【感想・ネタバレ】閃光スクランブルのレビュー

あらすじ

人気アイドルグループのメンバー・亜希子は、迫る世代交代に思い悩み、現実から逃げるように大物俳優と不倫を続けている。最愛の妻を亡くしてから写真への情熱を失い、ゴシップカメラマンとして生計を立てる巧はそのスクープを狙っていた。敵対するはずの2人だったが、ある事件を機に思いがけない逃避行が始まる。渋谷スクランブル交差点で激しく交錯するパパラッチと女性アイドルの人生。瞬く光の渦の中、2人は本当の自分を見つけられるのか――愛と再生を描く、疾走感あふれるエンタメ小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

どうしてもNEWS加藤シゲアキが浮かんでしまうのだけど、意外❣️最後涙が少し……アイドルとしての苦悩を抱える亜希子。過去に恋人を事故出なくし色を無くした巧。パパラッチをする中でお互いの傷を癒し、かけがえのない関係に。主人公が女性アイドルというのがなかなかリアルෆ˚*

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2025年09月14日

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私はこの作品を美しい作品だと感じた
外野がどう思おうと本人たちにしかわからないこともある、それがきっと1番大切
ボロボロ泣きながら読みました

発売当時からこれからも大好きな作品

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2024年05月18日

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かなり読みやすかったです買ったときは恋愛小説かな〜と思っていたのですがそれよりもっと深い人間の喜び悲しみ怒り妬み苦しみまだまだ沢山の感情が綺麗に描かれていて私たちが見えているものは表側で裏側には色々な感情があることを痛感しましたアイドルの加藤シゲアキさんだからこそ描けるのだなと思って他の作品も読みたいです

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2023年02月12日

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アイドルとゴシップという一般人には興味深いテーマだが、著者は現役アイドルであり、被害者にもなりえる当事者である。

それだけにこのテーマで1本書くには躊躇もあっただろうが、アイドルや芸能界からといった視点だけではなく、作中に出てくる人物それぞれが人間味あふれ、作者がどうとか気にする間もなく没入した。

行動ひとつひとつの描写も生々しく描かれていて、現実で見ているような気になって吸い込まれるように読んだ。

心の機微に触れるように寄り添い、最後には勇気をもらえる一冊。

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2022年11月30日

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ネタバレ

アイドルグループMORSEに所属する女性アイドルとパパラッチカメラマンの物語。
死を含む描写は時に苦しく感じることもありますが、著者の優しさが登場人物に反映されていると思いました。読んでいて楽しかったです。

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2022年09月30日

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とても面白かったです。
作者様が芸能人だからこそ書けた物語ではないのかと思います。一気に物語に引き込まれました。(⌒‐⌒)

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2021年01月10日

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映像がまざまざと浮かぶようだった まるでこのまま映画にできるかのように 
削ぎ落とされた描写も、本人たちの目には入らないって解釈なら逆に理解できる
アイドルが書くからこその説得力と暴力性 自分のキャリアを武器にした作品だと思った

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2024年09月12日

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ネタバレ

この作品は著者でなければ書けなかったのではないか、というくらい、芸能界という特殊な世界での苦悩や、不安がとてもリアルに描かれており、巧や亜希子の感情表現がとても繊細で、物語にぐいぐいと惹きこまれた。

巧の過去、そして、彼の抱えている問題が明らかになった時は、その展開にしばし呆然となりました。

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2024年06月19日

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後半の展開に手が止まらなくなりました。キラキラとした情景が目に浮かびます。アイドルであるが故の悩みは作者がアイドルだからこそリアリティを感じます。若者が悩みながらも人によって救われていく、その有り様に心を揺さぶられました。

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2024年06月01日

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ネタバレ

お前の魅力はなんだ?
覚悟よ。

終盤のジャックオランタンと亜希子のやりとりが、このお話を一気に好きになった瞬間だった。
純粋にこの結末が好み。
覚悟ができることが、強さであり優しさとなり美しさなのだろう…と日頃から感じていたので、亜希子がたどり着いた結論に共感できその魅力をすんなり受け止められた。

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2024年03月27日

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僕は死ぬように生きていたくはない。

大物俳優と不倫をする人気アイドルグループのメンバー亜希子、妻を亡くしたゴシップカメラマンの巧。ある事件を機に2人の人生が交錯する。
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亜希子の、アッキーでいようとするプライド、同期が売れっ子になっていくのを感じながらも認めたくない思いが特にリアルで、実際にアイドルである加藤さんが自らの気持ちも台詞に投影してたとあとがきで書いてあり、この作者にしか書けない部分だろうなと思った。ただ、アイドルの加藤さんの作品と考えずに読んでも複雑に絡み合う二人の主人公の話がそれぞれ読み込めた。
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2021年10月05日

