加藤シゲアキのレビュー一覧

  • 閃光スクランブル

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    僕は死ぬように生きていたくはない。

    大物俳優と不倫をする人気アイドルグループのメンバー亜希子、妻を亡くしたゴシップカメラマンの巧。ある事件を機に2人の人生が交錯する。
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    亜希子の、アッキーでいようとするプライド、同期が売れっ子になっていくのを感じながらも認めたくない思いが特にリアルで、実際にアイドルである加藤さんが自らの気持ちも台詞に投影してたとあとがきで書いてあり、この作者にしか書けない部分だろうなと思った。ただ、アイドルの加藤さんの作品と考えずに読んでも複雑に絡み合う二人の主人公の話がそれぞれ読み込めた。
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    2021年10月05日
  • 閃光スクランブル

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    巧、かっこぇえー‼️
    伊藤亜希子が、漢字まで相違なく友だちと同姓同名だったことにビックリ。

    巧と亜希子が逃避行を楽しんでいるのが
    、2人とも自分の時間を取り戻すのに必要な時間だったんだ…

    自分も一緒に逃げている感覚になった

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    2021年10月04日
  • 閃光スクランブル

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    ネタバレ

    加藤シゲアキさんの処女作「ピンクとグレー」が以外に面白く、この本を手に取りました。
    こちらはピンクとグレーより更に面白かった。

    亜希子の最後のセリフ、
    お前の魅力は…「覚悟よ」がすごく好き。
    最後に巧が色を取り戻すシーンは、
    鳥肌がたちました。

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    2021年08月18日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    舞台化された「染色」が気になって読み始めたけど、どれも面白かった。
    中でもインターセプトはお気に入り。最後に主人公じゃない人の目線で実は同時にこんなこと起きてました!のタイプのやつ。
    染色は、大学生っぽくて青春だなって思ったけどエッチな(?)内容もあって、この主人公を推しが演じたのかあと勝手にショックを受けた。(舞台は見に行けなかったからどんな感じかわかんないけど)
    ジャニーズなのに文才もあってすごいな加藤くん!

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    2022年05月07日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    短編集。美大生時代に出会った、自らのからだに色を塗らないと気がすまない若い女性アーチストと短い恋を綴った「染色」、突如飛来しだした宇宙生物イガヌがとても美味しくてみんなが夢中だという「イガヌ」など、趣向はそれぞれ違うのだが一癖二癖あるような作品ばかりで楽しめた。

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    2021年06月29日
  • 閃光スクランブル

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    アイドルグループの裏側や心情の変化が妙にリアルだった。2人出会うまでが少し長いが、その分それぞれの事が細かく描かれている。女性が書いていると錯覚するくらい、綺麗な表現が多かった印象。最後にタイトルの意味が分かってスッキリ。

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    2021年04月12日
  • 閃光スクランブル

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    読みやすかった。無駄な表現がないのですーっと感情移入できる作品。筆者がアイドルなので、現実味もあってリアル感が倍増。後半からぐんとスピードが上がり引き込まれていく。痛みを抱えた2人に光が差し込むような終わり方でよかった。

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    2021年03月14日
  • 行きたくない

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    会社に行きたくない、学校に行きたくない、断れない誘いに本当は行きたくない…そんな「行きたくない」をテーマにしたアンソロジー。行きたくないという感情はしかし、本人ですら自覚できていなかったり、理由がわからなかったりするものなのですね。それゆえなかなかに奥が深いストーリーばかりでした。渡辺優さんと住野よるさんのお話はSFっぽくてユニーク。小島陽太郎さんの『シャイセ』も良かったです。

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    2021年03月06日
  • 閃光スクランブル

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    全部が繋がってて、そして終わりが前向きになれて、加藤シゲアキは小説がうまいと思った(上から目線)。
    気だるい感じ、不気味なジャックオランタン、アイドルとしての覚悟と脆さ、パパラッチという特殊な人々。輝きとその裏の闇。
    ありきたりな言葉を使わず、不倫や過去や舞台上の感情がかけててすごい。

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    2021年02月16日
  • 閃光スクランブル

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    もはやミーハー気分で芸能人が書いた作品を読むのでなく、好きな作家として加藤シゲアキの本を読みたいと感じる。

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    2021年09月10日
  • 閃光スクランブル

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    ネタバレ

    お話は中盤あたりからぐっと動き出します!なりすましがマネージャーだったり、色んな人が巧の知らないところで絡んでいて、読んでてそうだったのかよ〜なりました笑
    ラストにダリアの花が咲いて本当に良かったです!

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    2021年01月14日
  • Burn.-バーン-

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    舞台劇作家の表彰式から始まり、帰りに奥さんと事故にあってしまう。その病院で天才子役時代に知り合ったドラァグクイーンと出会い、子役時代の話と過去と現在を行ったり来たり。人生においていろんな人との出会いがあるが、過去を含めて今の自分がある。中々良い作品でした。

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    2020年12月13日
  • 閃光スクランブル

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    ネタバレ

    パパラッチとアイドルのおはなし。
    あらすじだけ見ても特に惹かれる内容ではなかったのですが←
    とても面白かったです。

    わくわくドキドキ、時にスリルを感じるような
    シーンの切り替えがたくさんありました。
    でもすごく心が動かされるとかじゃないんです。
    書き方…なのかな?
    淡々と綴られる物語がとくとくと心の中に注ぎ込まれるような感覚。
    続きが気になってしょうがない!!
    って感じにならないのに、気づくと読み進めている自分がいました。
    読み終えた今も満足感がたっぷりあるのですが
    激しく心を揺さぶられたというよりも、静かに心が満たされた感じです。



    「ユウアがいなくなってからもう八年も経つのに、君はユ

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    2020年11月30日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    行きたくないというテーマからよくこんなに物語を発展させることができるなぁと感嘆する。まだ読んだことのない作家の物語も楽しめたので徐々に広げていきたいなぁ。

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    2020年11月29日
  • 行きたくない

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    手軽にサクサク読める。

    ピンポンツリー
    終末のアクアリウム
    コンピレーション

    の3作品が割と良き。
    コンピレーションは世にも〜的な感じしたけど。

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    2020年10月13日
  • Burn.-バーン-

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    劇作家のレイジは元天才子役として活躍していたが、その頃の記憶が無い。レイジは奥さんと共に交通事項にあう。病院で子供時代に知り合ったドラッグクイーンのローズと再会する。ローズとの再会で過去の自分を思い出す。
    天才子役だった時は子供らしさがなくいじめられても嫌だと否定できない機械的だった。その時にローズとホームレスの徳さんと知り合う。2人と出会って家族みたいに過ごしていた。そこから子供らしさを取り戻す。

    レイジが機械的な子供から子供らしさを取り戻す、お母さんとの関係を取り戻す、奥さんとの間に子供が生まれ自身が親となる。家族だったり自身が生まれ変わるがテーマである。機械的な人間から子供へ、子供から

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    2020年06月01日
  • 行きたくない

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    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。

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    2020年01月19日
  • 行きたくない

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    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう

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    2019年12月08日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話読むごとに、「自分だけじゃない、今日も頑張ろう」と前向きにさせてくれました。

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    2019年11月03日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    住野よるさんのお話が斬新で面白かった。欲しかったのに手に入れるとすぐに飽きちゃう、そんな自分が嫌になる。という感じの言葉が印象的。嬉しいはずなのに、楽しめてない感じがすることあるなって。あとから思えば、あのときは楽しかったんだと言えるように、今を楽しんでると思い込むことが大切と誰かのインタビュー記事で見たのを思い出した。

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    2019年08月09日