加藤シゲアキのレビュー一覧

  • ミアキス・シンフォニー

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    徐々に登場人物が絡み合って、相関図が根のように絡み合って物語が1つになる感じが好き!!
    相関図が枝分かれしていってるのを見ながら読み進めていくの、ワクワクが止まらなかった!

    読みながらつい愛について考えてしまうし、出てくる様々な愛のかたちに考えさせられる。フロムの「愛するということ」も併せて読みたくなった。

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    2025年12月07日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    やー
    めちゃくちゃ面白かった。

    一気読みでした。

    余韻がすごい。力が抜けたような、もってかれてしまったような。呆然とする感じ。

    出会ってくれてありがとうと思います。

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    2025年12月05日
  • なれのはて

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    シゲアキ先生の超大作!!!

    先生の作品は『オルタネート』に続いて2作目でしたが、構成力も言葉遣いも格段にパワーアップしていて、本当に同じ作者なの?と思うほど面白かったです。『オルタネート』では、有りそうで無かった高校生の恋愛アプリという凝った設定が魅力的でしたが、それとは全く違う方向に進化していて驚きました。

    『なれのはて』は複雑に入り組んだストーリーにも関わらず、すべてが綺麗に整理されていて圧巻でした。昔の猪俣家の物語と、現代のテレビ局での物語が二軸で進んでいく構成は、ミステリーのようであり、時代小説のようでもある不思議なジャンル感。数多くのトピックを扱いながらも伏線がしっかり回収されて

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    2025年12月03日
  • なれのはて

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    ネタバレ

    久々の星五つ。
    とても読み応えのある作品でした。
    秋田の油の話、まったく知らなかった。作者は何がきっかけでここに着目したんだろう。

    まだ頭がぼーっとしてる。
    秋田に、その時代にいるかんじ。

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    2025年10月31日
  • ミアキス・シンフォニー

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    自分にとっての愛とはなんなのか、
    改めて考えても難しいなぁと思った。

    伏線が回収されていくような
    すべてが繋がった!って驚きました
    サスペンス?な内容が好きなこともあって
    最後の方は一気に読み込んじゃいました!

    面白かったです!加藤シゲアキ先生は
    こんなこと考えてるんだ!?
    って不思議な気持ちになりました!

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    2025年10月16日
  • なれのはて

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    1つの無名の絵の著者にまつわるミステリー。
    これが一体誰が描いたものなのか、そこから広がる謎が楽しい物語。
    最後の100ページだけでもう1冊作れるんじゃないの位の怒涛の伏線回収がまっています。
    ハードカバーで表紙も凝っており、そのカバーを外した表紙も最後までみると伏線が入っていたりして読んで、見て楽しい本でした。

    1つ言うなら少し登場人物が多い上、少し難解な読み方をする方がいるので期間を空けると違う名前で読みだします。半分位あだ名付けて読んでしまっていました。
    そして戦争時の生々しい描写もあるため、戦争に対しとても理解が深まったので自身は良かったとしつつ、そういった話題が苦手な方は注意してお

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    2025年10月12日
  • ミアキス・シンフォニー

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    ネタバレ

    ご贔屓作家さんです(笑)

    読み始めは短編集です。
    登場人物の関係図が章の始めに描いてあり、
    メインとなる人物の名前が太字になっています。
    お話しによってメインになる人物が違うのですが
    全部の人間関係が繋がっております。

    こういう短編集好き!!
    でもシゲは短編より長編が好きだなー!
    とか思いながら読み進めると、
    中心となる人物が浮かび上がってきて、
    最後の章は相関図の名前が全部太字になります。
    全員がメイン!?
    わくわくはMAXですよね(笑)

    最後の最後で一気に事件が起こり(笑)
    全てが解決していきます。爽快。
    前半は短編集で登場人物それぞれの人生を楽しみ、
    最後でミステリー?を楽しむ。

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    2025年09月23日
  • 閃光スクランブル

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    どうしてもNEWS加藤シゲアキが浮かんでしまうのだけど、意外❣️最後涙が少し……アイドルとしての苦悩を抱える亜希子。過去に恋人を事故出なくし色を無くした巧。パパラッチをする中でお互いの傷を癒し、かけがえのない関係に。主人公が女性アイドルというのがなかなかリアルෆ˚*

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    2025年09月14日
  • なれのはて

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    謎に包まれた一枚の絵画が照らし出す、100年にもわたる秋田の石油一族の業。報道とはいったいなんなのか、悲惨な戦争はなにを残したのか。社会問題や家族愛、罪と罰と救いを重厚な文体で描いた傑作でした。たった一枚の絵が、誰かの人生を大きく変えてしまう。それと同じように、この本を読んだ人の人生も読む前とは大きく変わってしまう。それこそが、この本の生まれた意味なのかもしれませんね。

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    2025年08月31日
  • なれのはて

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    久しぶりに夢中になって読みました、面白かった。
    現代と70年前を行ったり来たり。そんなに昔のことを鮮明に覚えてるもんかなぁ?と思いつつも、ちょっとずつ当時を知る人が見つかり、真実が明らかになっていく展開に引き込まれました。

    作者もわからないのに展覧会を開きたいと思わせる絵って実際に見るとどんな感じなんだろう。
    事件が絡んだ一族の話だったけど人と人との関わりで作られたストーリーで読み応え充分!登場人物が多くて、相関図必須でした。

