ゲーテのレビュー一覧

  • ゲーテ詩集

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    ゲーテの鮮烈なる詩を詰め込んだ詩集。

    彼のその独特で繊細な美しさを描き出した詩は
    どこか我々の心をつかんではなさない。
    個人的には大好きな人です。
    この作品に触れてみると、ゲーテの作品をもっと読みたくなることでしょう。

    オススメの作品です。

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    2009年10月04日
  • ファウスト(二)

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    ゲーテの傑作長編、完結編。

    最後の最後、人に尽くすことこそが喜びであり、「とどまれ、お前は美しい!」と告げるに値する瞬間だと感じたファウスト氏。
    まあ、それは結構ですけどね。やっぱ悪魔に魂を売るから何もかもよろしくなくなるんじゃないんですか。

    ていうか、グレートヒェンを孕ませて、捨てて、殺したということについては、眠っていたからどうでもいいんでしょうか。まあ、どうでもいいことではないからこそ、長い間眠っていたのでしょうが・・・。
    ギリシャ一の美女とデレデレしてますが、それは何なのですか。

    でもって、最後、天使が助けてくれるとか、グレートヒェンが迎えに来てくれるとか、そういうのはご都合主義

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    2009年10月04日
  • ファウスト 2

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    グレートヘンの悲劇からたち直ったファウストは次に美を追求することで生の意義を把握しようとして果たさず、最後に人類のため社会のための創造的活動によってはじめて自己の救済にあずかる…。

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    2009年10月07日
  • ファウスト 1

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    ゲーテ(1749‐1832)はこの大作を24歳で書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で没した。詩人の天才をもってしても完成に殆ど全生涯を要したのである。『ファウスト』第1部では、学問の無力に絶望した大学者ファウストが悪魔メフィストの助力を得て官能的享楽の限りをつくそうとするが、それは心清き少女グレートヘンの痛ましい悲劇におわる。

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    2009年10月07日
  • ゲーテ詩集

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    向学心に燃え、たゆまぬ努力によって、生涯、自らの宇宙観を拡充していったゲーテの作品は、尽きざる泉にも似て、豊富多彩をきわめる。喜怒哀楽、叡智、恋……人間性への深い信頼にささえられ、世界文学に不滅の名をとどめるゲーテの抒情詩を中心に、物語詩、思想詩の代表的な作品を年代順に選び、彼の生活を背景に、その大宝庫を楽しむことができるよう編まれた独特の詩集である。

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    2009年10月07日
  • 親和力

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    初めてのゲーテ。僕が重視する世界観や描写というよりは会話-人物像中心の小説。だが会話そのものから見えてくる人物像のズレがいい軋轢を産んでると思う。読みやすいと言う点で、お薦め。

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    2009年10月04日
  • ゲーテ詩集

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    実は泉声楽やってるんですよ、んで1度読んでみようかなーとか思って手を伸ばしたら意外と嵌ってしまったとか。
    個人的には老後?の方のが好みだったりするんだけど、は、激しいよげーて!

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    2009年10月04日
  • ファウスト 1

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    あらゆる学問を極めたものの空虚さを抱くファウストが、悪魔メフィストフェレスと契約を交わし世を謳歌する。メフィストフェレスとはどの人間でも持つ秘められた感情である、と感じた。人間の生をテーマにしたようなモノは結構好きで、小難しい文章で長々と書かれたこの本も、結構スラスラ読めてしまった。

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    2009年10月07日
  • ファウスト(二)

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    え?なんで?の連続。
    ちゃんと解説を別で読まないとですね。1巻に比べて、さらに現実味がなく、比喩や風刺も減っているので純粋にストーリーを追いましたが、やっぱり、え?なんで?笑

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    2025年12月03日
  • 若きウェルテルの悩み

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    人を愛する気持ちってすごいな、当時の人にたくさん刺さった本なら、当時の方々はどんな恋愛してたの!!!!って思う私はまだ子どもなのか、、、

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    2025年11月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    現代で考えるとストーカー気質とも取れますが、ロッテもやはりウェルテルを必要としている部分があって、近いからこそ諦められない、忘れられない‥。恋に狂う、こんな時もあったなぁとしみじみ。

    ゲーテが紡ぐと、日常の情景やロッテの素晴らしさ、ウェルテルの苦しみが美しい言葉で溢れかえってます。

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    2025年11月16日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ゲーテの中で最も気になっていた本。心理を言語化された内容は参考になる。人間の心の本質みたいなものが淡々と描かれている。

