佐々木俊尚のレビュー一覧
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現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!
著:佐々木 俊尚
「斬新な発想」や「素晴らしいアイデア」を思いつくための「土台」をつくり、その確率を高めることは、誰にでも可能である。
大量の記事や書籍をどんどん読み、それを効率的に自分の「知力」に変えていくというのは、ある意味、「脳を超スピード化させていく」ということでもある。それと同時に、「斬新な発想」や「素晴らしいアイデア」がふと思いつくような、脳を「クリエイティブな状態」にしておくコツも存在する。
いまこそ「読む力」が決定的に重要な時代になっている。読むことで「知識」や「視点」を身につけ、最終的にはそれらを自分の「知肉」にしていかなければならない。本書は以下の9章から成る。
①まずは現代の知的生産に必須の「5つの大前提」を知る
②まず落とし穴を見極め、読むべきものを選別する
③ネットは何を見ればいいのか
④SNSをどう使いこなすか
⑤選んだ記事をどう読み、どう整理・保存するか
⑥本は何をどう読めばいいか
⑦知識や情報を活用するカギは2つの保存を使い分けることだ
⑧脳をクリアな状態にする二刀流のすすめ
⑨散漫力を活用し最適なインターバルで仕事を回す
アウトプットのためのインプット。読む力=発散する力とも言える。多くの情報で埋め尽くされ、集中力が途切れる環境を逆手にとった知の祖でもある著者の体形的な読む力が惜しみなく披露されている。
先天的ではなく、後天的な成長を大きく左右するインプットの基本である「読む力」。簡単にインプットやアウトプットができる生成AIはもちろん大切ではあるものの、振り回されないため、使われない、使うためには、使う側に素養や知識や先読みする「人間らしさ」の土台が必要となり、それは目的を持った「読む力」の集積により構築されていく。
読むには文字だけではなく、「空気」「先」「人の気持ち」を読むことも必要となる。生成AIと共存する中でも自身の成長は必要不可欠であり、さらに格段なる成長が求められる。 -
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大変良かった。
ピークを目指す以外の気持ちよさを目的に山を楽しむ方法が書かれている。
それも概念的なものだけでなく、登る人目線で道具の選び方、道具の扱い方、登山口までのアクセスの手段、ルートと時間配分など、かゆいところに手が届く内容。
実際に著者が活用している道具やルートだから、忖度なしの生きた情報で参考になる。選んだものと選んだ理由をはっきり伝えてもらえるのがすごくいい。あとは自分に合うように調整できる。ふわっとした情報が多くて決め手がわからないのが初心者の悩み。そういう迷いやすい部分をバシッと言ってくれる本は今どき貴重。
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フラット登山→焚き火 の組み合わせの発想はなかった!
焚き火は車がないと無理だなーって思っていたので、徒歩でも叶えられるなんて嬉しい情報。
本書に載っていたところを参考にして、焚き火ができる施設を訪れてみたい。
道具は知らないメーカーのものがいくつかあって、調べて楽しい。新しい出会いになった。
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ヨーロッパとアメリカのバックパックの違いが、登山する地形の違いからきているというのが目から鱗だった。
***焚火ができるところメモ
郷土の森公園 府中市 予約不要 薪販売なし・薪捨てるところなし
氷川キャンプ場 奥多摩 2日前までに要予約
野川公園バーベキュー場 調布 要予約 薪なし
ピコグリル398
薪の火付け:ライター・火吹き棒・トング・着火剤・麻紐 -
Posted by ブクログ
★★★★★ 私も同じことを考えていたり、すでにやっていることもたくさんあったものの、なるほどと思うような内容も多数。良い本ほど抜き書きしたい個所が増えてしまうジレンマは激しく共感。
