高橋璃子のレビュー一覧
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ネタバレリモートワークでパフォーマンスを出すメリットや企業視点でのメリット、また導入にあたってもデメリットも数多く紹介してくれる一冊でした。
確かに集中して仕事をする時に昼間のオフィスを選ぶ人は少ない。オフィスは集中を妨げる要因がいかに多いかを考えさせられる。
リモートワークを行う技術やツールはすでにあり、後は組織や個々の課題を解決していくだけだ。
メール・チャットでのやり取りにコミュニケーションが必要になるため文章力の向上とコミュニケーションの妨げに対して敏感になる必要があることを教えてくれました。
リモートワークで存在感を示すために圧倒的なパフォーマンスを出すのが一番 -
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ネタバレ面白くて、一気に読んでしまった。ビリオネアと言っても、すごく特別な才能の持ち主ということでもなく、すごく特別なことをして儲かったわけではない。
強いて言えば、アイデアを具体的な行動に移したり、チャンスを確実にものにする力がとびぬけていたということなのかもしれないが、それだって、何か特別な能力があるからということではない。
失敗してもあきらめず次の挑戦のために準備したり、逆にうまく行かないと思ったらそれに固執せず新たな方法を試したり、自分に必要なスキルはきちんと学び、自分にないものを持つ人を受け入れ協力関係を築く…といった、決して特別なことではないけれども、ちゃんとやろうと思ったらなかなかできないことをちゃんとやっている人がビリオネアになっている、ということなのだと思う。
ということで、自分もちゃんとやろうと思いつつ、なかなかちゃんとできていないことについて、丁寧にやっていこうと思った。いろいろあるけど、少しずつ。そのうち、何か変わってくるかもしれない。 -
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ネタバレ実はウチの会社が行っている働き方。この本を読んでリモートワークについて改めて気づいた点や納得した点も多かったし、ウチが出来ていない点にも気づけた。
知人に「よく自分を律して働けるね」と言われるけど、仕事に対するセルフコントロールは自分の意志次第どうにでもなる(他者からの強制や干渉よりも自主性を重視する方が自由と責任があるので、各人仕事の責任の所在が明確化するから結果的にこちらの方が良いと思う)。そもそも誰かに見られていないと仕事が出来ないとか怠けるとかは完全なる言い訳やそれまでの自分の習慣と危機感の無さの現れや自己責任(働き手としての当事者意識)の欠落とコミットメント能力の欠如しか感じられない。一流アスリートのように自分に厳しく、そして人に優しく。
以下、気になった点を抜粋、備忘録
P37.『リモートワークは、社員の生活を向上させるためのものだ。』
P61.『リモートワークをまかせられない人間に、何をまかせられるというのだろう。つねに見張っていないと仕事ができないダメ社員に、顧客と話をさせるなんておかしいんじゃないか?』
P62.『他人と協力して仕事をするためには、おたがいに対する信頼が不可欠だ。信頼するということは、相手がどこにいようと関係なく、自分で仕事をやりとげてくれると信じることだ』
P86.『こうやって優先度を分けてみると、だいたい80%の知るもんはそれほど急ぎではないことに気づく。わざわざデスクい行って声をかけるより、メールで送ったほうががいい内容だ。それに、メールのやりとりの履歴が残るので、いつでも検索して確認できるというメリットもある。
15%ほどの質問は、チャットやインスタントメッセージで処理することになるだろう、チャットで長文を書くのは面倒なので、やりとりが手短になる。直接話していたら15分かかる内容でも、チャットなら3分ですむかもしれない。
そして残り5%が、本当に緊急の問題だ。これについては、電話を使う。確かにボディランゲージは伝わらないが、気にするほどのことでもないややこしいレビューや、誰かを解雇するといった話でもないかぎり、言葉され伝わればコミュニケーションはうまくいく。』
P97.『リモートワークワーク導入企業例(業種)』
P99.『コアタイムを決める 毎日4時間はみんな同じ時間に働いたほうがいい。そうすればコミュニケーションもうまくいくし、チームの一体感がでてくるからだ。』
P115.『大事なのは「今日何をやりとげたか?」ということだけだ。何時に出社して何時に帰ったかは問題じゃない。どんな仕事をしたかが問題なのだ。』
P133.『リモートワーカーが孤独になりやすいのは事実だ。だから意識的に、外に出たほうがいい。
リモートワーカーだからといって、家のデスクに張り付いている必要はないのだから。』
P135.『リモートワークに慣れていないマネジャーは、部下が働かないのではないかと心配する。でも本当は、働きすぎることを心配したほうがいい。部下の様子が見えないので、気づいたときには完全に燃え尽きていたということにもなりかねないからだ。