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巧、かっこぇえー‼️
伊藤亜希子が、漢字まで相違なく友だちと同姓同名だったことにビックリ。

巧と亜希子が逃避行を楽しんでいるのが
、2人とも自分の時間を取り戻すのに必要な時間だったんだ…

自分も一緒に逃げている感覚になった

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2021年10月04日

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ネタバレ

加藤シゲアキさんの処女作「ピンクとグレー」が以外に面白く、この本を手に取りました。
こちらはピンクとグレーより更に面白かった。

亜希子の最後のセリフ、
お前の魅力は…「覚悟よ」がすごく好き。
最後に巧が色を取り戻すシーンは、
鳥肌がたちました。

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2021年08月18日

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アイドルグループの裏側や心情の変化が妙にリアルだった。2人出会うまでが少し長いが、その分それぞれの事が細かく描かれている。女性が書いていると錯覚するくらい、綺麗な表現が多かった印象。最後にタイトルの意味が分かってスッキリ。

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2021年04月12日

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読みやすかった。無駄な表現がないのですーっと感情移入できる作品。筆者がアイドルなので、現実味もあってリアル感が倍増。後半からぐんとスピードが上がり引き込まれていく。痛みを抱えた2人に光が差し込むような終わり方でよかった。

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2021年03月14日

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全部が繋がってて、そして終わりが前向きになれて、加藤シゲアキは小説がうまいと思った(上から目線)。
気だるい感じ、不気味なジャックオランタン、アイドルとしての覚悟と脆さ、パパラッチという特殊な人々。輝きとその裏の闇。
ありきたりな言葉を使わず、不倫や過去や舞台上の感情がかけててすごい。

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2021年02月16日

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もはやミーハー気分で芸能人が書いた作品を読むのでなく、好きな作家として加藤シゲアキの本を読みたいと感じる。

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2021年09月10日

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ネタバレ

お話は中盤あたりからぐっと動き出します!なりすましがマネージャーだったり、色んな人が巧の知らないところで絡んでいて、読んでてそうだったのかよ〜なりました笑
ラストにダリアの花が咲いて本当に良かったです!

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2021年01月14日

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ネタバレ

パパラッチとアイドルのおはなし。
あらすじだけ見ても特に惹かれる内容ではなかったのですが←
とても面白かったです。

わくわくドキドキ、時にスリルを感じるような
シーンの切り替えがたくさんありました。
でもすごく心が動かされるとかじゃないんです。
書き方…なのかな?
淡々と綴られる物語がとくとくと心の中に注ぎ込まれるような感覚。
続きが気になってしょうがない!!
って感じにならないのに、気づくと読み進めている自分がいました。
読み終えた今も満足感がたっぷりあるのですが
激しく心を揺さぶられたというよりも、静かに心が満たされた感じです。



「ユウアがいなくなってからもう八年も経つのに、君はユウアの死を知ったときと同じ量の涙を流し続けている。」

主人公の一人、巧の義理の父親のセリフですが、わたしの中ではこのセリフが一番心に刺さりました。自分めもとしてこちらに残しておきます。

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2020年11月30日

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ネタバレ

これで二作目なんてすごいなぁと思った。
序盤は設定の重たさもあって読み進むの大変だったけれど、中盤事態が動き出すと巧も亜希子も吹っ切れた分軽やかに世界が駆けはじめてとても好もしい雰囲気に変わった。

中盤を鮮やかにするために序盤の重たさは絶対必要なんだけど、それでもしんどかったなぁ。

終盤のコンサートで披露された歌の歌詞に込められた亜希子の想いが二人の逃避行を追憶する形になっていたのもとにかくよい。

最後巧は色を取り戻したとも取り戻していないとも取れる感じに描かれていたけれど(多分取り戻せてない気がする)、もう一度二人の運命が重なるところ見たかったなぁと思う。

あとこれは蛇足だし希望込みの当てずっぽうもいいところだけど、柊(榎)ってちょっと大野さんっぽい(あんなに懐っこくないようには思ってたけど、懐っこく見せるときの感じはあったかも)
仲良しだしモデルに取り入れてたら面白いなぁ。

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2025年03月29日

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ジャニーズ好きの私としてはとっても興味のある作者。でも、思いとは裏腹に、アイドルが書いた本という色眼鏡が外せず、なかなか素直に読み進める事が出来なかった。
アイドルのスクープとパパラッチってなんだかとってもリアリティがあって、いつの間にか夢中になってた。いろんな芸能人を当てはめながら読んでるのも、また楽しかった。
結果、面白かった!

