ゲーテのレビュー一覧

  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    ウェルテルの初版ということだけど、改訂版を読んだのはそれこそ半世紀前なので、よくわからず新訳は読みやすいなという感想だけだった。クライマックスの直前まで書簡形式でもあり、ウェルテルの激情とロッテの不断の曖昧さと奇妙な三角関係において、成就しない運命にある恋への切実な叫びを感じた。死を選ぶ過程が詳細に描かれる終盤は全く記憶になかったが、ルポルタージュのような雰囲気で死に行く姿が描かれるのはちょっと怖い。昔は高校生の必読書だったけど、今はどうなんだろう。いろんな点で違和感がある。

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    2025年09月12日
  • 若きウェルテルの悩み

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    タイトル通り、悩むウェルテルの本。
    友人への手紙という形で、偶然出会ったシャルロッテに叶わぬ恋をし、何度も思いを断ち切ろうとするも断ち切れず次第に苦悩が深まっていく様子が綴られている。一度は思いを断ち切ったことを述べながら、次の手紙でまた思い焦がれるなど、理性と本音が揺れ動いている様子がよく伝わる。それにしてもここまでアプローチされてシャルロッテはもう少し何かできなかったのか、と思えるが、ウェルテルの一人称のみなのでシャルロッテの本音は分からない。

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    2025年09月09日
  • 若きウェルテルの悩み

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    本当に『若き』人の悩みという感じだった。
    私はここまで他人に対して熱烈な気持ちを持ったことがないので、恋心については読んでいて特に共感はできなかったけど、若いときにこういうことで憤慨したり悩んだりするよなぁとところどころ思ったりもした。

    この本のせいで当時自殺者が増えたとのことだけど、確かに引き込ませるものはあるかもしれない。似たような悩みを持っている人には特に。

    ゲーテの実体験をもとに書かれているらしいことにもびっくり。

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    2025年09月06日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ウェルテルの躁鬱具合というか、メンヘラ特有の気分の波がすごくて、この手紙を読んで返事を書き続けたであろうヴィルヘルムの存在がすごく気になった。ウェルテルの側にいなくても、手紙のやりとりだけでメンタルやられそう。
    アルベルトは社会の中で模範的な人物であるからこそ、ウェルテルは自分が社会に馴染めない存在だということが際立って嫌になったと思うし、ロッテはロッテであたたかい自然を愛し、それ故によく言えば情熱的なウェルテルに惹かれて余計こじれるという。
    ウェルテル目線だと、ウェルテルが頭おかしい、居なくなるべき存在に思えるが、冷静に考えると誰が悪いわけでもない、だからこそ行き場がなく、昇華されない苦しみ

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    2025年07月22日
  • ファウスト 1

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    タイトルと「時よ止まれ、汝は美しい」だけ知ってたので読んでみたけど、面白い!
    何にも分からずに先に見たヤン・シュヴァンクマイエル監督の「ファウスト」のあのシーンはここか!と自分の中で繋げられた。

    後半にあの有名な台詞がどんな場面で飛び出てくるのかが楽しみ。

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    2025年05月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    心が満たされた者が本書を一読しても響くものがないだろうと、そう思える程に自分ではどうする事も出来ない恋心に翻弄され破滅していくウェルテルの心情に寄り添った作品となっている。それで居ながら最終的に彼が迎える破滅に感情移入してしまえるかは本書を評価する際に分かれ道となり得るような気がしたよ


    実を言うと、私個人としては本書を読んでもあまり響くものが無かった人間で、心を乱していくウェルテルに寄り添えなかったタイプだったりする
    それだけに終始冷静な視点で読み進めてしまい、そのまま読み終えてしまったのだけれど、収録されている解説を読む事で本書への理解度が跳ね上がった印象

    本書はウェルテルが投函した手

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    2025年05月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    短い作品だが、終末へ向かう危険な高揚感は恐ろしい。感傷的に過ぎる主人公の、急き立てられるような最期の感情の昂りは、読者にも穏やかでない感情を抱かせるのに充分だろう。
    「文章の一つ一つを丁寧に読み返して、その内部に秘められた深い意味を探ろう」と、読んでいると嫌でもそんな心境になるのではないだろうか。

