加藤シゲアキのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
3人の高校生による、王道の青春群像劇
高校生限定SNS「オルタネート」。あらすじではマチアプと書かれていますが、実態はSNSと呼ぶ方が近いと思います。本作の世界ではとても重要な存在であり、これがないと遠くの人とつながることが難しくなるほどです。
本作では、立場の異なる3名の主人公が登場します。それぞれ、オルタネートを「やりたくない」「やりたい」「やれない」人です。部活・恋愛・バンドといった目的などがあり、壁にぶつかりながらも邁進していきます。王道ですね。
そして、いずれも熱い。作中ではほとんど交わりの無い3名ですが、それぞれの物語が情熱的なラストに向かって収束していく様に、私の胸も熱くなり -
Posted by ブクログ
短編集でもあり、どんどん読めた。
作者の意図していたことのようだが、どれも毛色が違っていて、そこも次はどんなかと期待が膨らむ。
どの作品も読後感は良くないが、辛うじて最後の作品には救いを感じた。
「喜びは有限、悲しみは無限。だったら最初から悲しまねぇことだ。ただの出来事として受け入れる。」というセリフが刺さった。
青年期を描いた作品たちを通して、その世代の戸惑いや過ちを表現しているが、上記のセリフを思い起こせば乗り越えていけるのかな。今の自分は青年期を過ぎたけれど、癒やされる言葉だ。
アイドルだからこれまで眉唾でしたが、作家としての才能を強く感じた。作家加藤シゲアキ、凄い!
-
Posted by ブクログ
✾チュベローズで待ってるAGE32
✾加藤シゲアキ
✾新潮文庫
ーーーーーー
好きすぎて、
感想がかけなかった。
けれど、
めっっっちゃ推し本です!!
ーーーーーー
気鋭のゲームクリエーターになった32歳の光太。
自社のゲームの不祥事を
チュベローズ時代の仲間たちの助けをかりて探っていく。
上司の八千草、
美津子の甥である ユースケ、
そしてわかるー
彼女の死の真相。
愛する人はなぜ死を選んだのか。
衝撃のジェットコースター・ミステリ完結編。
ーーーーーー
面白くて面白くて、
一気読みでした。
余韻がすごいんです。
力が抜けたような、
もってかれてしまったような、
呆 -
Posted by ブクログ
ネタバレご贔屓作家さんです(笑)
読み始めは短編集です。
登場人物の関係図が章の始めに描いてあり、
メインとなる人物の名前が太字になっています。
お話しによってメインになる人物が違うのですが
全部の人間関係が繋がっております。
こういう短編集好き!!
でもシゲは短編より長編が好きだなー!
とか思いながら読み進めると、
中心となる人物が浮かび上がってきて、
最後の章は相関図の名前が全部太字になります。
全員がメイン!?
わくわくはMAXですよね(笑)
最後の最後で一気に事件が起こり(笑)
全てが解決していきます。爽快。
前半は短編集で登場人物それぞれの人生を楽しみ、
最後でミステリー?を楽しむ。
-
Posted by ブクログ
表紙がキレイで購入したけれど、どうしても著者がアイドルというのが先入観としてあって、最初はうまく入り込めなかった(ごめんなさい)。しかし最後まで読むと、その色眼鏡がどれだけ失礼だったかを痛感させられ、裏切られた、あっぱれ!という感情に変わった。
三人の主人公の話が順番に織りなされていき、高校生限定のSNSであるオルタネートとの関係性も三者三様。本題はオルタネートではなく、あくまで高校生のほとばしるエネルギーとその向き先だ。一言で言ってしまえば学園もの、青春ものなんだけれど、三人の主人公の物語が最後には交わって大団円を迎えていく様は読んでいて気持ちがよかった。