たとえば、「集中力を付ける必要はない」(←森博嗣さんと同じ?)「過剰に断言する人はたいてい知的ではない」「読書は楽しくなければ意味がない」「抜書きするときが自分の考えを付加する」「難しい本はマンガから入るのもあり」「自己啓発本はカンフル剤」「集中していないときにアイデアは降りてくる」「仕事のスタートは軽いタスクから」「やり残した状態で終わったときに起こる飢餓感は次に始めるときの原動力になる」(←森博嗣さんと同じ?)「やる気が起きないときは頭を使わないタスクととにかく始めてみる」 -
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過去現在未来時間軸は一方向に進むことが当たり前である
しかしその概念もない人民族がいる
クラウドの登場により音楽映像の世界では当たり前のように起こっている
記憶は美化されるのだろうか 過去は消滅しなくなった 体験も夢も幻である忘れてもらえない
因果を超えた認識 大数 数式なし⇒確率 べき乗 ⇒AI 学習
自由を考える 見えない支配 ナッジの本質 選択 vs 抑圧 選択は自由ではない
空間遍在のテクノロジー 3次元感覚
「生」に目的は必要ない
ゴンドクナ神話と ローラシア神話
知能と知性 田坂広志
強いAI 弱いAI 特化型 汎用型
ポストトゥルース(脱真実) フェイクニュース ナッジ(セイラー)リバタリアニズムでありパターナリズムである
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書の目的を「娯楽」「学び」などと分ける必要なし!ミステリーでも漫画でも良い本は、豊かな感情や考える力になる。という部分に元気づけられた。名著の考え方など。
100分de名著の伊集院さんの件も共感できた。
情報量が多いので繰り返し読みながら、自分の生活に役立てたい。(現状、集中力がない、時間がない、が悩みなので)
脳をクリアにするためのクラウド活用方法なども為になった。
286〜305ページの概念→世界観→知肉を育てる、の流れの作れるように、もう少し読み込んでいく予定。
••┈┈┈┈┈┈好きなフレーズ┈┈┈┈┈┈┈••
名著は『多様な視点』を学ぶための素材である。
世界のアウトラインを「文豪の世界観」を通して見ることができる。 -
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★内容ざっくり
・ウェブ3 DAO トークンエコノミー
NFT 用語の理解
・ビックテックからの脱却を目指しているが、結局は権力奪取ゲームになっている。エリートと落伍者の差はどんどん開いている。
上のような新しい技術が出てきて、どのように未来が変化していくかの著者の考察。
★感想
没入と摩擦。
自分の手先のように自然にネット世界に入り込む「没入」と、リアルな感覚や人間関係を感じられる「摩擦」どちらも必要と言う著者の意見に同意する。
大変便利な時代が待っている予感。賢い金持ちや大企業に支配されてしまう恐れもあるが、同時に便利で楽しい時代が持っている予感もしている。
今はまだ移行期間。今後も注視していきたい。
金持ちと貧乏人、頭良い人と悪い人、善人悪人そういった差はいつだってなくならないと思う。
。。。。。
用語
◉ベーシックインカム
企業は国に法人税を払い、国が国民にベーシックインカムを支払う。国民はそのお金を使って企業のサービスを買う。
今までとの違いは、企業から国民に支払われていた給与が国から払われる流れになること。
◉今後予想される二極化
市場拡大を目指す人(エリート)と、その恩恵を受ける人(落伍者、ベーシックインカムを受け取る人)
◉ AIのできないこと。
どうしてその結果になったのかの理由は説明してくれない
データがないところから(ゼロから) は作り出すことができない
◉ウェブ3
ブロックチェーン技術を使って作られた
特定の企業に依存しない分散型インターネットの総称
◉DAO(自律分散型組織)
株式会社のアップデート型
同じ目的を持つ人たちが集まって、資金を集め、共同で管理する。独自のコミュニティーを築いたり、NFTを収集したりする。
