大前研一のレビュー一覧

  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    大前節炸裂といった本。

    今回の本は、スイス、シンガポール、その他の国を事例に挙げて、これからの日本は戦略国家にならなくてはならないと言っている。

    しかしながら、提言内容としては既刊本とそれほど変わらないというか、ぶれてはいない。だから、大前氏の本を読んだことがある人であれば、それぞれの国について読んで見たければ読む意味があるが、結論だけ読みたい人には不向きだと思う。

    しかし、橋下氏には少し裏切られた感があったんだと気が付いたのが面白かった。

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    2013年11月26日
  • 大前研一通信特別保存版 Part.VII 「挑戦 新たなる繁栄を切り開け!」

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    レビュープラスさんからの献本です、ありがとうございます。

     今回の本は、頭の中にある既成概念や抵抗勢力を払いのけて、答のない現代を生き抜いていくことが重要と説いている。

     教育に関して、「アカデミック・スマート」から「ストリート・スマート」への転換することを提唱している。欧米において前者は学校の成績が良いペーパーエリートを指し、後者は実社会大学という経験がモノを言うところで鍛えてきた人を指す。

     日本の教育機関はほとんど「アカデミック・スマート」養成を目指して、文部科学省の方針に沿って答のある教育、みんな平等という教育を推進して「バランス感覚」のある人間形成をしている。そのため、一芸に秀

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    2013年11月10日
  • 原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

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    詳細な報告書。
    youtubeの説明が素晴らしかった。
     ↓↓
    40年前炉心設計をしていた。
    そこから離れてはいたけれど、世界の技術者は愕然としている。
    確率論で事故の起きる確率をなるべく低く、低くしていった。
    その確率論で考える事自体が、間違っていた。

    5重の防壁と言っていたが、5重の内「止める」機能のスクラム
    のみしか機能しなかった。残り4つは機能していない。

    核物理、炉心専門の人材が原子力のまわりに少なすぎる。
    塩水を入れたら問題が無いかなんて事に即答できないのはお粗末。
    専門家はきちんと何と何がどのような特徴を持って相互作用するなんて
    基本技能。

    規制、どこで非難するかなどの緊急

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    2013年09月14日
  • ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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    ネタバレ

    【6つのセンス(感性)】p27
    デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい

    「ハイ・コンセプト」:パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力など。
    「ハイ・タッチ」:他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人びとが見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力などである。p29

    左脳は逐次的、論理的、そして分析的に情報を処理するが、右脳は非直線的で、直観的、本能的、そして包括的、全体

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    2022年04月20日
  • ザ・プロフェッショナル―――21世紀をいかに生き抜くか

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    21世紀のプロフェッショナルとは何か。価値観、心構え、能力など、変化が激しい時代を生き抜くために必要な力について語る。

    章は5つに分かれていて、1つ目が価値観や心構えのこと、その他は必要とされる能力についてのこと。正直なところ、1章しか完全には理解できなかった。変化が激しいので、過去に捉われず先を読む力が必要だという主張はわかる。けれどロジックがやや難しく、まだ腑に落ちるところまでいかず…。時間を置いて再読。

    ただ、1章は興味深かった。プロフェッショナルは何を置いても結果がすべて。結果とは、顧客へ価値を提供できたか否か。自分の成長なんて二の次だということ。ハッとさせられたし、もっとストイッ

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    2013年09月01日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    自虐的国家観からくる積極的規制緩和論…道州制への積極的移行…となかなかしっくりこない箇所がある。論理展開も因果関係がすっきりしない。

    でも一つ一つのアイディアにはハッとさせられることもあり、安易に評価はできないなぁと思う。

    この本の本筋については藤井先生とか真逆の論理展開をしている本と併せて考えたい。たしかに道州制への移行は国家レベルでのインフラ維持に課題があると思うから。

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    2013年08月24日
  • 企業参謀ノート[入門編] 超訳・速習・図解

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    これを読んで、自分は典型的な日本人だなと感じた人は少なくないだろう。
    what if思考で問題の本質について考える。そして、完全主義を捨てた完全主義者となり行動する。
    これで明日から企業参謀の第一歩を踏み出せる。

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    2013年04月20日
  • 「一生食べていける力」がつく 大前家の子育て

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    ネタバレ

    「何があっても一生食べていける人間」というビジョンでの子育て。
    近視眼的でないところが非常に共感できる。
    「禁止するとやりたがる、やれというとやらなくなる」
    →本当にその通りだと思う。しかし、そういう考えのもと育つとおそらく既存の教育体系やサラリーマンとして企業人間になることは我慢ならないことだろう。それがいいかどうかは微妙な気もする。
    得意なことを探してやるという姿勢を徹底しているところがすばらしい。ゲームをもっとしろと言える親はなかなかいないだろう。多かれ少なかれ、わが子がなにかに過剰にのめり込むことを妨げているのは親であり、それが成長を妨げ普通の人化していっている気がする。
    子どもを子と

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    2013年04月17日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    人口1千万内、1人あたりGDPは高く、高付加価値人材を擁し、世界から企業・マネー・人材・富裕者・情報を呼び込む。道州制で実現可能になる。

