ゲーテのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレグレートヘンの悲劇から立ち直ったファウストは、
美を追究することで、生の意義を把握しようとする。
しかし、ヘーレナを追うことも悲劇に終わった。
美の追究ではなく、
その次に見出した、生の意義に、しびれる。
ついに、悪魔と交わしたあの言葉を発して、
ファウストは倒れる。
「留まれ、お前はいかにも美しい」と。
賭けにかったと思った悪魔が、
ファウストの魂を奪おうとすると、
天使の光がファウストをつつみこむのである。
最後、ファウストが望んだものには、迫力があった。
最後だけは一気に読んで、
感動の美しさに圧倒された。
たしかに年齢に見合った読み方が出来る一冊であり、
一読の価値がある。 -
Posted by ブクログ
この岩波少年文庫版「きつねのライネケ」は読者対象として小学5.6年生を想定しているようです。 つらつらと思い出してみるに、KiKi がその年齢層だった頃、子供のための読み物というものの大半は「勧善懲悪」「予定調和」の物語ばかりだったように思います。 そうであるだけに KiKi は読中、まるで当然の事でもあるかのように「ああ、最後にはライネケには罰が当たるんだろうなぁ」と思いながら、ライネケの口から出まかせ答弁を楽しんでいました。 ところが・・・・です。 な、な、なんとライネケは勝利を収め、ライオン王の片腕となって動物王国(?)の重鎮となってしまうなんて!!!
でもね、よくよく考えてみ -
Posted by ブクログ
2011.01.25-
悪魔の力で最も美しい時を過ごしそれを失い、この世の栄華を極めようとするファウストだが、進めば進むほど彼の世界は混乱していく。苦悩の果てにたどり着いた人生の真理は、他者のために生きること。「今この時」に自分のすべてを忘れて没入することだった。そして真理にたどり着いた魂は、悪魔の手を逃れて天使と共に昇っていく。
メフィストーフェレスが面白い。悪魔も大変なのね(笑)。
自分が決めて行動した、その結果がどうであろうと受け入れる。それが責任を持つということ。それがどんなに辛くても、苦しみの先には救いがあるとゲーテは言っている。たぶん。