佐々木俊尚のレビュー一覧
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ベーシックインカム
国が国民に定額の生活費を支給
国民が企業のサービスを購入
企業が国に納税する
ユニバーサルベーシックキャピタル
税金で企業を救済しても、救済した企業が儲かった時の配当は国民に分配されない。分配できるように政府系ファンドを作って分配すれば良い。
ビックテックの支配
ネットワーク効果とは同じサービスを使ってる人が増えれば増えるほどそのサービスを使うメリットが高まることをさす経済用語。内向きの閉じた世界。プラットフォームの支配下。
21世紀の世界では表現力やコミュニケーション、対人能力の高い人が評価されやすい
トークンエコノミーは消費だけじゃなく出資という立場で参加することになる。応援する、社会に参加している、承認欲求も満たされる
そして投資する側とされる側はいつでも入れ替わる
トークンによって応援というものが相互に網の目のようにネットワーク化されていく。
関係と承認のテクノロジーという新しい可能性
キャズム理論
キャズム=深い溝
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの境目に存在する。この溝を越えることがマーケティングでポイントになる。
メタモビリティ
メタバースとモビリティ(移動)を掛け合わせた造語
空間の移動と情報の移動の組み合わせ
メタバース空間からリアル空間にアクセスできる世界観
プロセスを楽しむ移動をシリーズ移動
ただ移動することだけが目的のネクサス移動
→あらゆる移動はネクサス移動になる
※車の中がフォースプレイスになったり
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p13 落合陽一 エリートは新しいテクノロジーへと挑戦していくことを選び、それができずに落語してしまう人はベーシックインカムをもらって余生を過ごす。エリートとその他大勢がそうやって二極化していく社会のビジョンを落合さんは描いている それを東浩紀さんは批判
p23 アパレル スタッフスタート 接客スタッフの能力をDX p25 日立 ハピネスメーター
p34 AIは理由を説明してくれない
人間の脳ではとうて見つけられないような、隠れた特徴や傾向を見つけ出してくれる
p36 マニュアルなどで説明できる知識を形式知、ベテランの経験やカンでこなせるが言語化しにくい知識を暗黙知という。AIはこの暗黙知をすくい上げることができてしまうのである
しかしAIは、その暗黒知を言語化はしてくれない
p38 AIには、因果関係はわからない。AIが私たちに教えてくれるのは、相関関係だけである
p39 ネットフリックス スノーピアサー
p44 BEV ワイヤレス充電
p50 かんばん方式 同じものを大量生産
セル方式 少量多品種
ダイナミックセル方式 ライン生産とセル生産を合体 AIを使ったら新しい生産方式
p53 デジタルツイン コンピュータでシミュレーション
p60 GAFAMのようなビックテックによってわたしたちの暮らしは最適化され、実に便利になった。しかしその最適化は、AIによる情報の支配によって成立している。つまり安楽な暮らしは、支配されているからこそ成立しているということだ
p61 パンとサーカス、ネットワーク効果、この2つに縛られて、安楽な暮らし、と支配と隷属からの自由はこれからも両立しないように見える
p68 web2.0 情報の流通が垂直統合から水平分離へと移行した
p73 フェイスブックは見えないところで我々の人間関係をコントロールしている タイムラインの表示は利用者ひとりひとりに最適化している
p77 tiktokやyoutubue shortには、人間の情報キュレータはいない。プラットフォームがすべてをコントロールして、だれにどのような動画を見せるかをAIによって決めるのである
p80 アドテクは監視資本主義的で嫌われているが、効率がよいので決してなくならない。この嫌いだが結局はりようしてしまうというのが新しい垂直型プラットフォームの特質の一つである
p92 ロビン・ダンバー イギリスの人類学者 ヒトが安定的な社会関係を維持できるとされる人数の上限 ダンバー数 100-200人
p93 フラットな組織構造においては初期段階では試行錯誤か可能になり、創造性を育むことができます。一方、従業員感の調整がうまくできず、従業員の対立や離職が起こり、最終的に商業的な失敗に至る可能性があります。
スタートアップが失敗する原因は、組織にヒエラルキーがないことだ
p95 自由というのは聞こえがいいが、それは無政府と限りなく同義に近い
テクノロジーは社会を支えてくれる素晴らしい存在だが、すべてをテクノロジーに任せれば大丈夫だと考えるのは誤っている
p101 政治家は強い政治権力をもっていることをたびたび批判されるが、民主主義社会が政治家に強い権力をあえて与えているのは、トロッコ問題のように、「だれもが納得できるわけでない」問題を政治決断するためなのである
p108 本書の中心的テーマは安楽な暮らしを選ぶのか、それともビックテックの支配と隷属から脱し、自由を選ぶのかという悩ましい問題をどう解決するかということである。ビックテックはパンとサーカスによる安楽な暮らしの提供と、ネットワーク効果で脱出を許さないという隷従と、2つの方法で人々を支配している