    主人公の死のきっかけは、現在ではよくありそうなことだ。その出来事に極度に戸惑ったりすることは、相手側としても比較的に減っていると思われる。
    だが当時の背景に基づく三人の複雑な感情の動きを鑑みると、この小説が描いているテーマはずっしりと重い。

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    2025年05月20日
  • 若きウェルテルの悩み

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    高尚で詩的なメンヘラ日記だった。

    ロッテに出会ってからウェルテルの頭が彼女に支配されていくスピード感と臨場感が面白かった。また彼女と結ばれることは無い事実と向き合えば向き合うほど、その愛の矛先を失い狂っていく様子が恐怖をも感じさせた。と同時に、本来の愛とはこれ程までに重く、諦めのつかないものなのかもしれないと思った。

    抽象的な表現が多く中々頭に入ってこない部分もあったので、自分の国語力と理解力を磨いてもう一度リベンジしたい。

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    2025年04月11日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    「まるで自分の心の中をのぞくような気がする」
    自身と他者との様々な相違を受けて自信を持って、あるいは、それを見失い、行きつ戻りつということの繰り返しに明け暮れるのが、すなわち人生なのだと、僕自身それなりの年齢になった今だからこそ気づくことができたわけで、そこは“若き”ウェルテル、彼の思い、悩みについて、こんな僕ですら身に覚えがあるというか、さらにいえば身につまされるというか。物語を通して、僕と彼らとの比較において、僕は僕自身を知るわけだ。それで納得できるかどうか、もしくは納得してしまってよいものなのかどうか、まったくわからないけれど、僕はそれ以外の方法を、たぶん知らない。知らない、わからない、

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    2024年10月28日
  • 若きウェルテルの悩み

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    メンヘラの日記を読まされた挙句、最後に自殺すると言うもうなんか今の時代でガチで起きたらニュースになるんでは?な感じ、でも小説だから笑って済むけど。(モデルがいるのがちょっと怖い)
    最初は読むのこれ?つまんないと思ってたら、ウェルテルがいきなりわたしとは合わない恋愛観日記始めて、それがもうなんかよくわからないけど、今で言う裏垢を覗いてる感覚でおもしろくて。
    実はお互いに気持ちがあるとかもうわたしには完全に理解ができないし、挙げ句の果てには銃撃自殺してそのあとのことも事細かーく書いてあるのが、ゾッとするけどわたしにはいい刺激、、、笑





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    2024年10月28日
  • ゲーテ詩集

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    先日読んだヘッセの書簡集で何度もゲーテに触れられており、思えば彼の詩を読んだことはなく、手に取った。一つの一つの単語が磨き抜かれているというよりは、割合に平易な言葉で(訳で読んでいるため正確なところは測りにくいが)、歌うように伸びやかな作品が多いと感じた。

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    2024年09月23日
  • ファウスト 1

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    知識を得たいがために悪魔に魂を売ったとあらすじがあるが、そんな表現本文の中にあったか?

    ファウストがこの世に飽きて、より刺激を求めて悪魔に魂を売ったと私は解釈してる。

    悪魔ってやっぱり怖い。

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    2024年09月14日
  • イタリア紀行(下)

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     下巻では、1787年6月から1788年4月にかけての第二次ローマ滞在が報告される。

     絵画修業に励むとともに、引き続き古代遺跡の探訪や美術鑑賞、植物観察を精力的に行うゲーテだった。
     そしてまた、様々な見聞の経験からインスピレーションを得て、中断していた作品、『イフィゲーニエ』『エグモント』『タッソ―』といった作品を完成させることができたし、”美しいミラノ娘”と呼ばれる女性との純愛と言うべきロマンスが、彩りを添える。

     また、かなりの分量を費やしローマのカーニバルの様子が詳細に描かれるのだが、臨場感ある描写で、あたかも自分も現場でその様子を見ているかのような感覚を抱かせるゲーテの筆は流石

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    2024年07月25日
  • イタリア紀行(上)

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     長年の憧れの地イタリアに旅立ったゲーテの、1786年9月から1788年4月にローマを去るまでの2年弱の紀行の記録。出発したとき彼は37歳だった。

