加藤シゲアキのレビュー一覧

  • ピンクとグレー
    正直前半誰が誰だか入ってこないくらいだらだら読んでてつまんないかもーとか思ってたけど、半分くらい読んだとこであれ面白くねとなった
    最後に行くにつれて面白さが加速する
    表情歪むような展開で心が苦しくなったけど前半の100倍くらいのスピードで読み終わった
    前半も無くてはならないパートだから最初から最後ま...続きを読む
  • なれのはて
    これは参りました。う〜ん…とにかくすごい。年若きタレント作家で、少なからずみくびっておりましたこと、まことに恥ずかしい限りです。だって、この筆力たるや老練たる専業作家のものとしか思えませんでしょう。でもって、マスコミに石油に絵画に酒に金融に発達障害に、いったいどれだけの知識を詰め込んでるの。しかも、...続きを読む
  • なれのはて
    ページ数もさることながら、内容も読み応えがありました。
    序盤、なかなか登場人物と時代背景をインプットできず進まなかったけど、中盤あたりから一気に物語が動いていき……いやぁ面白かった。

    そして、読んでいくうちに著者が‪”‬アイドル‪”‬加藤シゲアキってことを忘れている。
    ”‬‪作家”‬加藤シゲアキで...続きを読む
  • なれのはて
    続きが気になって一日で読んでしまいましたが
    読み終わってしまったことが勿体ないと感じてしまうくらいその世界に浸ってしまいました。
    また再会を果たした2人がその後どうなったのかが少し気になります。もう一度改めて読みたい本です。
  • なれのはて
    読み応えがありました。普段アイドル活動をしているのは存じているので、同時にこれだけの内容を取材して考えてまとめ上げたのはすごいの一言です。おもしろい内容でした。オルタネートも面白かったので期待してよかったです。
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    あっという間に読んでしまった。読みやすかったし、人と人の繋がりがすごく自然で。あそこで出会ったからこことここが今繋がるのかーと謎を解いているような感覚にもなりました。綺麗なお話でもあったと思います。他の作品もどんどん読みたくなった。
  • オルタネート(新潮文庫)
    面白かった。
    10代の青春が懐かしくて楽しかった。
    料理のアイデアがわんさか出てきてて、それも面白くてどれか挑戦してみたくなった。
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    止まる事なくあっという間に読み終わってしまった。AGE32を一緒に買っておいて良かった。すぐに続きを読めるしあわせ。
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    引き込まれてしまう小説にあたった時の楽しさ!といったら!

    以下本文から
    『君主論』に描かれたチェーザレは非常に魅力的だった。マキャヴェッリが彼に心酔していることもあるだろうが、「敵によっておびやかされないこと、味方を獲得すること、民衆に愛されるとともに怖れられるようにすること、兵士に慕われるととも...続きを読む
  • なれのはて
    うわあ、これは大作だ。
    ここまでの深いレベルの知識を巧みに扱い、ミステリーに落とし込み、最終的に全てが回収されるストーリー。
    もうアイドルとは言わせない、1人の作家と言わざるを得ない。

    加藤シゲアキさんの作品は初めてでしたが、直木賞の候補ということで手に取り、
    じっくりと時間をかけながら世界を楽し...続きを読む
  • ピンクとグレー
    ラストが心残る良い終わり方でした。どこかよくあるストーリーとは感じましたが、主人公とごっちの心情が骨太に感じて、どんどん読みたくなる本でした。
  • オルタネート(新潮文庫)
    アーティストが片手間で書いた小説

    という偏見がずっと頭にこびりついてた。


    読み終えて、こんな小さい考え方しかできなかった自分に嫌気。かつ、加藤シゲアキへのリスペクト。

    この人は真剣に小説に向き合ってる。

    それはあとがきを読んでも分かる。

    あらすじは他の読者に任せる。

    とにかく躍動感のあ...続きを読む
  • なれのはて
    最近は忙しく、隙間時間を使っても進まず、一気読みすることができない。
    なかなかのスローペースで4日ぐらいかかった。

    ハラハラドキドキのミステリーでは無く、淡々と読めて、結局はすごく良かった。


  • なれのはて
    なれのはて、、、とは、何だろう⁈と思いながら読み進め、ラスト涙。アイドルが書いたとは思えないほど、深いストーリー。
  • なれのはて
    170回直木賞候補作

    一枚の絵を通じてたどり着く「いつか還る場所」

    ISAMU INOMATAのサインのある絵
    猪俣石油化学株式会社
    猪俣傑と勇、そして猪俣輝
    及位道生 ノゾキミチオ

    JBC報道局の守谷とイベント事業部の吾妻

    結局、今のJBCの話?猪俣家の昔の話?ん?何の話?なのだが、筆力が...続きを読む
  • オルタネート(新潮文庫)
    青春物語。
    オルタネートが出会いのきっかけになる中盤あたりからどんどん楽しくなり、最後の畳み掛けは凄いの一言に尽きる‼︎加藤シゲアキさんの他の作品も読みたいと思いました。
  • なれのはて
    「なれのはて」というタイトルがすごくいいです。この世に確かに存在したはずの生き物が死んだ後は何になるんだろうと思ってしまいました。

    登場人物が多くてごちゃごちゃしがちなので相関図が欲しいとは思いました。(アップしてくれている人もいるのでそちらを見たりしました)

    恥ずかしながら秋田の空襲や油田のこ...続きを読む
  • なれのはて
    恐れ、畏れ、哀しさ、愛おしさ…。もの凄くたくさんの感情が揺さぶられて、ほんと、疲れました。くたくたです。しかも、伏線も回収してほしいくせに、回収されるにつれてつらさが増して苦しくなって、でも読むのをやめるという選択肢は絶対にない。「彼ら」には幸せになってほしい、幸せになる権利があるのだから……。すご...続きを読む
  • 傘をもたない蟻たちは
    心情描写力のうまさ4点、物語の展開のうまさ5点、着眼点・発想力5点。
    私は自分にも人にも甘いですが、総じて高評価です。加藤さん監督のショートムービーを観ているような感覚で読めます。
    気持ち良い作品ではないし、ズーンと重い作品でもないなけど、素直に面白かった、と言える一冊です。
  • なれのはて
    ある絵から思い起こされる壮絶な過去と結末が非常に感動的で、心に強く残りました。
    それぞれの登場人物の愛する人への思いも感じられた。