これをふせぐ方法は、仕事をしすぎない文化をつくることだ僕らの会社の推奨勤務時間は、週に40時間。』
P136.『つい働きすぎてしまう人は、「1日分の仕事」という区切りをつくろう。1日の終わりにその日の作業を振り返り、「1日分の働きをしたか?」と考えてみるのだ。』
P163.『メンバーのコミュニケーションを健全に保ち、みんなが前向きに気持ちよく働けるようにすること。もしも利己的で口の悪い人間が集まっていたら、チームの雰囲気は最悪になってしまう。』
P178.『時間がかかりすぎるなら、仕事をやりとげる力がたりないということ』
P179.『リモートワークになれば、使えない人材はすぐに明らかになる。経営はまず人選ありき。不適切なメンバーをすみやかにバスから降ろし、適切なメンバーをバスに乗せよう。』
P179.『メールやチャットや掲示板で話しあいをするのだから、文章で相手に伝える力が必要だ。』
P213.『誰かの承認というしくみをやめて、みんあが自分の判断で行動できるようにする。』
P216−217.『休暇の申請も必要ない。いつでも好きなだけ休暇をとることが可能だ。社員にお願いしているのは3点だけ。(1.)妥当な範囲内にとどめること、(2.)カレンダーに予定を入れること、(3.)チームに迷惑をかけないように調整すること。』
P219.『人は油断すると、仕事にハマってしまう。
〜〜〜〜現実はそんなに甘くない。仕事がすべてになってしますと、人はすぐに燃え尽きてしまうからだ。たとえ大好きな仕事でも、そればかりの生活に耐えられるものではない。むしろ仕事好きな人ほど、限界が見えずに行きすぎてしまう危険がある。〜〜〜何よりチームをまとめるリーダーや経営者が「働きすぎはよくない」というムードをつくっていく必要があり。リーダーが残業好きだと、部下もそれに引きずられてしまう。』
P239−240.『モチベーションが上がらない時、たいていの人はまず自分を責める。〜〜〜でも、ほとんどの場合、本当の問題は自分じゃない。仕事が悪いのだ。〜〜〜〜もしあなたがマネジャーで、部下の誰かがモチベーションを失っていることに気づいたら、直接話しあって問題点をはっきりさせよう。仕事が簡単すぎるのか、それとも難しすぎて挑戦するのが怖いのか?問題点を特定し、それを改善する方法を探っていこう。〜〜〜僕らの会社では、3年以上働いている社員に1ヶ月のリフレッシュ休暇を与えている。』
P241.『旅にでよう〜〜〜リモートで働いていれば、いますぐにでも旅に出られる。「仕事があるから無理」なんて言い訳は、もう通用しない。』 -
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ウッドロー・ウィルソンのまさしくTPP条約ISD条項を彷彿させる発言。
「門戸を閉ざしている国々には、その扉を叩き壊してでも開国させねばならない……。資本家たちによって獲得された利権は、たとえそれに反感を抱く国々の主権がその過程で蹂躙されようとも、我が国の使節によって保護されねばならない」
これが1907年プリンストン大学総長時代の言葉であるとは。
19世紀末の相次ぐ恐慌がアメリカをモンロー主義を放棄させ、太平洋へと向かわせる。様々な紆余曲折を経ながらも、自由主義国は小さな国々の主権やそこに暮らす人々の暮らしよりも、資本家の財産権を優先させてきた。グローバリゼーションの動きは、TWOからFTAへとさらに貿易の自由化を推し進めている。その先に何が待っているのだろうか。あと15年もすればその姿が見えてくるであろう。 -
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物理学が経済・投資の分野に利用されてきた歴史を追う。ランダムウォーク、対数正規分布、ファットテール、CAPM、ブラック・ショールズといった理論の誕生の経緯が語られている。また、これらの理論を生んだ、ある意味はぐれ者たちの生い立ちも描かれていて、読み物としてとても面白かった。
ルイ・パシュリエは、アインシュタインがブラウン運動を数学的に説明する5年前に、株価の動きがランダムウォークで動くことを発見した。モーリー・オズボーンは、株価が正規分布になるのではなく、収益率(変動率)が正規分布になることに気づいた。無限に長い壁に向かってランダムな方向に発射された弾の位置は、正規分布よりファットテールなコーシー分布となる。ポール・ピエール・レヴィは正規分布とコーシー分布の中間にレヴィ安定分布を発見し、その教え子だったブノワ・マンデルブロは、商品価格がレヴィ安定分布になっていることに気づいた。
エドワード・ソープは、ワラントの空売りとその元になっている株を買うデルタヘッジのやり方を使って年平均20%の利益を出すことに成功し、それを45年間続けている。ジェイ・リーガンはソープとともにヘッジファンドを立ち上げ、その成功をきっかけにして多数のクオンツ系ヘッジファンドが生まれた。
