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Posted by ブクログ
本屋さんに行ったときもう少し和訳が柔らかいのがあったのでそちらがおすすめかもです…。
私が読んだのは少し言葉遣いが旧いこちらですが、今使われてる言葉で読んだ方が心にすっと入ってくると思います。
ウェルテル現象という言葉があるぐらい当時の若者は感化された作品なだけあって、感ずるものがあります。まださらりとしか読めていないので時間をかけて味わいたい作品だなと思いました。
最後の方なのですがロッテが可哀想ですね!(幼稚園児並の感想)ウェルテルはロッテや周りの人達に一生消えない傷を残して去っていきました。きっとウェルテルはロッテの心の中の住人になれたことでしょう。罪深いですね!
Posted by ブクログ
なぜもっと早く読まなかったのだろう。
現代の日本人作家の小説を、わたしの人生が最も大変だった若き日々にいくつか読んだだけで、どうせ文学なんてほとんどが恵まれた環境に生まれたのに感性が繊細だったために苦しいやつらがその恵まれた環境を土台に、自らの苦しみをつらつらと表現しているものか、または売れるために少数の誰かの確かな苦しみをも自らの小説の仕掛けや設定として不誠実に利用するような、大衆迎合の権化かのどちらかなのだろうだなんて、文学に諦念と怒りを抱いている場合などではなかった。
ゲーテってすごいね。さまざまを内包していた。
ゲーテだって小説を書く環境があったというだけである程度以上恵まれていたことは事実だと思うけれど(たとえば、戦時下で爆弾が頭上から注がれているそのときに小説なんてものは書けないだろう)、そんな小説の致し方ないその成立要件の一つである恵まれ、作者の特権性を忘れさせるくらい、そんなのは関係ないってくらい、その才能と思考と小説がかたちづくる世界に圧倒された。
優れた文学は、その自らの成立要件の一つである特権性を読者に感じさせず、それどころか、読者に世界や人々との一体感を与えるものなのだとこの歳になってやっと実感できた。
人生の早くに拗ねたせいで、出会うのが遅くなってしまった。
文学への諦念も憤りも取り払い、この世界には信頼に足るひとかけらのなにかがあるのかもしれないと思えた、そんな一冊だった。
もっと、本を読もうと思った。
Posted by ブクログ
圧倒的。
青春期特有の人が持つまっすぐな心と純粋な感性にここまで肉薄し丁寧に描写した作品は数少ない。
現代の人はすぐに詩的な物言いに触れるとポエマーだの病んでるだの言う。
TwitterやSNSで安易に自らの心のうちを吐露してる人ももちろん大概だが、人の心のめんどくささだったりどうしようもなさを、一方的に俯瞰から見ては冷笑的なコメントをする人が多い現状はそれはそれで色々辛い。
ウェルテルは書簡体、つまりとても個人的なもので、本来は触れてはいけない人の「真実」が描かれる。彼の希望と絶望がそこに克明に記され、それを読んだ僕たちが魂の奥底で何かを動かされる。
ウェルテルは死んだがゲーテは生き返った。
Posted by ブクログ
古語が多く、また、特に序盤は内容がとっつきにくい為、読み終えるのに少し体力が入りましたが、当時の時代背景における本書の位置付けや、主人公の独特の価値観を踏まえた上で読むと、物語の進行とともに本書の素晴らしさを痛感しました、、、。
18世紀に書かれたとは思えない、今なお先端を走る圧倒的な普遍性は、非常に読み応えがあり、出会ってよかったと思える本の一つでした。
啓蒙思想から脱却と、人間性の開放、、、。
『もし恋なかりせば、この世はわれらの心にとってなんであろうか?』
『人間は人間です。誰かがすこしばかり分別をもっていたところで、いったん情熱が荒れくるって人間の限界におしつめられたら、そんなものは、ほとんど、いやまったく、役には立ちませんよ。』
『しかし、この心情こそは私が誇る唯一のものであり、力も、浄福も、悲惨も、すべてはこの泉から湧く。ああ、私が知っていることは何人も知ることができる。ただ、私の心は私だけのものだ。』
Posted by ブクログ
タイトルと作者の名を知らぬ人はいないほどの名作中の名作。初読みです。
書簡体であることや結末など、知らないまま読んだ。天才詩人ゲーテの作だけあってさすがというべき美辞麗句の数々。…けっこう飛ばして読みました。
でもね、フキハラ(不機嫌ハラスメント)、少ない額しか生活費をくれない夫、読書の好みの話、社交界での身分による差別や仕事のできない上司の話など、いまこの時代の外国人が読んでも聞いたことある話だな?と理解できちゃうんだからすごいよね。
そういう意味では目新しさはないのだけれど、この時代にはとんでもなくセンセーショナルな作品だったらしい。解説が面白かったです。
何より1950年の訳なので古典っぽさを感じられてよかったです。
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