佐々木俊尚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やたらと長いタイトルだが、太字だけを読めば、『読む力 最新スキル大全』になる。何を読むかといえば、ネット上の情報と書籍である。
同じ、東洋経済新報社から出版されている『僕らが毎日やっている最強の読み方』 (池上彰、佐藤優/著)とコンセプトは同じだが、内容はまったく違うものになっている。あちらの本では、池上・佐藤の両氏が10紙以上の新聞に目を通しているのに驚かされた。本書では紙の新聞を買う必要はないとしている。(p102)
本書はオンライン上の情報の集め方がメイン。本の読み方は全8章のうち、1章だけである。したがって、本の読み方について知りたい人には、あまり向いていない。
著者の佐々木俊尚 -
Posted by ブクログ
筆者がどのように膨大な情報収集を行い、それを自分のものにしているかというノウハウをまとめた本。タイトルに「読む力」とあるが、読書に限らず新聞やネット記事などの情報も含めている。この本の評価できるポイントは、とにかく具体性があること。ネット記事の処理に関して「フィードリー」「イノリーダー」というRSS(リッチ・サイト・サマリー)のツール名を挙げたり、読書をどのように行って自分のものにするかをドストエフスキーの『罪と罰』を例に説明したりして、筆者の取り組みをなぞることができるようになっている。ノウハウの内容に関しては賛否両論あるだろうが、情報収集の1つの工夫としては参考になると思う。
この本の印 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「当事者」の時代 (光文社新書)の続編的な考察なのか、いくつか重なる記述があるが、もっと広げた感じ。
その所為か拡散して薄まった感もある。
最終章にまとめなどをして「旧態依然のステレオタイプがこの国を停滞させている仕組み」を図示するような試みをしたら全体が締まって主張もわかりやすくインパクトの有るモノになっただろうにと惜しまれた。
まあこうして云うのは簡単だけど、これだけの考察を一冊にまとめて世に出してくれた著者に感謝したい。
作品紹介・あらすじ
先端テクノロジーの進化と逆行して、日本の社会には神話のような古くさい価値観が居座り続けている。権力は常に悪で、庶民感覚は常に正しく、弱者は守ら -
Posted by ブクログ
たしかに情報を開示することで繋がりはできる。ただ、著者が書いているような”クレジットカードの情報などでなければ名前、生年月日など開示しても実害はさほどない”というのはどうだろうと思った。
著者が男性というのも大きいように思うし、近年は高そうな車を持っているだけで強盗に襲われたりする事件もある。言わんとすることはわかるが、繋がりが得られる反面、自分自身が開示する情報によって起こりうるリスクはもちろん理解すべきだと感じた。
本書は2018年に出版されており、人々の考え方が変わったポイントとしてリーマンショックや東日本大震災を挙げている。今もしこの本を更新するならコロナも含まれると感じた。本書では