ゲーテのレビュー一覧

  • ゲーテ格言集

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    ネタバレ

    まさに格言集!

    何回も読もう。
    心に刻もう。

    この本は暗い夜道を明るく灯してくれます。

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    2011年10月11日
  • きつねのライネケ

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    この岩波少年文庫版「きつねのライネケ」は読者対象として小学5.6年生を想定しているようです。  つらつらと思い出してみるに、KiKi がその年齢層だった頃、子供のための読み物というものの大半は「勧善懲悪」「予定調和」の物語ばかりだったように思います。  そうであるだけに KiKi は読中、まるで当然の事でもあるかのように「ああ、最後にはライネケには罰が当たるんだろうなぁ」と思いながら、ライネケの口から出まかせ答弁を楽しんでいました。  ところが・・・・です。  な、な、なんとライネケは勝利を収め、ライオン王の片腕となって動物王国(?)の重鎮となってしまうなんて!!!

    でもね、よくよく考えてみ

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    2011年09月27日
  • ファウスト(上)

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    現代語訳の決定版とも言える。
    森鴎外訳が一番情緒があって好きだけど、読みやすさで言えば、この柴田翔訳は絶品。
    この世に存在する唯一の世界文学とも言える本書、読んだことがない人は、是非この柴田翔訳でどうぞ。

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    2011年09月11日
  • ゲーテ格言集

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    読みおわった、というか…こういった書物に関しては、読み“終える”ということがないですよね。難しい文が多々ありますが、素敵な本です。

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    2011年09月03日
  • 色彩論

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    ネタバレ

    ゲーテに色彩論があることを知りませんでした。
    ルドルフ シュタイナーが、色彩の本質・色彩の秘密を書いていることも知りませんでした。

    自分の好きな絵画について、本書を元に考察してみたいと思います。
    理論は、現実を説明するための道具なのだから。
    うまく現実と、自分の感想とが説明できれば、自分の道具になると思っています。

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    2011年08月04日
  • ゲーテ格言集

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    中途半端な自己啓発本を読むよりか自分でイメージするので、マニュアルの型は無い。そもそも昔に出版された格言を寄せ集めただけのものなので、良く言えばシンプル。悪く言えば地味。しかし、自分はこの本に何度もいろいろ考えさせられてきた。座右の書でもある。

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    2011年06月27日
  • ファウスト(下)

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    2011.03.25-
    ゲーテはすべての信仰も文化も、矛盾無く存在できることを知っていたのかな。

    第四幕でマルガレータを思いだしたみたい。

    「まるで邪に思い上がった心が 欲情の赴くままに 血をたぎらせ 自由な心で すべての権利を擁護せんとする精神を圧迫して 感情の惑乱へと追いやってしまうのと同じじゃないか」
    これはファウストがマルガレータにしたことだよね。
    波を征服したいというのは、過去の過ちを征服したいからか。

    ドイツは本当にイタリアが大好きだな!

    気高さと所有欲は同居しない。所有欲が連れてくるのは憂いばかり。

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    2013年03月19日
  • ファウスト(上)

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    2011.03.20-
    訳が私に合ってたのか、二度目だからか分からないけど、初めて読んだ時より親しんで読めた。

    人間は意志薄弱で迷いが多く、他人の過ちを裁きながら同じ過ちを犯したりする。そうでなきゃ、自分で自分を限定することで少しは賢くなったとうぬぼれている。それでもどうにか生きようとしている。

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    2013年03月19日
  • 親和力

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    ゲーテによる本格小説。未だかつてない衝撃を受けた。この小説の主題は法、倫理、自然の関係であろう。内なる自然を抑えきれずに破滅していくエードゥアルトとオッティーリエの姿は、単純に道徳を遵守すべきとの考えから非難するにはあまりに美しい。

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    2011年02月12日
  • ファウスト(下)

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    人造人間ホムンクルス、スフィンクスにギリシア神話の神々、半神、ニンフ、イリアスに詠われた絶世の美女ヘレネが入り乱れる幻想世界に夢心地。
    キリスト教とギリシア・ローマ世界が融合しルネッサンスを感じさせる。
    ファウストが最後に辿り着き、果たせなかったことはネーデルランド独立のことだろうか。

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    2011年02月05日
  • ファウスト(二)

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    2011.01.25-
    悪魔の力で最も美しい時を過ごしそれを失い、この世の栄華を極めようとするファウストだが、進めば進むほど彼の世界は混乱していく。苦悩の果てにたどり着いた人生の真理は、他者のために生きること。「今この時」に自分のすべてを忘れて没入することだった。そして真理にたどり着いた魂は、悪魔の手を逃れて天使と共に昇っていく。