     上巻での行程は、おおむね次のようなものだった。
     カールスバートから秘かに出立し、ブレンナー峠を越えてイタリア入り。ヴェローナからヴィチェンツァ、パードヴァを経てヴェネツィアに2週間強滞在。フェラーラからボローニャ、フィレンツェ、ペルージャ、アッシジ、テル二とほとんど素通りし、ローマに10月末に着、そしてここに4か月ほど滞在する。そこからナポリへ行き、1か月ほど滞在。さらに船でシチリアに渡り40日ほどかけて島内を一周する。そしてまた船でナポリに

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    2024年07月25日
  • ファウスト 悲劇第一部

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    ネタバレ

    高潔にして世界の真理を追い求めた末、自分のちっぽけさに絶望した主人公ファウストが、悪魔メフィストフェレスに魂を売って人間的快楽を知るといった内容だった。設定としては結構面白かったが、内容が面白いかと言われれば個人的にはそうでもなかった。
    所々に出てくるポエムはちょっとよくわからなかった。また、登場人物たちの何気ない発言は含蓄に富んでいるが、少々唐突で無理やりであり、著者がこの作品を通じて自分の人生哲学、思想を詰め込もうとしているように感じた。
    ただ、この手の古典的名作の良さというのは、そのつまらなさの故に、読後に現代の流行りの小説を読むといつもの数倍面白く感じることができるといったところにある

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    2024年04月30日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ゲーテならではの風景や心情の表現が良かった。もうすでに相手がいる人に恋してしまっても、その人のことを思って離れるのが正解だし、それが一番の優しさであり愛だよなーと思った

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    2024年03月23日
  • ファウスト(二)

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    入院中に自宅の本棚から供給してもらったが、読んだ記憶もなくなっている。購入したのはもう20年以上前だ。第一部に続いて読んだ。
    第二幕と第三幕はギリシャ神話の知識がないとほとんど意味が理解できないのではないだろうか、なんとかめげずに頑張ったが、我が身にとって内容が頭に入るとか理解できるできないという次元にないことが分かっただけか…。
    第五幕になると言葉としての意味は理解できるが、最後にファウストの魂がなぜ救われるのかがまた理解できない。それになぜ死の直前でファウストの身体が盲目にされたのかもわからない。ファウスト晩年の行いに基づいて天使が魂を救済する、一方、死の直前に「憂い」によって盲目にされる

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    2024年02月18日
  • ファウスト(一)

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    入院中に自宅の本棚から供給してもらったが、読んだ記憶もなくなっている。購入したのはもう20年以上前だ。
    さて、早速読んでみて衝撃、すべて台詞仕立て。当たり前か、戯曲なんだから。それにしても言葉を目で追いつつ意味がわからないなんとも悩ましい状況に…。それでもめげずに読み進めるしかない。次第にファウストが人間の強い欲傲慢さ、そして良心の弱さを併せ持つ人間の代表として描かれていると認識してきた。これが正しいかわからないが、良い副読本が欲しいところだ。
    第二部もこの調子で読み進めようと思う。

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    2024年02月17日
  • ファウスト 悲劇第一部

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    ネタバレ

    こんなに好き勝手やって、最終的に救済されるのは納得いかない
    信仰心があればもっと理解できるのかもしれない

    グレートヒェンに関しては悲劇っていうかもはやファウストの罪でしょ
    親殺させて兄殺して行方をくらませてる場合か?捕まってから助けに行くのはあまりにも遅いのでは?

    一部と二部だとまだ一部の方がおもしろい
    二部はキリスト教知識に加えてギリシャ神話とか歴史に詳しくなくて読むのが大変だった

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    2023年10月15日
  • ファウスト(二)

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    ネタバレ

    何と言うか、自分には合わなかった、という感じ。人間は生きている限り迷うものだ、とか、誘惑に惑わぬ者など居るだろうか、という投げかけは成る程と思うのだが、肝心のファウストの行状が酷すぎて納得感が無い。いくら研究漬けの人生をやり直したいからと言って、少女をだまして姦通し、サバトに参加してた挙げ句に死者に懸想して、最後にやった事が海の埋め立てとは。行動こそが善、というテーゼだとしても、最後に神に救って貰えるくらいに善いこと、あるいは英雄的なことを成したようには見えないのだが…。時代背景も有るのかも知れないが、ゲーテはこの生き方を美しいと本当に考えたのかと疑ってしまう。
    これだったら、自分の罪を自覚し

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    2023年07月07日