大前研一のレビュー一覧
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この人についてはいろいろ評価が分かれているような感じを受けていたんですが、百聞は一見にしかず、まずは一冊読んでみようということで。
月刊誌の連載記事をまとめた本だということを知ったのは買った後で、その点は個人的には微妙だったのですが、内容的にはそれなりの気づきもあったし、仰っていることは概ね間違ってないんだろうな、とかそんな感じの印象。
全体的にちょっと鼻につくような書き方(要するに若干上からな感じ)になっている気がするのは私だけでしょうか。選挙に落ちてしまったのはそういう理由なんでしょうね。
ただ、経済ブレーンとして日本政府に何らかタッチしてもらえると、だいぶ日本経済の立て直しには貢献しても -
Posted by ブクログ
ちょっと古い本ですが、大前さんのプロフェッショナル論の本。
実は学生時代に1回読んだことがあったのですが、
今一つ消化し切れず、実家の本棚にずっと眠っていました。
このたび、なぜか急に読み返したくなり、手にとって見ました。
学生の時と異なり、一通りのビジネスを経験したお陰か、
前よりはちゃんと理解できたような気がします。
ただ、大前さん自身も本の中で言っている通り、
プロフェッショナルになるためのノウハウが
書かれている訳ではありません。
プロフェッショナルへの道は、人それぞれによって
異なるのでしょうし、一つの解がある訳ではない、
それだけが理解できるようになったことだけでも
一つの成長 -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネスに必要な力として、「先見力」、「突破力」、「影響力」、「仕事力」、「人間力」の5つの力について書かれている。特に印象に残ったのは「影響力」の章で、まずは思考の型を身につけることが必要で、その型を自分にものにするためには、無意識で出来るようになるまでひたすら反復練習を積むことである。例として、大学院の学生には2年間で100本のケーススタディを課しているという。趣味にしても同じで若いうちに下地を作っておいてやっと楽しむことが出来るようになる。
当たり前ですが、何事も役に立つようになる、楽しくなるには、地道な努力が必要ですね。 -
Posted by ブクログ
中国そして東欧と自分で足を運ぶ事で、その地域の将来の発展性を主張されてきた大前氏が、今回は満を持して拡大ユーロの欧州圏が栄えるという内容の本を書かれています。
サブプライムローン関連の被害を最も受けているのは欧州であるとか、ユーロは依然として他通貨と比較して過大評価されている、拡大とは言うものの貧富の差が激しすぎて団結出来るのかという意見が出ている中で、この本のタイトルに目が留まりました。
第一次世界大戦が終了してから、世界中がブロックしたように今回もそうなるのでしょうか。いずれにせよ欧州は団結する方向で動いているようなので、その将来性を探る上でも興味ある一冊でした。
以下は気にな