あらすじ
「10年後、ホワイトカラーの47%の仕事がなくなる?」
現在、IoT・ビックデータ・人工知能(AI)等の最新テクノロジーが引き起こす「第4次産業革命」によって、多くの仕事がなくなることが示唆されています。
しかし、機械・ソフトウェアと共存し、人にしかできない職業に労働力を移動させることにより、人は仕事を失わず、新たな雇用を創出することが可能となります。
この中核技術として注目を集めているが、ホワイトカラーの仕事の生産性を画期的に改善するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション:Robotic Process Automation)。
本書では、欧米に端を発し、世界経済に大きなインパクトを与えることが予想されるRPAのインパクトと活用事例を紹介。
RPAという技術の解説から、RPAによる業務改善事例、企業経営・組織運営に与える影響まで、1冊でその全てを網羅します。
また、欧米とは別に独自の進化を遂げることが予想される日本型RPAの将来像が語られる点は必読です。
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Posted by ブクログ
しばらく前に読みましたが、読んだ時の衝撃のあと、じわじわといろんな事例が出てきて、なんかもういまは普通に感じます。
僕の仕事の身近なところでも、RPA化によって人手作業が効率化されようとしていることを知り、これまで人手の工数がネックになって拡大できなかった業務が拡大できるんだなあとか、じゃあ、それを受けて、監査業務も効率化できるかなとか、そのためには、機械が処理できるように、様式の統一なんかが必要だなとか、、、
Posted by ブクログ
【目次】
1.RPAとはなにか?
2.欧米で進むRPA革命最前線
3.RPAによって企業はどう変わるか
4.RPA導入の実際とポイント
5.RPA革命で変わる業界
6.進化し、活用の場を広げるRPA
7.日本型RPAの未来
Posted by ブクログ
RPAは現代日本の働き方を大きく変える可能性を秘めている。AIのように高度な技術を必要とせず、一般事務作業者が手軽に開発運用できる。AIには開発コストがかかってしまう上に、一定のリスクを残してしまうという難点があるが、安定的に動作するRPAにはそれがない。FAX→入力や紙面→入力、データ収集→帳票作成などの典型的な事務作業をRPAは代替してくれる。誰でも気軽にできる点で普及可能性が高く、期待を抱いている。
ー以下、メモー
アナリストたちはRPAのような新たなパラダイムをどのように発見してくるのか。スタートアップが中心にこの手のテクノロジーを開発しているのは分かる。コミュニティに所属する、あるいはオーガナイズしているということなのだろうか。企業にいて、出版社やテレビなどの大衆メディアが出す情報だけでは、これらの情報をいち早く入手することは難しい。
Posted by ブクログ
自社製品の宣伝が多いことはさておき、様々な適用事例や今後の展望も述べられており、希望が持てる内容だった。
悲観的な意見に対してのコメントがもう少しあればよかった。
後々の変更に対応できていない野良ロボットが発生しないようメンテが必要という話は、今のマクロなどのEUCツールで起きている問題と本質は変わらず、ロボットの数が増えれば問題も大きくなると思う。
Posted by ブクログ
RPAツールの販売元であるBizRobo! Japanの社長の本。
なのでRPA最高というポジショントーク前提だが、役立つことも書いてある。
日本は人ごとに業務がキレイに分担されていないので、はじめは虫食いのように導入されていく。
全自動化目指すと始まらない
金融は進みつつある、不動産は余地が多い、メーカーは後発
情シスは品質担保から懐疑的、現場推進のときに導入される
アビームでよくやってる。
成果報酬型の導入支援も多い。
技術者とロボのハイブリッド派遣
業務が定型化、集約化されたところに強い
↓
個人感想
現場のASPよりは手が掛かる、ERPよりは楽
ハイブリッド派遣はシステム屋の常駐と変わらないのでは
固定業務に向いている。新規事業は向かない。隙間業務には向いてる。
Posted by ブクログ
きっとRPAは金融の中でFinTechの技術の一つとして考えるのならば「えっ、これでFinTechと名乗ってよいの?」と思わせる分野なのだと思っています。
簡単に言えばシステムとシステムをつなぐことがこのRPAの大きな遂行業務なので「そんな技術だれでも考えられる、だれでもできる」と思わせてしまうものでしょう。
ただ、それを今までしてこなかったから、この本でいうような衝撃がきており、これからの人手が不足する中の大きな手助けになりえるかもしれないと希望を抱かせるだけの技術なのだとはこの本を読んでよくわかりました。
またこのRPAが確かに金融機関をスタートして日本で大きな波が来たのは実感できます。きっと来年はより活用の幅が広がるということが想定されるのでしょう。
ただ個人的疑問として、すでにシステムの自動化ということでは、JP1やSystemwalkeが日本では普及しているのになぜこのRPAが急にはやり始めているのかが分からないのです。
色々調べている限り導入・インターフェースがよりユーザー目線で構築しやすいということは分かるのですが。
あとは外部ソースからの入力ができるという点???もしくは今後出てくるAI等からの連携の容易さ?環境の問題?導入金額面?
こうした疑問がでているということはまだまだ私の中でRPA(海外製のRPA)はもちろんJP1やSystemwalke等のシステムの差が分かっていないのでしょう。
残念ながらこの本で私が知りたかった個人的な疑問の回答にはたどり着けなかったので、他の資料やネットとか調べてみたいと思います。