加藤シゲアキのレビュー一覧

  • ピンクとグレー

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    前半は読みにくさを感じたけど
    後半のどんでん返しで
    どっち目線で描かれてるのか、
    どっちともとれるような展開や描写がワクワクして素敵だった
    映画は中島裕翔 目当てで観たけど、
    原作と違いすぎててあんまり…
    裕翔くんのイケメンが発揮されてただけだったのでちょっと残念

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    2024年03月28日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    率直に、面白かった!!!
    高校生が抱く、言語化できない繊細な無力感や焦燥感を見事に表現し、それを乗り越えていく若く柔軟な強さを描いている。美しく爽快!

    後半の文化祭での、音楽を織り交ぜた畳み掛けのシーンは、場面の転換がおもしろく軽快で、躍動感のある映画のラストスパートを観ているような感覚になりました。

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    2024年03月28日
  • 閃光スクランブル

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    加藤シゲアキさんの本の中で初めて読んだ

    外野はみんな好き勝手言うよね
    出てくる登場人物みんな仄暗い部分とキラキラしてるところを合わせもってるから魅力的でサクサク読めた

    やっぱりアイドルの心理描写とかは
    実体験に基づいてたりするのかな
    最後のシーン苦しくてでも息をしようともがいていた
    2人がやっと抜け出せた感じがあって
    すごくはっきり情景が思い浮かんでよかった

    お花を買って交差点歩きたい

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    2024年03月10日
  • ピンクとグレー

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    デビュー作。私の中では、小説家:加藤シゲアキ!

    なかなか凝った複雑なプロットと、エネルギーに満ちていた。
    文庫化に際し、わかりやすい文章に改稿した(あとがきより) そうだが、会話の主を時々確かめたり、遠回しな描写がちょっとキザ(笑)
    著者自身も『片肘を張っていた』と回顧されていた。

    【以下、ネタバレ】



    幼馴染のごっち、りばちゃん、サリー。芸能界で変わってしまった色。元の色彩は飲み込まれ戻らない。
    どうしても、三浦春馬を重ねてしまった(T-T)
    りばちゃんは、ごっちを演じることで彼の内部に近づけた。でも飲み込まれず大貴として戻ってきたと信じたい!

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    2024年03月02日
  • 閃光スクランブル

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    『ピンクとグレー』の好きさと比較すると、ちょっとこじつけがクサイ気がしてのめり込むことはできなかった。

    けれど、次も読みたいよ。

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    2024年02月12日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ストーリー的には盛り上がりに欠ける気がしたけれど、続きが気になる作品でした。
    読みやすく映像が浮かんできて、ドラマになっても面白そう。
    引き続き完結編読みます。

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    2024年02月03日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    ネタバレ

    思いもよらない展開で
    最後まで楽しめた。

    一番幸せな時に自ら命を断ちたい。

    先にもっと幸せがあったかもしれないのに。

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    2024年01月31日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    サクサク読めて展開も早く
    続きが気になった。

    1人の人を取り巻く環境が
    大きく変化していくの見れるのが
    楽しかった。

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    2024年01月30日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    とあるYoutuberが
    「男心がわかる作品」と紹介して
    私自身も男だけど気になって手に取りました。

    漫画を読んでるような読みやすさ。
    文章から情景が想像しやすい。

    「最終面接」の章からラストまでは
    すごく引き込まれました。

    メイン登場人物はみんな魅力的でした。

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    2024年01月21日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    わかりやすい話で読みやすかった。
    就職活動でどこからも内定をもらえず絶望感を覚えた光太の、誰からも必要とされていないという感覚。その多様な表現が特に素晴らしかった。
    光太がなぜナンバーワンホストにまで上り詰めたのかが、光太ならではの性質や成長過程などに関連させてもう少し丁寧に描かれていたら物語に奥行きが生まれたのかなと思った。

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    2024年01月03日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どんな人間にも見え隠れする二面性のようなものをひしひしと感じた。
    自分が育ってきた中で培われた性格なんて中々変わることが無いだろうに、環境に変えられていく性格に怖さのようなものがあった。

