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つらくなくても、高い山でなくても
「フラット登山」だから出合える景色がある!
ロングトレイルほど求道的ではなく、かといって山頂を目指す登山でもなく、
かといって散歩ほどゆるく短い歩行ではない。
都会の散歩よりももっと深く濃い自然に浸り、とはいえつらくならない程度に、
ただ歩く喜びを満たす旅。
ーー 「フラット登山」の旅へようこそ!
フラット登山の楽しみ方・装備の整え方・コース設定の仕方、そして実際のコースガイド30を掲載。
休日は静かな自然の中に身を置き、パワーを蓄える。
新しいアウトドア、新しい休日の過ごし方の提案の1冊。
〈掲載コース一部〉
巨大住宅団地・多摩ニュータウンを「縦走」する
日本最強の異世界・富士樹海をくぐり抜ける
秘密の湾に洞窟、断崖……三浦半島の磯はアドベンチャー
豪勢すぎる開放感が魅力 エアコンじゃない本物の霧ヶ峰
廃バスと廃墟の峠道をたどり、軽井沢から群馬へ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大変良かった。
ピークを目指す以外の気持ちよさを目的に山を楽しむ方法が書かれている。
それも概念的なものだけでなく、登る人目線で道具の選び方、道具の扱い方、登山口までのアクセスの手段、ルートと時間配分など、かゆいところに手が届く内容。
実際に著者が活用している道具やルートだから、忖度なしの生きた情報で参考になる。選んだものと選んだ理由をはっきり伝えてもらえるのがすごくいい。あとは自分に合うように調整できる。ふわっとした情報が多くて決め手がわからないのが初心者の悩み。そういう迷いやすい部分をバシッと言ってくれる本は今どき貴重。
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フラット登山→焚き火 の組み合わせの発想はなかった!
焚き火は車がないと無理だなーって思っていたので、徒歩でも叶えられるなんて嬉しい情報。
本書に載っていたところを参考にして、焚き火ができる施設を訪れてみたい。
道具は知らないメーカーのものがいくつかあって、調べて楽しい。新しい出会いになった。
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ヨーロッパとアメリカのバックパックの違いが、登山する地形の違いからきているというのが目から鱗だった。
***焚火ができるところメモ
郷土の森公園 府中市 予約不要 薪販売なし・薪捨てるところなし
氷川キャンプ場 奥多摩 2日前までに要予約
野川公園バーベキュー場 調布 要予約 薪なし
ピコグリル398
薪の火付け:ライター・火吹き棒・トング・着火剤・麻紐
Posted by ブクログ
挑戦がなくても、アウトドアは楽しい。
フラット(平坦)な野を、みんながフラット(平等)に、「フラッと」気軽に楽しむ。そんな散歩以上・ロングトレイル未満のアクティビティ”フラット登山”を提唱し、危険なく自然を味わえるちょっとしたコツや役に立つアイテム、著者おすすめのコースを紹介した本です。著者のパーソナルな経験もからめて語ってくれるので、無難で当たり障りないネットレビューより、信頼できそうです。
登頂という目的達成より、歩いている今この瞬間の一歩一歩を味わう。これは高度経済成長以降の、日本のポストモダンな価値観に沿っているとの見立てが面白いです。
テクニックやアイテム紹介などについては、すでにガチ登山趣味の方には釈迦に説法ではあるかと思いますが、入門者としては過不足なしではないでしょうか。肩肘を張らなくていいギリギリのライン、これならなんとか気軽にはじめられるかも、という塩梅です。「自然と己への挑戦ではないですよ、気軽に自然を楽しみましょうね。でも万が一のためにこういうことはしときましょうね」という著者の配慮が感じられる、気が利いた内容になっています。
おすすめコース紹介も興味をそそるものが多く、樹海をひたすら歩くもの、富士山頭頂を目指さずその中腹を歩くもの、九十九里浜をひたすら海沿いに歩くもの、多摩ニュータウンの隠れた森を散策するなど。私もいつか歩こうと思って、本作で紹介されている登山アプリ「YAMAP」をダウンロードしました。
アーバンライフとアウトドアの壁は昨今すこしずつ低くなっているような気がしています。以前からアウトドア・ファッションは市民権を得ているところですが、近年はさらに一歩進んだ「テック系ファッション」として、アウトドア向け素材を使いつつ、都会で浮かないよう洗練されているデザインのウェアも流行っています。怪我のすくない有酸素運動としてウォーキングは定番ですし、防災意識の高まりもあってか「EDC」(=Everyday Carry)といって、常日頃からコンパクトな防災グッズやアウトドアツールを携帯することも、カッコいいギアがたくさんリリースされていることもあっていま注目されています。
アーバンライフとアウトドアの距離が縮まることは、とてもいいことだと思います。移動そのものが冒険になってしまえば、毎日が心躍るものになる。日々のストレスから開放される術は身近なところにあるのかもしれません。
本筋とはズレますが巻末の「おわりに」で、既存の登山ガイドブックの、それっぽいことばかりを語るだけの物足りなさに非を唱える著者のアツさもぐっと来ました。
Posted by ブクログ
情報キュレーターの佐々木俊尚さんが面白い本を出した。
フラット登山。造語か。初めて聞く。平らな登山?