    クオリティ国家になり得る素材が10個もあるんだから、活かさないと。

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    2013年11月04日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    素晴らしい肩書きを持ち、本の中で書かれているとおり精力的に実行にも関わろうとする大前さんは敬意を抱くし、私のような部外者が本の内容の是非について発言するのもおこがましいが、気になった点としては、BRICsから小型国家に氏の他の本から内容書き換えただけちゃうんかとか、いくつか中規模レベルの国家混じってないかとか、小規模だから上手くいったんじゃなくて上手くいってる国から小規模な国選んでるだけちゃうんかとか、素人の勘繰りをちょっとしてしまいたくなりました
    いつもの大前さんの著書のクオリティはあるのですが、逆にいえばいつもの大前節です

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    2013年03月13日
  • 企業参謀ノート[入門編] 超訳・速習・図解

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    原著のエッセンスを分かり易く抜き出してくれている。
    でも、原著の重厚さと真剣に向き合った方が得られる思考は多いかな。

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    2013年02月28日
  • 考える技術

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    大前研一の思考方法。

    1,論より証拠、そして解決策
    安易な仮説で留まるのではなく、証拠に基づく結論まで考え抜くことが大事。
    例、和服業界のマーケットは縮小傾向なので撤退すべき。ではなく、若者の浴衣の売れ行きはどうか、購買層の中心は女性か、などを掘り下げ対応策まで考え抜くこと。解決策を絞り出す。


    2,証拠は足で稼ぐ。
    現場の重要性は皆理解しているが、実際に実行しているのは少数となる。現場まで足を運び、徹底的に聞き込み調査をする。仮説に基づいて調査することもあれば、そこで気づきを得て解決策が生まれることもある。
    何よりコンサルとして外部から来るものとして同じ言語で会話するには現場の聞き込み調

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    2013年02月02日
  • ビジネス力の磨き方 大チャンス到来!

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    歯車としての価値を追求するのではなく、自分がもたらすプラスアルファに価値を持たせる。ニートやフリーターは工業化社会では落ちこぼれだけど、情報化社会では立場が逆転する可能性がある。どのみち行動することが前提だけど。なんでも興味を持ってやってみる。

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    2013年01月02日
  • 「リーダーの条件」が変わった 「危機の時代」を乗り越える新しい統率力(小学館101新書)

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    大前研一のリーダー論。組織のリーダーのあるべき論がメインと思っていたが、意外と政治論が多かったような印象。リーダーシップも訓練である程度身につけることが可能との論調には非常に勇気付けられた。

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    2012年11月28日
  • 質問する力

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    正直なところ、そんなにすごいことは書いてないように思いますが、大前さんの本はとりあえず、最後まで読んでしまいます。

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    2012年11月26日
  • 大前研一通信特別保存版 Part.VI 「進化する教育 あなたの脳力は進化する!」

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    今回は、レビュー+様からの献本です。ありがとうございます。

     衆議院解散で、選挙一色になっていく今日この頃。そんな中重要になるのが、情報に対するもののとらえ方だ。今回の大前さんの本は、教育に関する本。いろいろな提言をされているが、教育のガラガラポンが必要と訴えている。今の教育に欠けているのが考えるという視点。頭を使って湯気が出るくらいフル稼働させる。そんな教育の場を提供するために作ったのが、ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学や、遠隔教育によるMBAプログラムを開講した BBT大学大学院、さらに海外MBAの取得も可能なBOND-BBT MBA(ボンド大学大学院)の3つ。

     重視しているの

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    2012年11月18日
  • マッキンゼー現代の経営戦略

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    企業参謀、考える技術で十分。それを少し細かく説明しているが、具体的なケースなどは扱っていないのであまり分かりやすくはない。

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    2012年11月18日
  • 大前研一 ドットコム仕事術

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    グイン以外の本を久しぶりに手にした。
    大前研一のドットコム仕事術。
    書いてある内容は、普段自分が思っているごくごく当たり前のことのように思えるが、実際にそれを実践しているかというと?
    最近会社のやり方に多くの疑問を持っている私としては、自分の思い、正しいと思う信念を実践すべき時が来たと、後押しをされているような気分。サラリーマンを20年にわたり勤めてきたが、後残りの半分の仕事人生、そして半分の自分の人生に悔いを残さないためのバイブルとなるのか?それとも踏ん切りがつかず、やはり使われる身で思うようにならない仕事に悶々と耐えていくのか・・・。
    今悩み多きこのときに、Turning Point導いて

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    2012年10月24日
  • 「リーダーの条件」が変わった 「危機の時代」を乗り越える新しい統率力(小学館101新書)

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    震災を受けての日本復興のためのリーダー論。
    復興に向けての計画についてはYoutubeでの講演をまとめた「日本復興計画」に詳しいが、これを補足するような内容なのであまり新しい情報はなかったかな。
    とはいえいつも背中を押してくれるという安定感があるわけです。
    こういう人の意見をうまく採用してもらえるような仕組みがほしいですね。

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    2012年09月05日
  • 「リーダーの条件」が変わった 「危機の時代」を乗り越える新しい統率力(小学館101新書)

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    雑誌感覚で読むと良い。筆者の政策には賛同できない部分が多い。日本にリーダーが現れないのは日本人自身にリーダーシップや問題意識が欠けているためだと感じた。教育の影響も大きい。

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    2012年08月30日