加藤シゲアキのレビュー一覧

  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    描写の緻密さはそのままに前編よりもミステリーの要素を強めた作品は、より不快感や嫌悪感を抱く部分が多かった。だが、それが悪いものではなくこの物語の深みとして作用していると感じられる。
    なんとも言えない気持ち悪さも、感情の居心地の悪さも、登場人物達が抱える矛盾や違和感と近しいものがあるのではないかと感じた。

    0
    2023年04月26日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ゲーム会社に就職した光太が主導して作った大人気ゲームに健康被害のクレームが入ったところから物語は動き出す。
    AGE22で描かれたさまざまな伏線が回収されてするする読めた。面白かった。
    だがあまりにも色々詰め込まれ過ぎていてやや戸惑いも感じた。

    0
    2023年03月11日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかったー!!!
    展開も文章も、はじめから最後まで完全に引き込まれて一気読み。
    後半も楽しみだー!

    0
    2023年02月28日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    後編。
    前編ラストの衝撃から予想もできなかった展開で、伏線の回収も見事で一気読みしたー。前編よりミステリー色が強かった。
    単行本から大幅修正されてるらしいけど、どこがどう変わったんか気になるなー。

    0
    2023年02月28日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキが書いたという
    バイアスもあるかも知れないけど、
    面白く続きが気になる。

    とは言っても、本書は途中まで読んで
    積読状態だったのだが、
    何故なのかは今となっては不明。

    もし、途中で読むのを辞めてしまった人は、
    最後まで読んだら続きが気になりますので、
    再開してください

    0
    2023年02月10日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     チェベローズage22の続きで読み始めた。前作の伏線を回収しながら真相が明らかになる、ミステリー小説っぽかった。そんなに期待をしていなかったけど、面白く読めた。
     章立ても割と細かく区切られていて、読みやすい。通勤時間とか隙間時間に読みやすいと思う。

    0
    2023年02月05日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    感傷に浸ったAGE22からの続編
    10年でこんなに仕事のできる人間になるのか?
    と疑問を持ちながら読み進めた
    物語が進むに連れ納得。
    でも、それ以上の驚きのネタが仕込まれてた
    突飛すぎた感じもあるので、星4つ

    0
    2023年02月04日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキさんの本を、いつか読んでみたいと思い続編と一緒に購入。You Tubeで面白いとブックチューバーの方が勧めていたので、読んでみた。
    文体も癖がなく、読みやすい感じで、スーっと読めた。
    ホストという仕事をきっかけに、関わって、変わっていく自分と人々。人間の温かい部分と冷徹な部分が混ざり合っているような感じを受けた。人が何かを得るときには、その影で犠牲になっているものもたくさんあるのだなと思った。主人公が、このあとどうなっていくのか、続編も読みたいと思う。

    0
    2023年01月16日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    シゲの本を読んでみたいなと思って購入。後編まだ読めてないけど、前編のこちらはスラスラ読んだ覚えが。
    ラストは『えー!?』っていう驚きとぽっかり穴が開いたような気持ちになった。後編読むの楽しみ。

    0
    2023年01月12日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AGE22の10年後の話。
    美津子は、なぜ自殺したのか解き明かす続編。
    難しい言葉がなく、すらすら読めた。
    加藤シゲアキの本は、初めてだったが楽しめた。

    0
    2023年01月06日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    短編集。タイトルの「蟻」とは一般的でちっぽけなひとりの人間。ひとつひとつの短編に、人間らしい欠陥や悩みを抱えた人物が登場する。

    あとがきにあるように、それぞれの作品にテイストや制作意図があって面白い。私は「恋愛小説(仮)」「インターセプト」が特に好きだった。

    そして、読みながら、アイドルだから云々という評価の仕方はもう古いなと思った。作家としてのシゲは作家として応援していきたい。

    0
    2023年01月02日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    震災の時、悲しい映像の中ふと流れた楽曲に目を見張って、それ以来某事務所ウォッチャーの私。
    NEWSは仕事がキツかった頃にハマって(励まし系の曲が本当に染みる)、最近は若手に浮気していましたが、友人から回ってきた新譜の、なんとも大人の色気が滲み出たシゲの歌声に驚いていたところでした。

    あの事務所の子たちは(どの芸能人もそうなんでしょうが)表の華やかな顔ばかり存分に見せて裏の努力はちっとも見せない。
    そんな中、事後とはいえ文章で少なからずその時の葛藤を吐露できるシゲの存在は貴重だと思います。
    しかも10年磨いてきたテクニックと語彙と構成力がどんどん増してて(自我はほどけてきた感じ)、旅エッセイと

    0
    2022年12月22日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    時間も場所も旅できるエッセイとショートストーリー。
    旅のお供にしたいと思える1冊。
    ジャニーズ好きでなくても、オススメです!