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2024年12月16日

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加藤シゲアキ氏の作品を初めて読んでみた。
アイドルがテーマの小説を読みたくて選んだので、アイドル目線で描かれるステージの景色や舞台裏の雰囲気、レッスン上での空気感などが細かく描かれているのはさすがだった。
けどミステリ要素(?)とアクション描写については言葉足らずの部分が多くてよくわからない場面が多かった。リリィのファン発言の裏とかもう少し回収できるときれいだったかな。。。
なのでもう一度読みたいかといわれると「?」ではある。資料としてよいかなーくらい。

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2024年06月14日

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アイドルとパパラッチカメラマンの逃避行。
巧の過去も現在の様子もなんだか切なくて、読み終わったあとしみじみしてしまった。
加藤シゲアキさんの本を読むのは多分3冊目になるんだけど、アイドルとは思えない上手い文章にびっくりした。

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2024年05月24日

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アイドルとスクープ記者という主体を扱ってることもあり、ノンフィクションでありながらも些かフィクションとしての要素が背景にあるのでは?と考えてしまう、そんな楽しみ方ができた。

個人的には其々の登場人物(特に2人)の価値観にどんな過去が影響してそうさせているのかについては、すこし説明くさいというか、説明があるから共感させようとしてくる感じがあまり好きではなかった。

ただ、この作品を読んで、「ジャニーズなのに良い小説だった」と感想を言うのは失礼だと思ってしまう、それくらいの面白さとしっかりとしたストーリーだと感じた。

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2024年05月05日

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加藤シゲアキさんの本の中で初めて読んだ

外野はみんな好き勝手言うよね
出てくる登場人物みんな仄暗い部分とキラキラしてるところを合わせもってるから魅力的でサクサク読めた

やっぱりアイドルの心理描写とかは
実体験に基づいてたりするのかな
最後のシーン苦しくてでも息をしようともがいていた
2人がやっと抜け出せた感じがあって
すごくはっきり情景が思い浮かんでよかった

お花を買って交差点歩きたい

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2024年03月10日

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『ピンクとグレー』の好きさと比較すると、ちょっとこじつけがクサイ気がしてのめり込むことはできなかった。

けれど、次も読みたいよ。

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2024年02月12日

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現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。

表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。
憧れの対象にされやすいアイドルと、嫌悪の対象にされやすいパパラッチ。基本的には交わることは無いんだろうけど、この出会いをきっかけに、たくみが過去を吹っ切るきっかけになり良かった。

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2023年05月22日

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巧と亜希子、二人の視点でストーリーが進んでいきます。

ゴシップカメラマンの手口とか、アイドルの裏側とか、リアルというか生々しく感じたのは加藤さんが書かれているからなのか。
可愛く綺麗な仕事に見えるアイドルの闇は、痛々しくて読んでいてつらくなりました。

亡くした人の面影にとらわれている巧と、自分が作り出した幻影に脅かされる亜希子。
二人の弱さというのか闇が、お互いを引き合ったのかもしれない。

タイトルの意味がわかったとき、二人が出会えたことが運命に思えました。

ラストというか、ラストのひとつ手前?で、なんとも嫌な気持ちが。
人ってそんなもんなのかもしれませんが、なんか哀しくなりました。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

描写が繊細でそれでいて疾走感があるのでのめり込むように読みました。この細かな描写にも関わらず終わりに近づく頃に明らかになる巧の秘密にハッとして2回目読むことを決めました。


私は作者ではないですがアイドルのファンです。
アイドルの内面の部分やファンの在り方などズキズキくるものがありました。
フィクションだとは分かっていますが、作者の持つ背景が100%影響していないわけではないと思いますので。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

徳永英明おやびんが絶賛していたので読んでみた。
よく言えば、今の若者向けの日本映画みたいなお話だった。
とにかくいろんな既出の小説や映画の要素が盛りだくさん。
既視感がありすぎて内容はすぐに忘れそうだ。
でも、ヘタに名前だけの芸能人作家とは違う味があったので、今後に期待したい。

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2021年11月13日

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