加藤シゲアキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ友からおすすめだよ、と譲ってもらった本。
シゲの作品を読むたびに「アイドルの作品」と無意識に色眼鏡で見てしまったいた自分を恥じる。
お祖父さんとの思い出を書いた、「岡山」が好き。
この本を読んでいる最中に、偶然NEWSの野外ライブの映像がテレビで流れて、「あ!踊る方の加藤シゲアキだ」と不思議な感覚になった。
「浄土」の社長の話は、あの事件があった事で少し見え方が変わってしまった。でもきっと、あの章の言葉たちに嘘や偽りはないんだろうと思う。
あと、シゲの文章の締めくくり方が好きだ。今までの伏線を綺麗に回収している感じ。オチを付けるのがうまいというか。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
様々な側面から描写された、有名税とでも言うような、一般人では気づきにくい生きにくさ。作者の経験もあってか"リアリティ"があり、非常に納得させられながら読んだ。(もちろん、インタビューにあるように相当に悪い方に盛って表現しているのだろうが)
重たい話だから当然と言えば当然なのだが、それでも異様と思えるくらいに胃もたれがしたなという感想。どんよりとした読後感で、それがとにかく後に引いた。
序盤、せっかく時間軸ごとの細かい章立てにしていたのに、さらにフラッシュバックを挟み込んで時系列を崩す構成になっていたのはちょっと嫌気が差していたが、読ませる文章のおかげか自然 -
Posted by ブクログ
(旧)ジャニーズ好きのわたしとして、なんで読んでなかったんだー!って後悔するくらい、魅力的な作品。
シゲちゃんの彫刻的な美しい顔から、この文が書かれていると思うと更にすごいなぁーと…語彙力ないけど感じた…
時折出てくる倒置法的な文の構成で、ん?と読み返すことはあったけど、すらすら読めたし、ごっちとの再開の後の急展開はショックでしばらく時間が止まった感じがした…ハッピーエンドに向かうのかと思ったのに…
後半、りばちゃんを通しての、ごっち目線も斬新な構成だったし、答え合わせじゃないけど、お互いの心情がわかり、どんどん話に引き込まれる。
他のも読んでみたい。
んでNEWSのライブも行きたい! -
Posted by ブクログ
261ページ
1238円
12月9日〜12月13日
りばちゃんこと河田大貴は、越してきた団地で、ごっちこと鈴木真吾と出会った。二人は小中高大学と共に過ごす。高校生の時に出会った芸能界の仕事で成功していくごっちと、バーターでしか仕事がもらえないりばちゃん。二人の心の距離は次第に離れ、20歳で決別。25歳の同窓会で再会する。再会した翌日、自らの命を断ったごっち。そのごっちの人生を綴った一冊。
ジャニーズの加藤シゲアキが書いた本ということで、どうしても先入観があった。芸能人が書いた本だから売れたのではないかという。でもそうでなかった。言葉の使い方や、情景描写などがわかりやすく、章立てもうまくてと