加藤シゲアキのレビュー一覧

  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    テンポの良さに、怒涛の展開に、あっという間に読んでしまう。
    カオスで狂った真相発覚シーンに心臓がバクバク。
    美津子の本当の気持ちに胸がギュッとなる。

    0
    2024年03月17日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキさんのデビュー作。これまで芸能人の著書は何となく食指が動かず読まず嫌いをしていたのですが、思った以上に鬼気迫る良作だったと思います。
    文章表現も巧みで、何度も読み返したい文や心に引っかかる言葉が多くありました。

    題材も、長く芸能界に身を置いている彼だからこそ説得力が増すように思います。
    『ドキュメンタリー番組は勝手に「白木蓮吾の悲しみ」をでっち上げて、巧く編集し、視聴者はそれで彼の苦しみをわかったように思う。いくら僕が真実を語ろうと、僕の言葉はいいように素材として扱われる。結局意図しない形でそれらが使われるのは散々だった。それでも視聴者や彼のファンが彼について知りたいなら、僕は語

    0
    2024年03月11日
  • ピンクとグレー

    Posted by ブクログ

    著者だからこそ描ける、芸能界の華やかさと危うさ。本当に特殊な世界なんだなぁ、と感じた。
    二人のすれ違いの描写が大変繊細に描かれており、かつ最後のシーンは衝撃を受けました。

    0
    2024年02月15日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごい展開の速さでした。
    AGE22はマンガ本のような読みやすさだったけれど、AGE32はミステリもどんでん返しもあり、小説の面白さがギュッと詰まった作品。

    ひとつだけモヤモヤしているのは、あの方の自殺の理由。綺麗にまとめているようで、そんな理由で?と思ってしまった。

    0
    2024年02月06日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    AGE22も面白かったけど
    あくまで序章だと思わせてくれるくらい
    今作も面白かった!

    ただ良くも悪くも主人公が
    少年漫画の主人公感が凄かったのが気になった。

    私は登場人物がみんな魅力的で
    誰も嫌いにはなれなかった。

    あとは、読んでて近未来的な雰囲気と現代的な雰囲気が混在してて気になったけど
    あとがきにそこに触れてて納得しました。

    0
    2024年01月23日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    短編集だと、『○○○』が1番好みの話でした。と書いてしまうことが多いけど、選べないくらいどれも面白かった!

    すべて予想外の展開で、新鮮な気持ちで読ませてもらいました。色んな世界観が楽しめる作品。

    0
    2024年01月23日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだかんだ読みやすくて好きな(旧)ジャニーズの加藤シゲアキ氏の著書。

    今回は、なんと短編。しかも、短編同士に全く繋がりのない純粋なやつ。そして、今回もハズレなく普通に面白い。

    お気に入りは「イガヌの雨」と「にべもなく、よるべもなく」の2つ。前者は合法が違法になる瞬間を大袈裟に描いたストーリー。もう、この条件下での物語が書きたくて仕方なかったんだろうな、って読み手が感じるくらい一発ものの設定ゴリ押し。だが、面白い。

    後者は、ザ・純文学って感じで日常とほんの少しの出来事が描かれる。悲しみは際限ないから出来事として捉えるという考え方が魅力的。

    0
    2023年12月22日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    いろんな世界観の短編集
    シゲの描く物語はどんなんだろうと思って手に取った一冊。ジャニーズとしての一面も持ちながらもここまでの世界観を描けるのはすごいと思った。
    描写も的確で頭の中でストーリーが動いていくようにスッと読める内容で面白かった。

    0
    2023年12月10日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキの初のエッセイで旅先での感じたことなどを書いている。個人的には不登校の小学生に対して感じた自身の見解を綴った「小学校」、自身の所属する社長の最期について触れた「浄土」が印象に残っている。昨今、小中高での不登校の数が増加しているとのニュースを目にするが加藤氏はいじめなどで心身に危機が及ぶ場合には無理して通う必要はないが学び方を学ぶために行った方がいいとしている。学校などの集団生活では授業では得ることのできない大きな学びや不条理な経験があり、それらを経験しておくとその後の人生がいくらかたくましくなると述べている。その中で「人生はいつだって何回だってスタートできる。けれど、自分より前に多

    0
    2023年11月30日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    短編集。総じて状況の描写が的確で、映像が目に浮かぶようです。それぞれの話も仕組みやテーマが色々あり、いい短編集でした。最初の話が特に好みでした。結構好きなので、別の作品も読んでみようと思います。

    0
    2023年09月13日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前半のAGE22よりは登場人物が多くなり、途中ちょっと前に戻って確認しました。
    予想外の展開すぎる。
    でも、加藤シゲアキさんはアイドルでこんな作品も書けてすごいですね。

    0
    2023年09月10日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    作者がアイドルって言う先入観ありましたが、普通に上手い作家の作品として読めました。
    映画化しても良いですね。
    本の中に出て来た君主論が読みたくなり、今読んでいます。

    0
    2023年09月10日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだなんだー
    この疾走感!
    伊坂幸太郎の再来か!?