p125 山古志村が発行したNFT デジタルアートと電子住民票
p126 トークンエコノミーの問題点
ビットコイン 一秒に7つの取引しか記録できない
膨大な電力が必要
p129 スティグリッツのユニバーサルベーシックキャピタル
p131 ブルースアッカーマン ステークホルダーグラント
p136 日本最大のクラウドファンディングsite REDYFOR
p148 ブロックスタック プラットフォームに溜め込まれている情報を個人が管理する
p171 エドワード・ホール 近接
密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離
p183 移動にはシリーズとネクサスの2種ある ジョンアーリ
p193 現代の都市は、人が集まるだけでは長続きしない。人が集まって、そこからビジネスや文化やそういったものを生み出すエネルギーを持たないと、持続しないのである
p194 シャノンマターン 雑多と混沌こそが実は都市の価値だ
p200 誰かにみられているという感覚は、社会的な動物である人間にはとても大切なのである
p214 デイビッドグレーバー 貨幣経済以前は贈与経済だった(負債を精算してしまうと、そこで関係がおわってしまうと当時の人は考えた)
p216 逆に言えば、わたしたちは貨幣経済をつくり、等価という概念を生んでしまったことによって、人間関係を持続させる手立てをひとつ失ってしまったといえるかもしれない
p220 関係と承認のあらたなシステムは、自分は社会んに承認されている、自分は他者にみつめられているという安心感を人々に与えると同時に、イノベーションや新たな文化を発生させる起爆剤にもなることができるだろう
p223 ジョブズが音楽市場で覇権を握った2003年の物語にはいくつものヒントがある
ひとつは利用してくれる人々を味方につけなければ、プラットフォームビジネスは成功しない。もう一つは、人々を味方につけるためには、圧倒的な使いやすさを実現しなければならないということである。つまりは素晴らしいユーザ体験UXが重要ということだ
p226 UI 同方向型、対面型
p230 ゼロUI アンディグッドマン テクノロジーを使う人間の側がUIを全く意識しないですむようになる -
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<目次>
プロローグ未来は希望か絶望か
第1章鮮明な過去は常に改変され郷愁は消える
第2章過去は物語をつくってきた
第3章因果の物語から、機械の物語へ
第4章自由という未来の終焉
第5章摩擦・空間・遍在のテクノロジー
第6章新しい人間哲学の時代に
エピローグひっそりと、ともに歩く
p173~いったん安定したように見えますが、再び臨界
状態へ徐々に進んでいく~つねに安定、臨界、崩壊の
間をふらふらと揺れ動いているのが自然の姿
p233選択したり判断したりする回数を減らしたい
~判断疲れになるから
p237ナッジ、そっと注意喚起をすること
p3593つの感覚、摩擦感覚、空間感覚、遍在感覚
~これらが重なりあったときに、世界にしっかり
つなぎとめられているという感覚い変わる
佐々木氏はこうした内容の本を書く人とは、知らな
かった。でも、いつもヒントがここにある。 -
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私たちを取り巻くテクノロジーの変化によって、私たちの「時間」の捉え方は明らかに変容している、という話。
印象的なエピソードとして挙げられているのは、スピーカーから流れてきた70年台のプログレッシブロックについて父が「当時はこういった音楽も、受け入れられるのに時間がかかったんだ」というと、小さな娘が「ということは、この曲は古いの?」と問いかける一幕。
あるいは、永遠に残り続けるネット空間に残されたデジタルフットプリント。データは古びることなく、その人の思考の変遷や社会的立場、あるいは犯罪歴に至るまで忘却が許されない。
「古い」「過去」という価値観や体験は、すでにある種のあざとさを持ったUI/UXとして提示されないと、気づかれないし体験されない価値になってきた。私たちはノイズ(時代性)の取り除かれたデジタルコンテンツを、まるで池から水をすくいとって飲むように消費するようになったので。
はたして一方向に進んでいく、線形の時間軸のモデルをこれからも持ち続けていくことができるのか?あるいは持ち続けていく必要があるのか?という問いと、時代の連続性が希薄になっていく中で、私たちは自己同一性を、あるいは生きている意味をどうやって担保するのか。あるいはそれを担保する必要があるのか?という問い。
いずれも答えることはとても難しいのだが、変容していく人間の意識と社会を俯瞰して捉えておくことは、単純におもしろい。決して全ては同じ場所にあり続けるわけではない。
禅問答のような本。でも僕はこういう「答えがなくてもいいという答え」にふれることで、結構安心できる。
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「私たちは自分の自己意識をとても大切なものと考えていて、自己意識こそが自分をコントロールし、身体の行動や脳の思考に命令を下しているのだと考えています。しかしオートポイエーシス的な視座で人間の心を捉えると、心のシステムは作動することによって初めて自己意識が生み出されているのです。つまり主体は自己意識ではなく、意識や思考、行動などを生みだしている脳の神経細胞のシステムそのものであるということ。