    ずっとタイトル「なれのはて」につながるもの、ことが出てこなくて。登場のさせ方は粋でした。

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    2025年08月28日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    ジャニオが書いた本やし舐めてたら普通におもろかった。ええな高校生。あの3年間しかいないのに一生の友達になるって何なん?社会人の3年なんてすぐ終わるのに。

    高校生のときは色々挑戦すべき。
    と、当時の自分に言いたい。

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    2025年08月26日
  • ピンクとグレー

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    最初から最後まで一気に読んだ。
    私はNEWSのカトシゲしか知らない。彼がこんな小説を書くなんて!!今まで読まずにいたことを後悔した。
    りばちゃんとごっち。友情、信頼、執着、嫉妬…二人の間にあった激しい感情たち、それは確実に「愛」だろう。
    素晴らしい小説に出会えたことに感謝!!

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    2025年08月26日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    表紙がキレイで購入したけれど、どうしても著者がアイドルというのが先入観としてあって、最初はうまく入り込めなかった(ごめんなさい)。しかし最後まで読むと、その色眼鏡がどれだけ失礼だったかを痛感させられ、裏切られた、あっぱれ!という感情に変わった。
    三人の主人公の話が順番に織りなされていき、高校生限定のSNSであるオルタネートとの関係性も三者三様。本題はオルタネートではなく、あくまで高校生のほとばしるエネルギーとその向き先だ。一言で言ってしまえば学園もの、青春ものなんだけれど、三人の主人公の物語が最後には交わって大団円を迎えていく様は読んでいて気持ちがよかった。

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    2025年08月23日
  • なれのはて

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    圧巻の一言。一枚の絵に秘められた深い深い物語。猪俣家の謎。傑と勇。輝と道生。何かに導かれ巻き込まれて行く主人公。人の業と戦争がもたらした哀しき運命。匂い立つ秋田の森の緑と漆黒の油。内容も構成も素晴らしく、息が詰まるような思いで読み終えた。直木賞候補に上がっていたが、芥川賞を取ってもおかしくないと思った。他の作品にも興味が湧いた。大好き度❤️❤️❤️❤️❤️

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    2025年08月15日
  • なれのはて

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    真相が気になって夢中で読んだ。
    ときどき前に戻って読み返し、確かめながら。

    それぞれの人生のままならなさに苦しくもなりながら、純粋に生きていることへの眩しさも感じたり。

    冒頭(零)の詩のような文章がずっと気になって
    何度も戻って読み返し、でも違和感がなくならず、最後に戻って読んだとき、ようやく全てが繋がった。

    主役になり得る人物が何人もいて、濃い。
    戦前戦中戦後が語られていて、時代情勢が入ってくるからとても読み応えがあった。
    こういう歴史を学べる小説とても好き。
    時代を行き来するところもとても好き。

    色んな人の色んな人生が繋がって影響しあって生きている。

    装丁のこだわりも素敵。
    石油

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    2025年08月10日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった。就活や家のことで腐りかけてた主人公が、ホストになってどんどん人として(良いのか悪いのか)成長して、打算的になっていく感じがしてよかった。でも貢いでくれていた女性が自殺して、その喪失感に沈む描写では、主人公にまだ人間らしさが残っているのが感じられて、それもまた良かった。そしてラスト、雫との立場が逆転して、物語の最初の場所に戻ってくるのが美しい。個人的には、就活生は朝井リョウの『何者』を読んで、そのあとにこれを読んで欲しい。

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    2025年07月30日
  • ピンクとグレー

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    これを現役アイドルが書いたのは まずい。そのくらい凄い。まるで遺作のつもりかのような物凄い気迫。「これを書き上げて、まさか本気で死ぬつもりではないだろうな。」読後に著者が変わらずアイドルを続けていることを調べて安堵した。

    “甘美で、絢爛で、絶望的に素晴らしい世界(芸能界)”に魅せられ溺れる人間の哀しさや慄然とするほどの享楽を、その至る結末を、ここまで描いて"しまった"作品は、少なくとも国内ではほかに並列するものがない。
    処女作にして渾身の一撃とはまさにこの事。文章はやや荒削りかもしれないが、一読して、そんなことはもはや問題ではない。
    「絶望的に素晴らしい」世界。人間として

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    2025年07月21日
  • なれのはて

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    加藤シゲアキさんが本を書いた

    最初はアイドルが書いた本なんて、と思っていたけれど時は過ぎ、そんな私の思いを覆す本を書かれた
    それがこの本

    なれのはてってそういうことか…!

    たった一枚の絵画から巡る物語
    思っていた通り、いやそれ以上だったかもしれません

    戦争も絡んできたのでそこは予想外だったけれど、素晴らしい本を読ませていただきました

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    2025年07月16日
  • なれのはて

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    登場人物も多く、時代も行ったり来たり。
    でもひとつずつがつながっていく、壮大なストーリーでした。
    後半はおもしろくて一気読み。
    とてもよかったです。

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    2025年06月11日
  • なれのはて

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    猪俣家という謎多き複雑怪奇な一家に魅了されて、食らいつくように読んだ。
    暗く苦しいけれど、かっこよくて美しくもあり、つくづく読んで正解だったと感じる。

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    2025年06月03日