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    2025年10月11日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    ウェルテルの初版ということだけど、改訂版を読んだのはそれこそ半世紀前なので、よくわからず新訳は読みやすいなという感想だけだった。クライマックスの直前まで書簡形式でもあり、ウェルテルの激情とロッテの不断の曖昧さと奇妙な三角関係において、成就しない運命にある恋への切実な叫びを感じた。死を選ぶ過程が詳細に描かれる終盤は全く記憶になかったが、ルポルタージュのような雰囲気で死に行く姿が描かれるのはちょっと怖い。昔は高校生の必読書だったけど、今はどうなんだろう。いろんな点で違和感がある。

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    2025年09月12日
  • 若きウェルテルの悩み

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    タイトル通り、悩むウェルテルの本。
    友人への手紙という形で、偶然出会ったシャルロッテに叶わぬ恋をし、何度も思いを断ち切ろうとするも断ち切れず次第に苦悩が深まっていく様子が綴られている。一度は思いを断ち切ったことを述べながら、次の手紙でまた思い焦がれるなど、理性と本音が揺れ動いている様子がよく伝わる。それにしてもここまでアプローチされてシャルロッテはもう少し何かできなかったのか、と思えるが、ウェルテルの一人称のみなのでシャルロッテの本音は分からない。

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    2025年09月09日
  • 若きウェルテルの悩み

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    本当に『若き』人の悩みという感じだった。
    私はここまで他人に対して熱烈な気持ちを持ったことがないので、恋心については読んでいて特に共感はできなかったけど、若いときにこういうことで憤慨したり悩んだりするよなぁとところどころ思ったりもした。

    この本のせいで当時自殺者が増えたとのことだけど、確かに引き込ませるものはあるかもしれない。似たような悩みを持っている人には特に。

    ゲーテの実体験をもとに書かれているらしいことにもびっくり。

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    2025年09月06日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ウェルテルの躁鬱具合というか、メンヘラ特有の気分の波がすごくて、この手紙を読んで返事を書き続けたであろうヴィルヘルムの存在がすごく気になった。ウェルテルの側にいなくても、手紙のやりとりだけでメンタルやられそう。
    アルベルトは社会の中で模範的な人物であるからこそ、ウェルテルは自分が社会に馴染めない存在だということが際立って嫌になったと思うし、ロッテはロッテであたたかい自然を愛し、それ故によく言えば情熱的なウェルテルに惹かれて余計こじれるという。
    ウェルテル目線だと、ウェルテルが頭おかしい、居なくなるべき存在に思えるが、冷静に考えると誰が悪いわけでもない、だからこそ行き場がなく、昇華されない苦しみ

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    2025年07月22日
  • ファウスト 1

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    タイトルと「時よ止まれ、汝は美しい」だけ知ってたので読んでみたけど、面白い!
    何にも分からずに先に見たヤン・シュヴァンクマイエル監督の「ファウスト」のあのシーンはここか!と自分の中で繋げられた。

    後半にあの有名な台詞がどんな場面で飛び出てくるのかが楽しみ。

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    2025年05月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    心が満たされた者が本書を一読しても響くものがないだろうと、そう思える程に自分ではどうする事も出来ない恋心に翻弄され破滅していくウェルテルの心情に寄り添った作品となっている。それで居ながら最終的に彼が迎える破滅に感情移入してしまえるかは本書を評価する際に分かれ道となり得るような気がしたよ


    実を言うと、私個人としては本書を読んでもあまり響くものが無かった人間で、心を乱していくウェルテルに寄り添えなかったタイプだったりする
    それだけに終始冷静な視点で読み進めてしまい、そのまま読み終えてしまったのだけれど、収録されている解説を読む事で本書への理解度が跳ね上がった印象

    本書はウェルテルが投函した手

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    2025年05月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    短い作品だが、終末へ向かう危険な高揚感は恐ろしい。感傷的に過ぎる主人公の、急き立てられるような最期の感情の昂りは、読者にも穏やかでない感情を抱かせるのに充分だろう。
    「文章の一つ一つを丁寧に読み返して、その内部に秘められた深い意味を探ろう」と、読んでいると嫌でもそんな心境になるのではないだろうか。

    主人公の死のきっかけは、現在ではよくありそうなことだ。その出来事に極度に戸惑ったりすることは、相手側としても比較的に減っていると思われる。
    だが当時の背景に基づく三人の複雑な感情の動きを鑑みると、この小説が描いているテーマはずっしりと重い。

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    2025年05月20日
  • 若きウェルテルの悩み

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    高尚で詩的なメンヘラ日記だった。

    ロッテに出会ってからウェルテルの頭が彼女に支配されていくスピード感と臨場感が面白かった。また彼女と結ばれることは無い事実と向き合えば向き合うほど、その愛の矛先を失い狂っていく様子が恐怖をも感じさせた。と同時に、本来の愛とはこれ程までに重く、諦めのつかないものなのかもしれないと思った。

    抽象的な表現が多く中々頭に入ってこない部分もあったので、自分の国語力と理解力を磨いてもう一度リベンジしたい。

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    2025年04月11日