大前研一のレビュー一覧
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いくつかのテーマが書かれていたので、覚えているテーマについて徒然に。
最初の論点はバブル後の日本経済について。ケインズのマクロ経済が一切通用しないグローバル資本主義について軽く触れている。じゃぁ、いったい何が起きてるの?って点については、なにげに藤沢数希の「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」が詳しかったな、と今になって思った。
地方分権問題については橋下は俺が育てた、的な話。大阪都構想みたいなのは背景となる理論を良く知らなかったので、中立的に読んだ。まぁ、でも結局はゼネコン絡みになるのか。
憲法については知識の修正が必要になった。「占領軍が間に合わせで作った英文を無理 -
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Posted by ブクログ
P:349 推定文字数:249186(17行×42字×P) 抜き書き:3756字 感想:698字 付箋数:14
(対ページ付箋:4.01%、対文字抜き書き:1.50%、対抜き書き感想:18.5%)
※付随して読みたい本
「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真 湯谷昇羊
エピキュリアン料理 川上源一(ヤマハ創業)
・このように(TVCMで自分ならシナリオをこう書く、このタレントを使うなど考える)、すべての機会を事業について考えるチャンスに織り込んでいかないと、日本の教育制度で育った人は、覚える、理解する、納得する、そして思考停止、というパターンができあがっているだけに、救いがない。 -
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日本を代表するコンサルタント、大前研一の日本への提言集。
しかし、実際には氏の運営するビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)の宣伝チックな内容が多かった。
本書の冒頭で触れられている、「ストリート・スマート」という概念は興味深い。
今の正解のない時代において、答えがない問題を考える力は必ず必要となる。
「アカデミックなスマートさも兼ね合わせながら、偏差値なんかにとらわれず、俺はどこまでもやれるというアンビション(大志)を持った人間」こそ、今まさに求められているリーダー像だろう。
しかし、本書にも書いてあるように、松下幸之助や本田宗一郎、川上源一などは小学校卒や高校中退で大学を出ていない -
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Posted by ブクログ
大前さんご自身の論が元々確立されていらっしゃるので、論調にはだいぶ偏りがあるように感じた。が、日本の論点と大きく置いているだけあって近代経済理論からアジア企業のビジネスモデル、グローバルto日本の観光産業、ゆとり教育、TPPに対向する日本の農業施策、都構想や道州制など地方自治体の進むべき道…などと扱うテーマは幅広い。
■ポイント
・優秀なトップ企業を抱え、高い一人あたりGDPを実現するスイスを筆頭としたクオリティ国家を研究すべし
・日本人の個人金融資産は1500兆円、平均3500万円を墓場に持っていく
・ネット時代の三種の神器、ポータル、決済、物流
・税金だらけのモノなど誰も持ちたがらない、 -
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Posted by ブクログ
「”一泊二食付き"などという世界で競っていては、観光立国など夢のまた夢。アジアの若い女性なら観光地なんて全然興味はない。彼女たちが見たい日本は、圧倒的に渋谷109だ。」
「これから先、グローバル企業のアジア本部でょうに誰がなるかといえば、間違いなく韓国人。日本人は韓国人の上司にレポーティングするのが関の山だ。しゃかりきに勉強しなくなった弊害は、今後重くのしかかる。」
福島第一原発の問題
・全電源喪失と冷却源の問題
・突き詰めると「すべての電源が失われる全電源喪失という状況が長時間にわたって続いたこと」が原因
・原子炉に冷却用の水を送り込むポンプを動かすための電源が1つでも生き残っ