加藤シゲアキのレビュー一覧

  • オルタネート(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    青春……まさに青春群像劇だった。十代のきらきらをうつす……というよりも、ひりつく焦燥を描き出す感じの。どこかで経験したことのあるような感情も見え隠れする。年代が同じ加藤氏と感覚が近いからなのか、それすらも演出の一つだったのか。
    「オルタネート」というSNSについて、冒頭では当たり前のように登場人物に「フロウ」「コネクト」と専門用語を言わせるなど、「技術を知らない我々」に疎外感をあたえる場面があったが、主人公3人のうちの1人、凪津がオルタネートを信奉していることから詳細な説明を独白してくれたことでストンと世界観が腑に落ちていった。外野から一気に内側に引っ張られる。突飛なキャラクター名などに引っ掛

    0
    2024年10月05日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    第十章までは退屈だなーーとか思ってしまってたけど、再会してからはどんどん物語進んで面白かった

    綺麗、だけど暗くて、上手く言えないけど良かった

    0
    2024年10月02日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白くてイッキ読みでした! 主人公である光太の、若さと甘さと勢いを感じる文章がとても読みやすかったです。 ノワールエンタメ、というには所々甘さを感じずにはいられない(そのくらい光太の根本が優しい) あと、『ホスト』のイメージがイメージどおりすぎかな。時折入る詩的表現も22歳の光太にはぴったりでしたが、これが32歳になったときどんな風に変わるのか…次巻も読むのが楽しみです。

    0
    2024年09月14日
  • 閃光スクランブル

    Posted by ブクログ

    映像がまざまざと浮かぶようだった まるでこのまま映画にできるかのように 
    削ぎ落とされた描写も、本人たちの目には入らないって解釈なら逆に理解できる
    アイドルが書くからこその説得力と暴力性 自分のキャリアを武器にした作品だと思った

    0
    2024年09月12日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    青春的小説と思いながら読み始めた。が、
    その中には成功と挫折 沢山の感情が入り混じり二人の感情が一人のものになっていく。青春というだけではない人間そのもののリアリティを感じられた。
    生きること そうでないことの選択って何だろうなぁ どちらを美化するのも難しいしわからない。読後感がほんとにピンクとグレーな感じになった。

    0
    2024年08月19日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    シゲの作品読みたくて
    たまたま古本屋で見つけたこちらを
    記念すべき一作目に選んでみた!

    いろんなジャンルの短編集で面白かった!
    ほぼ全話に性的描写が入るのが気になったけど、、
    世にも奇妙な物語とかで
    映像化されそうな話ばかりで後味最高だった

    にべもなく、よるべもなくが1番好み
    「喜びは有限。悲しみは無限。
    ただ出来事として受け入れる。」

    0
    2024年07月23日
  • Burn.-バーン-

    Posted by ブクログ

    いつ読んでも「加藤シゲアキは小説家に向いてるな」という感想しか出てこない。設定も人物も奇抜なようでいて落ち着きがあるし、結末もうまくて安心して読める。当初の記憶を失ってる云々だけが状況も作中にどう生かされているのかも腑に落ちなかった。

    0
    2024年07月19日
  • Burn.-バーン-

    Posted by ブクログ

    子供時代のレイジと、演出家として成功し子供の誕生を控え幸せの絶頂にいたレイジの、過去と現在が交互に描かれていく。

    少年と、大人になり父親になる男の成長の物語であった。

    「閃光スクランブル」もタイトルがいいなぁ、と思ったけれど、こちらのタイトル「Burn-バーン-」もいいタイトルだな、と思いました。



    0
    2024年07月05日
  • 閃光スクランブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この作品は著者でなければ書けなかったのではないか、というくらい、芸能界という特殊な世界での苦悩や、不安がとてもリアルに描かれており、巧や亜希子の感情表現がとても繊細で、物語にぐいぐいと惹きこまれた。

    巧の過去、そして、彼の抱えている問題が明らかになった時は、その展開にしばし呆然となりました。

    0
    2024年06月19日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    タレントが書いた物語だと思って敬遠してたけど!
    読んでみると、すぐに、物語に入り込め、読みやすく、タレント本と考えていた自分が恥ずかしくなった。
    よくある話だけど!
    引き込まれて、読めた。
    良かった!