◉NFT(非代替性トークン)
ブロックチェーンを使って、アートなど作品に唯一性を持たせる技術
仮想通貨
◉メタバース
キーワードは3Dと近接
◉UIとUX
UXはユーザー体験 -
Posted by ブクログ
ネタバレ21世紀の世代にとって音楽はコレクションではなく、
全ての楽曲が目の前に存在している。
第一世代プラットフォーム
インターネット上での水平統合
第二世代プラットフォーム
サービスとしての流体、ストリーミング
過去:失われていくものから、押しつけがましいものへ
「確率」の物語 大数の法則
「べき」の物語 自己組織化臨界 かろうじて維持されている安定
「機械」の物語 パーセプトロン
誤差逆伝搬法:結果から逆算、重みの数値を変えていく
自己符号化器
「物語」が優先される時代、脱真実、脱「因果」の物語
同化型→対面型(スクリーン、マイク)→
ゼロUI 指示しなくても最適な状態を作る フォグをクラウドの下に
判断疲れ
「アーキテクチャ」見えずに行動を物理的に支配
「ナッジ」ささやかな誘導に従う
社会は臨界状態、単純な選択肢では進まない
自由の価値
未来への期待、過去との関係における相対的なもの
ピュアなデータの周りにある空気感と、そこから生じる「摩擦」
三次元触感
カーナビは平面的な案内。
スマホの設定は記述的。直感的でない。
「空間」のすべてがUIへ、空間コンピューティング
機器は見えなくなる
空間認識能力
時系列tでなく、xyz軸での世の中と自分との関わり
小説家ではなく、脚本家
仮想と現実の区別は意味がない、そこにあるもの
同期と非同期 ;メール
「偏在」(ユビキタス);華僑
マインドフルネス
「摩擦」「空間」「偏在」の重なった感覚が深化
「ライバルとの闘い」=因果の物語
孤独なフリースタイルスポーツ=瞬間
多重プロット =多視点 中心がない 映画「バベル」
因果からこの瞬間へ『共時の物語』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見た目にはしっかり分厚い本で,中身もぎっしり詰まっている。読むのはちょっと骨が折れるところがあるけれど,同時にどんどんページをめくりたくなって,知的興味がそそられる。
人工知能などの科学の話から社会・文化の話まで論じられている領域の広さに驚かされ,しかも各章のなかに散りばめられていて,全体としても美しい。
それでいて何よりも個人的に前々から気になっていたトピックが華麗に論じられていて,そうだったのかと腑に落ちるとともに,感動した。
一言で言えば,過去でも未来でもない,「今を生きる」っていうことに尽きるけれど,特に感じたことは次のとおり。
◆自由と婚活
正直,恋愛感情を抱けていないで生きてきている。友達で話す好きな子の話とかもあまり好きではなかった。まさに恋愛ができない自分にとっては,恋愛は抑圧でしかなかった。なかなか言い出せなかったんだけどそれを書いてくれていて,そのとおりと嬉しく感じた。
そんな僕も婚活を始めた。といっても,数年やっていて正直上手くいってない。相手の方を自分からお断りすることもあるけれど,多くは断れれている。結婚は必須ではない時代だけれども,しようと思ってできないのが続くと,周りで上手くいっているという話を聞けば聞くほど,自分が人間的に欠陥があるのではないかと思ってしまう。だけどそれは,「因果の物語」に縛られている考え方。「確率の物語」「べき乗の物語」という考え方は楽というか救いになる。
自分のことを棚に上げていてば,婚活は何らかの方法で紹介された人と恋愛しないとゴールできないと思い込んでいる(最初ゲームと書こうと思ったけど訂正した)。
そして問題は結婚相談所や婚活アプリといったネットワークが広がり,ガチャのように,新たな人が紹介される(または見つけられる)ので,目の前の人が果たして理想の人なのかの判断が難しくなってしまった。先に,「確率の物語」「べき乗の物語」という考え方は救いと書いたけれど,一方で次にもっといい人と会えるかもしれない,という誘惑も拭えない。実際,結婚相談所のアドバイザーの人にどうすればいいかと聞いたら,もっとたくさんの人に会うことを薦められた。それが結婚相談所のビジネスモデルだから仕方ない部分もあるけれど。それはさておき,そう思っているうちに目の前のそこそこの人を断り,時間ばかりが経っていき,泥沼にはまっていく。
