ゲーテのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「岩波文庫『色彩論』リベンジ」でもないけれど(?)、これも手に入れました。自然科学か否か、という分類はもはや気にならず、「文字にて書かれたもの」として対峙しようという構えにて臨みましたし、そういう意味では、岩波に接したときほどの敷居は感じませんでした。……で、私は、未だに(おそらくは生来)自然科学(の或る分野)には弱いんだなぁ、って、思い知りました。思い知ることができただけでも幸いです。プリズム分光器を作ったこともあるから、ちょっと自信あったんだけどな、その程度じゃダメか……。色々あれこれ「色ごと」は、大好きなのに。だから、これらゲーテの著作は大事にとっておきます。
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Posted by ブクログ
ゲーテの傑作長編、完結編。
最後の最後、人に尽くすことこそが喜びであり、「とどまれ、お前は美しい!」と告げるに値する瞬間だと感じたファウスト氏。
まあ、それは結構ですけどね。やっぱ悪魔に魂を売るから何もかもよろしくなくなるんじゃないんですか。
ていうか、グレートヒェンを孕ませて、捨てて、殺したということについては、眠っていたからどうでもいいんでしょうか。まあ、どうでもいいことではないからこそ、長い間眠っていたのでしょうが・・・。
ギリシャ一の美女とデレデレしてますが、それは何なのですか。
でもって、最後、天使が助けてくれるとか、グレートヒェンが迎えに来てくれるとか、そういうのはご都合主義 -
Posted by ブクログ
ネタバレ詩的な文章と格式が高いという先入観で楽しめた
18世紀あたりの牧歌的な生活と階級社会の空気感も良かった
解説で長々と書かれていたようにこれは小説で悲劇が描かれていなかった当時にしてみれば斬新で革新的だったんだろうけど、昔の文学作品に箔がついている理由としてよくあるもので、時がたってしまうと読者としてはそれに感慨深さは覚えるものの面白さは覚えない
だけどウェルテルがロッテと付き合えなくて自害するとか、自殺について議論をするとか、毎日のLINEのように気軽な文通を通して物語が進んでいくとか、そういう前近代的な空気感がウェルテルの細やかな感情の機微を違和感なくさせていたとおもう