加藤シゲアキのレビュー一覧

  • ピンクとグレー

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    ネタバレ

    ふたりがお互いを本当に想いあっていて、大好きだったことが伝わってきた。
    とても瑞々しくすっきりしていながら、
    どこか脆さや淡い陰りも感じられる文章がいい。


    りばちゃんの中のごっちは、高校時代で止まっている。芸能界に染まる前の、鈴木真吾のままだ。だからこそ、彼女は今の彼を受け入れきれず、もちろんそこには嫉妬もある。

    けれど、誰よりも彼のことを知っているからこそ、今の彼を見て、「こんな歌詞で、本当に満足しているのだろうか」と思ってしまう。香凛と付き合っているのも、彼女を愛しているからではなく、自分を守るためなのではないか。そんなふうに、今の彼の中に、昔の彼を重ねて見ている。

    ごっちは、姉が

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    2026年08月08日
  • なれのはて

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    想像していたよりも良かったです。
    もっとキラキラしてる話なのかと勝手にアイドル像の加藤シゲアキさんを思い浮かべていましたが、時代背景や人間関係の複雑さをこんなにも緻密に描けるものなのかと驚きました。
    筆の描き方の上手さであったり細かい部分であったり惹かれる部分が沢山ありました。

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    2026年07月21日
  • ピンクとグレー

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    著者本人のことは全く知らないけれど、芸能界に踏み入れた幼なじみ2人のストーリーとして、緊迫感もあり面白かった

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    2026年07月12日
  • 行きたくない

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    「いきたくない」
    そう思っちゃダメなのかな。
    自分は不出来なのかな。
    そんな気持ちがなんだか浄化された1冊。

    ピンポンツリースポンジ。ロボットと心。対極にあるものだと思ってたけど、実は違うのかも。ロボットが抱く気持ち。ほんとはあるのかも、と思うと、不思議な感覚となんだか心があったかくなる感じがした。

    シャイセ。日常の少しずつのストレスは、まわりの人が包んでくれる感覚で緩和されてて、その感覚がなくなった瞬間、耐えられなくなる感じ。すごーく沁みる。「いきたくない」って当然だよ、のシャイセの言葉に救われた。

    週末のアクアリウム。普通と普通じゃないの、境目。平常心と狂気の境目。人って、絶妙なバラ

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    2026年06月13日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    ネタバレ

    高校生限定SNSアプリ「オルタネート」を使う高校生たちの物語、だけどあくまでもオルタネートはツールであり主役は高校生たち。青春小説。

    コンテストに邁進する子、高校をドロップアウトした後に自分の道を見つける子、基本的にみんな心が真っ直ぐで読みやすい。(故に直木賞を逃したのかもしれない、とも思ったりする。)

    でも個人的に加藤さんは青春を書いたら右に出る人がいないんじゃないかと思う。登場人物の関西弁が不自然じゃないのもポイントが高い。

    あと、人のアップの表紙は個人的に苦手なんですけど(読んでる最中にも頭に表紙のイメージが鮮やかに浮かんでしまうので…)この表紙はすごく惹かれました。本作の瑞々しさ

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    2026年06月10日
  • ミアキス・シンフォニー

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    ネタバレ

    あなたにとっての愛とは。

    ぬいぐるみと話す少女の周りでおこる愛と友情とミステリー かと思っていたが、
    全く違っていた。
    全てが「まりな」と繋がっている
    登場人物がまりなと会うことで愛とは?と問いかけられているような、強さ?傲慢さ?
    もっと、まりなに愛とは何か戦って(論破)して欲しかったが、、きっとそういうことを描きたい訳じゃないだろうな、、と。それなら、シンフォニーじゃなく交奏曲になるか と、一人で突っ込む。
    目線は違うがブレない登場人物の困り事(愛とは)は読んでいて面白かった。

    出だしの白い壁、、あぁ最後ここと繋がっていたのか、、とすでに最初のページを忘れていて、終わった自分に、、悔しい

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    2026年06月02日
  • ピンクとグレー

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    ネタバレ

    黒に白を足したらグレー、赤に白を足したらピンク。
    なるほど!ピンクとグレーの組み合わせが好きだから、たしかに!!と思った。
    ラストに向かって、りばちゃんがごっちを演じるのでどちらがどちらかわからなくなり、2人の目線が変わりはなにを考えていたかがわかってくるときは、読んでいて私自身スピードが速くなり、とても切なくなった。そして、私も勝手に友達の行動など解釈をしてしまうなって、相手に100%なれないけれど、その相手の立場を考えながら行動しないと、と思った。
    友達の性別に関してはまたも思い込み、決めつけだなってはっとするシーンも。

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    2026年06月01日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    短編とは思えないほど濃い内容でした。
    どの作品も読後は爽やかと呼ぶには程遠く、好みかと問われると好みではないのだけど、とても面白かったです。不穏だし怖いけど妙に気になるのです。個人的にお気に入りなのは「染色」「イガヌの雨」「にべもなくよるべもなく」。次は長編を読んでみようかしら。

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    2026年05月25日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    星5をつけたいぐらいにエンジョイできた。

