ゲーテのレビュー一覧
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2011.01.18-
何か大きな物を追うばかりに、「今この時」に没入することが出来ない男の話。追っている物は余りに大きく、彼自身、何を追っているのかも見失ってしまう。「追求した先にあるもの」よりも、「追求すること」が目的になっているようだ。
あと、処女信仰は無意味で残酷だと思いました。Posted by ブクログ -
これを読んだのは、高校3年生の秋から冬。
受験を前にし、ちょうど失恋したばかりのころ。
失恋の痛手で手にした作品とも言える。
その後も、少なからず失恋はした。
だけど、初めて読み終えて以来、この本をまた開く気持ちになれなかった。
何故なら、最後のくだり、ウェルテルが事におよぶシーンが痛ましく、再...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い!ツルゲーネフのファウストを読んで以来気になっていたファウスト。読んでみました。面白かった!天界の会話とファウストの思想が面白い。文章が硬くてもぐいぐい読めてしまいます。Posted by ブクログ
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なじみのギリシャ神話の神などが現れるので楽しい。ただそこでイメージとして出てくるのがメガテンの仲魔だったりするのがちと悲しいのだけどwラケシスとかはお世話になったなあ。Posted by ブクログ
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いつも鞄に入れています。ゲーテの作品がほかのどの詩人とも違うのは、ただ美しいだけではなく、読者が普段意識せずになんとなく感じていることを代弁して「たしかに、そうだな」と思わせるところだと思います。よく理解できない詩も少しあったのですが、生き続けていけば分かるようになるのでしょうか。Posted by ブクログ
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青春の心の変遷、揺れ動き、感情の起伏、恋の嵐、など追体験しているようにすらすらと読み進められた。最後の神々のたとえ話のところは読みづらかったので飛ばした。
ウェルテル効果ってこんな感じなのかってほんのちょっと感じたようなしないような。
読み進めながら、どこまでもシャルロッテの人となりを想像し、読み進...続きを読むPosted by ブクログ -
ウェルテルは即死じゃないんだ、、が一番の驚きポイント。
ウェルテル自身ちょっとだけ生きづらいタイプの思考をする傾向にあるけど、真逆というか相容れないタイプの人(恋しいシャルロッテの結婚相手)にも割とそれなりに反論したり攻撃的になったりするところも見れておもしろい。
全体に、恋に落ちて夢中になってい...続きを読むPosted by ブクログ -
これがゲーテ自身の中で起こった出来事だと思うと不憫で仕方がない。それを書き出せることによって作品に昇華できてよかった。その事が彼を救ったのでは無いかと思う、Posted by ブクログ