    旅先がキューバから始まり、場所は大阪・岡山・ニューヨーク・スリランカにパリ。
    間で学生時代の思い出や趣味である釣りの事、亡くなったお祖父様やジャニーさんとの思い出。
    著者の体験を基に、場所も時空も旅できました。
    ショートストーリーは心が温かくなるような話で、ちょうど良い。

    なかなか気軽に旅行しにくくなってしまったので、旅行気分が味わえました。
    少々、頭でっかちな著者が相棒になりますが(笑)
    いつか旅行に行く時は、一緒に連れて行こうと思います。

    0
    2022年12月12日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    旅を主軸としたエッセイ集。「Trip 12 無心」が最も印象的だった。周囲の評価に囚われず、己の内のみに焦点をあて、やがて己からも離れて無心になるという、「境地」を目指す話。なんとなく『走れメロス』を思い出す。ここでいう「境地」に近い感覚は、学生時代に何度か経験した気がする。時間が比較的ゆっくりあったから、今より思考が深くて、精神が成熟していたのかも。

    0
    2022年11月30日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    表紙の絵も好きなんですよね~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
    Age22とAge32を並べてにやにやしました。

    32を先に読み始め、なんか変だぞと思い22を手にしました。
    物事の順序はかえない方が楽しめるようです(笑)

    私加藤さんの作品の何が好きなんだろう。
    現在解析中!

    22の登場人物も満載
    皆さまいい感じに歳を重ねておられます(*^^*)

    最後のincoming callは誰だったんかな

    ドラマ化希望~!!!

    0
    2022年11月12日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    AGE22とは段違いに面白い。やっぱりここまで読まなきゃ、です。

    でも、美津子の自殺の動機は何だかよく分かりませんでした。アタマの良い人ってホントに理解不能…。

    0
    2022年10月02日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキさんは、都会の雑踏、夜の街を描くのが、上手いなあ。

    『チュベローズで待ってる22』は、新宿の夜が舞台だったが、『33』はゲーム会社が舞台になる。

    主人公と共に、「訳がわからない」「どこへ行き着くのか」幾度もどんでん返しされた。
    (少し無理矢理な設定もあるが)
    ラストで結末がわかり納得したものの推理小説のようだ。
    最後のセリフは亜夢だと思いたい。

    何年経過しても「この本は読んだ」と決して忘れない衝撃的な小説だった。

    0
    2022年09月18日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    どれも面白かったのですが、特に『イガヌの雨』の世界観が好きでした。イガヌに惹かれる少女とイガヌを嫌うおじいさんの物語。新しくより良いと思われる食材イガヌは、完璧な栄養素で味も抜群に美味しい。しかし、どこから来たのかも分からず、まだ全てが判明しているわけではない。
    イガヌの描写は明らかに誰しもが嫌悪感を覚えそうな見た目なのに、皆がこぞって食べようとしているのが不思議です。それほど魅力的な味なのかと気になってしまいます。デビュー作も好きでしたが、本作もなかなか好みの作品でした。

    0
    2022年09月04日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    世にも不思議な物語を活字で読んだって感じ。
    特に「インターセプト」が好きだった。
    加藤シゲアキの本を読んだのはオルタネートからだったんだけど、この人の描く描写結構好きだなぁ。「イガヌの雨」の食事の描写とかこちらまで魅力的に感じられる表現で、読みやすいし、お話も面白い!

    0
    2022年02月10日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    それぞれのお話が最初は設定などが理解できないけど、段々のめり込んでしまっていた。

    新感覚な描写や設定が楽しかった
    最後のお話を読んだ時はすっごく深いところに突き落とされた感じがしたけど、深い意味は理解できなかった

    大人になってから読み返したいなと感じた。

    0
    2021年11月10日