加藤シゲアキのレビュー一覧

  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    わかりやすい話で読みやすかった。
    就職活動でどこからも内定をもらえず絶望感を覚えた光太の、誰からも必要とされていないという感覚。その多様な表現が特に素晴らしかった。
    光太がなぜナンバーワンホストにまで上り詰めたのかが、光太ならではの性質や成長過程などに関連させてもう少し丁寧に描かれていたら物語に奥行きが生まれたのかなと思った。

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    2024年01月03日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どんな人間にも見え隠れする二面性のようなものをひしひしと感じた。
    自分が育ってきた中で培われた性格なんて中々変わることが無いだろうに、環境に変えられていく性格に怖さのようなものがあった。

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    2023年11月06日
  • 1と0と加藤シゲアキ

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    ネタバレ

    デザインが素晴らしく、クレジットを見たらやはり祖父江さん(コズフィッシュ)だった。著者の行動力は素晴らしいし、又吉さんとの対談にあった、読んでいることが好きだからと小説を書くことを断り続けていた又吉さんを引っ張りだした編集者さんの話がよかった。あなたが読んでいるのは、小説家がキャリアを重ねて出来上がったもので、又吉さんもいつかそうなるための一歩を踏み出しませんか、と。加藤さんも二宮和也さんの話をテレビで聞いて、自ら事務所の社長に読んで欲しいと訴えた。それを本好きのスタッフが少しなおしたうえで、社長はKADOKAWAの社長に渡す。自分には小説として価値あるものかわからないから、と。

    ただ燻って

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    2023年11月04日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    前作AGE22から10年後の世界。前作の流れで行くのかと思いきや、いい意味で裏切られます。会社のピンチを昔の仲間と暴いて解決して行く様はテンポよく楽しく感じてましたが、気がつくと雰囲気が変わっててミステリーになっていくので少々戸惑いましたが、展開の変化にこの先どうなるのかという引き込まれる感覚があります。筆者はアイドルという肩書きを脱いで小説家としてもしっかりやっていけるのではと思う位の構成力と文章力があると思います

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    2023年10月09日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    短編作品が7冊ぎゅっと詰まったとても読みやすい1冊。どのお話しも普通の日常として暮らしてる主人公達かと思いきや、気がつくと奇天烈な展開になっていて面白い。自分では想像も付かない執着心や欲望や葛藤が、奇天烈な感情を生み出していく様はミステリアスだけど共感させられる文章のテクニックは流石である。主人公たちを取り巻く風景も想像しやすく人間の複雑な内面を表現する語彙力のセンスは鳥肌が立つ。どのお話も読んだ後は余韻と共に口角を上げて目を細めてしまいます。小説家としての加藤シゲアキさん、これからの成長が楽しみです。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就活に失敗した男子大学生が、家族を守り生活の為にホストになりのしあがっていく。ホストは就職が決まるまでの繋ぎとして務めるが、その中での人間模様や駆け引きにとても引き込まれます。就活再挑戦したのちの思わぬ展開で本編は終わり、次のAGE32へ続くのであろうと思うと気になります。10年間の間に主人公や周りの風景がどうなっていくのだろうか…。加藤シゲアキさんの物語の読みやすさと先が気になる構成力と文章の表現力には毎回圧巻です。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    加藤シゲアキの引き出しを見たい人、集まれ!
    いろんな方向性を探った短編集。

    加藤シゲアキ=青臭くて、文章が映像として頭の中で再生される。
    それだけは揺るがない(笑)
    けど恋愛物から奇妙な話まで、短編集とは言えど、よくこれだけ書いたなと思う。
    中でも『イガヌの雨』は、ちょっと衝撃でした。
    「食」がテーマですが想像すると、ちょっと怖くなる(笑)

    もっともっと毛色の違うものも書いてみてほしいところです。
    少し前の作品集なので、今はどうなってるのか。
    今後が楽しみ。
    (昔NEWS推しだった色眼鏡はあるかも…笑)

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    2023年07月03日
  • 1と0と加藤シゲアキ

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    競作というのが気になり思わず手に取りました。

    恩田陸、深緑野分、又吉直樹と気になる作家さんばかり、テーマは、「渋谷と○○」

    そのほか、対談や小説、脚本、ショートフィルムとこの10年を振り返り、好きなものいっぱいが詰まった一冊でした。

    次は、何に挑戦するんだろう(^^)

