加藤シゲアキのレビュー一覧

  • 1と0と加藤シゲアキ
    競作というのが気になり思わず手に取りました。

    恩田陸、深緑野分、又吉直樹と気になる作家さんばかり、テーマは、「渋谷と○○」

    そのほか、対談や小説、脚本、ショートフィルムとこの10年を振り返り、好きなものいっぱいが詰まった一冊でした。

    次は、何に挑戦するんだろう(^^)
  • 閃光スクランブル
    現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。

    表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。
    憧れの対象にされやすいアイドルと、嫌悪...続きを読む
  • 傘をもたない蟻たちは
    7つの作品からなる短編集。
    人物の心情を的確に表現していて、とても読みやすかった。
    男女の関係(1部男男)が描かれていることが多く、生々しい描写も多々含まれる。
    仕事熱心で1列に並んでいる蟻が、雨が降ったらバラバラになるだろうという思いでこのタイトルにしたというような後書きがあったが、挫折から立ち上...続きを読む
  • できることならスティードで
    旅と読書と、歩いていく道。

    憧れの地への旅、たどってきた地への思い、人生の師の言葉。記されたその時の気持ちは、芸能人と作家の二足の草鞋を履く著者の等身大の像を描いている。生前に知ることがなかった祖父や芸能界に導いた社長に思いを馳せる章が印象的。

    旅は空間を超え、読書は時間を超える。コロナ禍で移動...続きを読む
  • ピンクとグレー
    序盤、前半は正直引き込まれることもなく淡々と読んでいた。ところが、中盤から後半にかけては一気に物語の世界に入り込みあっという間に読み終えてしまった。
    彼の想いが身体に入る時、二人の友情は永遠になる。
  • できることならスティードで
    まず読みながら思ったのは、芸能人っていうのはやっぱり雲の上の存在なんだな、ってこと。
    フレンドリーで庶民派に見せてるような人でも(加藤氏がそうだというわけではない)上流階級の人なんだなぁ、って。
    でもその生活の余裕から生み出されたもので私は楽しませてもらっているのだから、文句や愚痴を言う気は全くない...続きを読む
  • ピンクとグレー
    大貴(大)と真吾(蓮吾)の友情のお話。

    一人称はどちらも「僕」で統一されているので、蓮吾を演じる大が、蓮吾に溶け合っていくような不思議な感覚を覚えた。
    最後の最後、大はやはり…
  • 1と0と加藤シゲアキ
    競作「渋谷と○○」が気になって読みました。恩田陸さん、最果タヒさん、深緑野分さんなど豪華なメンバーが書く渋谷の物語が非常に面白かったです。特に羽田圭介さんの話が心に残りました。
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    後編のAGE32は、近未来 SF要素を詰め込みつつAGE22で明かされなかった謎を解明していくミステリーに仕上がっている。誰一人として登場人物に共感できないことが、歪んだ世界の不穏さをより際立たせていたように感じた。終盤の真相解明ターンは驚きばかりでページをめくる手が止まらなかったが、最後は綺麗にま...続きを読む
  • 閃光スクランブル
    読んだ当時、中学2年のときで、
    それ以降は好きな本はなにかと言われればこの本だった。
    なけなしのお小遣いで、私が初めて本を買った時。
    うる覚えだから、もう一度読み直したい一冊。
  • 行きたくない
    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。
  • 行きたくない
    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界...続きを読む
  • 行きたくない
    今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「...続きを読む
  • 閃光スクランブル
    巧と亜希子、二人の視点でストーリーが進んでいきます。

    ゴシップカメラマンの手口とか、アイドルの裏側とか、リアルというか生々しく感じたのは加藤さんが書かれているからなのか。
    可愛く綺麗な仕事に見えるアイドルの闇は、痛々しくて読んでいてつらくなりました。

    亡くした人の面影にとらわれている巧と、自分が...続きを読む
  • 1と0と加藤シゲアキ
    エッセイもあるけど、競作やインタビュー記事がほとんど。又吉の話とか面白かったが、インタビュー記事がとにかく読みづらい、拡大して欲しかった笑。あと加藤くん太ったなぁ〜恰幅が良くなった!
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    前編?のほうがよかったかも。
    なんか、オチが衝撃的すぎた。

    あと少し不快感がある表現が多かったかな
    気持ち悪くなるような。

    1が結構面白かったから、☆3で。
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    前作AGE22の10年後の話。
    前作は面白いけど、
    ありきたりな話だなと思ったけど、
    今回は予想外な展開で、
    なるほど〜そういうことだったのか〜と納得。
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    読みやすい文章だった。
    1時間ちょっとで読み終わった。

    ありきたりで王道な感じの展開だったけど、
    流れるような文章で熱中して読めた。
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    ❇︎
    読み進めるごとに予想していた内容と徐々に
    かけ離れていって、良い意味で大きく裏切られ
    楽しませてもらいました。

    次はどんな風に想像を裏切ってくれるのか、
    age 33のページを捲るのが楽しみです。

    読んでいて主人公の行動や思考のカケラに
    頷ける部分があって、文字から想像がわいて
    人の体温を...続きを読む
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    ❇︎

    チュベローズで待ってる age32

    あれから約10年、当たり前に手の中にあった
    ものは指の隙間からこぼれ落ちて無くなり、
    実績とキャリアが光太の足元を固めていた。

    想像外の展開と思いがけない結末。

    age22と32を続けて読めてよかったです。