加藤シゲアキのレビュー一覧

  • ミアキス・シンフォニー

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    リアルな愛の物語。
    高尚でなおかつ深い内容に、
    何度か読まないと私には理解が難しそうだ…
    愛って実際キレイじゃない。
    歪で真っ白じゃなくて、でもなんでこんなに愛おしくて苦しいのかな…

    本作に出てくる人物たちは、みんなどこか歪だ。
    ぬいぐるみにしか本心を話せない女学生や、
    お金はあるのに愛に飢えて女性関係が乱れた男性、
    師匠を刺してしまった料理人、
    「愛」をずっと探し求める女学生…
    本当に色んな、少し自分に似ているかも…と感じる要素をもつ人も出てくる。

    特に印象的な人物はまりな。彼女は「愛」とは何か探し続けるのだが、なかなか見つけることができない…
    しかし最後に彼女なりに完全ではないかもしれ

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    2025年07月10日
  • なれのはて

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    人物関係が複雑で読むのに少し混乱してしまった。
    ボリュームはあるけど、ちょっと詰め込み過ぎな気もする。
    輝と道生が心を通わせるシーンがもっとあったら良かった。

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    2025年07月10日
  • ミアキス・シンフォニー

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    読みやすくはあったけど、まあまあかな…。加藤シゲアキさんの本、なんだかんだでもう4冊くらいは読んでいるが、読んできた中では一番ビミョウだったかもしれない。不思議な感じのする作品。

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    2025年07月06日
  • ミアキス・シンフォニー

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    人間相関図と共に広がる連作短編です。
    登場人物各々の個性が強くて、皆が主人公?それをきちんと書き分けている、作者の力量がすごいです。
    そろりそろりと、いつの間にか核心に近付いていく雰囲気が好きです。

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    2025年07月06日
  • ミアキス・シンフォニー

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    愛とは何かをずっと考えさせられる作品だった。ヒグチユウコさんの装画が作品とピッタリ合っていて素敵だなと思った。各章ごとに相関図があって、これがなかったら、ちょっと苦戦したかも。フロムの「愛するということ」も、もう1度ちゃんと読んでみようと思う。

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    2025年07月05日
  • なれのはて

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    重い、しっかりとした話だったけど、私好みの話ではなかった…。
    読後、重さを引きずる本だった。
    加藤シゲアキはすごく真面目な人なんだろうなと本を読んでそう感じた。

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    2025年06月29日
  • ミアキス・シンフォニー

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    連作短編集だけど、ひとつのストーリーとしても読み応えがあった。「愛とは何か」については難しかった。それでも読み進めるうちに物語の深みにはまっていくような面白さを感じた。

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    2025年06月26日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    ネタバレ

    高校生限定のSNS「オルタネート」が題材。
    青春っていいなと改めて思う。
    とても読みやすい作品だった。

    DNAを用いて、遺伝的に相性のいい人をアプリを用いて見つけるというのは、かなり気になった。
    リアルに存在したら、自分はどんな人を勧められるんだろうと想像しながら読み進めた。

    今の時代に、オルタネートがあったら、使ってみるかなと思う。
    多くの人と繋がることは、大切だと思うし、それによって新たな視野を取り入れたいから__

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    2025年06月21日
  • なれのはて

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    ネタバレ

    面白かったです。
    無名の画家の過去をさぐるなんて、こんなに簡単に話を聞かせてくれないだろう、などと思いはしましたが。そこでリアリティーを追求したら話は進んでいかないですからね。
    方言を使用したり、戦争や空襲の話、石油に発達障害、著作権についてと色々盛り沢山で興味深く読めました。
    勇と傑が揉めているシーンは原油まみれで絶望感強めで印象深いです。ラストはこれしかない感のある光さす良いシーンでした。
    どうしても「あの加藤シゲアキ」の作品として読んでしまうため、よく取材をしているなぁと思ってしまいました。単語もなんか難しい語彙使っちゃって、とか思ってしまう。芸能人の兼業作家という先入観があるので、どう

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    2025年06月20日
  • Burn.-バーン-

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    ネタバレ

    またもや職場の人に加藤シゲアキ作品借りました。

    前の「なれのはて」に比べると文章になんか若さみたいなものを感じましたが、全体的に読みやすいし、内容も分かりやすくスラスラ読めました。
    でも、徳さんもローズも悲しかった。お子ちゃん見せたかったな。舞台を見に来てくれたってゆうシーンは思わず泣けましたね。

    まだまだ推し作品あるみたいなので、どんどん読んでいきたいです。

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    2025年06月15日
  • ミアキス・シンフォニー