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    2023年11月06日
  • 1と0と加藤シゲアキ

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    ネタバレ

    デザインが素晴らしく、クレジットを見たらやはり祖父江さん(コズフィッシュ)だった。著者の行動力は素晴らしいし、又吉さんとの対談にあった、読んでいることが好きだからと小説を書くことを断り続けていた又吉さんを引っ張りだした編集者さんの話がよかった。あなたが読んでいるのは、小説家がキャリアを重ねて出来上がったもので、又吉さんもいつかそうなるための一歩を踏み出しませんか、と。加藤さんも二宮和也さんの話をテレビで聞いて、自ら事務所の社長に読んで欲しいと訴えた。それを本好きのスタッフが少しなおしたうえで、社長はKADOKAWAの社長に渡す。自分には小説として価値あるものかわからないから、と。

    ただ燻って

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    2023年11月04日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    前作AGE22から10年後の世界。前作の流れで行くのかと思いきや、いい意味で裏切られます。会社のピンチを昔の仲間と暴いて解決して行く様はテンポよく楽しく感じてましたが、気がつくと雰囲気が変わっててミステリーになっていくので少々戸惑いましたが、展開の変化にこの先どうなるのかという引き込まれる感覚があります。筆者はアイドルという肩書きを脱いで小説家としてもしっかりやっていけるのではと思う位の構成力と文章力があると思います

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    2023年10月09日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    短編作品が7冊ぎゅっと詰まったとても読みやすい1冊。どのお話しも普通の日常として暮らしてる主人公達かと思いきや、気がつくと奇天烈な展開になっていて面白い。自分では想像も付かない執着心や欲望や葛藤が、奇天烈な感情を生み出していく様はミステリアスだけど共感させられる文章のテクニックは流石である。主人公たちを取り巻く風景も想像しやすく人間の複雑な内面を表現する語彙力のセンスは鳥肌が立つ。どのお話も読んだ後は余韻と共に口角を上げて目を細めてしまいます。小説家としての加藤シゲアキさん、これからの成長が楽しみです。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就活に失敗した男子大学生が、家族を守り生活の為にホストになりのしあがっていく。ホストは就職が決まるまでの繋ぎとして務めるが、その中での人間模様や駆け引きにとても引き込まれます。就活再挑戦したのちの思わぬ展開で本編は終わり、次のAGE32へ続くのであろうと思うと気になります。10年間の間に主人公や周りの風景がどうなっていくのだろうか…。加藤シゲアキさんの物語の読みやすさと先が気になる構成力と文章の表現力には毎回圧巻です。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    加藤シゲアキの引き出しを見たい人、集まれ!
    いろんな方向性を探った短編集。

    加藤シゲアキ=青臭くて、文章が映像として頭の中で再生される。
    それだけは揺るがない(笑)
    けど恋愛物から奇妙な話まで、短編集とは言えど、よくこれだけ書いたなと思う。
    中でも『イガヌの雨』は、ちょっと衝撃でした。
    「食」がテーマですが想像すると、ちょっと怖くなる(笑)

    もっともっと毛色の違うものも書いてみてほしいところです。
    少し前の作品集なので、今はどうなってるのか。
    今後が楽しみ。
    (昔NEWS推しだった色眼鏡はあるかも…笑)

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    2023年07月03日
  • 1と0と加藤シゲアキ

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    競作というのが気になり思わず手に取りました。

    恩田陸、深緑野分、又吉直樹と気になる作家さんばかり、テーマは、「渋谷と○○」

    そのほか、対談や小説、脚本、ショートフィルムとこの10年を振り返り、好きなものいっぱいが詰まった一冊でした。

    次は、何に挑戦するんだろう(^^)

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    2023年06月10日
  • 閃光スクランブル

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    現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。

    表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。
    憧れの対象にされやすいアイドルと、嫌悪の対象にされやすいパパラッチ。基本的には交わることは無いんだろうけど、この出会いをきっかけに、たくみが過去を吹っ切るきっかけになり良かった。

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    2023年05月22日