。
ミッションは2〜3個に絞る、安易に仕事を引き受けない、ゴールは1日1つ。
スケジュールを開ける、短時間の会議で終わるなら関係者を集めて話す、仕事を振る側に考えさせて自分が着手したらすぐ走れるようにする、有料版を使う。
スケジュールを余分に見積もり予め今の忙しさと着手時期を伝える。
②余裕。
スケジュールは2倍の期間を見積もり、1日の作業量は半分にする。
オフシーズンを人知れずつくる。
心地よい作業空間をつくる。
③洗練。クオリティにこだわり抜く。
趣味を深掘りする、同志や仲間とつながる、プロフェッショナルな道具を使う。
期間限定で余暇の時間を犠牲にする、収入源をシフト、締切を宣言、周囲の人に投資してもらう。
最近、仕事が溢れて死にそうになってるのだが、上司はこの本を理解できそうにないので、こっそり自分で初めてみようと思う。オフシーズンからかな。笑 -
Posted by ブクログ
2014年出版ながら、コロナ禍を先取りしたリモートワークの本質を語る一冊。
本書は、ソフトウェア開発会社Basecamp(旧37signals)の共同創業者である著者たちが、リモートワークの可能性と課題、成功のためのポイントをまとめた実践的な書籍です。2020年以降、世界中でリモートワークが急速に普及しましたが、本書が書かれた2014年時点ですでに、そのメリットとリスクを的確に指摘し、解決策を提示していたことに驚かされます。
1. リモートワークの課題と解決策
本書では、リモートワークのよくある課題――コミュニケーション不足、生産性の管理、チームの結束など――に対し、著者らの経験をもとに具体的な解決策が示されています。たとえば、同期コミュニケーション(リアルタイムのやり取り)に依存しすぎず、非同期コミュニケーション(ドキュメントやチャットの活用)を推奨する点は、現代のリモートワーク環境にも通じる示唆に富んでいます。
2. 「強いチーム」が前提となるリモートワーク
タイトルの通り、リモートワークが成功するには「強いチーム」であることが大前提となっています。メンバーが自律的に動けること、信頼関係があること、適切な評価基準があることが不可欠です。そのため、単にリモートワークを導入すればうまくいくわけではなく、組織としての文化やマネジメントの在り方が問われます。この点は、実際にリモートワークを経験した人なら強く共感できるでしょう。
3. 一気に読める実践的な内容
リモートワークの「あるある」や実際の体験談が多く盛り込まれており、読者は自分の経験と照らし合わせながら、スムーズに読み進めることができます。また、著者らが実際にリモートワークで成功を収めている点も説得力を増しています。
4. 未来を先取りした視点
リモートワークが一部の企業や個人の選択肢だった時代に書かれた本ですが、その内容はコロナ禍以降の世界にもそのまま適用できます。むしろ、2020年以降にリモートワークを導入し、試行錯誤した多くの企業にとっては、本書の提言がより鮮明に響くでしょう。
まとめ
『強いチームはオフィスを捨てる』は、リモートワークの本質を知り、成功のためのヒントを得たい人におすすめの一冊です。すでにリモートワークを経験している人にとっても、自分たちのやり方を見直し、よりよい働き方を考えるきっかけになります。時代を先取りした視点と実践的なアドバイスが詰まっています。リターンtoオフィスが言われ始めた、今こそ読み見返すき本でした。 -
Posted by ブクログ
note空色書店さんで知った本
スローワーキング
持続可能かつ有意義なやり方で知的労働に取り組むための仕事哲学。以下の3つの原則に基づく。
1.削減しやるべきことを減らす
2.余裕心地よいペースで働く
3.洗練ークオリティにこだわり抜く
1大きな仕事を制限する
・無報酬の仕事はしない、
「自分の明確な職務以外の仕事は手に出さない」と決め、実行したところ、何も問題は起きなかった
・ミッションは2〜3個に絞る
・仕事を振る側に仕事させる
2小さな仕事を手なずける
3仕事はプル方式で
・仕事はプル方式で
(=自分が本当に集中すべき重要な仕事にだけ、自分の意思で引き寄せる)
×プッシュ方式
(=メール、チャット、会議などで他人から次々に押し寄せる仕事(タスク)を、反射的に処理し続ける状態。「仕事に反応させられている状態」なので、価値ある仕事ができなくなる原因になる)
・誰よりも厳しく仕事を監視しているのは、往々にして自分自身の内なる不安
4時間はかかるものと考える
・「これくらい」と最初の見積もりの2倍心得ておく
・5年計画を立てる
5季節の変化を取り入れる
6芸術家の創作環境に学ぶ
7誰に負けないセンスを磨く
8自分を信じて賭けてみる