448頁もある。こんな分厚いとは思ってなかった。
「フラット登山」の哲学を語ることは想定していた。
山頂を目指す登山だけが登山ではない。
何が楽しくて苦しくて、人が多くて、2000mから先は岩場ばかりを上るんだと。
それより楽に、人が少なくて、景色のいいところを歩いたほうが楽しいじゃないか
という主張だ。これはまあ頷ける。
でもそしたらそれは登山と言わず「山歩き」といえばいいんじゃないか?
とつっこみたくなるが、、「散歩」とは違う、とは本に書いてあったけど。
思えば私にとっての登山は3つ。
①中学の部活、地理研究会の合宿で、
新潟県の浅草岳、守門岳、青森県の八甲田山に上ること。
高校、大学でもOBとして、社会人になってからは同期たちとドライブで行った。
②外秩父七峰ハイキング大会
ハイキングとは名ばかりで、東武線の寄井から嵐山まで42キロ、
7つの山を登って降りて一日で歩き切れたらすごい、というもの。
同業他社の方に誘われ、6回くらい歩いた。4月、春の山はきれいだった。
8時間台で歩けるようになった。仲間も誘って大所帯になった。
マラソンをするようになって、下りで転んではまずい、とやめた。
③岩手山登山
その同業他社の方に誘われて岩手山に上った。
2000m以上は岩場。その方の高校生の息子さんとスイスイ上った。
①が佐々木さんの言うフラット登山に該当するように思う。
八甲田山の大岳は頂上まで登ったように思うが、
浅草岳や守門岳はどうだったか?
なにせ「地理研究会」頂上が目的でなかったので、、、
②は前述のとおりハイキングのくせに超難関だったし、
絶対これは「ふらっと登山ではない」
③は百名山に登山した、以上。
①で自分もフラット登山経験者だったってことだ。
たぶん。
この本はそういう哲学に留まらず、必要な道具、ガジェット、
フラット登山旅の計画の作り方、おすすめコースまで、
佐々木さんのノウハウを惜しげもなく公開してくれている。
だから分厚くなる。
斜め読みしたけど。
日常「情報キュレーター」を名乗って世の中を分析している佐々木さん、
こういう脳のリフレッシュをしているということ。
自分のランニングもそれに相当する、とちょっと安心したりする。
トレイルランもやってみようかな。
第1章 まったく新しい歩く旅「フラット登山」を提唱する
そもそも「登山」とは何か
「登山」を再定義する
「フラット」である3つの理由
第2章 どのようにしてわたしはフラット登山に行き着いたか
どこまでも続く稜線歩きに魅了された学生時代
忙しさで山から遠ざかっていた
再び山に目覚めるきっかけになったアイコンワンゲル部
第3章 フラット登山に必要な装備
山道だけでなく車道も歩く「靴」の選び方
登山服の基本「レイヤリング」を学ぶ
30〜40Lのバックパックをオススメする理由
登山用品のコスパと予算の問題を考える
第4章 知っておきたいフラット登山ハック
最低限の現金は持ち合わせたい
下山後の指定席予約ハック
気分と山道で食を選びたい
第5章 フラット登山の計画を立てる
どのようにしてコースを設定するか
人気の山でも混雑を避けるルートがある
グーグルマップを眺めながらの試行錯誤が楽しい
第6章 自然を味わい尽くすために
山を歩くことの効用
解けない靴ひもの結び方
「ナンバクダリ」で膝への負担を軽減
スマホ対応の登山地図をどう使いこなすか
第7章 フラット登山コースガイド30
<異世界に迷い込んでいる>
<広大で畏怖がある>
<変化に富み、足に快感がある>
<冒険心が満たされる>
<霊性に畏怖を感じる>
……5つの視点で分類した30のコースを紹介!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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