佐々木俊尚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルだけ見て、大企業が自社アピールのために突拍子もないことをやっているのかと思ったが、読み始めてすぐ納得がいった。
会社が未来像を描くためには、現在の社会や技術を延長して考えるのではなく、一度突拍子もないような未来を考えてから、逆算でそこまでの道程を模索する。そのためにSFは非常に有効らしい。
帯の「未来は現在の延長線上にはない」という一言が印象的だった。
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」とは、SF作家のジュール・ヴェルヌの名言だが、妄想・理想を実際の事業に落とし込んで実現していこうとするSFプロトダイビングの試みは、物語が社会に可能性をもたらすという意味でとても示唆的だと -
Posted by ブクログ
もっと自由に、もっと気軽にという課題認識から、アウトドアのあり方を提案しています。
自身の経験を踏まえて、登山の魅力のエッセンスを合理的に抽出した上で、具体的に解説し、服装、持ち物や歩き方などのノウハウの紹介のほか、実際に体験したコースまで惜しみなく披露。力の入った本です。(趣味を起点に、このレベルの作品を生み出せるのですから、さすがです。)
自然を楽しむことの魅力、効用が文書の至る所から伝わってきて、じっと家にいることがもったいなくなってくる、
キャンプ、サウナなどと同様、アウトドアの裾野を広げる可能性を感じました。例えば、アウトドア経験はないけど、電車、料理、街ブラ、温泉、パワースポット巡 -
Posted by ブクログ
近ごろ、百低山などと、高みを目指すだけではない登山が人気です。
本書は低山も登らない、頂上は目指さなくても楽しいよ、と言っている。
ひぃひぃ言いながら高い山に登って、そしてガンガン下るを繰り返していると、膝がもたないよ、と。
百名山をいくつ登った、どこそこの冬山に行った、みたいな自慢話はもういらない、
「とにかく気軽に、気持ちよく、楽しく歩きたい。登山なんてそれで十分じゃないか」
著者はそれをフラット登山と呼ぶ。
フラット(平坦)フラット(平等)
主に、2000m前後の山域を歩くコースが紹介されていたり、装備や、便利な小物の紹介もある。
著者が関東在住ということもあり、コースは大体関東圏なのが -
Posted by ブクログ
ネットや本など、メディアに限らず「文章を読むこと」に焦点を当てたノウハウ本。著者はジャーナリスト。
自分のこれまでの経験や現在使っているツールやソフトなどを紹介しながら「文章を読む力」技術を伝授する。大変読みやすく面白い本だった。 情報収集とそれをまとめ、どう見るか、昨今のあふれる情報をどう整理し自分の知肉 (著者はこの言葉をよく使う)にするかがテーマ。一流のジャーナリストの仕事ぶりが垣間見える。 ただし、この本のノウハウを全て実践するのは難しいと思う。著者はジャーナリストで書くのが仕事。自分の時間は自分で決められるけれど、一般の社会人には時間の制約が大きい。また中高年には、ソフトの使用方法 -
Posted by ブクログ
著者の経歴を知らなかったので、それを知れたことも興味深かった。
情報にはホリゾンタル。幅広く薄い。バーティカル。狭く深い。ものがある。それに加えて中立的か偏りがあるか。に気をつける。
一つの記事では断片しか理解できない。
読むことで、多様な視点を獲得する。
読むことで得た知識、視点を自分の血肉にすることが最終目標である。
我々にできることは失敗を避けるように努力することのみ。
自己啓発書はカンフル剤のようなもので、カンフル剤ばかり飲むことは健康を損なう。
本を読み気になるところをメモする。
メモから概念をつかむ。
概念を集めて世界観をスケッチする。
世界観から血肉を育てる。
具体的な事例