高橋璃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレリモートワークでパフォーマンスを出すメリットや企業視点でのメリット、また導入にあたってもデメリットも数多く紹介してくれる一冊でした。
確かに集中して仕事をする時に昼間のオフィスを選ぶ人は少ない。オフィスは集中を妨げる要因がいかに多いかを考えさせられる。
リモートワークを行う技術やツールはすでにあり、後は組織や個々の課題を解決していくだけだ。
メール・チャットでのやり取りにコミュニケーションが必要になるため文章力の向上とコミュニケーションの妨げに対して敏感になる必要があることを教えてくれました。
リモートワークで存在感を示すために圧倒的なパフォーマンスを出すのが一番 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて、一気に読んでしまった。ビリオネアと言っても、すごく特別な才能の持ち主ということでもなく、すごく特別なことをして儲かったわけではない。
強いて言えば、アイデアを具体的な行動に移したり、チャンスを確実にものにする力がとびぬけていたということなのかもしれないが、それだって、何か特別な能力があるからということではない。
失敗してもあきらめず次の挑戦のために準備したり、逆にうまく行かないと思ったらそれに固執せず新たな方法を試したり、自分に必要なスキルはきちんと学び、自分にないものを持つ人を受け入れ協力関係を築く…といった、決して特別なことではないけれども、ちゃんとやろうと思ったらなかなかできな -
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Posted by ブクログ
ネタバレ実はウチの会社が行っている働き方。この本を読んでリモートワークについて改めて気づいた点や納得した点も多かったし、ウチが出来ていない点にも気づけた。
知人に「よく自分を律して働けるね」と言われるけど、仕事に対するセルフコントロールは自分の意志次第どうにでもなる(他者からの強制や干渉よりも自主性を重視する方が自由と責任があるので、各人仕事の責任の所在が明確化するから結果的にこちらの方が良いと思う)。そもそも誰かに見られていないと仕事が出来ないとか怠けるとかは完全なる言い訳やそれまでの自分の習慣と危機感の無さの現れや自己責任(働き手としての当事者意識)の欠落とコミットメント能力の欠如しか感じられない -
Posted by ブクログ
ウッドロー・ウィルソンのまさしくTPP条約ISD条項を彷彿させる発言。
「門戸を閉ざしている国々には、その扉を叩き壊してでも開国させねばならない……。資本家たちによって獲得された利権は、たとえそれに反感を抱く国々の主権がその過程で蹂躙されようとも、我が国の使節によって保護されねばならない」
これが1907年プリンストン大学総長時代の言葉であるとは。
19世紀末の相次ぐ恐慌がアメリカをモンロー主義を放棄させ、太平洋へと向かわせる。様々な紆余曲折を経ながらも、自由主義国は小さな国々の主権やそこに暮らす人々の暮らしよりも、資本家の財産権を優先させてきた。グローバリゼーションの動きは、TWOからFTA -
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Posted by ブクログ
物理学が経済・投資の分野に利用されてきた歴史を追う。ランダムウォーク、対数正規分布、ファットテール、CAPM、ブラック・ショールズといった理論の誕生の経緯が語られている。また、これらの理論を生んだ、ある意味はぐれ者たちの生い立ちも描かれていて、読み物としてとても面白かった。
ルイ・パシュリエは、アインシュタインがブラウン運動を数学的に説明する5年前に、株価の動きがランダムウォークで動くことを発見した。モーリー・オズボーンは、株価が正規分布になるのではなく、収益率(変動率)が正規分布になることに気づいた。無限に長い壁に向かってランダムな方向に発射された弾の位置は、正規分布よりファットテールなコ -
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タイトルにあるように、リモートワークを全面に推し進めている一冊。全面的にそのような論調だが、単に「自宅で仕事をする制度」を作ったところでうまくいかないということを考え、その対策も合わせて記しているのが本書の特徴であるように思える。
例えば、本書の「社内の格差をなくそう」はできそうでできない問題の一つ。立ち話で決まった内容が、チャットやメールなどで展開されないまま話が進んでしまうのは、まぁ、よくあることである。
高速なインターネット、テレビ会議システムなどのハードやチャットシステム、ファイル共有かサービスなどに目が行きがちなんだけど、リモートワークを成功に導くためには、実践者がリモートで仕事 -
Posted by ブクログ
ネタバレRuby on Rails の作者 DHH 氏が所属する 37 Signals (現 Basecamp) が送る
リモートワークに関するビジネスノウハウ。
起業当初からリモートワークを取り入れて大きな成果を生んでいる企業としては非常に有名であるため、
結構強い口調と言い切りが多い本ではあるが、説得力がある。
(もともと DHH 氏自体が結構過激で辛口なので、それを加味して読むといいかも)
リモートワークのメリット、デメリット。よくある誤解。
課題と対応(コミュニケーション、採用、マネジメント)などについて
具体例を交えつつ分かりやすく説明している。
私自身の本業はは電車通勤のオフィス勤務で -
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Posted by ブクログ
本書の原題は「REMOTE OFFICE NOT REQUIRED」だ。そのタイトルの通り、オフィスに縛られず自宅やカフェ、コワーキングスペースで仕事をすることのメリットやデメリットについて書かれた本である。日本でもここ数年「ノマド」という言葉が流行り、「ノマド的な仕事術」に憧れを持つ人も多くなっているようだ。しかし、ノマドという言葉が、多分に個人プレーを連想させるのに対して、本書に書かれているリモートワークは、組織としての仕事のやり方に重点を置いている。つまり、これまでオフィスという場所にみんなが集まって仕事していたスタイルから、チームがそれぞれの好みの場所で仕事をする(もちろんその場所がオ
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