    衝撃の連発で二部作の意味がとても感じられる作品だった。広げた風呂敷をちゃんと畳んでくれる、鮮烈な伏線回収が気持ちよくて読むスピードがとても早かった。情報量・出来事の数がとても多いのにどれも丁寧に書かれており、納得のいく終わり方となった。一冊の本にあれだけ内容を詰め込められるのがすごい。
    ただ、二部で登場人物が増えたからか、物語の答え合わせとして出された人名にピンと来なくて、「誰?」と思ってしまう場面が数回あった。重要キャラクターはもっと記憶に残る描写があったらなお良かったと思う。

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    2026年05月16日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就活を失敗した主人公が、期限付きでホストクラブで働く話。

    暴力や性的表現を読むのはあまり得意でないけれど、破壊的な内容の部分も文学として楽しめた。また、書き口が軽やかだからとても読みやすい。人間関係の描写がしっかりしており、変化していくキャラクターとその人たちの相互作用を肌で感じられた。ちゃんと登場人物に思い入れが生まれた作品。

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    2026年05月16日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就活で全て落ち絶望した光太が、ホストになり得た話術で落とした企業に再び就職しようと企てる話

    予想できない展開が◎全てを否定された絶望からのしあがるのは物凄い達成感だが、そうなるまでに失った大切なものに心を鷲掴みにされる

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    2026年05月10日
  • ピンクとグレー

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    先ず、著者は「アイドル」ではなく「作家」でした。
    自分は読み終わった後で、著者がNEWSのメンバーだということを知りました。
    危うく色メガネで読んでしまうところでした。
    設定は業界よりですが、ストーリーや構成はよく考えられていて面白かったです。
    間を空けると話が複雑でこんがらがってしまいそうになるので、一気読みの方がいいかもしれません。
    他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2026年03月30日
  • ピンクとグレー

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    今年は読書の1年にしようと昔買った本を家から掘り出してみた1冊目です。
    2/3くらいまで全然面白いと思えず自分は読書に向いてないのではと思いました。でもほかの方も後半が面白いとレビューしてあったのと、読み切ることに私の中で意味があったのでとにかく読み進めました。
    すると急な展開があってからは面白く、これまでにないスピードでスルスルと最後まで読めました。作者が芸能界の人だから書ける物語だととても感じました。
    でも万人受けするようなものでは無いのかなと思います。オススメする時も最初に「面白いのは後半からだよ」と伝えたいです。

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    2026年03月17日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    ジョンボーナム?
    料理?栽培?バンド?高校生恋愛?
    純粋な10代の気持ち?分からん!
    めちゃくちゃ共感出来たのは?

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    2026年03月07日
  • 行きたくない

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    作品紹介・あらすじ

    誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
    ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
    ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
    僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

    *****

    6人の著者による、「行きたくない」をテーマにした短篇集。「とりあえず気楽に暇つぶし程度に読めそうだな」と手にとったのだけれど、そんな安易な気持ちはいい意味で裏切られた。

    ●加藤シゲアキ「ポケット」
     アイドル・グループ「NEWS」のメ

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    2026年02月19日
  • ミアキス・シンフォニー

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    個人的に面白かった
    様々な視点から描かれる愛、恋愛の物語
    一貫してとある女の子が出てくる。その子が愛、や恋愛の輪郭しか分からなかった子が自分で見つけて行く話 人それぞれの愛の形、恋愛模様が描かれていて、リアルに描かれている描写もあり楽しめました!

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    2026年02月13日
  • ミアキス・シンフォニー

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    はじめはたくさんの登場人物を追うのが大変だったけど、だんだん物語がスライドして、繋がっていく。
    愛とは何か。愛するとはどういうことか。
    主人公ひとりひとりが、遠くのなにかを見つめてて、でも視点は定まらなくて。そんなイメージを抱いた。

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    2026年01月26日
  • ピンクとグレー

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    オルタネートから読めてなかった加藤さんのデビュー作。
    2人の仲の良かった少年が芸能界という世界に入ったことで、すれ違ってゆく切ないストーリー。
    演じることで知りえなかった、勘違いしていたごっちの心情に直面していく…。
    お互いを思いつつも、別の世界に行ってしまうと価値観が変わったり見えなくなるものがあるし、ひとつの選択で変わってしまう未来があると思うとゾッとした。
    前半はゆったりとしてて後半につれ面白いと思ったので★4!!
    勝手にラストシーンは遊園地のようなキラキラした世界が見えました。

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    2025年11月20日
  • ミアキス・シンフォニー

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    恋や愛という感情が、別の相手との関係性の変化によって意識される、というのが面白い。枝のように広がっていく扉の関係図が、球突きみたいにごろごろ変化していくのが良い。

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    2025年11月16日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    高校生限定のSNSアプリ「オルタネート」を中心として主人公3人のそれぞれの視点で物語が進んでいく。
    率直にかなり面白かったです。SNS社会の現代に持ってこいの作品だと思います。
    おそらく作者のメッセージとしてはSNSは善にでも悪にでもなる。リアルな人間との交流や経験大事にしようということだと思いました。

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    2025年11月16日