加藤シゲアキのレビュー一覧

  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    描写が緻密で、不快さをも感じるほどリアルだと思いました。その描写がこの世界に引き込み、のめり込む要因になっていると思います。
    後編との繋がりも気になるところです。
  • Burn.-バーン-
    およそ子供らしくない10歳の子役のレイジと、脚本家となった30歳のレイジとで交互に話が展開していく構成。
    10歳の頃のレイジは、役になりきることが天才的(役というソフトをインストールすると表現されている)だが、どこか人間らしい感情のようなものが欠落しているような少年。徳さんとローズに出逢ったことで徐...続きを読む
  • できることならスティードで
    加藤さんの小説を読んで面白かったのでエッセイも読んでみたいと思い手に取りました。
    読んでいると、旅をしている気分になりました♪
  • 閃光スクランブル
    かなり読みやすかったです買ったときは恋愛小説かな〜と思っていたのですがそれよりもっと深い人間の喜び悲しみ怒り妬み苦しみまだまだ沢山の感情が綺麗に描かれていて私たちが見えているものは表側で裏側には色々な感情があることを痛感しましたアイドルの加藤シゲアキさんだからこそ描けるのだなと思って他の作品も読みた...続きを読む
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    続きが気になる、読むのを止められない
    ミステリーじゃないけど、結末が気になる
    文体も軽すぎず重すぎず、でも、丁度よい、ではなく、読後の満足度が高いのは、予想を超える展開の連続があったから
    さて、どうなるAGE32!?
  • ピンクとグレー
    芸能界はとてもキラキラ輝いているように見えて、実はとても過酷で成功してると見せかけて追い詰められていて自殺を選択してしまう人もいるんだと心苦しくなった。
    友達同士で芸能界に入って、仕事の格差が出てしまい仲違いになってしまって辛いなと思った。
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    美津子の死の真相を美津子の甥のユースケと共に突き止めることになったり、光太が進めているプロジェクトに暗雲が立ち込めたり、光太の会社を罠にはめようとしていた組織や人物が明らかになったりと盛りだくさんの内容。
    さらに光太の上司の正体が明らかになると、突拍子もないことなのに現実でもありえるように思わせてし...続きを読む
  • 閃光スクランブル
    巧が亜希子との逃避行を決意する過程や、亜希子を助けたいと思うようになるまでの心理描写が、興味深くて面白かった。
    巧と亜希子の逃避行がどのような終わりを迎えるのか、その後二人がどのような人生を歩むのかが気になりながら読み進めると、終盤にタイトルの意味を想像させるようなシーンがある。
    それを経たあとの二...続きを読む
  • 閃光スクランブル
    アイドルとゴシップという一般人には興味深いテーマだが、著者は現役アイドルであり、被害者にもなりえる当事者である。

    それだけにこのテーマで1本書くには躊躇もあっただろうが、アイドルや芸能界からといった視点だけではなく、作中に出てくる人物それぞれが人間味あふれ、作者がどうとか気にする間もなく没入した。...続きを読む
  • 傘をもたない蟻たちは
    傘をもたない蟻たちはって題名も素晴らしい。染色、インターセプト、undress、恋愛小説(仮)、どの短編もクオリティが高くて、アイドルの彼のことは1mmも知らないけど加藤シゲアキの幅と深さを見せつけられてる。イガヌの雨、こんなファンタジーというかSFも書けるんだって感じ。どれも個性豊かで結末が面白い...続きを読む
  • できることならスティードで
    ジャニーズだからと敬遠せずに読んで欲しい。お洒落すぎる言い回しもあるけれど、知識の広さや伏線回収がすごい。
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)
    age22を読んで少しでも面白かったなら絶対読むべき。22は薄くて読みやすかったけどちょっと、微妙だったし、32はちょっと長そうだから止めようかな…なんて勿体ない!32で全部が明らかになった。この未来の為に22があったのかっていう。

    22はホストの世界の話がほとんどだったけど、32は働いてるところ...続きを読む
  • 閃光スクランブル
    アイドルグループMORSEに所属する女性アイドルとパパラッチカメラマンの物語。
    死を含む描写は時に苦しく感じることもありますが、著者の優しさが登場人物に反映されていると思いました。読んでいて楽しかったです。
  • 傘をもたない蟻たちは
    「イガヌの雨」がいちばん好きです。
    ほんとに存在するのかと思って検索までしたイガヌ。
    文字での説明だけでイガヌの姿が簡単に想像できた。
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    ジャニーズだという色眼鏡をどうしても払拭できずに読みはじめたが先が気になって仕方がなかった。読みやすいというのは作者の力量だと思うし、読みやすい作品がレベルが低いと思われるのは嫌だ。人物に深く共感して読み進めるということはできないけれど、それはあえて作者がそのようにしているのかもしれない。エンタメと...続きを読む
  • 傘をもたない蟻たちは
    朝の通勤時間に読み進めていました。
    短編集ということもあり、スラスラと読めました。

    個人的に「染色」と「イガヌの雨」の話が好き。
  • 傘をもたない蟻たちは
    この本に収録されている短編の一つが原作の舞台をみに行くため、予習として、普段あまり買わない小説に手を出して読んでみました。

    私は、一つ目の染色がお気に入りです。
    虚無と美という感じ。
    二股美大生男子、最低なはずなのに、冷めた感情が虜になる美しさ。美大生の話でしたが、まさに2人が、私の脳内にアート作...続きを読む
  • 傘をもたない蟻たちは
    短編集。どのお話も登場人物の人間臭さがリアルで癖になります。
    登場人物に失望しつつも共感してしまう。
    特に「イガヌの雨」がお気に入り。
    気味の悪さが読んだ後もずっと頭から離れません。
  • オルタネート
    電子書籍にならないかなーと思ってたら GW 頃を狙ってか電子化されたので読みました。
    完全ミーハー買いでしたが、面白かったです。

    部活や友情、恋愛と10代ならではのテーマに SNS アプリが絡んできて、現代ならではの部分と普遍的な部分が相まっておもしろいですね。
  • 閃光スクランブル
    とても面白かったです。
    作者様が芸能人だからこそ書けた物語ではないのかと思います。一気に物語に引き込まれました。(⌒‐⌒)