加藤シゲアキのレビュー一覧

  • オルタネート(新潮文庫)

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    面白かった。
    10代の青春が懐かしくて楽しかった。
    料理のアイデアがわんさか出てきてて、それも面白くてどれか挑戦してみたくなった。

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    2024年04月08日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ネタバレ

    引き込まれてしまう小説にあたった時の楽しさ!といったら!

    以下本文から
    『君主論』に描かれたチェーザレは非常に魅力的だった。マキャヴェッリが彼に心酔していることもあるだろうが、「敵によっておびやかされないこと、味方を獲得すること、民衆に愛されるとともに怖れられるようにすること、兵士に慕われるとともに畏敬されること、自らを攻撃できるかあるいは攻撃するに違いない者を絶滅すること(中略)これらは新しく君主となった者には必要不可欠と考えられるが、これらの事柄に関して公の行動ほど生々しい模範を提供してくれるものはない」

    「ある君主の頭脳がどの程度のものかを推測する場合、まず彼の近辺にいる人間を見るの

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    2024年04月02日
  • ピンクとグレー

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    ラストが心残る良い終わり方でした。どこかよくあるストーリーとは感じましたが、主人公とごっちの心情が骨太に感じて、どんどん読みたくなる本でした。

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    2024年03月26日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    2024年
    鑑賞作品 No.8

    《感想》
    オルタネートってなんだろう。
    それがとにかく気になっていた。
    どんな世界になるのか、人々は迷わなくなるのか。
    でもやっぱりオルタネートがあっても人は迷うのだろう。
    ランダムに出会うからこそ、選択できるからこそ、何が正解かわからないこそ、青春なんじゃないか、、

    3人が織りなす青春に胸がギュッと熱くなった。
    とにかくページを捲る手が止まらない笑
    面白い…!!!
    あとがきで、読者が面白いと感じる小説を書くことが目的だと知って、まんまとやられたと思った笑笑

    最後に、
    加藤シゲアキさんが描く「3」の意味に心が動いた。
    二足のわらじなんかじゃない…
    ただ自分

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    2024年03月26日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    心情描写力のうまさ4点、物語の展開のうまさ5点、着眼点・発想力5点。
    私は自分にも人にも甘いですが、総じて高評価です。加藤さん監督のショートムービーを観ているような感覚で読めます。
    気持ち良い作品ではないし、ズーンと重い作品でもないなけど、素直に面白かった、と言える一冊です。

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    2024年03月09日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    他の方のレビューで、加藤シゲアキ作品でこれが一番好きかも知れないを見て手に取ってみたけど、納得。分厚さはあるけど、一気に読み終えられる展開の速さ、読みやすさでした。

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    2024年03月02日
  • なれのはて

    購入済み

    現代日本のカラマーゾフ

    石油や、絵の具がどんなものであるか、という話からして面白い。この名家はカラマーゾフに比肩するほど不気味さを有する。違うのは明らかになっていくところだったり、また、純粋な愛ある時間も魅力的に描かれている。狂気の猛威の中でも、ハッとさせる思いやりが見られたりもする。テンポ良く進んでいき、のめり込んで読んだ。

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    2024年01月23日
  • なれのはて

    y

    購入済み

    加藤シゲアキの処女作を読んでから12年、その読みづらさから作品を見ることは無くなったけれど、この作品は本当に良かった。テンポよく続きが気になるこれが書けるようになったんだなと加藤シゲアキの成長に感動した。タレントが書いた物としてではなく、ちゃんと作品として読み応えがあった。ありがとう。

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    2024年01月22日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    ネタバレ

    就職浪人になりかけていた光太は偶然知り合ったホストの雫に誘われ、ホストとして働く。夜の世界の洗礼を受けながらも徐々に仕事を覚える。客としてやって来た美津子が最終面接まで残った会社に勤務し、自分を落としたことを知らされ、光太は自分の夢を叶えるために美津子を利用とする。「なぜ、美津子は光太に引け目を感じ、協力するのか?」明かされぬまま自殺し、物語は終わる。

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    2023年12月20日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

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    ホストを辞め、気鋭のゲームクリエーターになった32歳の光太。確かな地位を確立していながらも失った恋人や亡くなった美津子、疎遠になった家族などプライベートはうまくいっていない。そこに降りかかる会社の危機、芋づる式に明らかになっていく美津子の死の真相などスピード感のある展開であっという間に読み終わった。前半に散りばめられた伏線を回収するだけでなく、凄まじい勢いで展開が二転三転していくのでページを捲る手が止まらなかった。
    「チュベローズで待ってる」が誰の、何を指しているかを考えさせられた。ラストの電話の相手は誰だったのだろう? 

