バービーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お笑い芸人・フォーリンラブのバービーさんの初エッセイです。以前、ダ・ヴィンチWebで紹介されていて気になってました。
「すぐになくなるだろうと思っていた芸人としての仕事も、気づけば13年目に入る。これは、その特殊な環境の中で生きてきた、36歳都内在住の独身女性である私が、大きい声で言ったら眉をひそめられてしまうかもしれないと感じる本音を、思うがままに書きなぐった本である」(3頁)
実は料理好きなバービーさんですが、一時期それをあえて公言しないことにこだわっていたそうです。そこにめっちゃ共感しました。私も若かりし頃に女性イコール料理という図式を持った男性に嫌というほど会ってうんざりしてました -
Posted by ブクログ
彼女が思いついた時に、思いついたままをスマホに書きなぐった本音。
特に第一章の「料理は好き。でも『男の胃袋』をつかんでたまるか」にはものすごく共感しました。
コンプレックスだらけでプライドも高く、恥ずかしがり屋な彼女が思いをノートに書き出すことで自らに向き合い、生き方を模索する姿は見習うべきだと思いました。
誰でも社会生活を営む上で感じる、でも決して誰にも語ることのなかったモヤモヤ、本音があるはずで、バービーさんご自身も自分のために吐き出したつもりだった本音が、「いつかの私」と同じ誰かの胸に響く。本書の全てに共感できなくてもいい。
それって双方に素晴らしい事だと思いました。
実は芸人、コメ -
Posted by ブクログ
妻の薦めで読んでみました。
自分の考えを赤裸々に書き出した本という感じで、全体にまとまりがあるわけではないが、エッセイなので全然良い。ただやはり一本言いたいテーマがあるわけではないので、若干読みづらかったかな。文体はとても自然で良い。
・「料理が趣味」という言葉ひとつでそこまで考えさせられてしまうのかと、男である私自身も過去の発言に本当に女性蔑視の節がなかったのかと考えさせられてしまう。
・親はインフラというのは理解しつつも、全く思想や成長の方向性にエゴを出さないのは難しいのでは、というのは納得感ある。
・「キャラクターの因数分解」は興味深い。芸人という職業だからこそだなと思う一方で、一