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    ヒグチユウコさんの美しい装画が目を惹く1冊。装丁は名久井直子さん?と思っていたら岡本歌織さんでした!(どちらも大好きな装丁家)ananの連載ということもあり女性層を意識した装丁なのかな。女子大生まりなを中心としてめぐる連作短編集。エーリッヒ・フロムの『愛するということ』が時折出てくる。こちらも面白いので興味のある方はどうぞ。(こちらは小説ではなく愛するということについて書かれた哲学書の類だとは思う)

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    2025年06月13日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    3人の高校生がメインとなって進んでいくストーリー。

    読み始めた時は、途中で読むのやめてしまうかもと思ったけれど。

    気づいたら読破。

    登場人物が多くて誰が誰と繋がっているんだったかわからなくなりそうだった。

    自分的には料理コンテストのいるるちゃんのストーリーが1番好きだった。

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    2025年05月24日
  • 閃光スクランブル

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    ネタバレ

    これで二作目なんてすごいなぁと思った。
    序盤は設定の重たさもあって読み進むの大変だったけれど、中盤事態が動き出すと巧も亜希子も吹っ切れた分軽やかに世界が駆けはじめてとても好もしい雰囲気に変わった。

    中盤を鮮やかにするために序盤の重たさは絶対必要なんだけど、それでもしんどかったなぁ。

    終盤のコンサートで披露された歌の歌詞に込められた亜希子の想いが二人の逃避行を追憶する形になっていたのもとにかくよい。

    最後巧は色を取り戻したとも取り戻していないとも取れる感じに描かれていたけれど(多分取り戻せてない気がする)、もう一度二人の運命が重なるところ見たかったなぁと思う。

    あとこれは蛇足だし希望込み

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    2025年03月29日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    オルタネートは無いけれど、それに似たような環境下だと追う。snsに支配されていることを改めて実感。「悲しんだり傷ついた思い出を肯定するのは自分の失敗を認めたくないだけ」はまさしく。友達がこれをちゃんと出来ていて、改めて素敵だと気付けた。

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    2025年03月23日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    7編からなる短編集。

    それぞれ生きづらさを抱えた主人公たちの葛藤がリアルで、感情移入できてもできなくても、繊細に描かれているなと感じました。
    誰もが自分視点で日々を生きているけど、違う視点から見るとこんな風に見えてたりするのかなと。
    自分では上手くやれてると思ってたことが、他人から見ると滑稽だったり。
    なんというか、ぞっとする話も少なくなかったです。

    年代も性別も違う主人公たち。
    置かれた環境の悩みも人それぞれで。
    描かれた内容もさまざまで、こんないろいろなストーリーを作り出せるのがすごいと思いました。

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    2025年03月17日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就職活動に失敗した主人公がホストになり、夜の世界に染まっていく…

    本作では『君主論』が引用されており、哲学的思考など考えさせられる場面が多かった
    でも、文章はとても読みやすくてよかった☺︎

    主人公の女性への気持ちとかはあんまり共感できず…。男心って分からない笑

    AGE32が気になる!
    どんな風に終わるんだろう?

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    2025年01月23日
  • 行きたくない

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    積読本。
    加藤シゲアキさんのが読みたくて買ってあった。
    渡辺優さんの「ピンポンツリースポンジ」が良かった。
    もしかしたら20年後くらいにはありそう。

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    2025年01月21日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    最終的には面白かったけど、登場人物が多くて行ったり来たりな感じが物語に入り込みづらかった。
    AIでマッチングのところは興味が湧いた。

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    2025年01月03日
  • 閃光スクランブル

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    ジャニーズ好きの私としてはとっても興味のある作者。でも、思いとは裏腹に、アイドルが書いた本という色眼鏡が外せず、なかなか素直に読み進める事が出来なかった。
    アイドルのスクープとパパラッチってなんだかとってもリアリティがあって、いつの間にか夢中になってた。いろんな芸能人を当てはめながら読んでるのも、また楽しかった。
    結果、面白かった!

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    2024年12月16日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    就活失敗からホストの世界へというのは、あまりにも無茶というか心配しかないと感じましたが、追い詰められると何でも頑張ってしまうものなのかな。
    ホストの世界へ入ってくる人も、その世界へ誰かを連れ込む人も、お客になる人も、みんなそれぞれ一人の人間。
    言動だけでは見抜けない。
    それぞれに抱えてるもの、考えてること、見えてるものが違う。
    当たり前のことなんですけど、そうやって見てみると、なんだかすべてが違って見える気がします。

    自分の夢のため、大切な人のため、お金のため。
    いろんなものが渦巻く世界で生き抜いていくのは、簡単なことではないですね。

    同じタイトルの「AGE32」に続くようなので、単純に考

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    2024年12月13日