つまり、私たちの自己意識が主体なのではありません。思考が思考を、思考が行動を、行動が思考を、あるいは思考が自己意識を、行動が自己意識を、とさまざまな要素を生み出し続けるその「過程」のシステムこそが、私たちの主体であり、人間の本質だと言い換えることができるでしょう」p.410
「アニメ『GOHST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の続編『イノセンス』。この映画の終わり近くで、主人公草薙素子はブッダの言葉を口にします。
「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく、林の中を象のように」
もしよい同伴者が作ることができなかったら、一人で歩いた方がいい。愚かな人を道連れにするくらいなら、森林に歩みを進めているゾウのように孤独に歩く方がいい。しかし彼女はそうやって孤独への決意を口にしながらも、懐かしい同僚バトーにこう伝えるのです。
「バトー、忘れないで。あなたがネットにアクセスするとき、私は必ずあなたのそばにいる」
森林の中を孤独に歩くゾウであっても、そのゾウは一人ではない。そこには孤独な道を歩くものたちの親密さがあり、ひっそりとともに歩いて行こうという共感があるのです」p.430
時間とテクノロジー -
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ネタバレ<どんな本?一言で紹介>
テクノロジーが発展する世の中、情報の波にのまれない自分づくりをするための本。
<どんな人におすすめ?>
行き先が分からないけど、忙しい人。
色々なことをしないと!と思っている人。
将来が不安で、色んなことをやっている人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
情報過多な時代で、自分の創造性を発揮して豊かさを感じるための、考え方。
・「マインドフルネス」とは、今の瞬間に全意識を向けること
・「何に意識を向けるか」で、テクノロジーに翻弄されるか活用できるかが決まる
・先入観を持っていることに気づければ、世界は変わる
・自分の無知と向き合う
・具体的な「日々のエクササイズ」
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.無知を知る
自分の先入観に気付き、事実に即して考える。例えば、否定的なこと考えて、実際にそれが起こると、自分が苦しんだとしても、自分の考えは正当化される。そうして満足感を得てしまい、先入観はより一層強化されてしまう。
人は、とかく自分の知識を過信しがちだ。例えば、仕事で新製品のアイディアが、全く何も思いつかないとする。自分の無知と向き合えない人は、周りから役立たずだと思われないか?等、恐れに駆られて、焦ってしまう。すると、雑念や劣等感に足を引っ張られ、自分の中のアイディアを引き出すことはできない。
ありのままの状況を受け入れ、ゆったりとした気持ちで内面の深いところにアクセスすることで、本当に役立つ知恵を見つけられる。
2.あえて何もしない
物事の成果を上げるには、時にあえて何もしないことが近道となる。例えば、外からもたらされる情報をただ無心に受けとめてみる。そうすることで、ふとした拍子に良いアイディアを思いついたりする。
また、執着心や恐れを手放し、心を開くことが創造性を発揮する鍵となる。良いアイディアが思いつくと、人はこの状態を失わせまい、と必死になるが、しがみつくほど、アイディアに陰りが見え始める。
調子がいいときは、無理にその調子を持続させようとせず、大らかに構えると、結果的にその「良い」状態がより長く続くことになる。
3.食べるために食べる「日々のエクササイズ」
食べることに集中し、プロセスの全てを意識する。
口に食べ物を入れる瞬間だけでなく、噛むことにも、味わうことにも、飲み込むことにも、満足を感じられる。
<感想>
自分を正当化しない。無知の知。
信頼できる人からアドバイスもらった時に、自分なりの「解釈」や「アレンジ」加えないことも含められると感じた。
未来を描いたうえで、ほかの事を考えずにゾーンに入って今を生きるのがいいんだろうな、という感想をもった。 -
Posted by ブクログ
電子書籍を持ち運んで読むことができるデバイス、キンドル。
そして、パソコン、携帯電話に続く新たな情報端末の形として注目を浴びるipad。
これらの機器が新たな情報の時代を築き上げていこうとするなかで、電子書籍が急増することが予想されているが、この電子書籍は社会にどのような変化をもたらすのか。
この新書ではパッケージからオンライン配信に移行していった例としての音楽についても言及しつつ、本の未来を述べている。
電子書籍がどんな特徴を持つか、日本の出版や書籍流通の現状にどのように関連していくかなどを詳しく、わかりやすくまとめていていい。
ただ、サブタイトルにある『本の復活』については最後まではっきりとした答えがないように思えるので、紙媒体の本がどうなるのか?に興味があると少し的外れな感があった。