ジャック・トレイナーは、リスクと期待リターンを組み合わせたモデル(CAPM)を完成させた。トレイナーのポジションを引き継いだフィッシャー・ブラックは、株とオプションを配合したポートフォリオをCAPMを使ってリスクフリーとすることに取り組み、マイロン・ショールズとともにブラック・ショールズ方程式を作成した。しかし、ソープとブラックのモデルは、どちらも収益率が正規分布になることをベースにしていた。 -
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タイトルにあるように、リモートワークを全面に推し進めている一冊。全面的にそのような論調だが、単に「自宅で仕事をする制度」を作ったところでうまくいかないということを考え、その対策も合わせて記しているのが本書の特徴であるように思える。
例えば、本書の「社内の格差をなくそう」はできそうでできない問題の一つ。立ち話で決まった内容が、チャットやメールなどで展開されないまま話が進んでしまうのは、まぁ、よくあることである。
高速なインターネット、テレビ会議システムなどのハードやチャットシステム、ファイル共有かサービスなどに目が行きがちなんだけど、リモートワークを成功に導くためには、実践者がリモートで仕事をする人がいるということを考え、格差を生まないように工夫するということが必要なのかなと思う。 -
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ネタバレRuby on Rails の作者 DHH 氏が所属する 37 Signals (現 Basecamp) が送る
リモートワークに関するビジネスノウハウ。
起業当初からリモートワークを取り入れて大きな成果を生んでいる企業としては非常に有名であるため、
結構強い口調と言い切りが多い本ではあるが、説得力がある。
(もともと DHH 氏自体が結構過激で辛口なので、それを加味して読むといいかも)
リモートワークのメリット、デメリット。よくある誤解。
課題と対応(コミュニケーション、採用、マネジメント)などについて
具体例を交えつつ分かりやすく説明している。
私自身の本業はは電車通勤のオフィス勤務でリモートワークとは関係がなく、
現状の所属組織でリモートワークに切り替わる可能性は低いと思うが、
自宅の副業では対面の機会はほとんどなくリモートワークなので、
取り込んで活かせる点が取り込んでいきたい。
以下、特に印象に残った内容を列挙します
・なぜ会社にいると仕事ができないのか。本当に集中して仕事がしたいとき、あなたはどこへ行くだろう?「会社」と答える人は、ほとんどいないはずだ
・会社は邪魔に満ちている
・細切れの時間でまともなことができるわけがない
・会社以外で仕事をしても邪魔は入るが、自分でコントロールできる
・通勤時間は人生の無駄。片道 45分で通勤している場合、一年分の通勤時間で 37signals の主力製品である Basecamp が完成してしまう。
・昔はリモートワークをするための技術が不足していたが今は違う
・大事なのは時計の針よりも、仕事の中身
・長期的にリモートワークするなら人間工学的な視点を取り入れる。快適な環境作り。
・同じ場所だけではなく、場所や姿勢を変えて仕事をする
・ちょうどオフィスにいるときにしゃべってる人間をみんな石に変えてやりたいと願うのと同じだ
・リモートワークで雇う人材は人柄が重要。文字だけのやり取りが多くなるので対面以上の配慮がいる。ポジティブを伝染させる
・いやなやつは雇わない。「いやな言葉」「感情的な対立」「悪いムード」を徹底的に排除する
・適性審査もクイズもあてにならない。プログラマを採用するならコードを書かせる。デザイナを採用するならデザインを提出してもらう
・リモートワークは、性質上各自のタスクや成果物を共有可能な形で可視化する必要があるため、必然的に各自の仕事の成果が一目瞭然になる。控えめだけど仕事はできる、という人も評価されやすい -
Posted by ブクログ
本書の原題は「REMOTE OFFICE NOT REQUIRED」だ。そのタイトルの通り、オフィスに縛られず自宅やカフェ、コワーキングスペースで仕事をすることのメリットやデメリットについて書かれた本である。日本でもここ数年「ノマド」という言葉が流行り、「ノマド的な仕事術」に憧れを持つ人も多くなっているようだ。しかし、ノマドという言葉が、多分に個人プレーを連想させるのに対して、本書に書かれているリモートワークは、組織としての仕事のやり方に重点を置いている。つまり、これまでオフィスという場所にみんなが集まって仕事していたスタイルから、チームがそれぞれの好みの場所で仕事をする(もちろんその場所がオフィスである可能性はある)スタイルへ変更してみてはどうですか?という提案が書かれているのである。本書は、働く側としてのメリットなども書かれているのだが、どちらかというと雇用側、経営者側の立場に立った意見が多い。その中でも、「リモートワークは節約のためではなく、社員の生活の質を向上させるためのもの」という意見には強く賛同したい。本書で提案されているリモートワークは決してコストカットのためのものではない。社員の生活や人生の質を向上させ、それとともに彼らの仕事の質をあげることが、本書の中で著者たちがが伝えたいリモートワークのあるべき姿である。