ちなみに,恋愛が「べき乗の物語」という前提に立ったとき,恋愛と結婚を切り離すと,そこには猛烈な恋愛格差が生まれることになる。つまり,子どもは増えるかもしれないが,父親の数は間違いなく減るだろう。それは結婚を放棄しない恋愛弱者からすると地獄絵図でしかない(経済格差には敏感な人にこの発想が多いことに驚く)。
ちょっと婚活疲れしている自分には,「確率の物語」「べき乗の物語」から脱して,AIが選んだ人と関係を気づきあげていく方が合っているような気がする。と思っていたら,参加したとあるセミナーで,理想という正解を無意識に叩き込めば,どうやって叶うかは考えなくていいというと教えてくれた。まさに「機械の物語」的な発想だった。
◆物語<ストーリー>ゲームの発展と没落
以前,ゲームが与える影響に対しては,登場人物の性格とプレイヤーの性格の差異がヒントになるのではないか,と思っていた(大学の卒論のテーマもこれで書いた)。
本書の表現を借りれば,「持続させるためには、自分ごと化が必要」(p415)ということなんだけど,そのためのツールが物語の中で語られた内容から読み取れる性格という要素であったということだ。
いわゆるJRPGの可能性を考えていたんだけど,ゲームが備えているインタラクティブ性から多重プロット(p367)やナラティブ(p415)の方向性も模索しながら,
ゲームは「因果の物語」を捨てなガチャ的なゲーム(まさに「確率の物語」)が結局主流になっていく。そうなってくると,最後に残るのは海外で主流のMMORPGということになるのか。
まあ,これは人生の話であって,物語そのものが無くなるというわけではないはず。小説や映画は無くならないのだろうけれど,JRPGはMDのように無くなってしまいそうな気も。
最近はゲームをする時間を確保できていないし。ここは過去は色褪せなくなるというところを信じたい。 -
Posted by ブクログ
"電子書籍の登場により、本、出版業界はどうなっていくのか?どんな世界になっていくのかを研究した本とでもいえばいいか。
端的に言えば、流通の劇的な変化を伴うビジネススタイルの変革であり、読者の視点でみれば(まだ発展途上だが)ライフスタイルの変革である。
この本の中で、音楽業界で起こった出来事を電子書籍の登場と重ねて紹介している。
目から鱗が落ちた。ブライアン・イーノというイギリスのミュージシャンの言葉を引用している。
「もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。」(Time Out Tokyoより)
このコメントには多くのことが語られている。
詳細は、本文を是非お読みいただきたい。
私なりに解釈した内容をメモしておくと、昔はレコードやCDを購入し人ぞれぞれが生活に音楽を積み上げてきた。そして、その履歴が歴史であったが、現在はデジタル化した音楽がネット上にあるだけ。新曲なのか50年前の曲なのか意識せずに入手できる。また、アルバムというアーティストやスタジオが編集した一つの作品も、曲単位に入手できる為に意識されなくなった。もし自分が作り手であれば、考えさせられる現象だ。ビートルズの「サージャントペパーズ」「アビーロード」といったアルバムとして作品そのもの(曲順や曲と曲のつなぎ方など含めて作品)といえるような傑作が生まれたとしても、デジタル化された世界では、ユーザーが1曲ずつ気に入ったものをダウンロードすることも可能であるし、曲の順番もある意味ユーザー側が選択できることになる。
さて、電子書籍の登場で音楽業界と同様の動きをするのだろうか?本の世界では、パッケージ化されていたものが無くなり作品そのものが陳列される状態だと著者は考えている。どういうことかは、本書で確認を!
今後の展開が楽しみであり、読書が好きな自分もいずれ手にするであろう電子書籍。キンドルなのかiPadなのかは、今後の動向次第。もう一つ、この本を読んで興味を持ったのが出版業界のビジネスモデルがどうなっていくのか?この動向にも興味を持った。"