    0
    2024年06月16日
  • 閃光スクランブル

    Posted by ブクログ

    後半の展開に手が止まらなくなりました。キラキラとした情景が目に浮かびます。アイドルであるが故の悩みは作者がアイドルだからこそリアリティを感じます。若者が悩みながらも人によって救われていく、その有り様に心を揺さぶられました。

    0
    2024年06月01日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友からおすすめだよ、と譲ってもらった本。
    シゲの作品を読むたびに「アイドルの作品」と無意識に色眼鏡で見てしまったいた自分を恥じる。

    お祖父さんとの思い出を書いた、「岡山」が好き。
    この本を読んでいる最中に、偶然NEWSの野外ライブの映像がテレビで流れて、「あ!踊る方の加藤シゲアキだ」と不思議な感覚になった。

    「浄土」の社長の話は、あの事件があった事で少し見え方が変わってしまった。でもきっと、あの章の言葉たちに嘘や偽りはないんだろうと思う。

    あと、シゲの文章の締めくくり方が好きだ。今までの伏線を綺麗に回収している感じ。オチを付けるのがうまいというか。

    0
    2024年05月12日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    様々な側面から描写された、有名税とでも言うような、一般人では気づきにくい生きにくさ。作者の経験もあってか"リアリティ"があり、非常に納得させられながら読んだ。(もちろん、インタビューにあるように相当に悪い方に盛って表現しているのだろうが)

    重たい話だから当然と言えば当然なのだが、それでも異様と思えるくらいに胃もたれがしたなという感想。どんよりとした読後感で、それがとにかく後に引いた。

    序盤、せっかく時間軸ごとの細かい章立てにしていたのに、さらにフラッシュバックを挟み込んで時系列を崩す構成になっていたのはちょっと嫌気が差していたが、読ませる文章のおかげか自然

    0
    2024年05月12日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    時系列が前後する内容ですが、
    ある一定の疾走感を持って心地よく読ませていただきました。

    芸能界の裏側。リアリティを感じられる変化や動き、複雑単純な世界線。

    自分にとってのアイデンティティとは何か。
    いざ立ち止まり振り返ってみると、今、手元には何が残っているのか。

    個々の思いの奥底に触れた瞬間、胸がぎゅっとなります。

    0
    2024年05月10日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    刺激的な話が多かった。特にイガヌの雨が、初めて読むジャンルのもので面白かった。短編集だからすぐ読み終わってしまった。

    0
    2024年05月01日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全くの予想外の展開。

    解説 大森望さんより
    小説を読んでこんなにビックリしたのは久しぶり。いままで見えていた景色が一変する、どんでん返しミステリーの醍醐味をこの作品で味わうことになろうとは、、、。

    以下本文より
    ラスコースのビルだけは鮮やかすぎるほどの彩色を施されており、まるで煎餅に紛れ込んだ外国製のグミといった印象だった。

    「強くなるにはね、自分と向き合うしかないからね。誰かの背中を見るんじゃなくて、自分を見なさい」

    0
    2024年04月06日
  • 閃光スクランブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お前の魅力はなんだ?
    覚悟よ。

    終盤のジャックオランタンと亜希子のやりとりが、このお話を一気に好きになった瞬間だった。
    純粋にこの結末が好み。
    覚悟ができることが、強さであり優しさとなり美しさなのだろう…と日頃から感じていたので、亜希子がたどり着いた結論に共感できその魅力をすんなり受け止められた。

    0
    2024年03月27日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    テンポの良さに、怒涛の展開に、あっという間に読んでしまう。
    カオスで狂った真相発覚シーンに心臓がバクバク。
    美津子の本当の気持ちに胸がギュッとなる。

    0
    2024年03月17日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごい展開の速さでした。
    AGE22はマンガ本のような読みやすさだったけれど、AGE32はミステリもどんでん返しもあり、小説の面白さがギュッと詰まった作品。

    ひとつだけモヤモヤしているのは、あの方の自殺の理由。綺麗にまとめているようで、そんな理由で?と思ってしまった。

    0
    2024年02月06日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    AGE22も面白かったけど
    あくまで序章だと思わせてくれるくらい
    今作も面白かった!

    ただ良くも悪くも主人公が
    少年漫画の主人公感が凄かったのが気になった。

    私は登場人物がみんな魅力的で
    誰も嫌いにはなれなかった。

    あとは、読んでて近未来的な雰囲気と現代的な雰囲気が混在してて気になったけど
    あとがきにそこに触れてて納得しました。

    0
    2024年01月23日