佐々木俊尚のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
大変良かった。
ピークを目指す以外の気持ちよさを目的に山を楽しむ方法が書かれている。
それも概念的なものだけでなく、登る人目線で道具の選び方、道具の扱い方、登山口までのアクセスの手段、ルートと時間配分など、かゆいところに手が届く内容。
実際に著者が活用している道具やルートだから、忖度なしの生きた情報で参考になる。選んだものと選んだ理由をはっきり伝えてもらえるのがすごくいい。あとは自分に合うように調整できる。ふわっとした情報が多くて決め手がわからないのが初心者の悩み。そういう迷いやすい部分をバシッと言ってくれる本は今どき貴重。
-----
フラット登山→焚き火 の組み合わせの発想はなかった -
Posted by ブクログ
★★★★★ 私も同じことを考えていたり、すでにやっていることもたくさんあったものの、なるほどと思うような内容も多数。良い本ほど抜き書きしたい個所が増えてしまうジレンマは激しく共感。
たとえば、「集中力を付ける必要はない」(←森博嗣さんと同じ?)「過剰に断言する人はたいてい知的ではない」「読書は楽しくなければ意味がない」「抜書きするときが自分の考えを付加する」「難しい本はマンガから入るのもあり」「自己啓発本はカンフル剤」「集中していないときにアイデアは降りてくる」「仕事のスタートは軽いタスクから」「やり残した状態で終わったときに起こる飢餓感は次に始めるときの原動力になる」(←森博嗣さんと同じ?) -
Posted by ブクログ
過去現在未来時間軸は一方向に進むことが当たり前である
しかしその概念もない人民族がいる
クラウドの登場により音楽映像の世界では当たり前のように起こっている
記憶は美化されるのだろうか 過去は消滅しなくなった 体験も夢も幻である忘れてもらえない
因果を超えた認識 大数 数式なし⇒確率 べき乗 ⇒AI 学習
自由を考える 見えない支配 ナッジの本質 選択 vs 抑圧 選択は自由ではない
空間遍在のテクノロジー 3次元感覚
「生」に目的は必要ない
ゴンドクナ神話と ローラシア神話
知能と知性 田坂広志
強いAI 弱いAI 特化型 汎用型
ポストトゥルース(脱真実) フェイクニュース ナ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書の目的を「娯楽」「学び」などと分ける必要なし!ミステリーでも漫画でも良い本は、豊かな感情や考える力になる。という部分に元気づけられた。名著の考え方など。
100分de名著の伊集院さんの件も共感できた。
情報量が多いので繰り返し読みながら、自分の生活に役立てたい。(現状、集中力がない、時間がない、が悩みなので)
脳をクリアにするためのクラウド活用方法なども為になった。
286〜305ページの概念→世界観→知肉を育てる、の流れの作れるように、もう少し読み込んでいく予定。
••┈┈┈┈┈┈好きなフレーズ┈┈┈┈┈┈┈••
名著は『多様な視点』を学ぶための素材である。
世界のアウトラインを「 -
Posted by ブクログ
★内容ざっくり
・ウェブ3 DAO トークンエコノミー
NFT 用語の理解
・ビックテックからの脱却を目指しているが、結局は権力奪取ゲームになっている。エリートと落伍者の差はどんどん開いている。
上のような新しい技術が出てきて、どのように未来が変化していくかの著者の考察。
★感想
没入と摩擦。
自分の手先のように自然にネット世界に入り込む「没入」と、リアルな感覚や人間関係を感じられる「摩擦」どちらも必要と言う著者の意見に同意する。
大変便利な時代が待っている予感。賢い金持ちや大企業に支配されてしまう恐れもあるが、同時に便利で楽しい時代が持っている予感もしている。
今はまだ移行期間。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ21世紀の世代にとって音楽はコレクションではなく、
全ての楽曲が目の前に存在している。
第一世代プラットフォーム
インターネット上での水平統合
第二世代プラットフォーム
サービスとしての流体、ストリーミング
過去:失われていくものから、押しつけがましいものへ
「確率」の物語 大数の法則
「べき」の物語 自己組織化臨界 かろうじて維持されている安定
「機械」の物語 パーセプトロン
誤差逆伝搬法:結果から逆算、重みの数値を変えていく
自己符号化器
「物語」が優先される時代、脱真実、脱「因果」の物語
同化型→対面型(スクリーン、マイク)→
ゼロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ見た目にはしっかり分厚い本で,中身もぎっしり詰まっている。読むのはちょっと骨が折れるところがあるけれど,同時にどんどんページをめくりたくなって,知的興味がそそられる。
人工知能などの科学の話から社会・文化の話まで論じられている領域の広さに驚かされ,しかも各章のなかに散りばめられていて,全体としても美しい。
それでいて何よりも個人的に前々から気になっていたトピックが華麗に論じられていて,そうだったのかと腑に落ちるとともに,感動した。
一言で言えば,過去でも未来でもない,「今を生きる」っていうことに尽きるけれど,特に感じたことは次のとおり。
◆自由と婚活
正直,恋愛感情を抱けていないで生きてきて -
Posted by ブクログ
"電子書籍の登場により、本、出版業界はどうなっていくのか?どんな世界になっていくのかを研究した本とでもいえばいいか。
端的に言えば、流通の劇的な変化を伴うビジネススタイルの変革であり、読者の視点でみれば(まだ発展途上だが)ライフスタイルの変革である。
この本の中で、音楽業界で起こった出来事を電子書籍の登場と重ねて紹介している。
目から鱗が落ちた。ブライアン・イーノというイギリスのミュージシャンの言葉を引用している。
「もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。」(T