加藤シゲアキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレどうしても行きたくないときだって、ある。を綴った6人の作家さんの物語。
内容紹介:誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。 ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。 ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。 僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。
こちらの著書を購入したきっかけは、作家の一人の住野よるさんの作品が載っててそれで読んでみたいと思って購入したんですが、読んで見るとどの話も良かったです。特に心に残ったのが
阿川 -
Posted by ブクログ
チュベローズで完全に読まず嫌いだった著者への価値観を訂正され他も読まないと駄目な人だなと思った所でオススメされたので購入
素晴らしい
大きなテーマの幹を軸に枝分かれした細かい線がテッペン(ラスト)へ向けて再度終結する構成に素直に楽しめた
ついでに物語という意味でなく、その作り方の流れも合わせて「なれのはて」と名付けられるセンスにも脱帽
北海道民なら伝わると思うのだが他の都府県に疎いのだけれど、秋田県の見せ方や見せられる話、構成と作り方。完全にこの人「作家」でした
本当に今まで申し訳無い
今年1番驚いた作家でした
新作追っかけていくリストに入れます -
Posted by ブクログ
テレビ局の報道から企画へと異動になった守谷は、鬱屈とした思いを抱えたまま日々を過ごしていた。
キャスターとして順調な彼女、報道で働くかつての同僚、それらが悪いわけではない、頭ではわかってはいてもやりたいわけではない企画の仕事をこなしてはいけない死んだような日々。
転機をもたらせたのは企画で同僚となった吾妻が観せた1枚の絵だった。
作者は聞いたこともない無名の画家。その1枚で展覧会を開きたいという吾妻と共に、その絵にまつわる数奇な運命を紐解くことになる。
しょせん芸能人の書いた本と侮っていた自分を殴りたい!
ミステリーでもあり、ヒューマンドラマとしてもめちゃくちゃに面白かった。
読み始める前と -
Posted by ブクログ
ネタバレ奥行きのある大作で、これがあの『オルタネート』と同じ作者の作品だと思うと、加藤さんの振り幅に驚いた。
戦時中のこと、石油産業のことが読みやすくわかりやすく書いてあり、特に8月15日前日に秋田であった空襲ののとを君衣さんの物語として知ることができだことがありがたかった。「あと一日早く戦争が終わっていれば」、これが君衣さんの物語を通りてわたしのなかに深く刻まれた。
今を戦前にしないために必要なのはこういう物語だと心から思う。
そして結末の輝さんと道生さんが再会できるシーンに加藤さんの優しさを感じた。
このあと、守谷さんは幼い頃自分を森で助けてくれたのが道生さんだと気がつくのかな。