    This is エンタメ作品!!

    素直に読みやすく、面白い(=^▽^=)

    さて、このままAGE32完結編へ突入だ!!


    本の概要

    俺の言うことを聞いて。

    どんなことでも。


    22歳。僕は歌舞伎町のホストになった。
    加藤シゲアキが贈る、甘美で危険なエンタテインメント、開幕編。

    就職活動に挫折した22歳の光太は、カリスマホストの雫にスカウトされ、歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、客としてやってきた女性、美津子が憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、彼女を誘惑して自ら

    0
    2023年09月09日
  • 傘をもたない蟻たちは

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    7話の短編集。
    シゲの小説を読む度に「(無意識と言えど)色眼鏡で見ていてごめんなさい…!」と思う。
    彼の頭の中では一体どんな世界が広がっているんだろう?と何度も思った程、多種多様の世界観が広がっていた。

    特に「イガヌの雨」がお気に入り。
    突然空から降ってきた地球外生命体イガヌと、イガヌの味の虜になってしまった人々。
    イガヌの見た目のおぞましさと(よく食べようと思ったな)、血眼になってイガヌを求める人々が詳細に描かれていてゾッとした。
    インパクトが強くて、見たこともない架空の生き物の筈なイガヌが頭から離れない。


    「にべもなく、よるべもなく」もとても良かった。
    多感な時期の若さ故の暴走という

    0
    2023年08月11日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    チームNEWS歴17年.
    共に歩んできたからこそシゲ、いやシゲアキ先生の心の内を文字としてわかって嬉しかった。
    いつも俯瞰的にNEWSを見てる、どこかでネジ落としてお茶目なシゲだけど、どっか距離を感じてて……好きだけど大好きなんだけど、言葉で言えない距離間というか見えない壁がある。少しでも理解できればなー〜なんて思ってた(ファン心)、ちょっと近づけたかな。UR not alone

    0
    2023年07月13日
  • できることならスティードで

    Posted by ブクログ

    『ピンクとグレー』を読んで加藤シゲアキさんに興味を持ち、このエッセイを手に取った。

    繊細な感性を持った方だなと感じた。
    あと、どこか俯瞰して自分を見ているというか…。

    メキシコやスリランカへの旅、ジャーニーさんやおじいさんのこと。加藤さんの人との距離感、不器用だけれどどこか美しい文章に好感が持てた。

    0
    2023年06月03日
  • 行きたくない

    Posted by ブクログ

    最初の2つは自分の好みではなかった。
    (面白いと感じる人はいると思う。自分の好みじゃないってだけ。)
    その後の4つはどれも面白かった。
    特に渡辺優先生のピンポンツリースポンジが好き。

    0
    2023年05月29日
  • チュベローズで待ってる AGE32(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ストーリーが疾走感があって、かなり面白かった
    とても読みやすいし、
    恋愛については、よくわからんなと思うところはあったけど、物語の構成とか面白い!
    よかったー
    また読みたいかはわからないけど

    0
    2023年05月28日
  • Burn.-バーン-

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキ渋谷三部作、三作目。
    〚ピンクとグレー〛〚閃光スクランブル〛でも感じていたが、現在と過去を交差しながら物語が進む展開なのにまどろっこしさがない。
    子供らしい疑問、社会の不条理さ、社会と離れて生きる大人からの愛情を感じ成長する彼と、その出来事を心に鍵をかけ記憶をなくし大人になった彼の世界が交差していく。
    どの登場人物にも共感できないのに、どこか自分でも感じていた言語化するには難しい社会への嫌悪感を、言語化してくれたような、解き放ってくれたようなそんな感覚になった。
    そして物語の途中でタイトル「Burn.」の意味を理解した時に戦慄した。

    0
    2023年05月17日
  • Burn.-バーン-

    Posted by ブクログ

    加藤シゲアキさんのBuran
    子役とホームレスとドラグクィーン。どんな風に物語が進むのだろうかと思いながら読み進めましたが、子役のレイジ。人間らしい感情を二人の出会いにより学んでいく。親子だけで無く他者の大人と出会い大切なことを学ぶ。普遍的に大事な事だとおもいます。過去と現在のシンクロさせ、描き方が素敵でほっこりしながら読めました。

    0
    2023年05月15日