ゲーテのレビュー一覧

  • 若きウェルテルの悩み
    報われない恋の苦しさ。
    叶わぬ想いが絶望を生み、破滅へと追い込む。
    青春時代の代名詞とも言われる作品。
  • 若きウェルテルの悩み
    本屋さんに行ったときもう少し和訳が柔らかいのがあったのでそちらがおすすめかもです…。
    私が読んだのは少し言葉遣いが旧いこちらですが、今使われてる言葉で読んだ方が心にすっと入ってくると思います。
    ウェルテル現象という言葉があるぐらい当時の若者は感化された作品なだけあって、感ずるものがあります。まださら...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    なぜもっと早く読まなかったのだろう。

    現代の日本人作家の小説を、わたしの人生が最も大変だった若き日々にいくつか読んだだけで、どうせ文学なんてほとんどが恵まれた環境に生まれたのに感性が繊細だったために苦しいやつらがその恵まれた環境を土台に、自らの苦しみをつらつらと表現しているものか、または売れるため...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    「ひとが人生のうちでこの本に心を動かされることがなかったとしたら、それはあまり良いことではないだろう」とゲーテは語ったらしい。「こんなにあなたを愛した私を、あなたは決して憎めない」と、ロッテへの純粋な愛と信頼を貫き通した彼の儚い人生についてのこの小さな記録は、到達不可能な憧れに一身を捧げる(シェリー...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    婚約者のいるロッテに恋したウェルテル。若さゆえの愛情も次第に絶望も深まっていく。そして、社会に対する怒りも絶望へ。長く読み継がれる作品だけあって読み応えがあった。本書は、初版からの翻訳とのことなので、改訂版の訳でも読みたい。
  • 若きウェルテルの悩み
    この小説は、ウェルテルの手紙と、手紙をまとめた編者が調べた内容によって構成されている。
    ウェルテルの手紙だけでは分からなかった事実が、編者によって明らかにされていく。

    悟ったようなことを言ったかと思ったら、ロッテへの想いに浸り、欲望を押さえ込むのに必死でぐちゃぐちゃになってしまう。
    そんなウェルテ...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    『ファウスト』と並ぶ、ゲーテの代表作にして、近代文学の傑作である。アイドルオタクの私の心はズタズタに切り裂かれた。

    繊細で恋愛を知らない若貴族ウェルテルが、法官の娘シャルロッテに空前絶後の恋に落ちてしまう。しかし、シャルロッテには既にウェルテルすら尊敬してしまう許婚がいたのである。

    伝統や風習、...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    アラフォー既婚の私が読んだので、どうしてもロッテの立場を考えてしまう…。
    この後ロッテはまともに生きていけるの?女の人って精神的に強いから大丈夫かな。

    もっと若い頃に読んだらどんな感想を持っただろうか?ウェルテルに共感する部分が多かったのだろうか?ウェルテルの熱い情熱にひきつつも、人間の内面を深く...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    圧倒的。
    青春期特有の人が持つまっすぐな心と純粋な感性にここまで肉薄し丁寧に描写した作品は数少ない。
    現代の人はすぐに詩的な物言いに触れるとポエマーだの病んでるだの言う。
    TwitterやSNSで安易に自らの心のうちを吐露してる人ももちろん大概だが、人の心のめんどくささだったりどうしようもなさを、一...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    (2023/07/18 2.5h)

    三島由紀夫が影響を受けたというゲーテ。
    その一旦が垣間見える。
    ゲーテ自身が自死するのではなく、ウェルテルの自殺ということで昇華する作家としての素晴らしさ。
  • 若きウェルテルの悩み
    あそこまで純粋に感情を表現することができる主人公がある意味で羨ましくも感じてしまいました。この本が発表された当時の読者に自殺者が急増したという事実を知って、当時の人々の感受性の鋭さに驚きです。
    淡々と日々を過ごしてしまっていたので、もっと自分の感情に素直になろうと思える素晴らしい1冊です。
  • 若きウェルテルの悩み
    10代・20代のうちに読んでおかなくてよかった。
    確実に病んでいたと思う。。

    最後の朗読の場面、難解だったけどとても美しい情景だと思いました。
  • 色彩論
     Goetheの赤  -2009.03.09記

    以下はゲーテ「色彩論」における<赤色>談義だ。
    「青や黄を濃くしてゆくと、必ずそれとは別の現象が一緒に生じてくる。色彩というものは、最高に明るい状態でも暗い翳りをもつものである。したがって色彩が濃くなれば、ますます暗くなってゆくのは当然である。しかし...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    まさに疾風怒濤という小説で、主人公が畳み掛けるように心理が変化していく様が痛いほど分かった。様々なモチーフや風景描写が随所に散りばめられ、後々の考えに影響を及ぼしたりする伏線のようになっているところも面白かった。ただ、一部二部と三部で構成が変わり、いいところもあるのだけど、没入感やテンポがなくなって...続きを読む
  • 色彩論
    岩波文庫の「色彩論 色彩学の歴史」を解読してからのレビューであります。

    ダンテの「神曲」のように詩韻に秘密があるのではないかと、行ごとに番号を付けながら解読して行きました。

    また色彩論なので赤ならば赤、青なら青、黄色なら黄色、緑なら緑、白なら白、黒なら黒、灰色なら灰色、紫色なら紫色と色分けしなが...続きを読む
  • ゲーテ格言集

    心の成長

    一部ご紹介します。
    ・常に良い目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる
    ・歴史を書くのは、過去を脱却する一つの方法である。われわれが歴史から得るところの最上のものは、それが引き起こす感激である。
    三千年の歴史から学ぶことを知らぬ者は、知ることも無く、闇の中にいよ、その日その日を生...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    古語が多く、また、特に序盤は内容がとっつきにくい為、読み終えるのに少し体力が入りましたが、当時の時代背景における本書の位置付けや、主人公の独特の価値観を踏まえた上で読むと、物語の進行とともに本書の素晴らしさを痛感しました、、、。

    18世紀に書かれたとは思えない、今なお先端を走る圧倒的な普遍性は、非...続きを読む
  • ゲーテ格言集
    私の人生が積み木だとしたら、1番下の土台になるようなそんな本。

    宇多田ヒカルの好きな本に掲載されてたのを観て読んでみた。

    心がスパーッとひらけるような、まっさらになるような、またスタートしたいと思えるような…

    激しく感情に揺さぶられて、自分が自分じゃなくなった時にまた読みたい。

    覚えておきた...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    学生時代はゲーテ先生にハマった。私が好きな恋愛小説。タッソウ?も面白かった。自然科学系の本もおもしろい
  • ファウスト 2
    この手の、社会の発展や人類の進歩への貢献活動に人生の意義がある、という結論を持っている人は実際多いと思う。年をとって、ああそのとおりだ、と本当に思えるか知りたい。