    メフィストーフェレスが面白い。悪魔も大変なのね(笑)。

    自分が決めて行動した、その結果がどうであろうと受け入れる。それが責任を持つということ。それがどんなに辛くても、苦しみの先には救いがあるとゲーテは言っている。たぶん。

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    2013年03月19日
  • ファウスト(一)

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    2011.01.18-
    何か大きな物を追うばかりに、「今この時」に没入することが出来ない男の話。追っている物は余りに大きく、彼自身、何を追っているのかも見失ってしまう。「追求した先にあるもの」よりも、「追求すること」が目的になっているようだ。

    あと、処女信仰は無意味で残酷だと思いました。

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    2013年03月19日
  • 若きウェルテルの悩み

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    これを読んだのは、高校3年生の秋から冬。

    受験を前にし、ちょうど失恋したばかりのころ。
    失恋の痛手で手にした作品とも言える。
    その後も、少なからず失恋はした。

    だけど、初めて読み終えて以来、この本をまた開く気持ちになれなかった。
    何故なら、最後のくだり、ウェルテルが事におよぶシーンが痛ましく、再び読み返すことができなかったため。

    失恋を経験してるなら、一度は読んでみてもよい作品だと思う。
    けれども、悲痛過ぎて、個人的にはもう読むことができない作品でもある。

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    2019年01月16日
  • ファウスト 1

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    風邪で寝込んでいる間に読んでみました。
    さすが世界の名作で、面白いです!

    スピルバーグ監督で誰でも味わえるように
    映画化してほしい作品。

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    2010年09月28日
  • ファウスト 1

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    ファウストのおっさんが意外とスケベ。
    グレートヘンがかわいそうで仕方ないです。メフィストフェレスは萌えキャラだといって憚りません。

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    2010年07月12日
  • ファウスト 1

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    面白い!ツルゲーネフのファウストを読んで以来気になっていたファウスト。読んでみました。面白かった!天界の会話とファウストの思想が面白い。文章が硬くてもぐいぐい読めてしまいます。

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    2010年07月03日
  • ファウスト 1

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    私が「悪魔に魂を売り飛ばした人間」というモチーフを好きになった原因の本。
    とにかく悪魔メフィストフェレスが魅力的。あとどんなに頑張ってもご主人様に満足いただけない不憫な子。彼は今までの物語に出てくる悪魔と違って、複雑な感情を持った存在である。
    彼は彼なりの思想を持ってファウストと向き合い、格闘している。その姿はひどく人間じみている。最後には負けちゃうんだけどね。
    この作品の中で彼は神の「必要悪」でしかないので、あのオチしかなかったのだろう。不憫だ。

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    2009年10月22日
  • ファウスト 2

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    ファウストの第二部。第一部に比べて世界観が広がり、さまざまな場所でさまざまな人種とかかずりあいながらメフィストフェレスのファウストに対する挑戦が繰り広げられる。キリスト教の世界観だけではなく、ギリシャ神話やギリシャの哲人たちも登場し大スペクタクルな作品になっている。全般を通して小説一般よりもずっと神話的な構成になっていて、不思議と本質的な描写につながっていると感じる。トインビーが歴史の研究の中で、ファウストを題材として歴史の「陰→陽」の構図を読み解いているところをみると、さらに深く読み込もうと決意してしまう。しかし文面は簡易でわかりやすいし、話もわかりやすいのでいろんな意味を含めて歴史的にすば

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    2009年10月04日
  • ファウスト 2

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    メフィストフェレスが結構人間的に書かれているのがおもしろい。
    欲の塊が悪魔だとしたら、人間もそうっちゃそうですもんね。

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    2009年10月04日
  • ファウスト(二)

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    ―「・・・まあお考え遊ばしませ、蛮族が押し寄せて国と民とを滅ぼしましたあの暗黒の恐怖時代には、恐ろしさのあまりに誰彼が、自分の一番大切なものを、ここ、かしこに埋め隠したのでございます。豪勢なローマの時代からしてもうそんな風でございましたが、その後とても同じこと、昨日もしかり、今日もしかりなのでございます。そういう金銀はすべて地中にひっそりと埋もれております。ところで、土地はどなたのものでございますか。陛下のものではございませんか。さすれば地中の財宝は誰あろう陛下の有に帰すべきものでございます。」

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    2009年10月07日