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    2023年12月20日
  • なれのはて

    ネタバレ 購入済み

    スラスラ読めた

    400ページ越えの本を読むのは初めてでした。
    でも現代をベースに過去に遡っていく話で、祖母や曽祖母の時代の話なんだろうなぁ。
    と想いを馳せながら読み進めるうちにさまざまな展開があってあっという間に読み終えてしまいました。

    謎が謎を読む。
    とはこういうことなのか。
    と話の構造、踊って歌ってたNEWSの人が書いたのかぁ。。。
    と色々思いながら楽しんで読めました。
    他のも読んでみよう!
    と思える作品でした。

    #エモい #ドロドロ #アツい

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    2023年11月07日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    こんなに面白かったんだ!っていい意味で裏切られた。人間ドラマにみせつつミステリ要素もあって、何より文が読みやすすぎる。簡潔でも教養というか知的な文なのが感じられるしシゲすごい

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    2023年08月18日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    カトシゲさんが本の執筆してることも賞をとってることも前から知ってたけど、なんとなく読んでなくて、カトシゲさん推しの子から勧められて読んだ1冊。
    最高じゃないですか…………
    全く後味は良くない、色んな世代の色んな人のどろどろがぎゅっっっと詰まってるような話ばっかりだったけど笑
    そこで伏線かーーーー、、!!
    そこにこの表現来たかーーーーー!!!!
    の繰り返しであっという間に読んでしまいました…
    イガヌの雨、インターセプト、にべもなくよるべもなく、が好きだったなあ
    どろどろの性描写ぶちこまれてるのもどの世界観にも必須で最高すぎました。
    解説にもあったけどこれからも色んな話を色んな表現で書いて欲しい、

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    2023年07月23日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    描写が緻密で、不快さをも感じるほどリアルだと思いました。その描写がこの世界に引き込み、のめり込む要因になっていると思います。
    後編との繋がりも気になるところです。

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    2023年04月24日
  • Burn.-バーン-

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    およそ子供らしくない10歳の子役のレイジと、脚本家となった30歳のレイジとで交互に話が展開していく構成。
    10歳の頃のレイジは、役になりきることが天才的(役というソフトをインストールすると表現されている)だが、どこか人間らしい感情のようなものが欠落しているような少年。徳さんとローズに出逢ったことで徐々に少年らしく、人間らしくなっていき、徳さんとローズをクラスメイトに貶された時の感情を爆発させるシーンは、前半を読んでいたからこそグッとくるものがあった。特に「右向け右で右を見る君達は機械と同じだ」というセリフをレイジが言ったことに、徳さんたちの影響力を垣間見た気がした。
    死んだ時の質量の減少量が2

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    2023年04月09日
  • できることならスティードで

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    加藤さんの小説を読んで面白かったのでエッセイも読んでみたいと思い手に取りました。
    読んでいると、旅をしている気分になりました♪

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    2023年03月17日
  • 閃光スクランブル

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    かなり読みやすかったです買ったときは恋愛小説かな〜と思っていたのですがそれよりもっと深い人間の喜び悲しみ怒り妬み苦しみまだまだ沢山の感情が綺麗に描かれていて私たちが見えているものは表側で裏側には色々な感情があることを痛感しましたアイドルの加藤シゲアキさんだからこそ描けるのだなと思って他の作品も読みたいです

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    2023年02月12日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    続きが気になる、読むのを止められない
    ミステリーじゃないけど、結末が気になる
    文体も軽すぎず重すぎず、でも、丁度よい、ではなく、読後の満足度が高いのは、予想を超える展開の連続があったから
    さて、どうなるAGE32!?

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    2023年02月04日
  • 閃光スクランブル

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    アイドルとゴシップという一般人には興味深いテーマだが、著者は現役アイドルであり、被害者にもなりえる当事者である。

    それだけにこのテーマで1本書くには躊躇もあっただろうが、アイドルや芸能界からといった視点だけではなく、作中に出てくる人物それぞれが人間味あふれ、作者がどうとか気にする間もなく没入した。

    行動ひとつひとつの描写も生々しく描かれていて、現実で見ているような気になって吸い込まれるように読んだ。

    心の機微に触れるように寄り添い、最後には勇気をもらえる一冊。

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    2022年11月30日
  • 傘をもたない蟻たちは

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    傘をもたない蟻たちはって題名も素晴らしい。染色、インターセプト、undress、恋愛小説(仮)、どの短編もクオリティが高くて、アイドルの彼のことは1mmも知らないけど加藤シゲアキの幅と深さを見せつけられてる。イガヌの雨、こんなファンタジーというかSFも書けるんだって感じ。どれも個性豊かで結末が面白い。

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    2022年11月27日