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    2023年06月10日
  • 閃光スクランブル

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    現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。

    表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。
    憧れの対象にされやすいアイドルと、嫌悪の対象にされやすいパパラッチ。基本的には交わることは無いんだろうけど、この出会いをきっかけに、たくみが過去を吹っ切るきっかけになり良かった。

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    2023年05月22日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    7つの作品からなる短編集。
    人物の心情を的確に表現していて、とても読みやすかった。
    男女の関係(1部男男)が描かれていることが多く、生々しい描写も多々含まれる。
    仕事熱心で1列に並んでいる蟻が、雨が降ったらバラバラになるだろうという思いでこのタイトルにしたというような後書きがあったが、挫折から立ち上がる様を描きたかったのかな…?

    実際に現実で有り得そうなジャンルから、絶対ありえないようなジャンルまで、様々な短篇で構成されているが、「イガヌの雨」が1番好き。
    近い将来、現実で有り得そうな話だったから。というより、もしかしたらもう起きているかもしれない。おじいちゃんがイガヌを嫌う理由がわかるよう

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    2023年05月14日
  • できることならスティードで

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    ネタバレ

    旅と読書と、歩いていく道。

    憧れの地への旅、たどってきた地への思い、人生の師の言葉。記されたその時の気持ちは、芸能人と作家の二足の草鞋を履く著者の等身大の像を描いている。生前に知ることがなかった祖父や芸能界に導いた社長に思いを馳せる章が印象的。

    旅は空間を超え、読書は時間を超える。コロナ禍で移動を控えていたけれど、また旅に出られるようになった。読書だけでなく、旅に出よう。自分の感受性を磨くために。

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    2023年05月11日
  • できることならスティードで

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    まず読みながら思ったのは、芸能人っていうのはやっぱり雲の上の存在なんだな、ってこと。
    フレンドリーで庶民派に見せてるような人でも(加藤氏がそうだというわけではない)上流階級の人なんだなぁ、って。
    でもその生活の余裕から生み出されたもので私は楽しませてもらっているのだから、文句や愚痴を言う気は全くない。ただ、そりゃそうだよな、という気持ちなだけ。
    電車賃200円を節約して2駅歩いて移動した日に読んだこの本は、なんかしみた。
    スリランカに行ってみたくなった。
    とても読みやすいエッセイだった。

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    2023年04月29日
  • 1と0と加藤シゲアキ

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    競作「渋谷と○○」が気になって読みました。恩田陸さん、最果タヒさん、深緑野分さんなど豪華なメンバーが書く渋谷の物語が非常に面白かったです。特に羽田圭介さんの話が心に残りました。

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    2023年03月05日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    後編のAGE32は、近未来 SF要素を詰め込みつつAGE22で明かされなかった謎を解明していくミステリーに仕上がっている。誰一人として登場人物に共感できないことが、歪んだ世界の不穏さをより際立たせていたように感じた。終盤の真相解明ターンは驚きばかりでページをめくる手が止まらなかったが、最後は綺麗にまとまり過ぎていたように思う。打ちのめされるくらいの感傷的な余韻に浸らせてほしかった。

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    2023年02月19日
  • 行きたくない

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    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。

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    2023年02月04日
  • 行きたくない

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    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
    その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。

    あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。

    そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。

    はぁ〜、サボってみたいな。

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    2023年01月28日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「シャイセ」の女二人の関係も嫌いじゃない。

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    2023年01月14日
  • 閃光スクランブル

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    巧と亜希子、二人の視点でストーリーが進んでいきます。

    ゴシップカメラマンの手口とか、アイドルの裏側とか、リアルというか生々しく感じたのは加藤さんが書かれているからなのか。
    可愛く綺麗な仕事に見えるアイドルの闇は、痛々しくて読んでいてつらくなりました。

    亡くした人の面影にとらわれている巧と、自分が作り出した幻影に脅かされる亜希子。
    二人の弱さというのか闇が、お互いを引き合ったのかもしれない。

    タイトルの意味がわかったとき、二人が出会えたことが運命に思えました。

    ラストというか、ラストのひとつ手前?で、なんとも嫌な気持ちが。
    人ってそんなもんなのかもしれませんが、なんか哀しくなりました。

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    2023年01月09日