ゲーテのレビュー一覧
-
こんなに好き勝手やって、最終的に救済されるのは納得いかない
信仰心があればもっと理解できるのかもしれない
グレートヒェンに関しては悲劇っていうかもはやファウストの罪でしょ
親殺させて兄殺して行方をくらませてる場合か?捕まってから助けに行くのはあまりにも遅いのでは?
一部と二部だとまだ一部の方がお...続きを読むPosted by ブクログ -
この本で見られる形の失恋は確かに誰しも経験したことがあるかもしれませんね。
しかし最後の解説でこの本がブームになったことで自殺者が増えてしまったと知ったとき恐ろしい本だなと思いました。
元気じゃないと読んではいけない本です。Posted by ブクログ -
美しい自然の描写や村の人々の生活がのどかでよかった
人の婚約者に惚れてここまで悲劇の人間ぶることある?ってなるくらい仰々しい表現で恋の喜びと苦しみと破滅が書かれてて凡人には共感できる感情の動き幅じゃなくておもしろい
恋愛に、というよりも、恋愛についての自分の思考に振り回されて自滅していく様子が秀抜
...続きを読むPosted by ブクログ -
夫のいるロッテに恋するウェルテル。
「ねぇ、君、恋愛するのはもっともだな、ただしもっともな恋愛をしたまえ。君の時間を分けて、その一部は仕事にさく、そして休養時間を君の娘さんにはささげたまえ。…なるほど、そんな忠告に従えば有能な青年ができあがるだろうから、…」(p20)Posted by ブクログ -
ロッテへのかなわぬ恋が、青年ウェルテムの内面を頑なにし、若さが社会に適応する術を与えず自死に至る。キリスト教が自殺を禁忌としているはずなのに一見美化したような結末にしたのかわからない。ロッテとアルベルトの曖昧な態度も不可解である。当時の小説に対する実験的試みだったのだろうか。2022.12.22Posted by ブクログ
-
果たして青春時代であろうとなかろうと、これ程までに人に恋焦がれ、自身の身を破滅へと導くまでに堕ちていくことが、何事にも淡白的な自分には無理なのではなかろうかと思う。
しかし1774年に書かれた作品で、自殺志願者を増加させたと言われるほどに社会へ影響を及ぼしたということで、いかに当時の人が閉鎖され...続きを読むPosted by ブクログ -
抽象的な表現が多く、難しかったが、凄く共感する場面もあった。どれだけロッテのことを想っているのか。自分のことは棚に上げて、周りの人間達を変な奴らだといったり、人間味が強くて面白かった。執着した割には、遺書は潔が良くて読後感はすっきり。Posted by ブクログ
-
ウェルテルはロッテに恋するが、彼女には婚約者がいる。それでも構わぬと友人として交際を始め、彼女を崇拝し、やがては自分が婚約者/夫たり得たらと空想し、それが叶わぬと知り悩み、絶望して、ついには自殺する。
本書はウェルテルが友人に送った書簡の体裁を取っている。そのため読者が知れるのはあくまでウェルテル...続きを読むPosted by ブクログ -
1774年 ゲーテの書簡体小説。
主人公ウェルテルが、婚約者のある女性“ロッテ”に恋をして、その苦悩を友人への手紙に悶々と吐露していく。ラストはご存じの通り、拳銃自殺。
250年前の作品で、昭和26年の翻訳。それを考えると文章は読み易いし、どれほど愛しているか、何に悩み苦しんでいるのか伝わってくる。...続きを読むPosted by ブクログ -
知的好奇の執着から悪魔メフィストフェレスと命をかけて契約し霊力を持って突き止めようとする。訳者の解説が嬉しい。2022.3.5Posted by ブクログ
-
ロッテの立場から考えるとウェルテルの行動は自分本位のようにも思えた。
けれど最後の手紙の、あのときからもうあなたという人が放せなかったんだ、という言葉は切実そのもので、この本で最も印象深いことばになった。Posted by ブクログ -
それまで冒険小説などのいわゆる娯楽小説が大半を占めていた中でいわゆる私小説というジャンルを創設したのがゲーテ。啓蒙主義に基づいた理性への信頼全盛の時代にあって、恋愛にまつわる激情を描き出した画期性はたしかにあったのだろう。あったのだろうけど人生経験の乏しさゆえか、そこまで没入は出来なかった。ゲーテに...続きを読むPosted by ブクログ
-
新学社文庫より出ている学校指定の本で読みました。
なかなか言い回しを読解することが難しく苦戦しましたがウェルテルのロッテに対する恋慕と陶酔が表現されており、若くしてのため悩んでしまったのか。
気付いたときには遅かったのか。あの時代の背景として自由婚でなかったのか。時代に合わせた背景が解らないので深く...続きを読むPosted by ブクログ -
恋が成就せずに自殺するという流れは知っていたけど、思い詰めて思い詰めた先に自殺かと思ったら、結構序盤で自殺のことを仄めかしていた。
もとからウェルテルは自殺へのハードルが低い人だったんだろう。
さすが詩人、情熱的な描写が秀逸なんだけど、ちょっと長いな!!(特にロッテへの読み聞かせ)
ウェルテルは...続きを読むPosted by ブクログ